2017/12/21 のログ
アンセル > 寒そうに白い息を吐くシンシアに寄り添いたいとか考え
でも楽しそうに笑顔で歩く姿にそれは野暮なのかとなやんでしまい

ゆっくりと歩く姿を後ろから歩き
シンシアが見ている物を低い視線で見ても綺麗な物

時間をかけて歩く姿に冷えてはいけないと意を決し
歩く速度を上げてそっと足に擦りつくように身を寄せて

「シンシア、冷えるぞ」

したから見上げてそっと告げる

シンシア > 「わ、アンセル?すぐかえるよ?」

足元に大きな獣が擦り寄ってきた
最初驚いたものの、すぐにアンセルとわかると
手袋のままだけど手を伸ばし頭を撫でるようにして

「でもほらみて?綺麗でしょ…昼間だと見れないしね?」

夜に外に出たいといえば、反対されそうな気がしたから
こっそりしてたのに、さすがにアンセルにはバレてしまったようで

アンセル > 「心配になってついてきた」

驚いた様子のシンシアに普段よりも心配だぞ
そう言う雰囲気を見せて身体を寄り添わせて
手を伸ばされると自分からも頭を近づけて撫でてと甘え

「凄くきれいだ。昼間にだと気が付かない光景だ」

シンシアの後をついてきてみる事の出来た光景
その綺麗な夜景に目を細めて頷き
本当は危ないというつもりだったがこんな光景を見ればそれも出来ずに身を寄せたままに

シンシア > 「うん、でしょ、昼間だと光とかついてないしね
 夜じゃないとこの景色みれないから」

つい足を止めて人のいない通りと街路樹のイルミネーションを
アンセルを撫でながら眺めてる

頬に触れる空気は冷たくて、少し赤くなってるくらい
ぼーっとしばらく、その夜景を眺めたあとで

「………ん、帰ろっか」

黒い狼といえど
アンセルの毛も冷たいし足だって、冷えた石畳の上では冷たいだろうと

ポンポンと頭を撫でて方向転換、家のほうに歩き出して

アンセル > 「あぁ、夜は出歩くのは危ないから出なかったが…
それは良い景色だ。また来たくなるな」

街路樹のイルミネーションは昼間と全く違い
撫でられ気持ちよさそうにしながら目を閉じて

そして見上げればシンシアの頬が赤く見え

「もういいのか?それなら背中に乗るといい」

久しぶりに歩く夜の石畳は冷たくはあるが我慢は出来る
それよりもシンシアが歩き付かれていないか心配で

帰ろうといわれると大丈夫か?と見上げ
方向転換をするシンシアに疲れたら何時でも乗っていいといいながら寄り添って歩く

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアンセルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 魔女の酒場」に一了さんが現れました。
一了 > 夜になるほど冷え込む空気と、撫でるような風ですら身を震わせるような時間。
酒場は濃度の高い酒ほど体を温め、好まれるように売れていく。

そんな中、訪れた際ですらも侍女服の姿でいるそれは異様に目立った。
どこの貴族の雇われだろうかと周りが密やかに見守る視線。
それに関わらず革のトランクを両手を前に組むように持ちつつ静々とカウンターへと歩んでいく。

そこにいたのは魔女と噂される、仲介から店主までをこなすこの一帯を管理するような人物だった。
決して好いとはいえない笑みを浮かべながら席を勧められ、席に着きながら両手を組んで腿の上へ。

注文は?と聞かれるのなら、並べられたボトルを見ながら無表情のままに、黄金瞳は模索する。
目当ての瓶を見つけるのなら、黄金瞳はただ店主である魔女を見つめ。

「ウォッカをお願いします。限りなく透明に近いものを。」

度数もさることながら、限りなく無味無臭に近いアルコールの甘さと香りしかしない。
個性がないことが個性と呼べるような酒精を注文した。
やがて小さなショットグラスに注がれたそれを両手でそっと持ち上げ、舐めるように味わうだろうか。
体が火照り、顔がわずかに朱が差すように暖かくなりつつ一息つく。

「……ふぅ。」

僅かな甘みを含んだ吐息を漏らしていくと視線を気にすることもなく寛いでいく。
何をしに来たのかはいざ知らず、ここはメイドはあまりにも浮いていた。

一了 > 「ご馳走様です。」

グラスの中身をゆっくりと時間をかけて空にするのなら席を立った。
懐から取り出したハンカチで口元を静かに押し付けるように拭っていくと代金を支払い、トランクケースを手に携えながら静々と元来た道を帰っていく。

―――まいどあり

そう店主のみが片手をゆるりと上げ挨拶をするのなら、ゆっくりと振り返り。

スッとスカートの両端を摘まんでは、片方のつま先を床へ。

そのままお辞儀を終えては店外へと出るのなら、内側はまだ熱いものを抱えつつ白い吐息をこぼした。

「さて、向かいましょうか。」

それは約束された場所か、はたまた仮宿か。
この場でも目立つそれが行くべき場所を、目で追うだけでわかる者はいない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 魔女の酒場」から一了さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 「あの、てめえのためじゃねーんですが」

喉を鳴らす野良猫に、少年は毒づく
苛立つように首をつまんで引っ張るも、猫は目を細めて気持ちよさそうに
ぐりぐりと顔をこねくりまわしてから、しかたなく放置
放置投げてもまた上にのっかってくるのだから意味はない

グラスシエル > 野良猫は、もう撫でないのかとにゃー、にゃー、とおねだり
少年はうざったそうに頭にデコピンをして

「うっせ、さっさと寝ろ」

と、外套の中に押し込む。そのまま夜を明かして

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。