2018/03/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にザイケルさんが現れました。
■ザイケル > 日の高い間は人の行き来の多い冒険者ギルド。
受け付けや依頼掲示板に集まり去っていく冒険者を壁を背にして眺めるようにしては話に聞き耳を立てる。
「中々うまい話は転がってはないみたいだな」
冒険者の話す内容はちょっとした事でもうまく扱えば儲け話になる話も少なくはない。
そういう話を求めて時折足を運ぶが今回は外れの様子。
それならばと面白そうなやつやこいつなら騙しやすそう、そんな冒険者を探し始めて。
面白そうな話しでもカモになる冒険者でも見つかれば御の字。
その適度の気持ちでギルド内を観察する様に眺める。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からザイケルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリューゼさんが現れました。
■リューゼ > 「はぁ……ちょっと飲みすぎたかな。」
早めの時間にダイラスから王都へと到着。
そのまま、護衛していた商人達と酒盛りと洒落込んだわけだが…。
どうにもペースが速すぎた。
普段はこんな速度じゃないんだが、と紅くした顔で暗くなった空を仰ぐ。
吐いたりする程ではないが、ちょっとフラつく。
あれ度数強かったんだな…とちょっと飲んだ酒の種類で後悔。
ふらつく足取りで何とか通りにある木製のベンチに腰を下ろす。
「はー…。」
店で持たせてくれた革袋から水を一口。
汲んだ井戸水なのか、まだ冷たく心地よかった。
ある程度酔いがさめるまでは少し休憩していこうか…とベンチに背を預け、はー…と長い息を吐いた。
■リューゼ > 少しの間そうしていたが、やがて落ち着いてきたのかゆっくり立ち上がる。
大きく伸びをして、酒の匂いのする息を吐けば歩き始めた。
向かう先は宿。戻ったら軽く水を浴びてさっさと寝よう、と思いながら…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリューゼさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティネさんが現れました。
■ティネ > 「あたたかくなってきたなぁ~」
過ごしやすい陽気。手のひらサイズの妖精が表通りに面した建物二階の
窓枠に、お菓子のたっぷりはいった麻袋を脇に座っていた。
お菓子はくすねるか誰かから貰うかしたのだろう。
妖精にとってはいささか大きいクッキーを両手で抱えて、
眼下を行き交う人々をぼんやりと退屈そうに見下ろしていた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 柔らかな日差し。
フードをかぶっているとやや蒸すようになってきたか。
少し眉をしかめつつ往来を行く少年は、少し早歩き。
そして、その手には暖かなスコーン。
昼食用か、それともおやつか。
「チッ…人多いな…」
■ティネ > 「ん~~」
下界を眺めていると、一人の少年が目に留まる。
少し不機嫌そうな様子の少年と、手にしたスコーンの微妙なギャップに少し面白みを感じてしまう。
ちょっとからかってやろう。食べかけのクッキーの欠片をぽい、と投げる。
気づかれることがなければ、かすかな音を立てて少年のフードに命中するだろう。
■ブレイド > 「ん?」
ぽすっとなにかが頭に当たる。
フード越しではあるものの、何かが触れればわかる。
しかし、周囲に人はいてもいきなり他人の頭を小突くほど暇な人間がいるようには見えないし
そもそも、間合い的にも不可能だ。
では…少しばかり顔を上げ、空に視線をやる
「…ついてねぇな…」
こんな状況で考えられるのは鳥の『落し物』くらいだった。
表情が更に険しくなってしまう。
■ティネ > 「ハロー。どうしたのさそんな陰気なツラして」
窓枠を蹴って跳び、空を見上げた彼のフードの上にストンと着地する。
手のひらサイズの少女だ、ほとんど重さは感じられないだろう。
初対面だというのに遠慮もなにもなくフードの端っこを手で掴んで引っ張って弄び始める。
「そのスコーンちょうだいよ。クッキーにも飽きてきたんだよね」
頭の上から傍若無人な要求をしはじめた。
■ブレイド > 「うおっ…なんだ!?」
先程よりも少しばかり重い衝撃。
不意打ち気味に食らうと少し首が沈む。
重さ自体はあまりないようではあるが…更に降ってきた声に視線だけ上に向ける。
「な、なんだ?だれだ?……妖精か…なんかか?」
何かが頭に乗っていて、女の声がする。
そうなれば予想できるのはそれくらいだが…。
「スコーン?これ、ほしいのかよ」
■ティネ > 「通りすがりの妖精かもしれないし、
冴えてない君を見かねた神様の遣わした天使かもしれない。
案外ただの人間かもしれな~い」
歌うような調子でいい加減な言葉を重ねる。きんきんと響く声。
「そうだよ~。くれよ~。
くれないとフード脱がすぞ」
なにか不都合なものが隠してるのだろうとんしょんしょと
フードを脱がそうとひっぱる手に力を込めはじめる。
とはいえあまりにも力がないため指で軽く押さえるなりすれば阻止はたやすいだろう。
■ブレイド > 「ただの人間はねーだろ…」
天使もないとは思うが
お目にかかったことはないために言わないでおく。
フードで隠れているが、ミレー族であるため耳のそばで声が響くことになっていた。
「やめろ!シャレになんねぇ!」
あわてて手を伸ばし頭の上にいる何かをつまもうとしてみる。
スコーンのはいった袋と一緒に。
■ティネ > 「そう言えるのは君が人間についてあまりにも知らなすぎるからだよ~!
