2018/02/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からクウさんが去りました。
ブレイド > 「…奢られちまったよ」

去っていく少女に手を振り立ち上がる。

「ったく、突っ込んでもらっちゃ困るんだけどな…」

クウが首を突っ込めば、クウ自身がひどい目にあうだろう。
それは流石に黙ってみていることなんて絶対にできないのだ。
そうなってしまえばもうあとはズルズルと引きずり出されるだけなのだから。

小さくため息をつきながら立ち上がる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
ピング > 相も変わらず閑古鳥の無くとある雑貨屋。
カウンターに座する店主はと言えば、精力的に仕事をしている――事もなく。
椅子に深く腰掛けて、肘置きに手を置き非常にリラックスした姿勢を取っていた。

その顔、と言うか目元には、視線を覆い隠すサングラス――所謂ミラーシェードとでも言うべきものがかけられている。
視界は遮られた状態で、中空を見上げる様な格好をしているのには、勿論理由があった。

「むほほ…♡ おぉ、こりゃあ中々…!」

視界を覆うミラーシェードの内側では、ある映像作品が流れているのだ。
目の前一杯に広がるその臨場感たるや中々の物。
耳を塞ぐものは無いというのに、音声は外に漏れずに聞こえてくるというのもポイントが高い。
非常に小型で、場所を取らない再生専用の魔導具は、非常に取り回しの良い代物だった。

尚、どんな映像を見ているかはお察しである。

ふぅ、と満足げに溜息を零すとミラーシェードを外し、カウンターの上に置き。
目頭を軽く指で揉んで一休み。