2018/02/01 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリスさんが現れました。
リス > マグメールの商店街を、一人の少女がのんびりと歩く。
 護衛を4人ほど連れてきているものの、護衛は目立たないように人々の中に埋もれている模様。
 店を出て商店街を歩くのは目的があり、その目的とはマジックアイテムを取り扱っている店を巡るためにある。
 自分の店では意図してマジックアイテムを扱わない事にしている。
 理由としては簡単で、マジックアイテムを鑑定できる人材がいないということである。
 本社から鑑定済みの物は送られてくるが希少な物であるし、高価である。
 売りに来たとしても、鑑定できなければ買い取れないのである。
 それに、最近急いでマジックアイテムを扱わないといけなくなってきた理由もある。
 なので、商店街に出てマジックアイテムを取り扱う店を回るものの。

「むう……」

 状況は芳しくない。
 そもそもの話、マジックアイテムを使う店が少ないのと。
 基本的にこの街らしいといえばそうなのだがえっちな道具がほとんどであったのだ。

リス > 「今日は此処まで、かしら……?」

 ふと見ると、今はそれなりに良い時間でもあるし、店は大体閉まっている。
 あと、開いているのは酒場とかとリスの店とか、宿屋ぐらいとなってきた。
 これ以上のお店巡りは無理、ということになってくるので、やれやれ、と軽くため息を吐き出す。
 このまま撤収でもいいが、微妙に諦めきれないというのもある。
 今日の自分は休みの日でもあるし……さて、このままどこかに行くのもいいかも知れない……今から行くには少し遅い気もしなくもないが。
 どうしましょうかしら。
 護衛の人間に視線を向けて訪ねるも、僕らに聞かないでくださいよと正論を返されてしまう。

「綺麗で可愛くてエロい女魔術師は通りませんかー?」

 無体なことを言ってみた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゼナさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からゼナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゼナさんが現れました。
ゼナ > 「――――あぅ……、これ、……こ、こんな……ふぁぁ……っ❤」

そしてそんなエッチな道具を専門に扱う、壁面や看板の彩りもけばけばしく淫らがましい店先に、フードを目深に被った野暮ったいローブで正体を隠したゼナの姿はあった。
着用者の姿形を全身隈なく覆うローブは、その顔立ちや髪色こそしっかり隠す物の、薄手の布地は身体の線を覗かせる。
太い革ベルトを腰に巻き、その背に差し込む形で無骨な小剣を纏っているのは勿論の事として、むっちりとした肉付きもいやらしい尻の丸みや、豊満極まるたわわな胸の膨らみなどがくっきりと浮き出ている。
更には緊張と興奮に同時に苛まれているだろう内心が無意識のままに取らせているのだろう姿勢―――己が身を抱きしめる様に腕を回し、もう一方の手の小さく握った拳にて口元を隠す様な姿勢が、きゅっと括れた腰付きや、両の二の腕に挟み込まれて卑猥にひしゃげる爆乳を強調してしまっていた。

誰がどう見たって女、しかも、むしゃぶりつきたくなる程に男好きのするスタイルを持つ娘であることが丸わかり。
そんな小娘が、店先の棚に山と積まれた旧タイプの見本品を手にとっては、くくりつけられた説明文に熱心に視線を走らせているのである。
自然、店先を通りかかった男達は卑猥な好奇心を持って足を止め、ローブで正体を隠して安心している娘の淫行をチラチラと視姦し始め、その周囲だけ妙に客の多い不自然な景色を形作っていた。

リス > 「……ぅ?」

 まだ空いている店があり、その前に何やら人だかりがある模様。
 なんのお店だろうか、小柄な少女が人だかりをくぐり抜けてみると何やらとても性的な格好をしている女性が性玩具店の前に立っている。
 ああ、性玩具店かと納得するのと同時に、ワゴンの中身に視線が動く。
 マジックアイテムではないが、性的に使う道具がたっぷりと置いてあり、そのワゴンは微妙に低かった。
 なので、それを観察するには前かがみにならざるを得なくて、そのために、ローブ姿の女性がむっちりとしたお尻を突き出して眺めるような格好になっている。
 後ろから犯してくださいというかのようなポーズにも見えなくもない。
 それが肉付きのいい女性であればなおさらである。
 顔は隠れているものの、あ、いい女だこれと勘が囁き少女は近づいていく。

