2018/05/24 のログ
■イグナス > 食事、しばらく楽しんで――さて、次はどこにいこうか。
その姿はすぐ、その場から消えていった
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区の小道」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
■フィル=クォーレンス > 段々と上がっていく、日中の気温を緩めるように吹き抜ける涼しい夜風。
大通りからも人気が消えていく深夜となれば、時折見かけられる人影は、酒場など夜にこそ賑わう場所へと向う足取りがほとんどである。
そんな静まり返った夜の一区画、昼でも人気が少ない道に面する雑貨屋から姿を現して、少年はそのまま小道を進んでいき。
「今日も遅くなっちゃったなぁ…」
店の片づけを終え、戸締りをしてから外に出れば、既に深夜も深夜の時間である。
道を吹き抜けていく夜風に揺らされる、ローブのフードを深く引っ張る様にして被り直し。
辺りををキョロキョロと、少しだけ見渡すように視線を揺らめかせれば、やがて一つの細道へと向けられる視線。
表通りより更に人気が無く薄暗いものの、それは酒場などが並ぶ区画の方へと向いている道であり。
「少し…何か買っていこうかな」
僅かに静まり返った空間に響く腹の虫。
反射的に軽く衣服の上から、腹部を手で押さえるようにしていき。
少しの間、迷うように表通りと小道へと何度か視線を行きかわせ。
やがて決めた、とばかりに一人軽く零して頷けば、小道へと向かい足を進め、静かな通りへとコツコツと足音を響かせ始めていくが。
■フィル=クォーレンス > 町の中とはいえ路地裏ともなれば薄暗く、空き箱が積んであったり、空き瓶なども転がったりしており。
平民地区といっても、貧民地区などに比べれば比較的治安がいい、といった所であれば、夜道は注意するにこしたことはないのである。
普段ならたいして聞こえない靴音も、静まり返っている小道には足を進める度に小さく硬質な音を響かせ。
夜風に吹かれた空き瓶が転がり、壁にぶつかり大きな音を響かせれば、思わずビクリと身体を震わせてしまい。
「何度歩いても…やっぱりちょっと緊張するなぁ」
何でもないことに驚きかけたことに、一つ気恥ずかしそうにポツリと零し。
気分を切り替えるように一つ空でも見上げてみるが、どうやらあいにくの曇り空であり、星空がしっかりと見えることもなく。
代わりにと耳を澄ませば僅かに聞こえてくる、酒場などの区画からの喧騒の音に、曲がり角を間違えていないことを確認すれば早める歩調。
耳を澄ましていると、また少し大きな音が響けばビクリとしてしまいそうであり。
もう少し人気のある方へ早めに近づいておこう、といった所であろうか。
■フィル=クォーレンス > コツコツと響く足音は徐々に早く、初めに比べれば大分早歩きになっていれば、耳を澄まさずとも届き始める喧騒。
路地裏を進み続け、何度も小道を曲がり、やがて人がたまに横切るくらいになってくればあと少しであろう。
ポツポツと小道に面して建つ、深夜でも営業している建物から零れる明かりも、目印にするようにしていき。
「後はこっちに行って…どこよって行こうかな」
酒場などが並ぶ一画、その通りに踏み出せば零す一息。
少し視線を動かせば、深夜とはいえ人気が十分にあることは、人影の多さでうかがえるであろう。
大き目の酒場か、小さめの少し静かな酒場か、色々と思案を巡らせるようにしながら、やがて通りに沿って歩き出し始め。
寄ることにした酒場によって、軽く軽食でも摘まんでから帰って行ったであろうか―
ご案内:「王都マグメール 平民地区の小道」からフィル=クォーレンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にシシィさんが現れました。
■シシィ > 「ふあ…んーんー…ちょっと夜更かししすぎた、かなー…?」
王都の広場に通じる大通り。少し道をずらせば職人街や花街など雑多な通りに繋がっている。
己も時折露店を出したりはするが、其れよりは今は眠たげに双眸を瞬かせつつ、路地に面した飲食店、そのテラス席で少し早めの昼食をとっている最中だ。
早い、とはいっても己にとっては寝起きに近い。けれど朝食というには遅すぎる時間帯。
当然食欲はそれほどなく、もっぱら温かい紅茶で喉と胃の腑を温めていた。
何度目かの欠伸をかみ殺して、平たいパンに肉と野菜を挟んだサンドイッチを齧る。
咀嚼し、飲み込むまで普段の倍は時間がかかっている。特に思い当たる理由もなく眠くて、小さく唸り。
■シシィ > 「──」
もそ、もそ、と口を動かす。不味いわけではなく、むしろ美味しい。というのにもかかわらず美味しそうにいただけない己が不甲斐無くもあるか。
貧しいときは食事すら満足に得られないときもあったのに、なんて柄にもない回想に耽りかけて首を横に振った。
「いけない、いけない、と」
こんな調子では食事を提供してくれている、店の人間にも失礼になる、と気持ちを切り替える。
熱めのお茶の渋み舌で転がし、微睡みそうになる意識を引き上げた。
喉を滑り落ちる熱の感触に、ん、と喉奥を鳴らして双眸を細め。
改めてサンドイッチを齧りとると、パンに挟まれた具材の味をかみしめる。
少し硬めのパンは、其れでも焼き立てだからか柔らかい。其処に薄く切られた燻製肉の脂が染みて味を引き立ててくれるし、かみ切ったときはそえられた葉物がしゃくりと歯切れのいい食感を残してくれる。じんわりと染み出す塩味に、燻製肉に使われている数種類の香草の味わいがそれぞれに奔って、旨味が口の中で混ざりあう。
咀嚼するごとに微妙に変わる味わいを楽しんで、飲み込むと、ほう、と満足そうに息をつく。
「ん、やっぱりおいしい。…ちょっと目も覚めてきたかな」
