2017/12/06 のログ
クウ > ふらふらと一軒の店の匂いにつられて入っていく事に…
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にウィルバーさんが現れました。
ウィルバー > 夜の街を飛ぶ一匹のコウモリ。
バタバタと忙しく羽を動かし、家屋の上を旋回しつつ行き交う人々を観察していた。

お目当ては隙が多く、且つ血を吸いたくなるような女性。
おまけに人通りの少ない路地を歩いてくれればなお良い。

そんな都合の良い妄想を頭の中で描いては家屋の上を飛び回っていた。

さて、誰がここを通るであろうか。

ウィルバー > 今日はコレといった女性は姿を現してくれず。
コウモリは静かに夜の闇に消えていく。

背に哀愁を漂わせて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からウィルバーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区・路地」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 先日の反省もあり、今日は一日を費やして王都の地理の把握に努めた。
それでもまだ全て回ったともいえず、改めて都会の広さを思い知る。
平民地区とはいえ、路地裏は危険…とは言われているものの、貧民地区にくらべればそれに遭遇する頻度は低い。
そもそも、女性でもない、極端に弱いわけでもない、美形でもない、金ももっていないのだから
襲う側にメリットもないだろう。

「日が落ちると流石にさみぃな」

そろそろ冬用の衣服がほしいころか。
こんど買いに行くのもいいかもしれない。

ブレイド > 路地といえど、まだ小さな店はあるし、灯りも薄くだが存在する。
なにより、未知の場所というわけでもない。
帰ろうと思えばすぐにでも帰れる。
せっかく出し買い物でもして帰ろうか…?

「~♪」

口笛を吹きつつ、散歩でもするかのように。
足取りも軽やかだ。
依頼ではひどい目にあったし、いい気分転換だ。

ブレイド > 油断と言えば油断。
慢心と言えば慢心。
だが、抜けるところで気を抜くのは大事だ。
何かあったとしても、即座に対応できるようにはしている。
逃走経路も頭のなかには構築済み。
通り魔くらいなら、突然襲われても対処できるくらいの備えはしている。

「食事時…ってところか」

街角には、食欲をそそる香り。
そろそろ酒場も客のはいる時間だろう。

ブレイド > 路地からでれば、大通り。
そこで食事も悪くないか。
足取りは軽いまま、路地から人波へと合流する。
今日は何を食べようか…。
おみやげでも買って帰ろうか…。
いろいろ思いを馳せながら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区・路地」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にソラさんが現れました。
ソラ > 日も落ち始め人の行き来が増える時間帯の平民地区の一角。
まだ人の入りの少ない酒場のカウンター隅の席で酒と摘まみを楽しむ人の姿。
この辺りではあまり見ない服装で店内に人が少ないのを良い事に脚を揺らして。

「おやじさん、お酒のお代わり頂戴」

空になったカップを置いては店主に新しいエールを注文し。
それが届けばほろ酔いという姿でつまみを時折に口にして酒を楽しんでいる。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 店の扉が開く。
冷たくなった風とともに店内へ。運よく、まだ混み合ってはいない。
カウンター席へと向かうところで、見たことのある背中。
いきなり隣りに座るも気安すぎるか。ひとつ離れた席に腰を下ろす。

「おっさん、えーと…酒となんか温まるものくれ」

まずは店主に注文。

ソラ > 何杯目かのエールに口を付けた所で扉を開ける音が聞こえる。
冷たい風に一度身を震わせるが振り返りはせずにつまみに手を伸ばして。
聞こえる足音に近くの席に座ったと思っていれば聞き慣れた声。
そちらを見ると先日にギルドで会い色々と世話になった少年が居て。

「こんばんわ、ブレイド。もしかしてこれから食事?」

知った少年と言う事と酔っていると言う事があり笑みを浮かべて軽く挨拶。
開いている一つ隣の席へと移動して隣へと座っていく。

ブレイド > 「ん、おう。あんたか。
まー、そんなとこだ。あんたは…ごきげんだな?
仕事は順調にいってるようで何よりだ」

ソラに挨拶を返し、でてきた酒とあたたかそうなシチューとパンに視線を落とす。
いい香り。うまそうだ。
まずはパンにかぶりつく。

ソラ > 「こんなところで会うなんて奇遇だよね。
この前の仕事から順調で気分がいいから著とした自分へのご褒美かな?
あの時の仕事はきみのお陰で大成功だったよ」

少年のお陰で順調と朱に染まった頬で笑って告げて。
少年の注文が出てくれば何を頼んだのかとついメニューに目を向け。
良い匂いだなとつい鼻を鳴らしてしまう。

ブレイド > 「ま、拠点は同じみてーだし、偶然会うこともあるんじゃねーか?
あー、勧めといて失敗じゃオレ自身も申し訳なくなるとこだったぜ。そいつはよかった。
オレもあやかりたいもんだ」

すでにけっこう飲んでいるのか。顔に出るほどとは。
陽気さは本来のものかもしれないが。

「酒はともかく、メシはまだ…とかじゃねぇよな?食うか?」

鼻を鳴らす女性にシチューを差し出してみる。

ソラ > 「同じギルドを使ってれば確かにそうだけど、
こうして会えたらなんだかうれしくならない?
薦めてくれた上にアドバイスまでもらって失敗したら私が間抜けなだけだから。
んー…それなら今度一緒に行ってみる?」