ってウワ~~ッ」
得意げにいい加減なことをまくしたてていたティネは
あっさりと少年の手に掴まれ……
その拍子に滑り落ちてスコーンの袋の中に逆さまに落ちてしまう。
「だしてぇ~~~」
ジタバタジタバタ。
逆さになった妖精の生足が袋からはみ出して暴れているのが見えるだろう。
上半身は袋の中だ。
■ブレイド > 滑り落ちた何かが頭からスコーンの袋に突っ込んでる。
「……なんだこいつ…」
少し悪いかなとは思ったけれども
正しくなんだかよくわからない状態になっており
袋を持ったまま呆然としていた。
「えーと…あばれんなよ?」
妖精の助けを求める声に、はたと気がついた少年は
その脚をつまんで引っ張り出そうと。
■ティネ > 「あ~~、もっと優しく扱って~」
注文が多い。
それでも助けようとしているのは伝わったようで
おとなしく袋から引っ張り出され、
蝶羽根を持つ少女がズルッと引っ張り出されるだろう。
「ふ~、もう少しでスコーンに生まれ変わっちゃうところだった……」
ちなみに特にそのへんに気を遣ったりすることがなければ、
袋の中で逆さになっているのを引っ張り出す過程で
少女のまくれ上がったスカートの中身(はいてない)がバッチリ見えてしまうかもしれない。
■ブレイド > 「優しくって……助けてやるだけありがたくだな……」
引っ張り出された少女(妖精)。
妖精だからなのか、はいていない。
バッチリ見えてしまって言葉に詰まる。
「…つか、お前なんなんだよ」
すこし赤くなった頬は無論みてしまったからである。
話を逸らすように助け出した少女のような妖精をじとーっとみつめる。
■ティネ > 「なんで赤くなってんの?
……あっ! 見たね! スケベ!!」
あられもないことになっている自分の状態に遅れて気づき、
赤面しながら慌ててまくれ上がってしまっているスカートを手で直す。
「妖精で合ってるんじゃない? 多分。名前ならティネですよろしく。
そういう君こそなんなの? おひさまポカポカ花咲き乱れる春に陰気な格好しちゃって」
投げやりに答えると、少年の掌に我が物顔で寝そべると質問を投げ返す。
■ブレイド > 「なっ!?スケベじゃねぇよ!
不可抗力っつーか……見たくてみたわけじゃ…」
言い訳にもなっていないが少し慌てたように。
妖精のような少女が手の上で着衣を整えてるのを見守りつつ
なんでこんな異なっているのか、少しため息。
「オレはブレイドだ。
いや、なんで文句言われてんだ?
どうだっていいだろ、格好なんてよ」
そもそも下着もはいていない妖精に言われたくはないと言わんばかりに。
■ティネ > 「ふーーん。まあこのぐらいのスケベは許してあげよう。
ボクの心は……こう、海のように広大だからね」
慌てた様子をニマニマと機嫌良さそうに眺めた。
小さな体躯のせいで女扱いされないことが多いため、こういう反応をされると嬉しくなってしまう。
「別に文句ってわけじゃないけど。
悩みがあるならボクが解決を手伝ってあげたっていいよ? って思って。
表情もやなことあったって感じだったし。
スコーン袋から助けてもらった恩義があるからね~」
ドヤ! と効果音が付きそうな表情で胸を張る。
この妖精に何ができるというのか。単に面白がってるだけかもしれない。
■ブレイド > 「そりゃどーも…」
一体に何が何やら。
そりゃ、女の子のアレなあれを見てしまったうえで
それを許してくれるというのだから、心は広いのかもしれない。
だが、そもそもなんでこんな事になっているのか…『?』が宙を舞い続けている。
「悩みって…あー…そういう…
ってか、鳥のフンでもかけられたかと思っただけだよ。
空から頭になんか降ってきたからよ。
あと、人混みがちょっと苦手なだけだ」
なんかドヤ顔してるので、指でツンツンしてやる。
■ティネ > 「そんだけ~? もっとないの?