「あの――――?」

 店の前で、興味津々に性玩具を見ているゼナに声をかけて、ふと思い出す。
 あれ、このローブ見たことある気がする、あと、この体格も。
 顔が隠れているのでそれが確信にいたらぬものの、見覚えは確かにあると、少女は思った。

ゼナ > 通り一本スラム側へと入り込めば、そこはもう娼館ひしめく夜の歓楽街という立地である。
まっとうな魔法道具店よりも、淫具を扱う店やら、少々いかがわしいサービスを行うマッサージ店やらが軒を連ねる、いい子は立ち寄っては行けない通り。
しかし、その店はゼナの働く酒場と買い出しの為に足を運ぶ市場の間の近道として存在しており、ウェイトレス姿の生娘はいつも真っ赤な顔で足早に通り抜けつつも、横目をつかってそれらの店に興味津々、思春期フェロモンたっぷりの視線を向けてしまっていたのだ。

そしてそんな小娘は先日、ハイブラゼールの劇場にてとある淫具を着用する事となり、その際の衝撃的なまでの悦楽が忘れられず、ついにはこんな下手な変装で正体を隠して突撃するという暴挙に出たというのが此度の顛末である。

さて、一流冒険者でありながらも色々と抜けた所の多い生娘は、今もローブ姿のおかげで自分は他の客に埋もれていると信じている。
そして何より、眼前に積まれた色とりどりの淫具に完璧に意識を奪われ、人垣を作る勢いで周囲に集まる男性客から向けられる視線にも気付いていない。
蛍光ピンクの色合いもいやらしいディルドを手にし、くくりつけられた説明文に熱帯びた蒼瞳を走らせる。
若干前かがみの、薄手のローブにくっきりと臀部の丸みを浮かび上がらせる姿勢は、時折内腿を擦り合わせる仕草によって雄を誘うかに尻肉を振っていた。

「こ……これ……多分これ、ですっ。ふたなり化……これでまた、あの時みたいにおちんちんを………❤ ………?」

余程集中していたのだろう。
控えめな声掛けに気付いたのは、一呼吸を置いてから。
―――あれ? なんか女の子の声が聞こえたかな……あ、もしかしてわたしに声掛けたのかな……なんかちょっと聞き覚えがあるなぁ……ちょっとリスに似てるなぁ……。
なんて思いながら肩越しに向けた蒼瞳が、フードの隙間から一瞬だけ、しかしはっきりと親友であり、今は恋人となった少女の姿を捉え

「――――………ッ!?」

ドビクゥンンッ!
バネ仕掛けの人形の様な勢いで、彼女に背を向けたまま気を付けの姿勢をとった。

リス > 近づいてみるとよくわかる。
 むちっとした肉付きのいい体は男好きのする体であるという事。
 ローブでも隠しきれないそれ、隠しているからこそすごく想像を掻き立てて淫らな雰囲気が醸し出されているという事。
 やっぱり、男を誘っているようにおしりが振られているようにも見える。
 そして、逆にそれが周囲の男たちの興奮を煽り人垣ができている。彼女を中心に扇状に。
 ある意味彼女の独壇場と言えるエロステージというところであろうか。

 そしてもう一つ。

「あ。」

 彼女の漏らした声に気がついた。流石にそれを忘れるとは言えない。
 顔は見えないけど。
 どこかで見たことあるローブ、どこかで見たことあるような体型。聞いたことのある声。
 商人とは、人を相手に商売するお仕事であるので、人の事を覚えるのは職業病とも言える。
 相手もこちらに気がついたのか、背筋を伸ばすのがみえる。

「頼まれたもの、見つかった……?」

 ニッコリと笑って問いかける少女。
 ゼナちゃんがお仕事中に立ち寄って覗いてた体にしてみます。

「とりあえず、別のところ行きましょうか?」

 護衛たちに道を開けさせながら、場所の移動を提案。
 しばらく歩く事にしよう、時間をかけて彼女が落ち着く時間を与えましょう。

ゼナ > ―――リ、リリリリリリスぅっ!? なんでっ!? なんでなんでなんでなんでなんでぇえぇえッ!?

