2018/03/16 のログ
■ティネ > 「別に本気で怒ってるわけじゃないからいいよ。
ふふっ、ブレイドってかわいいなぁ」
引っ込められようとした指に抱きついて、
ささやかながらも存在する胸の膨らみを服越しにぎゅっぎゅと押し付ける。
ちらっと上目遣いで、ブレイドの表情を伺いながら。
「首輪かぁ……へえ、やらしーなーそれ。
ブレイドってそういうことボクにしたいの? ドキドキしてきちゃったなぁ」
言いがかりをつけるティネの身体が、ほんのりと熱を帯びてきている。
自分で言ってて興奮してきたのだろう。
■ブレイド > 「かわいいってなんだよ…
こんなちっこいくせによ。
一般的に言えば妖精のてめーが可愛いって言われるもんじゃねぇのかよ」
指に抱きつかれると、少しドキッとしてしまう。
少女らしい柔らかさも感じられて、表情もまた少し艶を秘めているか?
こちらといえばあからさまに照れているようで、頭を振って冷静さを保とうとしている。
「なんでだよ…ってか、オレはむしろそういう
奴隷にしたりペットにしたりってのは苦手っつーか」
奴隷種族として扱われているだけあって、そういう隷属のようなものは好まない。
だが、熱を帯びた妖精の身体…ふれている指で、頭をなでて。
■ティネ > 「ボクもかわいいよ?
でも、それはそれとしてブレイドもかわいいから」
笑み方が、幼子のような活発なものから
どことなく大人びた色のものにいつのまにか変じている。
頭を撫でられれば、心地よさそうに目を細めるだろう。
「……そ。
じゃあ、どういうことしたいの?
ボクはブレイドの、何に警戒すればいいのかなー?」
いたずらっぽく囁いて、触れる指先にちゅ、と軽く口づけをする。
■ブレイド > 「ばかやろー、からかうもんじゃねぇっての。
ったく、こんなちっこいくせに…」
こんなに小さいくせに…やわらかい。
などと言えば、それこそいいおもちゃにされてしまいそうだ。
ティネの頭や顎の下、ほっぺをなでて気を静めなければ。
「どういうことって
たとえば…えーと…
食われたり?」
妖精の口づけ、感触もごく小さなものだっただろうが、ビクリと震えてしまう。
■ティネ > 「だって反応が面白いんだもん。
あ、うんうん、ボクの扱いがわかってきたよねー、いいよー」
頬や顎の下を撫でられて嬉しそうにするが、それで熱が鎮まることもない。
ブレイドが身を震わせるのを、小さなティネが感じ取れないはずもなかった。
「食べる、か」
陶然とした笑みで、抱きつくのをやめて指から身体を離す。
掌の上でしなを作って、少しずつ自分のスカートの裾をたくし上げていく。
「食べてみたい?」
■ブレイド > 「いたずら好きってのは聞いたとおりだな…。
こっちとしては、潰したりしねぇように気をつけちゃいるけどな」
撫でてもおさまるどころか、女の子であることを意識してしまう羽目になり
恥ずかしげに目を伏せる。
が、指からティネの体温が離れればそちらを見てしまい。
「食べ…なっ!?」
手の上でスカートをたくし上げるティネ。
からかっているのかなんなのか
明らかに驚いた様子を見せてしてしまう。
手の上に乗せているのはこちらなのに、掌の上で転がされているような。
■ティネ > 止めようとする様子がないのをいいことに、ゆっくりと、
しかしためらうことなく脱いでいく。
看過するなら、ほどなくしてブレイドの掌の上で一糸まとわない姿となるだろう。
「ボク、ブレイドがどういうことをしたいのか、教えて欲しいなあ。
服越しじゃなくて……もっと直接、触ったり、舐めたりしてもいいんだよ?
