2018/03/22 のログ
■シャルレ > 今夜は冷える、寒くて…毛づくろいを終えるとブルッと震えて体を低くして、
前足もしっぽも体に寄せて丸く座るように。
雨上がりのはずが、また振り出してた、三角の耳を震わせて雨音は小さいから、
まだ小雨くらいだろう。でも…このまま出ていくと濡れてしまう、
濡れるのは苦手だし、寒いから、雨が収まるのを待ってみようと目を閉じて…その場から動かず。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」に竜胆さんが現れました。
■竜胆 > マグメールの平民地区、中央にほど近い大通りをしゃなり、しゃなりと歩く少女。
この周囲の国では珍しいワフクという衣を身に纏い、期限良さそうに尻尾をふりふり。
笑みを作り上げている少女はあちらにふらり、こちらにふらりと、両脇にある店を眺めて進む。
何かを探しているのか、いないのか、店内の品物を軽く眺めたら店に入ることなく次の店。
そんなことを繰り返している様子としては、散歩ついでのウインドウショッピングという所だろうか。
特に共を連れている様子もなく、己の思うがままにふらりふらりとのんびり歩く。
「あ。」
何か、興味を引いたのか、一つのお店の前で足を止める。
そのお店は、パン屋、甘そうなケーキが売られている店で、当然少女の視線はケーキに向けられていた。
白くてふわふわで、とても美味しそうなケーキ、贅沢に果物もいっぱい乗っているそれだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアイリスさんが現れました。
■アイリス > 「んむぐ」
少女の視線が言っているケーキを食べている金糸の少女。
ふと、顔を上げれば視線が少女の方に向いて。
じー、と熱心に眺めている様をむぐ、むぐ、と食べながら金色の髪をゆるゆる、となびかせながら首を傾げ。
欲しいのかなぁ、とか思いながらもその様子を眺めつつ。
むぐむぐ、とケーキの咀嚼を続けていた。
■竜胆 > 「あら?」
視線の隅に何かが写った気がして、視線をそちらの方を向ければ、このパン屋は店の中で食べることができるようだ。
自分が見ていたケーキを食べている少女がいるのが見えて、どうやらショーケースではなくて、彼女が食べているものを見ていた模様。
彼女の身なりを見てそこまで値段が高いものではないのだろうか、それならば少しばかり興味が沸いてくる。
そして、彼女がこちらを見ているのが見えたので、にこ、と笑い返してみせる。
からん、と扉を開いて店の中に入る事にする。
店の中を見回してみると、食べられるスペースはそこまで多くなくて、空いている席は、今先程のケーキの少女の目の前ぐらいか。
「こんばんは、相席しても宜しいですか?」
微笑みを浮かべながら、少女は確認するように相手に問いかける。
■アイリス > 「んむ。」
翡翠の瞳をぱちくり、とさせてから。
こくん、と飲み下せば首を縦にふり。
「いいですよぅ、どうぞぉ」
ふんわりとした笑顔を浮かべて席を進めて。
そしてまたむぐむぐ、とケーキを頬張り始め。
幸せそうに蕩けた笑顔を浮かべている。
■竜胆 > 「ありがとうございます。」
快く許可をくれる相手に、軽くお辞儀を一つ、イスを引いてから、背もたれを横にしてから腰を下ろす。
そうしないとしっぽと翼が邪魔なので椅子に座ることができないので。
腰を下ろしてから、店内をもう一度眺め回す。特にメニューなどはなく店員も、売り子の人だけの模様。
ああ、そういうことね、と納得して、もう一度立ち上がる。
「少し、失礼しますね。」
入口の脇に置いてあったトレイと、トングを手にし、最初に気になったケーキと、チョコレートケーキを取ることにした。
それから、売り子さんの方に移動して、紅茶をお願いすることにする。