フードのひさしから半分覗いた生娘の顔は、真っ赤に染めた頬に面白いくらいにダラダラと冷や汗を垂れ流し、吸盤状の底部を持つ蛍光ピンクの張り型を片手に握りしめたまま、直立不動の気を付けで硬直している。

えっちな好奇心剥き出しで淫具の山を観察していた娘をニヤニヤと視姦していた男たちも、けばけばしい店にはまるで見合わぬお嬢様の登場で、罪悪感にも似た居たたまれなさを感じたのだろう。
自分は通りがかっただけですので? みたいな顔で視線を反らし、人垣の包囲網を散らしていく。
それでも、美少女お嬢様とローブ姿のすけべ娘とのやり取りには興味があるのだろう。
今度は少し離れた所で足を止め、二人の様子を観察し始める。

そして、もう色々バレバレなれど、本人だけはまだ気付かれていないと信じているゼナは、お嬢様の言葉に対して

「―――ニャうッ!? ……んな、なにかごよぉですか……?」

第一声から噛み噛みしつつも、生娘はお嬢様から顔を反らし、無理矢理作った男声にて言葉を返した。
最も、男声と思っているのは本人だけで、無理して声を低くしようとした可愛らしい女声でしかないというのが実情である。
まぁ、普段のゼナの声音とは異なるため、声だけであればごまかせたかも知れない。
が、その背丈といい、ローブに浮き出たむっちりエロボディといい、フードから覗く真っ赤に染めた頬の小麦肌といい、どこからどう見たってゼナなので、正直ごまかしようなど全くないのだけれども。
そして、頑なに顔を背けつつも、ちらりと盗み見た彼女の顔は、全て分かっていると言わんばかりのプリティスマイル。

「――――は、はい……。」

流石にごまかしきれないと悟ったゼナは、心残りもたっぷりとピンクのディルドをディスプレイに戻し、保護者に引っ立てられるかにとぼとぼと彼女に着いて場所移動。

リス > 野次馬たちから離れるように歩き、護衛達に野次馬の足止めを頼んで、しばらく移動する。
 ある程度移動して安全を確認すれば、自分がよく使う夜でもやっているBARに連れて行こう。
 路地裏にあるBARで、会員製のお店であるが高級というわけではなくて、女の子専用のお店というものである。
 店員も店長も全員女の子という徹底ぶりのお店で有り、全体的な雰囲気は落ち着いていて、高級感とかは一切ない。
 メニューを見ても、一般の店とさほど変わらない程度のお値段である。
 
 お店の中は多くても15人入るかどうかの正方形の内装で、カウンター席がいくつか、ボックス席が二つある。
 客はいない模様で奥のボックス席に移動して、腰を下ろして彼女の方を見る。

「御免ね、邪魔、しちゃったかな?」

 トボトボとうなだれていたあいて。
 やっぱり、声をかけなかったほうがよかった?少女は心配するように覗き込む。

ゼナ > あんな所で何をしていたのかとか、手に持っていたモノで何をしようとしていたのかとか、聞かれたらどうしよう。
何かうまくごまかせる言い訳を……と、必死に頭を悩ませていたゼナは、己が小洒落たバーに移動していた事に気付くのにも遅れた。
―――あれ、ここ、どこかな?
なんて思考も丸出しに、目深にかぶっていたフードを下ろし、ようやく羞恥と興奮の朱も抜けた顔を露わにして、蒼眼を困惑に瞬かせつつ周囲に視線を巡らせる。
そんな中、いっそ申し訳なさそうなくらいな声音が恋人となった相手から向けられたなら

「――――い、いいいいいいえっ!? しょ、そんな事はないでござりますっ!」

どこの国の言葉ですか……と、己のわけが分からない感じになっている語尾に内心でツッコミつつ、「―――んんッ。」と小さく咳払いして

「あ、あそこで何をしていたかは、そ、その……機密……そうっ! 機密ですのでっ、例えリスにでも言えませんっ! ……けど、邪魔とかじゃなくってぇ……ええ、と………。」

