2018/05/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
ピング > 陽気が心地良い昼下がり。
人の少ない通りでは、その陽気さを楽しむ様に散歩をしている人がちらほらと見える程度。
当然、店に関しては客の入りは無かった。

そんな店の中、カウンターの周囲には革張りの立派な椅子や、四足歩行の動物を模した適当な感覚で並んでいた。

”ご自由にお試し下さい”

と表示されたそれら。
先ず椅子は、所謂マッサージチェア。
革張りの内側から複数の突起が盛り上がり、座る相手の体を揉み解す逸品だ。
その動力や、何を以てして揉んでいるかは謎試用。魔導の力だったり、或いはそういう生物でも潜んでいるのかもしれない。

そして複数並ぶ、動物を模した乗り物めいた遊具。
リアルさとはかけ離れ、どこか愛嬌のある姿をした、馬やライオン、ウサギと言った彫像に跨れるようになっている。
地面に固定された軸は如何な素材か、硬さと弾力を持った不可思議なもの。
試しに跨ってみれば、ぎこん、ぎっこん、と揺れながらも確りと体重を支えてくれる。
子供向けの遊具、というのが正しいのだが――無論、色々と仕込みがあるのは此処だけのお話で。

相変わらず、方向性の見えぬカオスっぷりな店内の光景を見やると、満足言ったように店主が頷き。
大きく白い、クマの様な外観を持つその遊具に跨ると軽く体を前後に揺らしてぎっこんぎっこん。

―――耐久性を試しているだけである。いや、少しばかり楽しそうな雰囲気であるのは否定しないが。

ピング > そのまま、ギッコンギッコン。
少しばかり楽しくなってきたのか表情が緩んでいるのはご愛敬。
暫しそのまま、店の中で童心に還った中年オヤジの姿があったんだとか―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。