2018/01/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 平民地区の一角、屋台が立ち並ぶ通りがあった。
さむいさむい冬の中だけれどそれでも、湯気をたっぷりと立ち上らせてたくさんの飯屋が店を出していた。
屋内の飯屋とは違った感覚に、それを好む者たちも多い。
その巨躯の男も、そのひとりだった。屋台のいっこ――とはいえ入りきらぬ体躯のせいでちょいと外側に、椅子を出しながら。
空を見上げて、ずずー、とソバを啜ってた。
「んー………さむい。」
いかに温いソバといえども、寒空の下では当然だ。
ずびーって鼻をすすった、ら。…ひらりと舞い落ちる白い塊が、いくつか。
「………寒いわけだ。雪か、ぁ……。」
季節だねェと見上げる空、ひらりと舞い落ちた雪が鼻に当たって溶けて消える。
冷えた鼻先がむず痒くて、ぶぇくし!と品のない、盛大なくしゃみをひとつ。
■イグナス > ずびりとまた鼻を鳴らして、空を仰ぐ。
暫くの間、ちらほらと舞い落ちる雪の美しさを楽しんで――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からイグナスさんが去りました。