……それとも、こんなちっこいのに、興奮なんかしないかなぁ?」
掌の上に手をついて、身体をくねらせる。
触れれば吸い付きそうなきめ細かな素肌。
うかつに触れれば壊れてしまいそうな細工の妖精が、興奮の汗に湿った身体でブレイドを誘惑する。
■ブレイド > 手の上で肌を晒すティネ。
彼女自身が言う通り小さな体なのだが…
本来普通の人間ならば、興奮など覚えるようなものではないのだが…
知っているのだ。
妖精であったも『できる』ということを。
妖精とも性交できるということを。
「く…、んな…、ばかやろー……
しらねぇぞ…」
彼女をのせた手を口元に寄せて
彼女の身体に舌を伸ばす。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からティネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
■フィル=クォーレンス > 過剰な厚着をしなくても済む夜が増えてきたとはいえ、未だ肌寒い夜は多い日々。
元々人気の少ない路地裏は、夜になれば遠くの酒場の等の喧騒が聞こえるほどに静まり返っており。コツコツと地面を叩く足音すら壁に反響してよく聞こえるほどである。
治安は比較的いい地区であっても、路地裏であれば安全とは言い切れず。店にしても道自体にしても、用心するに越したことはない。
その中をキョロキョロを視線を揺らめかせ、当たりを確認するようにしながら少年は歩を進めていき。
「えーっと、こっちから回ってきたから…。」
平民地区はそれなりに歩きなれている、といっても全ての場所を把握しているわけではなく。
お店の届け物を頼まれた帰りついでに、少し寄り道して歩きなれない場所を進めば入り込んでしまったのである。
何度か通った事のある路地裏ではなく、より深い場所であれば目印にできるものもなく。
少々迷いそうになりながらも、表通りの方に近づこうと耳を時折済ませては賑やかな音を探し。
「でも、さっきこっちに曲がったから。」
空の雲も厚くなれば、より路地裏の薄暗さは増していくことになり。
少し気を引き締めるように、夜風でずれたローブのフードを引っ張って被り直し。
■フィル=クォーレンス > 「見覚えのあるお店でもあればいいんだけど。」
多少は歩き回ったことのある、路地裏に来れれば表通りまで出るのは難しくはない。
とはいえ目印になるようなものもなく、歩き回った挙句奥に奥に進んでしまう可能性もある。
いつも以上に薄暗いこともあってか、進める歩自体はゆっくりとしたものとなり。
遠くに僅かに聞こえていた喧騒も、風によって上手く捉え続けにくくなってくれば、零れる溜息。
「とりあえず初めに聞えたほうに…。」
初めに僅かに聞えてた賑やかな声の方へ、思い出すようにして歩を進め直し。
行き止まりになっては戻り、少し開けた道になればそちらに向きを変え。しばしの間うろうろと、少年は歩き回って行き。
■フィル=クォーレンス > 「あ、あれって確か。」
暫く歩き回っていれば、再び聞こえ始める喧騒。
争いなどの音でも声でもなく、酒場などでよく聞くような賑やかさであり。
その音に誘われるように、少しずつ進む足を速め。見覚えのある店の裏手などが見えて来たところで、表情は明るくなり。
人気も感じる、既に見知った通りに出たことに気づき。ほっと一息零してから少年は、そのまま安心して帰路へとついていったか―。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフィル=クォーレンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にナナカマドさんが現れました。
■ナナカマド > 夕刻近くの酒場はどこも賑わい始めている。
夕食をとるための人々が集い、その中にはその日一日の成果をあげた、
あるいはあげなかった冒険者などで賑わっているからだ。
ナナカマドがこの酒場を選んだのは大通りに面していて、冒険者ギルドにも近く
ちょっとした頼まれごとを引き受けた縁だった。
王城でとる食事もいいものだが、偶には市井の人々に入り混じって食事をすることもある。
広い酒場の片隅に座って、頼んだ食事は
パンとサラダ、肉団子入りのシチュー、そして甘いぶどうジュースである。
