2018/05/10 のログ
■ティエラ > 食事も美味しいし、お酒も美味しいので、そういったところに不満はない。
ただ……この店では、必要とされた娯楽ではないのだ、踊り子の踊りは。
貧民街の方であれば、酒も良くないし、娼館に通う金もないので、踊り子の艶かしい肢体を見て紛らわせているというのもあるだろう。
しかし、それでも必要とされているというのはある、需要は大事なのだ。
こちらの人は、貧民街の人よりは金がある、それなりに美味しい食事も酒もある。
もし、女が必要なら娼館に行けばいいだろう、なので、一段劣るのだ。
背景とか、BGMとか、そんなものである。無ければなくてでいいのだ。
富福層の方は、食事とかは当然なので踊りの需要は高まるが、それはショーとしてのものだし、彼らが気に入るようなものでなければならない。
非常に気を使うので疲れる。
やっぱり。貧民区の方で踊るのがいいかしら、と一人酒をちびちび煽りながら女は考える。
■ティエラ > しばらく酒を飲んでいたけれど、退屈は収まることはない。
食事も堪能し、酒も堪能した、このあと踊るとか、そういうことはないのだしと女は軽く酒精交じると息を吐き出した。
よし、と小さく呟いてから、立ち上がる。
「ご馳走様、マスター。」
軽く礼を言ってから、軽く手を振って歩き始める。
そのまま酒場を後にして、夜闇に包まれ始めた街の中に消えていく―――
ご案内:「平民地区/酒場」からティエラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシエルさんが現れました。
■シエル > これで全部ですか?と聞けば店主からOKが出る。
予定通りに入った品の、搬入のお手伝いをし終えた所だ。
酒瓶が多く、なかなかな力仕事ではあったが何とかなった。
頑張ったなぁ坊主、とぐしぐし頭を撫でられ(?)て髪がぐしゃぐしゃにされてしまう。
うむ、まぁこれも勉強だろう、と納得する。
さて、駄賃に何か食っていけ、と言われれば少し迷ってから有難く受ける事にする。
そういうわけで表に回ってくれば…。
「…さすがに。」
人が多い時間だなぁ、と思う。
周囲は仕事帰りの人や冒険者で一杯だ。
ひとまず邪魔にならないようにカウンターへと移動してから席に着く。
何にするよ?と聞かれるが、ごちそうになるのでお任せで、と返せばまた周囲に目を配る。
興味深そうな視線は誰かの目に留まるかもしれない…?
■シエル > 「…?」
誰かと目が合った気がしたけれど、気のせいだったようだ。
運ばれてきたサラダや焼いた肉などの定食に舌鼓を打って、帰路についたとか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシエルさんが去りました。