2018/04/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からザールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にマルティナさんが現れました。
マルティナ > 今日も仕事を求めて冒険者ギルドへやって来た。
最初は風貌のせいでトラブルも多かったが、実力を示してからは仕事の面ではトラブルは減ってきた。
とはいえ仕事以外ではまだまだ問題は多い。
このような格好なので当たり前ではある。
辛うじて性器を隠しているだけでほぼ裸な上、股間の巨根は勃起を隠そうともしないどころか堂々と見せつけている。
見た目だけで判断するなら完全に痴女や変態の類でしかない。
その痴女が迷わず危険な討伐依頼の張り紙を受付に持っていくのを見れば、否が応でも目立つ。
受付に持っていった依頼は、ワイバーンの討伐依頼だ。
それも情報が不確定で詳細は調査中である。
数や正確な正体は被害からの推定でおそらくそれなりの規模の群れであるということ。
討伐が出来なくても偵察で情報を持ち帰るだけでもそれなりの報酬が出るという代物。
数日もすれば正規の討伐隊が組まれるだろうが、その前に冒険者の元に一応の形で討伐依頼が持ち込まれたようだ。
もし早期に解決すれば儲けもの。
最悪命知らずの冒険者が死ぬだけ。
そんな依頼なので、流石に一人では危険だと今しがた止められたところだ。

「本当に一人でも大丈夫なのですが、そこまで言うのでしたら仕方ないですね……。
ではここで協力者を募ります。
それでも人が集まらなければ私一人で向かいますよ?」

自信に満ちた物言い。
そのまま依頼文を掲げてギルド内に同行者はいないか呼びかけた。
とはいえここまで誰も受けていなかった以上、わざわざ乗ってくる冒険者がいるとは思えないので形だけだ。

マルティナ > 案の定立候補者は誰もいなかった。
並みの実力では無謀もいいところなので妥当な判断だろう。
尚も渋る受付を説き伏せて、この仕事を一人で受けたマルティナは急いで現場へと向かうのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からマルティナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエルナさんが現れました。
エルナ > 平民地区の中では割と大きい部類に入る1軒の酒場。
住民だけでなく冒険者の客も多いが、それよりも客に男性が多いことのほうが目立つかも知れない。
理由は恐らく、今は赤いカーテンで隠されているステージでの催し物だろう。
そうとは知らず、全身を外套で覆った娘が一人店に入る。
きょろきょろと店内を見回すと、カウンターに向かっていき真ん中と隅の中間あたりの席に腰掛けた。
歩いている間にもしゃらしゃらと小さく金属音が聞こえ、腰掛けると外套の切れ目からは肉付きの良い足が出てきたり。

「注文いいですか?
えーっと……」

メニューを見ながら、数点の注文をした。
妙な恰好なのもあり悪目立ちしているものの、本人は気にもしていない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアイザックさんが現れました。
アイザック > 大型の仕事で街をしばし離れていての久しぶりの王都。
戻って来た事へのあいさつを回る前に一息付こうと酒場に足を踏み入れる。
席を探し店内を眺めれば顔見知りの冒険者などが挨拶をしてくれるのに気軽く返して店内を歩き。

「隣、失礼するよ」

テーブル席でもよかったが、そうすれば顔見知りがやってきてゆっくりと飲めないと考えてカウンターへ。
そこにいた先客に軽く声をかけて椅子にと座りメニューを手に取る。

エルナ > 「はい、どうぞー」

冒険者もしていれば、見知らぬ男性が隣に座った所でどうということもない。
足をぶらつかせながら、自分の注文が来るのを大人しく待っている。
それも少しのこと、先に飲み物が運ばれてきた。
地のものがまだよくわからないので、適当に頼んだものだ。
酒が好きだったり、詳しかったりするならばそれが飲みやすいけれど度のきつい物だと分かるだろう。