酒は飲めない、わけではないが得意ではない。
今日も豊穣の女神に日々の糧を得られたことを丁寧に祈りながら
いただきますの挨拶とともに丁寧にパンをちぎって食べ始める。
焼き立てのパンはやはり美味しい。
幼いエルフがにこにこと破顔させながら食事を摂る風景はちょっと酒場には似つかわしくない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にフォーコさんが現れました。
■フォーコ > カウンターの奥の方で食事をしていると、聞き覚えのある声が酒場の中で聴こえるような気がした。
暫く会っていなかったのでとうとう空耳でも聞こえるようになったかと思っていたが、視界に見覚えのある頭が目についた。
「ナナではないか。 随分と久しぶりだな。」
私は彼の隣に強引に腰掛けた。
手には度数の強い酒の入ったグラス。
「元気していたか? 忙しくしているとは聴いていたが、やはり顔を見ないと不安になるな。」
彼は良い香りのするパンを味わって食べていた。
彼の食べる顔を見ているととても美味いパンに見える。
飲み物は…ジュースのようだ。
健全な彼らしい。
■ナナカマド > 「まぁ、フォーコ様!」
食べている途中で声をかけられたものだから、慌ててパンを飲み込んだ。
にしても、こんなところで上司に会うとは奇遇である。
食事の手を止めて隣に来たフォーコににこりと微笑むと話を続ける。
「ええ、ずいぶんと久しぶりの気もします。
ナナもフォーコ様のお顔を拝見できて安心できました。
フォーコ様は、この店によく来るのですか?」
度数の高い酒を片手にするフォーコはなんとなくこの店に馴染んでいるようにも見える。
■フォーコ > 「ああ、すまんすまん。
大丈夫かナナ。」
パンを急に飲み込んでいるナナの背中を摩った。
こんなことで喉に詰まらせるとかは可哀そうだ。
「そうか、ナナがそう言ってくれるのなら私も嬉しい。
てっきり私のことなど忘れられたかと思っていたぞ。
私か? 私はどこにでも現れるぞ。
ナナこそこんな所で一人とは奇遇だな。
もっと落ち着いた店に居ると思ったのだが。」
私はともかく、品のあるナナがこんな雑多な店に居るとは。
少々驚きである。
■ナナカマド > 背中をさすられればいくらか落ち着きを取り戻す。
すこし恥ずかしそうに頬を染め、自分のはしたなさを反省した。
「まさか、わたくしがフォーコ様を忘れるわけがありません!
いつでもナナはフォーコ様のことを想っておりますとも。
まぁ、どこにでも現れるなんて神出鬼没ですわ。
わたくしは……そう、王都の町並みの勉強です!
たまには市井の人々が嗜むお店で食事をするのも勉強だと思いまして!」
本気でこんなところで勉強ができるのだと思っている様子で腰に手を当て胸を張る。
ナナカマドも日々進歩しているのだといいたい様子で、まるで褒められたい子犬の様相である。
■フォーコ > ナナが顔を赤らめると、私は愛おしくなり彼の頭に手を載せていた。
彼には申し訳ないが、見ているだけで非常に愛らしい。
「そうか。 ナナが記憶力のあるエルフで助かった。
私もナナの事を忘れたことは無いぞ。 少し寂しかった程だ。
そうなのだ。 この間は魔族の領域にも邪魔したぞ。
凄いではないか! 流石ナナだ。
何でも体当たりで学んでいってくれ、但し危ないときは私か他に頼れる人を連れて行くのだぞ。」
胸を張る姿が面白かった。
私はグラスをテーブルに置くと隣に居る彼に両手を伸ばして抱きついた。
傍目からすると酔っ払いが絡んでいるように見えるだろうか。
それはそれでいい。 私は勢いに任せて彼の頬へと口づけをする。
■ナナカマド > こちらの頭に手を載せ、抱きついてくるフォーコにびっくりしたように目を見開いた。
酒の勢いも手伝っているのだろうか、こんな大胆なフォーコは珍しいかも知れない。
「ふぉ、フォーコ様っ!抱きしめられるのは嬉しいのですが……恥ずかしいです。
もしかして、酔っておられますか?」
顔を更に赤らめながら大人しく、フォーコの腕の中に収まる。
柔らかい女性の肢体に絡め取られると、我知らずドキドキしてしまう。
「わたくしも寂しゅうございました……。
まぁ、魔族の領域に? ちゃんと誰かお供の者はついていったのですか?