若ハゲが進行してるとか女の子にモテないとか欲求不満とか。
眼の前のかわいい妖精にお菓子を与えたいとか。
ほらー吐けよー。かまってよー」
端的に言うとティネはヒマだった。
「きゃーっ。ブレイドのえっち~」
指でつんつんされれば大げさな動作で手の上を転がる。
■ブレイド > 「ねぇよ!っていうか、なんだてめー!
暇なのか!?ってかスコーンねだりに来てたんだったな、そういや…」
そういえばそんなこと言ってたような。
とりあえず、ティネを掌に乗っけたまま
人通りの少ない隅っこの方へと。
「えっちじゃねぇよ。
てか、助けられてなんで偉そうなんだよ…」
そう言いながらも袋の中からスコーンを一つ取り出して。
■ティネ > 「まあ一言で言うとそう。
君たち有象無象の人間と違ってあくせくお金を稼いだりとかしなくていいし……
っていうかお金稼いでも所有できないし……」
スコーンを取り出されるとパッと顔を輝かせて速やかに飛びつく。
「やったー。ブレイド好き好きー。話がわかるぅ~。
ちょうどスコーンが食べたいと思ってたんだよね~」
ティネにとってはバスタブのように大きいスコーンを美味しそうに齧っている。
かなり小動物っぽい光景だ。
「まあ妖精って人間より偉いから。
人間はこうやって妖精にお菓子を与えたりかわいがったりするために存在するんだよ?」
むちゃくちゃ言ってる。
■ブレイド > 「ちっこいからな。
まぁ、妖精サイズの金なんてあっても仕方ねぇけどよ」
飛びついてきたティネをくっつけったスコーンをもったままどうしようかと頬を掻く。
これ、どうしたものか。
そこらに置いてもいいものか…
人通りを避けているうちに、路地裏にたどり着く。
路地裏というものの、太陽光も差し込んで明るく、ジメジメとした雰囲気はない。
立ったままもなんだったので、積まれた木箱の一つに腰掛ける。
「偉いのかよ…まぁ、人間じゃねぇからオレにはカンケーねーけど」
フードの中で耳を立てて、少しドヤ顔。
■ティネ > ティネが拐かされているような図にも見えるが、本人はそんなことを
気にした様子もなくスコーンを食べ続けている。
あえてリリースされない限りはくっついているだろう。
小さな体のどこに入っているのか、半分ぐらいがなくなっていた。
「人間じゃない……? じゃあ何?
……あー、ミレー族なんだね! そのフードに隠してるのは獣耳でしょ!
真実はいつも一つ!」
びしっとフードを指さしてドヤ顔を返す。
「まあ人間だろうがミレー族だろうが魔王だろうが関係ないけどね。
こうしてボクにスコーンを献上してくれたのは事実なわけだし~」
■ブレイド > 「…勘はいいんだな」
少し感心したように、妖精を見つめる。
だが、ドヤ顔しているので、ツンツンしてやる。
「しかし大食いだな…どこはいってんだよ。
まぁ、推理どおりにミレー族だけどよ…
オレもメシって以外は暇だったからちょうどいい暇つぶしじゃあるんだが
お前、警戒心ねぇな…」
妖精の食べるスコーンを一口分ちぎって
口の中に放り込み。
■ティネ > 「あんまり魔族って感じでもないし、
消去法でミレーかな~って。
賢いでしょ? えらいでしょ? きゃ~っ。
そういうふうに女の子の身体に気安くさわるからえっち呼ばわりされるんだよ?」
つんつんしてくる指にじゃれついて遊ぶ。文句を言っているが嫌そうには見えない。
人形のような見た目だが、その指ざわりは少女の柔らかさだ。
「だってブレイドってそんな悪いことする人には見えないし。
何を警戒すればいいの?」
きょとんとした様子で、ブレイドの口に消えていくスコーンと
ブレイドの表情を見比べている。
■ブレイド > 「む、う…
それもそうだな、わりぃ…」
女の子を強調されると、なんとなく意識というか
小さくても少女なのだなと理解してしまって。
少し恥ずかしげに指を引っ込める。
「なにって…そうだな。
妖精ってアレだぞ?愛玩用に売られたりするらしいぞ?
気をつけねぇと首輪とかに繋がれてえらい目に合うぜ?」
もぐもぐしながら、少し喉乾いたなって顔しつつ。