2018/05/25 のログ
ジャック >  
(エールが空になればお代わりを。
 フライがなくなれば、もう一度フライを。
 店主に他の者も頼めと言われるが、気にした様子もなくひたすらエールとフライを詰め込んで。)

――勘定だ。

(全て食べ終われば、代金を置いて立ち上がる。
 結構な量を呑んだはずだが、ふら着くことなく出口まで歩いて扉をくぐる――。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からジャックさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
ピング > 日も落ちかけて、日中の暑さも和らぐ時間帯。
陽気も落ち着き、随分と過ごしやすくなった時分、しかしてカウンターに座する店主の状況は過ごしやすいとは見えぬ様相にあった。
どう考えてもそんな気温、室温には無いというのに、額には汗が浮かび。
また、汗だくの肌を冷ます様に襟元を寛げ、扇を使って胸元を仰いでいる。

「…………うぅむ」

なるべく意識は逸らそうとしていたのだが、どうにもならんくらいに股間が非常に熱い。暑いでなく、熱い。
滋養強壮に、という謳い文句につられるままに飲んでみた薬がきっと悪かった。
成程、確かに強烈だ――その効果が現れる場所がピンポイントに過ぎたけれども。
じわりと汗の浮かぶ顔にて視線を落とす先は、自らの股間。
そこはもう大層、ご立派に隆起してパンパンだった。

物理的に熱を持つほどに、熱い。

ピング > 無言のままに手を伸ばす先にあるのは、オナホール。
苦悶の表情を浮かべつつも、もう抜かねばなるまいと自らの手で処理をすることに決めた模様。

もぞり、もぞりとカウンターの陰にて蠢く手と、唸り声。
暫し、店の中には聞くに堪えぬ中年の喘ぎ声が響くのだった――――

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレキ・キドーさんが現れました。
レキ・キドー > この街で料理人として店を構えているというリーマに連れられ入国して数日。
国の在り方も身の振り方も未だよく分からず身構えているが、少なくとも過剰に忍ぶ必要は無いと理解した。
まれびとだけで国が成り立つわけもないと思うけれど、確かにここは珍しい人や物で溢れている。
自分の特性などかわいいものなのではないかと考えて、それは無いかと無意識に腹を撫でた。

悪意や罪に彩られたこの街はある種居心地が良く、高揚するように身が疼いてお腹が空いた。
平和に洗練された街でもそれはそれでむず痒さのような疼きを覚えてしまうものだけど、
逆でも安らいだりするわけではなく、誘われるように昂るのだなと、ろくでもない実感に歯噛みする。

相変わらず現地の装束をしたためられていないが、この国ではもはや目立たないだろうか。
黒ずくめの和装に身の丈を超える太刀を掲げ持ち、目抜き通りを流していく。
具体的な目的地の無い散策で、おのぼりさん的に頻繁に足を止めてはいささか通行の邪魔になっていた。

レキ・キドー > 仇の所在と、そこに繋がる人や物、それらを打倒する術や、連れ去られたヒトの奪還方法。
求めるものは多いけれどいずれも漠然としていて、どこから手をつけたものやら。
当地の宗教勢力に助力を乞うのが手っ取り早いはずだが、それが出来る身の上ではなく、さ迷っている。
いずれは身の処し方もこなれてきて、かつての日々のようにただただ為すべき事を片付けていくようになるのだろうと考えていたけれど、身に宿した新たな特性は実に厄介で、戸惑いも後ろめたさも意外なほどそのままだった。
見知らぬ異国の地とあってはもう。

「でもまとりあえず――」

お金かな、とため息をつく。
ダイラスからここまでの船賃はリーマが持ってくれて助かったが、別れて以後の路銀は減る一方。
アシュトンとの八百長?で稼いだ賞金は、自分のやらかした器物破損の損害賠償を放棄したおかげでまだ十分に残っているけれど、稼ぎ口を得られなければ遠からず底を尽くのが目に見えている。
この街にしばらく腰を据えるのなら、まずはそこから。
幸いと言って良いものか、何かと物騒に見えるこの街では、自分のような者こそ働き易いのではないかと思う。

「――あっ、いや、ちがうんだ。」

お腹をさすりながら何かの屋台を覗いたら、当然のようにニッコリとおすすめされた。
食べても良かったのだけど、何やら気恥ずかしくて咄嗟に空腹だったのではないと否定してしまう。
…そそくさと、その場を後にした。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレキ・キドーさんが去りました。