まさかお一人ではありませんでしたよね?」
自分のことは棚に上げて、フォーコの無茶を心配する。
と、彼女から頬に口づけを受けて、かぁっと頬が熱くなった。
「フォーコ様っ、お戯れが過ぎます……っ!」
他の人々の奇異の目が気になって慌ててナナカマドはフォーコの口元を押さえる。
だが、どきどきと胸の鼓動は早まり、ちょっとやそっとでは収まりそうでは無かった。
■フォーコ > おお、驚いている驚いている。
いちいち反応が面白いな、ナナは。
「酔っているぞ。
私は君がここで食事を始める前から飲んでいたからな。」
抱いているだけでも落ち着かない様子だ。
しかし、嫌われているわけではなさそうで。
「おお、悪いことをしたな。
いや、私一人でいったのだ。 おかげで魔族の友人が出来た。
一人で放っておいた方が味方への被害が出ずに済む。」
団長らしからぬ発言だが、事実戦場でも単騎突入をしたりしている為
仕方ない。
おや、ナナが沸騰した鍋のようになっている。
「ナナ、久しぶりに二人で楽しまないか?
そうだな、今日はナナの言うがままになっても構わないぞ。
ナナの言うことなら大抵のことは聴いちゃうからな。」
ナナも多少はその気になっていると思った私は彼の耳元で囁く。
彼が首を縦に振れば二人で違う場所へと移るだろうし、
彼が拒めばこの場で大人しく酒を楽しもう。
当然、口元にはナナの手が伸びたままだ。
■ナナカマド > 「お、お一人で……?危のうございます。
魔族の友人などと……、その、騙されてはおりませんか?」
ちょっと心配そうな顔をして、フォーコの体を腕で優しく抱きしめ返す。
魔族と言えば心のない悪逆非道な連中と聞かされてきたナナカマドには
友人関係など信じられないことであった。
久しぶりに二人で楽しまないか?と聞かれればそれの意味するところがわからず
しばし首を傾げてしまう。
が、その意味がつまり男女としてしっぽりしようということであると気づけば
ますます顔を赤らめゆでダコのようになってしまう。
「ふぉ、フォーコさま……。」
もはやテーブルの食事には手を付けられる余裕もなく、ただ黙って彼女の腕の中に捕らえられる。
やがてフォーコの胸元に頭を埋めると、こくんと、かすかに肯定の頷きをした。
「わ、わたくしの意のままになるのは、変です……。
ですけれど、フォーコ様がお望みなら……」
■フォーコ > 「さあな。 騙されてるかも知れんが。
まあ、そういうことはないだろう。
お互い持ちつ持たれつの関係だからな。」
心配そうな彼に抱きしめられるのは温かい。
色々危なっかしい所があるがこういう素直な所は彼の美徳だろう。
…しかし、私の言葉の意味を理解してもらうまでには少し時間がかかったようだ。
分かった時には言葉少ないものの顔色で何を考えているかよくわかる。
どうやら、彼もその気になってくれたようだ。
「ナナが嫌なら、この間のように私の好きにさせてもらうよ。
とりあえず、近くの宿に行こうか。」
私はテーブルの上にある料理の持ち帰りと、会計を済ませる。
シチューもサラダもパンも特別に容器に入れてもらった。
そして、私は胸の中で小さくなっているナナを抱きしめたまま我が配下の宿へと移ることに。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からフォーコさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」からナナカマドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
■ノア > 療養の為 山奥の温泉宿に滞在し、昨日暫くぶりに王都へ戻ってきた女。大きな鞄を下げ、細いヒールで歩く足取りは何処か頼りなく…
ふらりふらりと細い路地を進めば、やがて自宅が見えてくる。入口の直ぐ側には、薄灰色の毛玉が丸まっていて
「 出迎えなんて、可愛いとこあるじゃない。」
其の光景に、思わず歩みを速める。毛玉の正体は、いつの間にやらすっかり懐かれてしまった (半) 野良猫。相変わらずのボリュームを見れば、あちこちで確りとご飯を貰えていたようで安心した。
「 ただいま。」
しゃがみ込み、指先で額を撫でてやりながら ふわりと笑う。