2018/05/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
ピング > 相も変わらず閑散とした雑貨屋。
店主たる己はカウンターに座し、本を広げてだらだらと店番中。
一つ特異な所と言えば、本日はお勧め商品なる物がカウンターの上に広げられている事だろうか。

”アナル入門セット”等と、そのものズバリな看板を掲げ、広げられたるは各種道具。
試したい場合はお気軽にお声かけ下さい、という注釈までついていたがそれに反応する客がいるかは微妙な所。

・浣腸はちょっと難易度が高いという方に…特製ゼリー玉(腸内で排泄物を分解、無色透明のローションに)
・ワンランクアップで排泄の快楽を…普通の浣腸器
・初心者用バイブ…つぶつぶ細めのアナルバイブ
・動かせます、動きます…太目のアナルプラグ付き尻尾
・感じるポイントを是非探してみてください…マドラ―、耳かき、歯ブラシ形状玩具各種

等が一纏めにされている。
それがカウンターの上へと、会計時に邪魔になる範囲で広げられているのだからもう酷い。

ピング > さて、個人的には珠玉と呼んで差し支えの無い品の数々。
興味を持つ客が訪れる事があるのやら―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
ご案内:「平民地区/酒場」にティエラさんが現れました。
ティエラ > 夕暮れから夜に差し掛かる時間帯、大量の労働者が仕事の疲れを身にまとい、それを癒すために酒場にやって来る。
 踊り子である女は普段はその労働者たちの目を癒すために肌も顕な格好で踊りを踊ることが多い。
 が、今日は……。

「何というか、急遽中止とはね……」

 化粧を施し、服を踊るための装束に着替えて店に来たのだが、楽師が体調を崩してしまった模様。
 楽師がないままの踊りのショーは酒場の主の望むものではないらしく、中止と言われてしまった。
 ただ、店の都合での中止とのことなので、報酬の半分は支払われるのと、今日の飲みと食事代もサービスとのこと。
 なので、カウンターで食事を取ることにした、半裸の女。
 もともとの仕事から肌が顕なこと自体は忌避間もなく、ちょっと不満気に店主を見つめる葡萄の瞳。

ティエラ >  不満そうな視線を店長は知らん顔で受け流す、彼が悪いわけではなくて、今日悪いのは誰なのだろう。
 まあ、楽師とかも体調の悪くなる事もあるだろう、運が悪いということで収めるしかないだろう。
 依頼料の半額も、食事ももらえているのだから待遇としてはかなりいい方であるのだし。
 しかし、気分を上げたのにと、そんなふうに思いながら視線をぐるりと回す。
 基本的には仲間連れなのだろう、テーブル席で酒を楽しそうに飲んでいる男女。
 デートして来ているのもいる模様、楽師やダンスがなくても問題がなさそうだ。
 それは、踊り子としてはちょっと寂しくもある。
 酒を注文し、それを一口。
 喉を滑り降りる酒精の熱を感じながら息を軽く吐き出す。
 摘みを一つ齧り、むう、ともう一度不満気に。普段は貧民区で踊っているからか、ここはお上品すぎる。
 飲むなら、もっと静かなところで飲むか、もっと騒がしいところで飲みたいものだ。
 すごく、中途半端な気もしてならない。ここが悪い、というわけではなくて面倒くさい女の気質。