2018/06/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に竜胆さんが現れました。
竜胆 > 平民地区の一角、何処にでもある公園のベンチに、一人の少女は座っていた。
 今日もギルド区画を歩き回り、いろいろな職業を確認して回ったあとである。
 気疲れと喉が渇いたので、露天で果物のジュースを買い求め、ベンチで一人で飲むことにする。
 乾いた喉に、爽やかな柑橘の味が心地よく、ふぃぃ、と軽く息を吐き出してみせた。
 こうやって考えると、一言にいって、クラスといっても色々なものがあるようだ。
 剣ひとつにしても、長剣、大剣、短剣、刀、短刀、飛刀……手刀。
 手刀?最後の一つは違う気がしたので削除するとして、色々種別があるということが言いたい。
 つまりそれだけいろいろな使い手が有り、道があるということである。
 しばらくはギルドを色々と見て回って、自分というものに合う職業とかを探すのがいいかな、とジュースを飲みながら考える少女。

 実家の家業を継ぐということに関しては、面白いほどに適性がない。
 多分、これは母親の苛烈を一番引き継いでしまったから、なのかもしれない。
 一番能力の低い自分が一番母の苛烈なところを引き継ぐというのも皮肉な気がしなくもないが……商売とか嫌なことを我慢して笑顔を浮かべるというのはどうも苦手だ。
 嫌だと思ったらもう相手は物理的にでも、魔法的にでもぶちのめしてしまうだろう。

 難儀な性格ではあるけれど、其れを否定するつもりもなく、寧ろ自分的には嬉しく思っている。
 ドラゴンの攻撃性は、自分が持っている、と。胸を張って言えるのだから。

 そういう意味では、姉も、妹も、のんびり過ぎる、と思っている。

竜胆 > 「………。」

 ジュースを飲んでいたら、喉の渇きは収まった。
 そしたら、別のものが食べたくなる、甘くて美味しいもの……甘味。
 甘いジュースだけでは、私の中の糖分が足りない。糖分欲しい。
 どうしようかな。
 食べに行くにしても、色々と店があるし、行きつけの店はまだ開いていない。
 うーん、と、空を見上げると、とても気持ち良い太陽が燦々と光を落としている。
 もう少ししたら、甘味をと思ったが、今の時間的に……昼飯も近くなっている。

 食事もあるし、甘味は我慢かなあ、今食べたい。
 足をプラプラしながら無駄な悩みをする少女

竜胆 > よし。

 決めた、と少女はジュースの器をゴミ箱にシュート。エキサイティングに、一発ゴール。
 そして、立ち上がり周囲を眺めて、日の傾き具合を確認すると、そろそろいい時間である。
 やっぱり食べたい時が食べるときと思うので、少女は歩き始める。
 木々の中を抜けて、公園から出てから街中の石畳の方へ。
 そして、そのまま商店街の方へと歩いて行き、去っていくのだった。

 甘いもの食べるときはとても幸せであったとさ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」から竜胆さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にブレイドさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にソウレンさんが現れました。
ソウレン > ぶらり、ぶらり、と籐で編んだ籠を下げて夜の商店街を歩く。
この時間まで営業しているのは物好きか、自宅兼店舗かのどちらかだろう。
自分とてこの時間は営業していなければならないのだが…。
今日も今日とて閑古鳥。
閉めてもそんなに問題ないだろうと思い、外出中という看板だけは下げてきた。

「…主。これは少し高すぎやしないか?」

手に取った果実を眺めながらぽつり。
当然のように冷やかしなら帰んな、とすげなく言われる。
奇妙な恰好に割と失礼な物言い。店主の視線はキリキリと冷え込む一方。
仕方ない、と品物を置いて次の店へ。

まぁ、良い品物は夕方までに売り切れているのだろうなぁ…と考えつつ歩みを進めていく。
月夜の買い物というのも悪くない。散歩にもなるし、気分転換にもなる。
次の店にたどりつけば、明りを頼りに商品を眺めていく。
着流しを着た女がしげしげと商品を眺めている。それはそれは妙ちきりんな光景だろう…。

ソウレン > 「ふむ。」

品を手に取りしげしげと眺める。
次はお気に召した様子。

「主、これをいただこう。……あぁ、あれは東の酒かな?
王都では見た事のない銘柄だが……。ぜひもらいたい。」

そして、品を決めればそこから壮絶(かもしれない)値引き合戦が始まる。
とは言え、そこまで吹っ掛けるわけでもなく適度な支払いを済ませると引き上げていく。

あとは遅くまで、誰かがやってくれば酒をふるまう事だろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からソウレンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 夕暮れ時の平民地区、――普段なら飯、めし、と騒いで食事を求めている時間帯。
大男は珍しくも、冒険者向けの道具を販売してる店に居た。
店内はさほど大きくなく、さほどに人数もいない。

――置かれたいくつかの道具へとじっと視線を下ろし、値踏みする。

「………、なあ、おっちゃん。コレ、鉄の量減ったンか。」

鍵開けやら罠の解除に使うピックとひょいと持ち上げながら、店主に問う。
店主は話を聞いてるんだか、聞いてないんだか。
――どうやら次の冒険の準備らしい。ランタンの油だの、鍵開けピックだの。
適当な消耗品を選んでいて。

イグナス > しばし物品を選んでいたけれど、満足いったのか。
いくらかを買って、店を後にした――

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。