意識が覚醒するにつれて、食欲も取り戻せば、もくもくと口と手を動かして食事のスピードが上がり始め。
■シシィ > 暫くして皿の上のサンドイッチは瞬く間になくなることになる。皿を下げてもらう際にお茶のお代わりを要求し、その手のひらに包むように磁器でできたカップを手にしている。
じわりと伝わる熱に、食後の満足を味わうように目を伏せて。
「はー…ちゃんとご飯食べられるのは幸せですねえ…」
寝ぼけたような声音は変わらないものの、幾分思考はすっきりし始めている。
往来を行き交う声に目が覚めたのかもしれないが──。カップに唇を触れさせ、まだ少し熱く感じるお茶を少しづつ口に含む。
渋みはあるものの、後味はすっきりしていて、飲みやすい。茶葉を購入するのもいいかもしれないな、と考えを巡らせる。
もうしばらくすればまたダイラスに戻るための準備を始めなければならない。今度は陸路で戻ろうか、なんて考えつつ──
■シシィ > 睡魔と倦怠の衣を脱いだ後は、代価と引き換えに席を立ち。賑やかな喧騒のなかへとその身を潜らせることになり───
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からシシィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 空の青色がよく澄んでいる朝。王都の平民区、その中央付近に位置する露天市は賑わいを見せていた。生鮮食料品から衣類に雑貨までも、おのおの飾ったテントや屋台の下で取引される。客引き値引きの声も威勢のいい、行き交う人の足音もどこか弾むよな。そんな雰囲気の中を銀髪の人影が歩いている。
「ふふっ。今日も賑わってるなあ!
鍛冶屋さんに頼んだ曲刀のお手入れもしばらく時間がかかりそうだし、色々見て回ろっかな」
すれ違った、両手いっぱいに買い物抱えたお兄さんを振り返ってはその景気の良さに微笑んで。
先日、冒険中に刃こぼれしてしまった自分の得物を鍛冶屋にて手直ししてもらう間、露天市で時間を過ごそうと。
近くにあった果物屋さんから林檎をひとつ買うと、それを片手にかぷりと噛みつきながら。うろうろ、あてもなく。雑踏の中を楽しげにお店を見て回る。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にしずくさんが現れました。
■しずく > 「…わりぃ、こいつは返す…。」
(仕事帰り、金を貸した客への返金をする作業を終えた。今回も普通に返さず、文句や言い訳、はたまた武器で襲い掛かる事が多くいらいらしていた。しかし、帰りの最中に見つけたテントを見ては興味を持ち、眺める。雑貨や食料などを売り、色々と興味を引かれるようなものを見ては、途中で見つけた護身術様の商品店を見て、試すもしっくりこない様子である)
「さてと…適当に回るか…。」
(途中であった果物店で林檎を買うと、一齧りで半分ほど食べ、回る。その最中、どこかで見た事ある姿の少女を見て気になり、追うように近寄ろうとする)
■タピオカ > (露天には色々な商品が売られている。戦闘に必要なものから、生活に必要なものから、生活にちょっとだけ彩りを与えるものまで。――遊牧民が林檎片手に見つけたのは、ぬいぐるみ屋さんだった。品のいいおばあさんのお手製らしい、可愛い布人形のほうへ近づいていこうとした時)
「……?
おはよ、お姉さん!……美味しいよね、林檎」
(背後の気配を悟って振り返る。通りすがりにしては、なんだか距離が近い気がして。軽く首傾けつつも、きっと彼女も買い物中なんだろうと気にしない事にする。相手も同じ林檎持ってたのを見つけたら、かぷ、ともう一口たべて。に、と笑いかける)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からしずくさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に黒須さんが現れました。
■黒須 > 「くわぁ…。あーねみ…。」
(仕事終わりで気怠そうに町中を歩く一匹の人狼。周りを見ても楽し気にする人を見ながら何か、適当に良さげのモノがないかと探す。その時…。)
「あ…?あいつは…。」
(適当に歩いている最中、たまたま見つけたタピオカを見てそちらの方へ近寄っていく)
■タピオカ > 黒いドレスの女性の姿、そして、顔見知りの大柄な狼の姿を交互に見遣って。ぱちぱちと睫毛を弾ませる。――露天市でのひとときは過ぎていき――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から黒須さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にジャックさんが現れました。
■ジャック >
(夜。
まもなく日付が変わろうという時間だが、酔っ払いにとってはこれからがゴールデンタイムだ。
この酒場も例外ではなく、店内にいるのは殆どがベロベロに酔ったものばかりで、ろくでもない話をろれつの回らない口でああでもないこうでもないと繰り返している。)
――相変わらず騒がしい。
(カウンターの端に座り、エールを飲み干しながら悪態をつくように。
とは言っても我慢が出来ないほどではないし、酒場なのだから当然だ。
要はいつもの光景である。
それに悪いことばかりではない。
酔っ払い達は大抵口が軽く、色々有用な情報が入ってくるし、食事も悪くない。
ざふり。
魚のフライを一口で半分ほど齧りとり、今来たばかりのエールを流し込む。
悪くない。)
■ジャック >
(何のフライか、などは興味がない。
そもそも魚に興味はないし、フライなのだから白身魚なのだろうぐらいしかわからない。
つまり食えればいいのだ。
美味ければ尚良し。
ここの飯は大衆酒場の割には良いが、特別美味いと言うわけでもない。
フライを齧り、エールを呑み、それを繰り返していく。)