じわぁ…っと目元に朱を滲ませながら、そぉっと伸ばした小麦の指先を彼女の手に触れさせて

「―――リス、会えて、嬉しいです……。」

機密云々は近所のちびっこさえ騙せぬだろう下手くそな嘘まみれだが、その後の言葉については嘘やごまかしのない、素朴な本心。
ならばこそ、浮かべる笑みは若干の照れを含みつつも、いつも通りに自然な、柔らかく綻んだ微笑みとして彼女に向けられた。

リス > 「ふふ、大丈夫、落ち着いて。」

 慌てて否定する相手の様子に少女は珈琲を注文してから、なにか飲む?とメニューを手渡そう。
 気を取り直した彼女からの言葉には、機密という一言。
 それに関しては少女はうん、とうなづいた。

「ゼナ、気にしなくてもいいわ。私はあなたの恋人だけど。
 貴女を縛る者じゃないわ、何をしていたとしても、それはプライベート。
 言えることは言ってくれればいいし、言えないことは言わなくてもいいから。」

 ね?と顔を赤くしている相手にウインクしてみせて。
 触れる手指、少女も彼女の指に己の指を絡ませる

「私も会えて嬉しいわ、ゼナ。」

 くるくると表情の変わる彼女。素朴でも可愛らしいと思える。
 彼女の笑顔に、自分もついつい顔がほころんでしまう。

ゼナ > 「―――ぇと、そ、それじゃあこの、蜂蜜入りのホットミルクをお願いします。」

注文を聞きに来た店員に、こめかみから一本垂らした金の三つ編みを揺らしつつ頭を下げた。
そして彼女が立ち去ってから、ウィンクと共にリスから向けられた言葉は、どうしようもない気恥ずかしさを覚える己を気遣っての物ではあるけれども、それでもゼナの頬に浮く赤みを広げてしまう物だった。

そんな頬の赤みを落ち着かせようと改めて眺めた店内は、庶民であるゼナであっても居心地の悪さの無い落ち着いた雰囲気を滲ませていた。
それでいて、下劣な酔っぱらいの存在を許さぬ感じの小洒落た風情のためなのか、店内には男性客どころか男性店員の姿さえ見受けられない。
周囲が同性のみで固められている事に、妙な安心感を感じつつ、ゼナは改めてソファの隣に腰掛ける恋人に碧眼を向けた。

普段と変わらぬ彼女の仕事着は、華美な装飾こそ無いものの上品な仕立てで清潔そのもの。
蜂蜜色の艶髪や、染み一つ見受けられない白肌と相まって、「あぁ…リスは今日もお嬢様ですぅ…❤」なんて妙な感想をゼナに抱かせる。
テーブル下、薄手のローブを挟んで触れ合う太腿の上にて絡む二人の手指。
柔らかくて暖かくて小さな彼女の指先は、なんだかもうそれだけで愛おしい。

「………………………。」

さっと周囲に走らせる蒼瞳。
簡易的な物とはいえ、4人掛けのボックス席は仕切りで覆われ、唯一仕切りの無い通路側でも、こちらに目を向けている者はいない。
そんな状況をきっちり確認したゼナは、わたしとリスはもう恋人なんだから、と衝動的な心に言い訳して、ひょいと身を寄せ首を突き出し、隣に座ったお嬢様の唇を不意打ちじみた口付けにて、チュッ❤と奪う。

リス > 店員はふたりの注文に、頭を下げて了解の意を示し去っていく。
 しばらくの間は、静かな時間が進んでいく、裏路地ゆえに表の喧騒は聞こえず、店には自分達と店員しかいない。
 彼女は店の内装を見回している模様。
 お酒も扱っているが、女の子に好まれる甘いお酒が多い模様、主眼はむしろソフトドリンクや軽食、ケーキ等であろう。

 自分に視線を向けてきた彼女、その視線を受け止めるけど、何やらほんにゃりしている。
 なにか付いているのかしら?と自分の服を眺める物の、特に何かがあるわけではなくて。