「お先に失礼しますねー」

にこっと隣の男性に笑みを浮かべつつ、そのある種の危険物が入ったジョッキを軽く持ち上げてから大きくあおってみせた。

アイザック > 「ありがとう」

この酒場では初めて見る顔ではあるが開けていた期間を考えれば知らない顔が増えていてもおかしくはない。
断られなかったことに軽く頭を下げてエールを含めて注文をする。
注文をして少し待てば先に先客の女性に注文が届き、ずいぶんときつい酒を飲むのだと関心をして。

「気にしないでやってくれていいよ」

女性に笑みを返してお気にせずと答え。
大きく煽る姿に酒に強いのだなと見てしまう。

エルナ > その酒は匂いも甘く、味も甘めで女性でも飲みやすい。
一気に半分ほどを飲むと、既に少し顔が赤くなっている。

「おいしいですねぇー、もっと飲めちゃいますよぉー?」

普段あまり酒を口にすることがないので本人に自覚はないのだろうが、実は酒に強い方ではなかった。
上機嫌に笑い始めた所で料理が運ばれてくると、それにも手を付け始める。
酔ったせいか手の動きが大きくなり、外套の前が大きく開くとそこにはきらびやかな装飾が施された踊り子の衣装があった。
ブラと腰布だけに見えるその格好は、あまり冒険者には見えない。

アイザック > 良い飲みっぷりを見ていると注文が届きエールに口を付けて少し飲み。
グラスを置きつまみを手にして女性を見れば顔が少し赤く見え、半分ほど飲んだのだろうかグラスが視線の隅に入り。

「ここの酒は美味くて飲みやすいのが多いよ。ただ…きついのも多いんだが酒は強いんだな」

強めの酒を飲み上機嫌な様子で料理に手を付ける姿に、この酒場は良いとそれとなく勧め。
なんとなくだが見ていれば新鮮で食べる姿を眺めてエールを口にしていると女性の外套の前が大きく開かれ。
そこに見えるのは冒険者風や旅人という姿ではなく踊り子などが身に着ける煌びやかな衣装。

「もしかしてそっち系の商売でもやってるのか?」

外套の下がブラと腰布だけ、その姿に踊り子が娼婦まがいな事をしているのか気になりつい聞いてしまい。

エルナ > 「そーなんですかぁ?なにかおすすめありますー?」

横から再び声をかけられれば、やはり上機嫌にへらっと笑ってみせる。
よくよく見れば腹筋が割れるところまでは行かないものの、冒険者らしい引き締まった体つきなのも見えるだろうか。

「そっち系。どっち系でしょうねー?」

けらけらと笑っている辺り、笑い上戸なのだろう。
そこに服装に気づいたマスターが現れ、良ければ踊って欲しいと申し入れてきた。
すっかり出来上がって機嫌のいい娘の返事は、勿論二つ返事でOK。

「ちょっとぉ、行ってきますねぇー?」

この状態でまともに踊れるのか。
周囲にそんな疑問を抱かせながら、娘はふわふわとステージの袖に向かっていく。

アイザック > 「お勧めか?お勧めはセットものだな」

上機嫌な女性の言葉に少し考え、食事にも酒の当てにもちょうどいいセットがあると教えて。
じっと見るのは失礼ではあるがつい見てしまい、引き締まっている体つきも見て。

「それは…まあここじゃ言いにくいな」

まさか娼婦として等いえるはずもなく、もしマスターに聞かれれば叩きだされるかもしれないだけに。
そこにマスターが近寄ってくればもしかしてびくりとするが用があるのは女性の方だったことに安堵して。

「強いのを飲んでるんだ。気を付けてな」

踊れるのかとハタハタ疑問ではあるが本人は大丈夫だと思っている様子に挽きとめはせず。
ステージに向かっていくのを見送る。

エルナ > 「戻ってきたら頼んでみますねぇー」

戻ってきてまだ食べるつもりなのか。
酔っている相手にそんな事を言ってもきっと無駄だ。
外套を着たままニコニコしながら歩いていく姿に、ステージ前に陣取る客も出始めて少しするとするするとカーテンが左右に開いて。
そこには踊り子独特の露出の高い衣装の娘の姿。
音楽に合わせて最初はゆっくりとした動きから、曲調が変われば激しい動きにもなる。
どちらにしても腰をよく揺らす、所謂ベリーダンス。
先程までの酔っぱらいぶりは見えず、客たちの視線を集めていく。

