2018/06/08 のログ
ご案内:「マグメール 平民地区/ギルド」に紅月/コウゲツさんが現れました。
■紅月/コウゲツ > 冒険者ギルドにも色々ある。
ギルド会員しか依頼を受ける事が出来ない所や、単に受け付けと掲示板があって誰でもわりと自由に依頼を受けれる所…此所は、後者寄りの場である。
酒場も併設されてるし、気のいいギルドマスターの『誰でも出入り出来るように』との方針で、大きく戸口が開かれている。
まぁ、万が一にも悪さをするような者があれば…その場で袋叩きにされると、そんな具合だ。
そんな荒っぽくも、どこか人のいい冒険者が駄弁る酒場の隣室。
元々は宴会用の奥座敷みたいなものだったのだが、今やすっかり治癒術師の溜まり場と化していた。
やれ何処の仕事はわりに合わないだの、治癒魔法の強化方法談義だの…お茶を飲みつつマッタリしながらも、ヒーラーが趣味兼ねて切磋琢磨している。
■紅月/コウゲツ > …其処に、和装の紅髪娘が居た。
湯呑みに緑茶、お煎餅…のほほんとしている様は緊張感の欠片もなく。
「ずずっ、はぁ……あっ、茶柱。
今日も平和ぁ~…」
戦場にては真っ先に敵に狙われ、それに耐えきり何があろうとたった独りでも生き残り仲間を鼓舞し治癒する…治癒術師とは、そういう者。
…で、あるはず。
故に、何も知らぬ者から見れば…この小娘が術師だとは到底想像もつかないだろう気のぬけっぷり。
彼女自身、その自覚があるからこそ潔く治癒術師然とするのを早々に投げ出してしまったようである。
「今日はまだ急患も来てないし、いいこったねぇ…」
だが、知っている者は知っている。
彼女は…当たり、だ。
■紅月/コウゲツ > 『おぅい、怪我人きたぞー?』
酒場からむさ苦し…こほん。
…逞しい男性達の声が聞こえて来る。
「はぁい、運んでー!
治癒術習いたい方は移動ね、コツとか指導するから」
酒場に声をかけつつ、癒師がマッタリしている所の隣の小上がりを開ける。
そして、運ばれてきた…今日は若い冒険者らしい。
噛み傷に酸毒…これは消化液かな。
たぶんダンジョンに行ってみたら逝きかけたとか、そういう。
「お兄さん?お兄ーさーん?
此処に運ばれたってことはOKな人だろうけど、ちょっと練習に使われてもらうねー?」
そう、冒険者と言えばギブアンドテイク。
この場で言うならば、格安で治す代わりに体貸せ、だ。
■紅月/コウゲツ > 「メリィ…何してるの?
早くこっちにいらっしゃいな…私としたいって言ったのは貴女でしょう?
ほら、早く脱がせて…そう、上手ね?」
怪我人の服を脱がせるにはコツがいる。
それも、アーマーを着けているとなれば尚更で。
「それじゃあ…っあぁ!
ダメよぅいきなり、そんな敏感なトコ触っちゃ!
もっとこっちから……そう、優しく…ね?」
大怪我してるからって急に傷の深い所から治させると、患者の負荷とか体への影響とか癒師の技量とか色々怖い。
「少しずつ、ちゃんと相手を感じるの。
ゆっくり…うん上手、素敵よ」
怪我人と術者、お互いの気や魔力を同調させて…ゆっくりと、傷を塞いでいく。
■紅月/コウゲツ > 「…ん、これで良し!どうだった?
変に疼くとか、痛みが残ってるとか…大丈夫?
…うんうん、それじゃあ後の細かい体調の調整やらは私がやるから、メリィは先に座敷で休んでらっしゃい?」
そうして見習いさんが部屋を出れば、後は自分が引き継いで…本当に不備がないかの確認と、オマケで疲労も少し払ってやる。
「…はい、男前っ!」
最後に笑顔で、バシンっ!と軽めに叩いてやり、終了を知らせがてら闘魂注入…チェックは完璧、疲労全快。
「無理はいいけど、あんまり無茶しちゃダメよ?
そのうち私みたいに『冒険者は冒険者しちゃダメ』なぁんて言われるようになっちゃうんだから…ね?」
クスクス笑って、軽く手を振りお見送り。
そうして自分もいつものゴロゴロできる座敷へ戻るのだ。
■紅月/コウゲツ > 戻るのだ、が…
「…ん、どったの皆様?」
顔が赤かったりニヤニヤしてたり…何とも、微妙な表情をされたりされなかったり。
首を傾げる。
いつもの定位置に戻り、お茶を啜る。
後輩ヒーラーの育成も順調…いやぁ、実に充実している。
「…ありゃ、お茶冷めちゃった」
■紅月/コウゲツ > 「さて、とぉ~…怪我人も来ないし。
そろそろ街中でも散歩でもしてくるかね!」
冷めたお茶をクイッと飲み干し、立ち上がる。
依頼の類いはもうチェックしてしまったし、また今度か。
伸びをひとつ、はてさて今度は何処へ行こうか。
ご案内:「マグメール 平民地区/ギルド」から紅月/コウゲツさんが去りました。
ご案内:「平民地区 大通り」にセレーナさんが現れました。
■セレーナ > [待ち合わせ待機中です]
■セレーナ > [撤退いたします]
ご案内:「平民地区 大通り」からセレーナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
■ピング > 日も落ちかけて、日中の暑さも和らぐ時間帯。
陽気も落ち着き、随分と過ごしやすくなった時分、しかしてカウンターに座する店主の状況は過ごしやすいとは見えぬ様相にあった。
どう考えてもそんな気温、室温には無いというのに、額には汗が浮かび。
また、汗だくの肌を冷ます様に襟元を寛げ、扇を使って胸元を仰いでいる。
「…………うぅむ」
なるべく意識は逸らそうとしていたのだが、どうにもならんくらいに股間が非常に熱い。暑いでなく、熱い。
滋養強壮に、という謳い文句につられるままに飲んでみた薬がきっと悪かった。
成程、確かに強烈だ――その効果が現れる場所がピンポイントに過ぎたけれども。
じわりと汗の浮かぶ顔にて視線を落とす先は、自らの股間。
そこはもう大層、ご立派に隆起してパンパンだった。
■ピング > 暫くの後、カウンターに蹲る様にして何やらごそごそと蠢く店主の姿があるのだった―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。