2017/12/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 平民地区の外れにある小さな公園
石畳、植え込み、芝生とベンチしかないような簡素な公園に、軍服を纏った少年が舞い降りる
手には大きな紙袋、中には猫用のドライフード、ではなく、港で適当に買い漁った魚の切り身やら、海老やら、まあ海鮮の類
そのニオイと少年の気配に釣られたように、野良猫が、一匹、二匹と顔を出す。にゃーにゃーと足元に群がる野良猫に、適当に海鮮を放り投げる。取り合いになったら「おら、喧嘩すんな」と、首根っこを掴んで、お互いに魚をくれてやって
「ま、星のめぐりの最後だ、たまには美味いものでも食え」
と、魚にがっつく猫達に背を向けて、自分はベンチの方へ
■グラスシエル > ベンチに、ごろんと寝転がる。外套を毛布代わりに、その外套の上には、カニと、ちょっとだけ先程の魚よりも高級な切り身を置く。
ここを寝床にする野良が来れば勝手に食うだろう。
あとは自分は勝手に一休みするだけである。さて、おやすみ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミーシャ/シャーリィさんが現れました。
■ミーシャ/シャーリィ > ドレスの少女とケモ耳メイドが冬の夜空に跳躍する。
魔族の血を引く令嬢ミーシャと彼女に仕えるミレー族のシャーリィ。
重力から解放された二人は薄い炎のコートをまとい、凍てついた空を自在に舞う。
遠くから見ればその姿は新年を祝う花火のように見えるかもしれない。
「今日はどこに行こうかな」
『お嬢様。深夜の外出は危険です。そろそろ帰宅なさった方が』
「引きこもってちゃダメって言ったのはシャーリィでしょ。一貫性がないな。もう」
『何事も時と場所を選ばなければなりません。さもないと……』
「だったら尚更、今夜出かけなきゃ。年越しの祭りがあっちで、ほら!」
『……では、そちらに向かいましょう』
「嫌よ。人が大勢いる場所は嫌いだもの。遠くで眺めている方が楽しいわ」
『そういうところです。直していただきたいのは』
「何よ。危険なのはダメなんでしょ? ホント、一貫性がないな」
そんな会話を交わしながら、令嬢とは名ばかりのヒキニート予備軍と忠実なるそのしもべ(なんのことはない、レズの奴隷である)は冬の空を散歩する。
14歳のお嬢様の帰宅時間はいつ頃になるのか、それはまだわからない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミーシャ/シャーリィさんが去りました。