アイザック > 「結構量があるが大丈夫か?」

食べきれるのかと心配するが恐らく食べるつもりなのだろう。
酔っ払いには何を言っても無駄なのは冒険者業をやっていればすぐに覚える事の一つ。

寄ったままに本当に踊れるのか、途中で倒れそうな気がしながらもステージに視線を向けると客も集まりだし。
少し待てば先ほど外套の下に見えた衣装で現れる娘。
音楽に合わせてゆっくりから激しくと動きが変わるのを眺め。
あれは何という踊りだったかと思い出そうとするように眺めて。
本業は違うなと酔った様子も見せずに踊る姿を客と同じように見ている。

エルナ > 聞かれたことには、やはりへらっと笑ってみせて。
見えそうで見えなかったりする踊りに、時々ざわめきを起こさせたりしつつ踊ること10分ほど。
音楽が止むと同時に動きを止めると、舞台におひねりが投げられていく。
それと同時に、何かいいたげな男性が数人様子を伺っているがタイミングを掴めない様子も見える。
それを知ってか知らずか、にこにこしながらチップを拾い終わると席に戻ってきた。

「ふぁー、運動してお金がもらえちゃいました」

酔いが冷めたのか、ホクホク顔でそんな言葉を発していき。

「そうそうー、ここじゃ言いにくいって何なんですか?」

さらりと先程の話題を掘り返し始めた。
後ろではまだ、先程の客の一部がうまく話が切れるタイミングを伺っている。

アイザック > へらりとした笑いに食べれそうだと感じとり。
遠くから見ている自分には判らないが近くで見ている客には違う光景も見ているようでざわめきが聞こえ。
おおよそ10分ほどだろうか、音楽が終われば踊りも終わり。
投げられるお捻り量に娯楽が少なかったんだろうと投げる客を見て苦笑を零し。

「お疲れ、何というかあれだ。奇麗だった」

お捻りを拾い終えて戻ってきた女性にお疲れと声かけ。
踊りの感想を告げてエールを口にする。
あれだけのお捻りならそれなりな額だろうとホクホク顔を見て。

「あ、それか……少し耳を貸してくれるか?」

先ほどの話を掘り返されて困り、仕方ないと耳を貸せと顔を近づけ。
何やらタイミングを伺う一部の客に気が付くが耳元で 売るのもやってるのか? と小さく問う。

エルナ > 「んふ、ありがとうございますー」

褒められて悪い気がする人間は居ないだろう。
いたとしても娘はそれに当てはまらない様子だった。
注文した分以上のおひねりをしまい込んだ財布代わりの革袋はそれなりな重さになっているのが、見ても分かるだろう。

「はいー」

素直に顔を少し横に向けて、耳を向けていく。
聞こえてきたのは今までにも何度も言われたことがあることで。

「ああー。よく言われるんですよねぇ…何ででしょう?
お兄さんも興味あるんです?」

特に気分を害した様子もなく、首を傾げながらそんな言葉を返した。

アイザック > 「俺は踊り子がいる店にはあまり行かないし、ここで見たのも実は初めてなんだが…たまには見るのもいいものだと思ったよ」

この酒場のステージでむさくるしい男同士のよくわからないイベントとは違う華のある事だっただけに本当に新鮮だったと。
本音から褒めた言葉で喜ぶ姿を見て笑みを返し。
先ほどの踊りで膨らんだ革袋は少なくとも今日の出費以上の儲けがあるのは見てわかり。