砂糖を抜きでお願いして、代金を巾着袋から取り出して支払い、改めて先ほどの席に戻る。
「では、改めて失礼しますね。」
もう一度お辞儀してからトレイをテーブルに置いて、最初気になったケーキをフォークで小さく切って口に運ぶ。
甘すぎない、そしてしつこくない、しっとりとしたケーキの味わいに、少女は、頬をほころばせる。
しっぽがゆらゆら、と嬉しそうに上下に揺れて、床を叩きそうになって慌てて止める。
流石に床を叩いたらべきりと壊しそうだし。
■アイリス > 「むぐむぐ」
その翼と尻尾に自然と目がいってしまい。
ケーキを頬張りながら、上下する尻尾に合わせて首も上下して。
異種族の人は大変そうだなーとも言いたげな眼差し。
ケーキを頬張りながら首を傾げて。
バイキング方式のここで十二分に食べたのか。
金糸の少女は追加で取りにいく様子はなく、むぐむぐ、と最後の一つを味わっていた。
「ケーキ、お好きなのですか?」
のんびり、ほわほわしたまま首を傾げて聞いてみた。
■竜胆 > ぱく、ぱく、と小さく切り分けてケーキを口に運び、もぐ、もぐ、と噛んでから飲み込む。
口の中に広がる甘さに官能を覚えて、はぁ、と感嘆の溜息がこぼれてしまうのも仕方ないことなのだろう。
相手もケーキを食べることに集中しているようだから、静かな食事の時間がと思いきや、彼女からの質問に視線を上げる。
もくもくもく……ごくん。
口の中に入っているケーキを飲み込んで、残る甘さを洗うように紅茶を一口。
紅茶の渋み……紅茶はイマイチのようである、自分の家のほうがいい茶葉を使っているわねという感想。
しかし、その渋み、苦味がケーキの甘さにちょうどいいわと考えて。
目の前の彼女の質問に答える前にナプキンで口を吹いてみせる。
「ケーキは、知識として走っていたけれど初めて食べるわ。
だから、好きか嫌いか、という質問には。
今のところ好ましく思っているわ、とだけ。」
家で、食べたことはない
質素倹約という訳ではないけれど、あまり贅沢なことはしないのだ。
なので、初めて食べるということを伝えた。
「そういう貴女は、ケーキがお好きなの?」
自分を見ている金髪の少女を眺め、問を返す。
■アイリス > 「ほへー……」
結構いい服に、お行儀の良さからいい所のお嬢様なのかなー、とか思ったのか。
意外な感想に首を傾げてしまい。
それとも、本当にいい所の子はこういうの食べないのかな、とも思い。
「数ヶ月に1回の贅沢程度には思ってますー」
甘いものは好きだけれど、そんなには食べれないのだ、と困ったように笑い。
むぐむぐ、とケーキをまた頬張り、ほわ、っと笑い。
■竜胆 > 「それは随分な贅沢なのね。」
数ヶ月に一度という返答に感じた感想で、彼女の身なりからそこまでお金がないのね、と感じる。
彼女の服装には金銭を感じないし、そういう物を沢山持っているようなふうにも見えなかった。
ここのケーキの代金は、少女にとっては小遣いで毎日食べに来れるけれど、彼女はそうではない。
だから、そんなに食べれないのだという彼女の困り顔に納得する。
そして、中断していたケーキを食べる事にしよう。
ケーキは二つあるし、早く食べたいとも思っている。
彼女ではないけれど、ここのケーキは美味しくて少女的にも好ましいのだ。
再度フォークで、ケーキを小さく切って口に運んでいく。
■アイリス > 「……あははー……まぁ、日雇い労働者みたいなものですしー……」
冒険者なんてそんなもんです、と返しながら。
むぐむぐ、とケーキを食べつつ。
「戦うにしろ何にしろ、装備とかにもお金かかりますからー……。
貯金しつつ、時々ーって感じですねー」
ぱーっと散財するようなことはしないけれど、たまには食べたい。
そんな乙女心です、と白状しながら、最後の一つを食べ終えて。
■竜胆 > 「冒険者。ですか……」
知識の上では知っているし見たこともある。