「きゃ?」

 不意に奪われる唇。
 意識していなかったからか、思わず声が溢れてしまう。
 触れられる彼女の唇は、一瞬のことでも甘く感じられて。
 彼女からの行動に少女は目を細める。

「ね、ゼナ。好きよ。」

 少女は、ゆっくりと腕を伸ばして彼女の首に腕を絡める。
 そして、こちらからも唇をそっと重ね、深く口付ける。
 たっぷりと時間をかけたディープなキスを楽しみ、顔を離す。

「ここね、会員制のお店の理由は、女の子が好きな女の子の憩いの場兼、出会いの場なの。」

 実はいかがわしいこともできるお店なのよ?とメニューの一番下を指さす。
 そこには、秘密の花園というメニューと食事にしては高い値段が書かれている。

「堂々と、できない子達が一晩の愛を交わす為の場所なの。」

 と、視線を少し外して店の奥を見る。
 店の奥に、さらに奥に続くであろう扉が見えて。
 そして、視線をゼナに戻した少女は意味ありげに、笑みを浮かべるも言葉にはしない。
 でも、その目はどうする?と問いかけていた。

ゼナ > 悪戯めいて奪った彼女の唇は、今日もぷるんと柔らかくて甘かった。
漏らす声音も可愛らしく

―――うぅ、ここがお店じゃなくって宿屋とかリスのお部屋とかなら、このままエッチな事しちゃうのに……。
なんて考えを抱き、もどかしげに内腿をこすり合わせてしまう。
そうした艶事を伴わぬ健全なデートにも憧れていた生娘なれど、一度彼女に触れてしまえば、もっと深く、もっといやらしく彼女と絡まり一つになりたいという欲を抱いてしまうのだ。

いつも通り淫具のセットを下着代わりに身に着けた変態的な格好で、卑猥な道具の数々を目の前にしていた事も尾を引いているのだろう。
薄手のローブで隠されてはいるものの、小麦の内腿は今も恥ずかしい蜜でにゅるにゅるしてしまっているし、リングの嵌ったクリトリスはぴんっぴんに尖りきっていて、腹腔奥にはプラム大の淫珠の連なりが深々と埋め込まれて排泄欲を伴う異物感で生娘を苛み続けているのである。
それらの淫具とも、恐らくは後しばらくの付き合いとなるはずだ。
それでも、飼い主たるお姉様との連絡が付くまで、もしくは書き置きを置いてその懐から離れるまでは、自分たち家族を救ってくれた彼女へのせめてもの恩返しとして出来るだけ約束通りにしておこうと考えての行動である。

「――――あ……リ、リス……ん、ふぅ……ちゅ、ちぅ……っ。」

恋人からの切り返しは、ドキンッと鼓動が跳ねてしまうくらい大胆な物だった。
震える睫毛は蒼の双眸を薄く開いたまま不安げに周囲の様子を盗み見て、しかし、半開きにした口腔に潜り込む彼女の舌を拒絶するでもなく受け入れて、卑猥な水音を漏らしながら甘い口付けに身を任せる。
ぴくっ、ひくんっと口内の愉悦に小さく身震いしていたゼナは、ねっとりと唾液の糸を引きつつ離れていく彼女の唇をドキドキしたまま見送って

「ぇ……、と、それってどういう……? ――――ぁ………。」

意味深に動かされた空色の瞳を追いかければ、恐らくはそういった事を目的として作られた場所へと通じるのだろう扉。
色恋沙汰に疎い生娘にすら、意図の感じられる視線の問いかけ。
緊張と興奮、そして甘やかな期待に包まれながら、ぽってりとした唇が返答を紡ぐ。

「ん……リス……そ、その……連れて行って、ください……❤」

羞恥の色を広げながらも、気恥ずかしげな微笑みと共に気持ちを伝え、恋人つなぎの手指にきゅっと力を込めた。

リス > 「ちゅ……ん。んんんっ。」

 唇を重ね、深く、深く重ねて舌を伸ばして、彼女の唇を舐めたり、口の中に舌を差し込んで舐め込んでいく。
 とろりとした唾液を塗りこみ、じゅる、とすすり上げていく。
 キスをしているだけでも、興奮してしまうのは、彼女の興奮に引きずられているのかもしれない。