気分を害して殴られればその時はその時と考えて小さく普通に言えない事を問いかけ。
その答えによくある事なのかと慣れたような答えを聞き。

「踊る以外でその格好だとそうみられても仕方ないと思うな。
まあ……なくはないから聞いたんだ」

返された言葉に鼻を掻きながら少し困り照れたように返して。

エルナ > 「踊っても聞かれるのはどういうことなんでしょう…?
動きやすいのもあって結構気に入ってるんですけどこれだけは難点ですよねぇ」

褒められて嬉しそうだった様子から、本人の意図せぬ方向に間違えられることに対する困ったような不思議なような顔になって。
何しろ本人は機能面で気に入っているだけで、踊りも半分は趣味でしかない本業冒険者なのだから無理もないだろう。

「んー……。
じゃあ、後でお勧めを具体的に教えてもらうってことで…」

どうです?とにっこり笑ってみせた。

アイザック > 「そういう店が少し先にあるんだ。それでじゃないか?
俺からすると踊るとき以外にそれだと襲ってくれと言ってるようなものだぞ?」

どうやら本人にそのつもりがないのが返答と困った様子で判り。
間違われることに対する恐らくの答えを口にする。

「俺は別にそれで大丈夫なんだが…いいのか?」

自分で振っておきながらいいのかと問い返して。

エルナ > 「そうなんですかー…でもこういうのしかないですし…。
あ、襲われる方に関しては余程じゃないと多分大丈夫ですよー」

へらっと笑って続けざまに、返り討ちにしますからと言って見せて。
いいのかと聞かれれば、小首をかしげて見せ。

「じゃあダメですーって言ってもいいんです?」

そんな返事を口にした。

アイザック > 「俺が言える事でもないんだが上に何か外套以外を煽るのが良いと思うな。
というと腕にも自信がある訳か」

その姿に躍りで鍛えているだけではなく腕も立つのだと感心して。
小首をかしげる姿にひっぱたかれるかと身構えるが。

「あー…大丈夫なら頼みたいか…。

その言葉に大丈夫なら頼みたいと頭を下げて。

エルナ > 「この外套も魔法がかかってる結構いいのなんですよー。
自信というほどはないですけどー…一応身の軽さを売りにしてるので」

にっこり笑うとそう言って、身構える姿に更に小首をかしげて見せて。

「はいー。じゃあ…どうしましょう?
どこかあります?」

何しろまだ街に疎い。
よく知っていそうな男に行き先は任せるつもりのようだ。

アイザック > 「魔法の?いい感じというと軽いとか丈夫とかか?
踊りをやってるからそれは判るんだが…」

魔法がかかっていると聞けば商売柄どうしても気にしてしまい。
身軽なら逃げるのはお手の物かと納得する。

「それならこの酒場の隣が丁度宿になってる、そこでいいか?」

今日は戻って来たばかりでまだいつも使っている宿に顔を出していない。
そして少しここから遠いだけに隣のお手軽な宿を提案して。

エルナ > 「それもありますけど、中の温度を調整してくれるんですよー」

この娘が年中こんな薄着でいられるのはひとえにこの外套のお陰だ。
娘の持ち味は素早さだけではなく、油断させて後ろから刺すことでもあるのだがそんなことはおくびにも出さなかった。

「はいー。いいですよー」

にこぉっと笑ってみせると、やはり二つ返事でそう言って。
先に会計だけ済ませておこうと、重くなった財布から会計分を取り出してカウンターの上においた。

アイザック > 「温度調節?それは野営とかに助かるな。どこで買ったんだ?」

薄着の理由がその外套にあるとその一端を見て。
自分はどちらかといえばじっくりと戦うタイプなので早い相手は苦手だなと見る。

「そうか、それじゃいくか」

二つ返事にそう返して代金をカウンターに置き。
女性も代金を置いたのを見れば、こちらですと先導する様に案内していくことに。

エルナ > 「これはーどこでしたっけ…えーっと…」

考えること数分。

「………忘れちゃいました」

何しろ常に流れているような状態。
何をどこで買ったか覚えても居られなかった。

「はいー」

それだけ言うと、男の後について歩き出した。