冒険者のギルドに所属し、依頼と呼ばれる仕事をこなすものの総称。
派遣されてなんでもする、なんでもやります派遣社員のようなものである。
人探しから、魔獣退治、荷物運びに護衛
危険が多いところへの護衛でよく母が使っていたし。
目の前の彼女を普通の例としてみると、夢を見るようなものではなさそうね、と考える。
じろ、じろじろ、と彼女の服装、装備をもう一度遠慮もせずに眺め回す。
「なぜ、冒険者になったのですか?」
貯金はしているとのことだけれど、服装から見て失礼ながらそこまで膨大には思えない。
装備の修復整備、道具の購入、ギリギリの生活なのだろう。
となると、何故定職に就いて、安定を求めないのかという疑問が沸いて、好奇心のままに質問する。
■アイリス > 「なんで……。……うーん……」
こてん、と首を傾げてから、顎に指を当てて。
定職、と問われても。
「私が馬鹿だからでしょーか」
端的に自分を馬鹿と称した。
「私は孤児ですし……学があるか、と言われたらないですし。
拾ってくれたお師匠に教わったのもその手の荒事の技術ですし。
なので選択肢が必然的にそうなった感じ……ですかねー?」
■竜胆 > 「馬鹿、だから……?」
冒険者ほど、馬鹿に務まらない仕事はないと思うのだ。
なにせ、ギルドはある程度の保証はしてくれても、飽くまである程度。
危険度の確認、依頼人との交渉、報酬の相談、実際に行く所に適した装備やそこに行くまでの食糧。収支の割に合うかどうかの判断。
それをすべて一人、ないしチームで行わなければならない筈だ。
チームに頭のいい参謀がいて、それらを一手に引き受けてるとかならともかく。
そうでなければ、色々遣るべきことを一人でやらなければなるまい。
ギルドは、派遣先を斡旋してくれているだけとも言えるのだし。
ただ、冒険者でもないし、ギルドというものにも行ったことがないので、自分の考えていることが妄想なのかもしれない。
「一度、ギルドというもの、見てみたほうが良さそうですね。」
軽くつぶやきながら、脳内にメモをすることに。
冒険者というものに興味が沸いてきた。
■アイリス > 「ぱっとお仕事、と言われて思いつかない程度にはー」
馬鹿だから、と言われこくん、と返しながら。
ほわほわしたマイペースに見えるような娘。
荷物に入っている篭手や帯びている脚甲は結構使い込まれた痕があり。
相応に仕事はこなせてはいるようではあるけれど。
「荒くれ者が多いので、あんまり美人さんは近づかない方がいいと思いますけれどー……」
こんな少女を近づけたいと思う場所でもないもので。
困ったように眉根を潜めてから首を傾げた。
■竜胆 > 「そう、ですか。」
彼女の言葉を否定はしない、知らない人のことを否定しようがないから、彼女が言うのならそうなのだろう。
にこにこと、笑いながら、いつの間にかチョコレートケーキも食べ終える。
流石に、テーブルに隠れて脚甲など見える訳もなく、使い込まれていても解ろうはずもなく。
「大丈夫ですよ、それこそ、自己責任というものでしょう?」
冒険者には、美人も何も関係はないはずである。
美人であれば少しばかり、交渉が有利というぐらいか。
にこやかに微笑んでいる少女は食べ終えたケーキの載っていた皿と、トレイ、紅茶のカップを受付に返す。
「それでは、失礼しますね、相席ありがとうございました。」
ペコ、と相席のお礼のお辞儀を、相手にしてから少女はそのまま、店を出ていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」から竜胆さんが去りました。
■アイリス > 「はーい……」
のんびり、とそれを見送りながら。
紅茶を楽しんでからしばらくして少女も立ち去り。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアイリスさんが去りました。