2018/06/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソウレンさんが現れました。
ソウレン > しとしとという雨音が響く中、木造の建物からはほのかに食事の匂い。
暖簾は出ておらず、営業前というのは明らかではある。

そんな中で女は一人、カウンター席に座り昼食をいただいていた。
冷飯、みそ汁、浅漬けという構成。
どれも店で出されるものではあるが、今は残り物である。

入口からは背中だけが見えるだろう。
じめじめとした雨の中、せめて換気くらいはと思って開けているのだ。

「……雨脚が弱まればいいのだけど。」

ぽつりという呟きが漏れる。
いかんせん、雨天というのは客足が遠のく。
今日もまた閑古鳥か…と少し気の重い午後であった。

ソウレン > しばらくして昼食を食べ終われば、手際よく食器を片付ける。
それから調理場に入り、仕込みの続きをやっていく。

今日は閑古鳥が鳴かなければいいと呟きながら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソウレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に紅月/コウゲツさんが現れました。
紅月/コウゲツ > 夕暮れの街並みが美しい…そんなころ。
広場のベンチに腰かけては、特に何をするでもなく行き交う人々を眺めていた。

「今日もやりきった、な~…」

強いて言うなら、オヤツをもぐもぐと。
水筒のダージリンティーと、今朝焼いておいたシンプルなクッキー…だが、ボンヤリするには丁度いいい。
因みに味はプレーン・オレンジピール・紅茶・チョコ・抹茶である。
…今朝は興がノって作りすぎた、とは思えど。
保存が効くからいいやと密閉瓶に詰め込んである。

紅月/コウゲツ > 今日は朝から採集をいくつか。
メグにある、まれびとの道から外れた森の中にちょっとした穴場があって、数種類の薬草にキノコ…と、明日のオヤツ用に木苺とブルーベリー。

ついでにバッタリ遭遇したオウルベアを張り倒して、弓術師用の矢羽根に装飾用の風切羽根。
肉は…お夕飯作るついでに煮込みにして酒のアテにでもしようかな。
スープにしてもいい。

「……うん、まぁ、当たりの日…なんだけどなぁ」

平和すぎて物足りない。
…否、平和なのは実に良いことだけど。

「何と言うかこう、1日1つくらいはちょっとしたスパイスが欲しくなるのは…冒険者の職業病、かなぁ?」

紅月/コウゲツ > カップのお茶をクッと飲み干すと、クッキー瓶と水筒を虚空の歪みにヒョイっと仕舞って。
ついでに雑にベンチに寝っころがり。
少しずつ少しずつ、夜の近付く空を眺める。

「…明日は、いっそダンジョン潜ろうかなぁ。
それか魔獣討伐フルコース。
……はぁ、ゾクゾクし足りない」

ぼんやり、月に向かって手をのばす。
指先で月を撫でるように。
そしてそのまま…手をのばしたまま溜め息をついて。

紅月/コウゲツ > 「……、…全く、何してるやら。
届かないなんて、とっくに知ってるだろうに」

目を細めて自嘲気味に笑うと、のばした手を甲を自分の額にあてて。

起き上がれば、その場を後にした。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」から紅月/コウゲツさんが去りました。