「ふふ。ゼナ。いいわ……。」

 視線と意図に気がついてねだる相手は、とても淫靡で可愛らしい。
 自分を見る目が濡れて欲情に燃え上がりはっきりとわかる位にフェロモンを零しているのだ。
 少女は彼女の願いにうなづいて、店員を呼んで、一番下の注文と前払いの金貨を渡す。
 直ぐに、奥の入口への鍵と、個室への鍵がペアになった鍵束を預かる。

「じゃあ、行きましょう、ゼナ。」

 鍵を預かり、しっかりと恋人つなぎした彼女の手を引いて奥へ。
 鍵を開けて、入れ扉の奥には通路が有り、ずらりと並んでいる扉。
 その一つ一つが、その為の部屋なのだろう。
 鍵の番号と同じ扉を見つけて鍵を差し込めば、カチャリと扉が開く。
 その部屋はあまり広くはないが、シャワーもトイレもしっかり設置されていた。
 ベッドは一般的なダブルサイズベッドであったので、流石にリスの家のそれと比べると幾段か落ちるだろう。
 シャワー室、トイレ、ベッドだけ、そんな部屋だがそれでも、交わるには十分な大きさである。
 彼女とともに部屋に入れば、内側から鍵をかける。

「ゼナ……たっぷり、愛し合いましょ?」

 ちろり、と舌なめずりして彼女を見上げ、少女は蕩けた笑みを浮かべた。

ゼナ > 鍵を差し込み開かれた扉の奥は、抑えられた照明によって形作られる薄暗がりもあって、淫靡な異界へと迷いこんだかの様。
ずらりと並ぶ扉越し、微かに聞こえる甘い喘ぎ。
冒険者ギルドの酒場などで、時折男性冒険者達が話題に昇らせる娼館の様。
しかし、聞こえてくる喘ぎは勿論のこと、それを煽るかの言葉責めも同性の涼やかな声音ばかり。
―――本当に女の人だけのエッチなお店なんだ……。
先の彼女の説明に実感が伴って、ゼナの興奮をますます昂ぶらせていく。

そうして恋人つなぎに誘われるまま、入り込んだ個室は、淫行の為に必要な物だけが機能的に配置された、まさにそのためだけの淫靡な部屋。
その様子に痛いくらいに鼓動を早めさせていたゼナは、背後から響いたガチャリという鍵掛け音にビクンッとローブ姿の肩を跳ねさせ振り向いて

「――――は、はい……リス……❤」

己よりも少し小柄なお嬢様の、どこか肉食獣めいた所作にドキッとしつつ頬を赤らめ頷いた。
寝台に向かって後ずさりながらローブの襟首を結ぶ蝶々結びをしゅるりと解く。
袷を開いて胸の谷間どころか小麦色の双肩までも露わなオフショルセーターの純白を晒してローブを落とす。
膝裏を寝台の縁に押される様に、ギシツ…とベッドにお尻を落とし、丈の短いデニム地のスカートの暗がりに、蜜濡れた恥部をちらちらと覗かせながら、ロングブーツを脱ぎ落とす。

むっちりとした太腿に柔らかく食い込む黒の長靴下が、ベッドの上を這い下がり、すっかり寝台上に乗った体躯がたわわな双乳を張るかの様に細腕を広げて恋人たるお嬢様を誘う。

