2018/01/27 のログ
■アレクサ > 「うう、探しに行くかー…」
はあ、とため息一つ、ゆらりと立ち上がるととぼとぼと歩いてゆきました
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアレクサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 平民地区、屋台通り。朝の屋台通りの何がいいと言えば、そりゃあもちろん手軽にごはんが食べれることだ。
仕事前の急ぎの、ついでにいえば家庭を持ってない連中が特に重宝してる。
この男もそうだった、急いでいるワケじゃあないが、手軽さは好ましい。
「おう、おっちゃん。石蜥蜴の串焼きもう一本おまけ…ダメ?ちぇー、ケチくせえなあ。」
立ち上る色んなものの香り。パンや汁物、朝からがっつり焼き肉の匂いなんかも。
それに紛れて焼かれた串焼き頼んで、もしゃりと食む。
ごった返すような人ごみで、仕事をしてるお父さんたちやら冒険者たちだから、己を避ける人間も少ない。
サイズが目立つことに変わりはなかったが。
■イグナス > 確りと食事を終わらせたならば、さあ、行こう。
今日はダンジョンへと赴く予定、ひとりじゃあなんだ、誰ぞ誘って冒険の始まりである――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
■ピング > 真昼間とて最近は空気が冷たく肌寒い。
店の中は幾分マシだが、暖房の効きがいまいちなのかじっとしていると寒さを覚える程だ。
そんな空気の中、時折身じろぎをしながら、趣味…というか、個人的に非常に心躍る行為を行ってから暫し。
カウンターの上には雑多に写真が散らばって、その中から一枚一枚を選び取ってはアルバムへと貼り付ける作業を繰り返している。
上手い事女性との行為を撮影すること叶った記録の数々だ。
出来上がっているアルバムはもう幾つになったものか知れないが、一枚一枚を手で取り、その内容を思い出してはにやける顔はスケベオヤジと評するに相応しい。
ほふぅ、と満足げな溜息を零しながら白昼堂々と阿呆な行為に勤しんでいた。
■ピング > そして本日も客入りの少ない店の日常は続く。
寒さを感じながらも酷く楽しそうに写真整理をする店主なのであった―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にガラッゾさんが現れました。
■ガラッゾ > 奇跡って奴は意外と起きるようで、今夜は持ち込んだ品々があっと言う間に売り切れて珍しく時間を持余していた。
直に帰れば兄弟達に金を毟り取られるし、かと言って売り上げは娼婦を買うには聊か心許ない。
それならばと普段よりも少し大通りに近い位置の路面に何時ものように獣皮の敷物を引いて露店の格好を取りながら、大通りを行く人々、特にオンナ達を物色している。
右手には陶器で出来た酒瓶
左手にはツマミの焼肉串
フードを被った一見しなくても怪しい己の姿は気にせずに、売り上げで酒盛りしながらの物色だが、一応、一応仕事もしている体を装う為に敷物には一振りのロングソード、それと盾を置き、その直横にミミズとナメクジがワルツを踊っているような文字で「オーダーメイド受付中、価格要相談」とやる気が見えない看板を置いている。
――ただ、宣伝代わりに置いた鞘に納まったロングソードは「魅せる」為に打ち出した一振りだけあって、鞘の装飾こそシンプルな革のつくりだが剣の柄には妖精を模した装飾が刻まれ、特殊な素材を使っているからか鞘からは青い魔力光が霞みの如く滲み出している。
盾の方はさらに露骨に力を感じさせるデザインだろう。
盾の中央には剣と対になるように涙を流し悲しい苦悶の表情を浮かべる妖精がデザインされており、その左右に1対ずつ同様の表情を浮べた妖精が配置されている、
そして滲み出す魔力光は剣よりも大きく時折小刻みに盾自体が震え、耳障りな金きり音をたて周囲に存在を何かを訴えようとしているのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフローディアさんが現れました。
■フローディア > (少女の扱う武器はどこにでもあるただの二振りの短刀であった。いくらでも替えが利く代わりに、耐久性や切れ味、装飾については名のある品やオーダーメイドには遠く及ばない。此度もそろそろ刀としての機能を失いつつあり、自分で修繕できるレベルを超えてボロになってしまった。その為、新しい短刀を求めて、武器などを扱う露店の方へ顔を出した。きちんと店を構える武器屋に比べて玉石乱れる露天ではあるが、たまに掘り出し物、と呼べる逸品が混ざることもある。あまり資金も潤沢な訳ではない。ここで1つ、目を引く掘り出し物でもないか、と探しに来た訳であるが。)
・・・?
(カタカタ、と何かが揺れる音を耳にした。自然と視線もそちらの方へ。その音の方に視線を向け、近づいてみればそこはどうやら露天、のようであった。フードを被り、酒瓶に焼肉串、というどう見ても商売をするようには見えない風貌ではあるがそこに並べられている品々は見事な逸品であった。剣の柄には見事な装飾が施され、何やら魔力が漏れ出していると思われる光も見え、盾の方も悲しげな表情を浮かべる妖精がデザインされた見事な逸品である。目利きがある訳ではない。それが実際いくら程のものであるのか、少女にはわからないけれど、かなりの高級品であろうことは理解できる。)
・・・他にも、ある?
