2018/04/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・大通り」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 「はぇぇ…」

冒険者ギルドから出てきた少年は傷だらけだった。
爪痕、噛み跡…獣と取っ組み合いの喧嘩でもしたのかというような有様。
実際したのだが。
今回の依頼はペットの犬探しというめんどくさいものだったのだが…
まさか大型犬だとは思うまい。
しかもそこらの野犬を連れ立っているとは…。順応とは恐ろしいものである。
激しい戦いのすえ、なんとか捉えたものの…その手に残ったのは虚しさと傷と僅かな報酬であった。

ブレイド > 猫もそうだが犬も嫌いになりそうだ。
まったくもって、ペットの管理くらいはしっかりしろと言いたいが
それを言ったところできくような連中でもないだろう。
ヒリヒリと痛む傷跡をさすりながら、なにか気晴らしでもしたいところだ。
僅かな報酬だが、少し贅沢な食事をしたところでなくなってしまうような額でもない。

「冒険者ってな暇がねぇな……」

つまり貧乏ということだ。
貧乏暇なし、冒険者暇なし。

ブレイド > 道行く顔見知りの冒険者が自分の姿を見て冷やかしていく。
うるせーと返すものの、まぁ…今の姿は贔屓目に見てもかっこ悪い。
犬にひっかかれた傷なんて自慢にもなりゃしない。
ため息一つとともに肩を落として、大通りをフラフラと。
気晴らし気晴らし。
なにか無いかと当たりの店をチラチラと覗く。