リス > 「あら、怖い?
 普段と違うところでのエッチ。」

 ビクンと跳ねる彼女の肩、そして勢いよく振り返る彼女。
 確かに、自分の屋敷に比べればほかの客もいるだろうし、たまに声も漏れてくる。
 それでも、その辺の安宿よりは壁も厚くて声も静かである。
 声が少し漏れてくるのは自分たち以外の声で興奮するためとも言えるのだろう。
 実際彼女も興奮しているようでもあるし。
 彼女は先に移動し、ローブを落としてブーツを脱いでいく。
 ベッドに座る様に、彼女の濡れ光る秘所が見えて、少女も興奮していく。
 すぐに部屋の中が甘い匂いに包まれていく気がする、気のせいなのは分かっているけれど。
 むっちりとしたチョコレート色の肌があらわになり、両手を開いてくれる相手に少女も近づいていく。
 己のスカートを落としベストとトップスも脱いでいく。生まれたままの姿になれば、彼女の目には固くなり、そそり立っている少女の肉棒が見えるだろう。
 両手を開く相手にのしかかりながら、少女は唇を重ねて、強く吸い立てる。
 彼女の太ももに肉棒を押し付け、デニム地のスカートを外していく。

「性急で悪いんだけど……。
 今日はもう、ぜなと一つになりたいわ?
 前戯を飛ばして、ゼナの子宮の中に、リスの精液たっぷり注ぎ込んで、娘を孕ませたいの。」

 さきほど、彼女のお尻を見ていたのもあり、少女は己の乳房を彼女の乳房に押し付けてこね回しつつ強請る。

ゼナ > 【まずは危険日判定してみますっ!】 [2d6→1+1=2]
ゼナ > 【今日は超安全日でしたっ!】
ゼナ > 「――――ぁ……ちょ、ちょっと待って。」

シーツの上を這い下がるお尻が、ごりゅりゅっと重い悦感を生じさせ、ハッと気付いたゼナは広げていた両手をお嬢様に突き出す形に変えて静止する。
まずは首筋に巻かれた革の首輪を、続いて淫核に嵌められた金のリングを外す。
そして、少しばかりの逡巡と共にトイレに目を向けたゼナだったが、リスの前なら……と覚悟を決めたか、片手を腰の後ろに着いて横向きにひねったお尻を浮かせ、タイトなミニスカートの奥に潜り込ませた手指で兎尻尾を掴むと

「――――んんぅうッ、ふ、ぁっ、ふわぁぁあああぁああ……ッ!」

じゅぽぽっ、にゅぽっ、にゅぼぼぼぼぼぼぉおっ❤ と、腹腔深く呑み込んでいた淫数珠を引きずり出した。
卵白じみて半透明の、愛液よりも粘りの強い腸液をねっとりとまとわり付かせた野太いパールが、猥褻な香りをほんのりと湯気立たせつつシーツの上に蟠る。
はぁ…はぁ…はぁ…と乱れた呼吸で豊乳を上下させながら、それらを纏めてベッド脇のローボードの上に置く。
彼女にならば、どのような姿だって見せられるとは思っていても、それでもやはり気恥ずかしさはあるのだろう。
ゼナは赤みを増した顔で、気恥ずかしげな笑みを浮かべて改めて

「リ、リス……好きに、してください……❤」

タイトなデニム地をむちむちの太腿側面に食い込ませ、しどけなく開いた内腿奥のぬらぬらと妖しく濡れ光る姫園を見せつけて彼女を受け入れる。
スカート脇のボタンが外されたなら、自ら腰を浮かせてそれらが引き下ろされるのを助け、続く言葉にはちょっとだけ申し訳無さそうな顔をする。

「―――ご、ごめんなさい、リス……その、今日はすごく大丈夫な日で……ぁ、赤ちゃんは出来ないと思うんです……あっ、で、でも、その分いくらで中に注いでくださって大丈夫ですのでっ! リスの精液、ゼナの中に全部注いで……って、や、やだ、何を言わせるんですかぁっ!」

金の翳りを薄っすらと生やす秘唇をべっちょりと蜜で濡らし、半開きの後孔も露わなボトムレス。
対する上半身は双肩剥き出しのセーターの純白が初々しい。
しかし、そんな上着に刻まれた縦縞を横に広げる豊満な柔肉は、お嬢様の乳肉と重なり合ってふにゃりとひしゃげる卑猥な有様。
そんな中、恋人の望みを叶えられずにしょぼんとしつつも、どうにか元気を出させようと紡ぐ言葉の淫らな内容に気付いた生娘は、真っ赤になって小さく握った拳にてお嬢様の肩をぽかぽか叩く八つ当たり。