(少女の声が、冷たい夜空を伝い、かの妖精へと届くだろうか。とてもじゃないが恐らくこの剣や盾には資金が届かないだろう。けれど、このレベルを造れるのならば、他にもきっと高いレベルの品々があるだろう。それを期待して、少女は妖精に問うた。他の品々があれば見せて欲しい、と。 ――尚、ただでさえここの国の言語は完璧ではない。それに加えてひどく歪んだ文字であれば少女は彼が書いたであろうオーダーメイド、の文字を読むことは困難であっただろう。恐らく、そこの看板に書かれている文字は何かの紋様か何かだと勘違いしたことだろう。)
■ガラッゾ > 口の中に広がる焼いた正体のわからない肉にたっぷりと塗られた甘いタレと香辛料の味と香り、其処に安酒を流し込んで……と陶器で出来た酒瓶をかかげ口つけて傾けかけた所で客に気がつき、ちらりと横目で客人を一瞥してから、口に酒が滑り落ちる前にゴンッと敷物上に置き、手にしていた半分ほど喰らった焼肉串を地面に突き立てた。
――ごくん
流石に口内に肉のある状態で会話をして客を逃がすほど間抜けではない、それとなく咀嚼音を抑えながら最後に肉の塊を飲み混むと、喉に引っかかったその肉を落す為に自分の胸板を拳でとんとんと叩き、大きく肉と酒の香りが濃い空気を吐き仕切りなおしと言わんばかりに、両手を打ち合わせた。
「今夜はこいつで終いダガ、コイツも売りもんじゃねぇからなぁ……。人間達が言ってるサンプル?って奴サァ。」
敷物を軽く一瞥してから、フードで隠して見せない様にしているそのフードの闇の中でニタァと口元を歪めると、今夜最後に客になりそうな少女に値踏みするような眼差しを向ける。足元からその胸元までナメクジが這うような、足の肉付きから尻の形を想像し、腹部から胸元に今にもしゃぶりつかん眼差しをだ。
「……それともオーダーメイドッちゅー奴を希望かい?短剣?手斧?竜を殺すような奴カラ、城壁をぶっ壊ス奴まで金と報酬さえくれリャなんでも造るぜ?」
右手で自分の細い顎を撫でつつ、時折ぶれる不慣れな人間の言葉を使って問い返し、チラッと傍に置いた看板に視線を落とした。
苦悶と悲しげな表情を浮べる妖精がデザインされた剣と盾
それは客を迎えるように、かそれとも何か思うところがあるのか、カタカタと揺れて音をたてるのだった。
■フローディア > (妖精の口から放たれる芳潤な肉の香りと酒の匂いはモノがなく、咀嚼された後だとしてもその残り香は空腹を誘う。晩御飯がまだ、となれば尚更だ。こくん、と垂れそうになった涎を飲み込み、妖精との対話を試みようか。)
さんぷる・・・?売り物ではないのね?なら、売り物、見せて欲しい。貴方の武器、とても良いものだから。
(夜空においてもきらり、と月光を反射し光る刀身。洗練されたデザイン。武器ではなく、インテリアとしておいても素晴らしい逸品であるだろう。なればこそ、彼の武器が見たかった。自分の手が出るモノを扱ってるかどうか、まではわからないけれど・・・とりあえず、見せてほしかった。
そして、彼と話をする最中、その視線が舐め回すように自分に注がれば当然、その視線には気づくだろう。ゾクリ、と悪寒がするような・・・厭らしい視線。それを受けて少女は苦情を言うのでも、逃げるのでも、身体を隠すでもなく――ふ、と口元を歪ませ笑みを浮かべた。彼の視線を受けて、それに気づいて尚、それを良し、とした。男から劣情を向けられること。それは少女の常識において、女として優れていることの証でもあった。多くの男から求められることこそ優秀な女の証。見るだけなら存分に見るといい。 くすり、と浮かべる笑みは少女の余裕を感じさせるか。)
おーだーめいど・・・。私専用の武器、ということ?でも、私あまり資金はないわ。そういうのを頼める程は・・・。
(オーダーメイド。それは相当な額を要求されると聞く。城を攻略するような予定はないから良いとして、竜すら狩れるような代物であれば興味はある。けれど、それを手に入れるには相当な額が求められるだろう。しかしながら、少女の財布の中は潤沢ではなく。ある程度の資金はあるものの、オーダーメイドを依頼するような額となると少々厳しいものがあった。)
いくら、するの・・・?
(一応値段を聞いてみよう。もし、払える程度であれば、考えてみるのもありだろう・・・。
――カタカタカタと揺れる盾と剣。時折その音が気になるようでちらり、と視線を向けるけれど、少女に何かを見透かす目利きがある訳ではない。その揺れる音が何故音を出しているのか・・・見透かすことはなく。ただ時折ちらり、とそちらの方に視線をやるだけであった)