2018/04/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカーレルさんが現れました。
■カーレル > 週末の大通りの賑わいは夜が深くなっても途切れる事はなく
商人も冒険者も物乞いも、という具合に様々な層の人間たちが行き来をしている
様々な人間の中には商人でも冒険者でも物乞いでもない自分のようなのもいるわけで…
ぐったりと疲れた表情ですーっ、と人の流れから外れていけば小さなエール売りの屋台に近づいていく
屋台、と言ってもエール以外に大したものがあるわけでなし、エールの他はナッツくらいなもので、
ふらりと立ち寄る人間がテーブル代わりの樽にジョッキを置いて、喉の乾きを潤す程度に飲めば、
そのまま足早に立ち去っていくような…そんな小さなスタンドであった
「エール二杯、ほら、代金な」
代金と引き換えにジョッキを2つ受け取れば、一番傍に空いた樽の上に1つジョッキを置く
簡易な椅子もあるが、大抵は長尻するわけでもないから、皆、立ち飲みである
ぐい、と喉の渇きを潤すようにまずは手に持ったジョッキを空にすればふう、と息をついた
「……あんまり、美味くはねえな」
判っていたけれど。
――妙なもので大金が手に入ったのでしばらく自堕落に過ごそうかと思えば、ぽんぽん、と幾つかの
仕事がまとまって入り、1つ1つの仕事は難しいものではなかったけれど、
それらを全て完了させるのに疲れてしまった
そもそも、懐が暖かかったから勤労意欲が削がれていた、というのもあるが
そんな事で手を抜けば、この商売、悪い噂がたっておしまいである…なんせ、冒険者やらも含めれば
同業者や似たような仕事を受け持つ人間は多いのだから
二杯目のエールを飲むかどうか、少々悩んだが金を出したのだから、と結局、手を伸ばせばちびちびと飲む
心なしか、一杯目よりも味が落ちているような気がするけれど、気分の問題なのだと思う
酔えないにも関わらず、さして美味くもないエールをやりながら、何となく人通りを眺める
■カーレル > 一杯目とは異なり二杯目を時間を掛けて飲み干す
喉は潤ったがどうせなら別の店にすればよかったか、と僅かに後悔が無いではない
けふ、と小さく息を吐けば疲れたし帰って寝ちまおう、と早々に屋台を後にする
そうして、また人の流れに紛れて自宅へと向かって歩を進めるのであった
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカーレルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイリスさんが現れました。
■イリス > 日の高い時間帯の平民地区の商店街。
老若男女問わずに買い物客でにぎわう道でそこに紛れるようにして店を眺めて歩く。
「やっぱたけーな…。欲しいもんがねーのが救いか」
店を冷かしながら何軒か渡り歩き、店主が何かを買えと言う視線を向けてる店もあるが見返し、店主から見れば睨まれているように感じたのか視線を逸らさせる事が何度か。
そんな事がありながら次の店、次の店と何も買うつもりもなく冷やかして歩く。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイリスさんが去りました。