元々にいい加減な所があるのだが酔いのせいでやや大きくなり。
そのお陰でどうせならと少年に次は一緒にどうかなどと誘いをかけたりとして。

「私は夕飯はお酒と摘まみの人なんだよ。寝る前に食べたら太っちゃうし。
でも本当に良い匂い……」

食べた分がどこに消えているかはきっと見れば直ぐに判る応え。
差し出されたシチューに思わず手を伸ばしかけるも太ると首を左右に振って残念そうに断りエールを口に運んで。

ブレイド > 「わかるけどな。
たしかに見知った顔がいたからカウンター席に座ったようなもんだしよ」

ソラの言葉に同意しつつ、一緒に行ってみるかと聞かれれば
少し驚いたような表情から頷いて。

「一緒か。それもいいかもな。
前の依頼でしくっちまって、死にかけたところだ
仲間がいりゃ心強いな」

気づいたら王都にいるし、何故か傷は治ってるし、いろいろとおかしな状態ではあったが
同じように今度も助かるとはいい難い。
互いにカバーできれば、野盗に遅れを取ることも少なくなるだろう。

「シチューひとくちで何が変わるかオレにはわかんねーけど
食いたきゃ我慢すんなよ?」

視線を一瞬だけ胸に落として、すぐに顔を上げる。
思うことはあるものの、口には出さない。出せない。

ソラ > 「そうだったの?それは嬉しいわね。
見知った人が居たらつい傍に行っちゃうのは判る判る」

少年の言葉にうんうんと頷いて。
誘いの子t場に驚いたという顔をする少年を見つめ。
酔ってはいるがその言葉は嘘や勢いというものではなく。

「一人よりも二人とかで行く方が大きな仕事も出来るでしょ?
死にかけ…?ブレイド、何か無茶な仕事でも受けてたの?
私にあれだけ言って自分がそれだと意味がないでしょ」

死にかけたと聞けば大丈夫なの?と驚いた顔で少年を凝視し。
上から下まで何度も見ては怪我が残っていないかやそんな確認をするように見てしまい。

「変わらないかもしれないけど…変わるかもしれないから…
で。でも一口だけ……」

少年の視線が胸に落ちれば露な肌には紅が差し、姿勢からかより谷間が強調され。
少年の言葉に一口だけ…とシチューに手を伸ばす。

ブレイド > 「ま、今回は様子見で少し距離を取ったけどよ
次は隣に座っても問題はなさそうだな」

頷くソラに人の悪そうな笑顔を向けつつ、酒を一口。
唇と喉を湿らせれば、酒気を吐き出すようにため息。

「そうだな。んじゃ、次は一緒にやってみるか。
よけりゃ、そのまま組んでもいい。
まぁ、怪我は…なんか治ってたんだけどよ
ちょっと野盗に絡まれちまってな…」

大丈夫、と言わんばかりに肩をすくめて笑ってみせる。
むしろ、怪我をする前よりも活力というか、精力があるのだが…それは黙っておこう。

「スプーン一杯分太って、見た目は大差ねぇよ
今でも十分帰り道が危険だろうなって思う程度にはな」

思わず目が言ってしまうも、少し頭を振ってこらえる。
色づいた胸元は艶めかしいの一言に尽きる。目の毒だ。
シチューをソラの前に置き、パンをもひもひ。

ソラ > 「ブレイドは良い子だよね。
私で良ければ遠慮せずに隣に座っていいんだよ」

人の悪そうな笑みに気にしなくていいと楽し気に笑い。
こんな私で良ければ何時でもどうぞと告げればエールを口にする。

「私は討伐とか配達とかそんなのばかりだけどそれでも良いならやってみよっか?
私も時々に一緒に組んでる人が居るから毎回は組めないけど組んだ方が安全に仕事も出来るからね。
治った……?魔法かなにかで?
野盗は……遅くなる前に街か宿場に戻らないとね」

大丈夫という様に肩を竦める少年に本当にと目を向け。
少年が元気ならそれでいいかと深く考えずに。
野盗はこの国は多いと聞いているだけに気を付けないとと思い。

「そうだとしても女の子は気にするもんだからね。太った分は運動をすればいいんだけど…。
帰り道が危険……?」

胸元や太腿に視線が良く向けられるだけに慣れという様に少年の目が向いても気にせずに。
逆に知り合い、そして酔いのせいで無防備感が強く出て。
前に置かれたシチューを一口食べ、美味しいと舌包みを打ち少年の前にと戻して。

ブレイド > 「いい子なんてガラじゃねぇよ
ま、すくなくとも多少は気を使う程度にはガキじゃねぇってことだ
今後はお言葉に甘えさせてもらうがよ」

同じようにエールをぐびりと。

「ああ、そんじゃ、そのときはよろしくな。先輩。
頼りにさせてもらうぜ?
まー、そのへんはよくわかんねぇけど…死んでねぇならそれでいいかってな
まいどそうもいかねぇだろうし、次からは気をつける」

仲間として一緒に依頼をこなすなら、それこそ無茶はできない。
そこも考えて、やっていかねばなるまい。

「ま、その女の子ってやつだからな。
そんなカッコで、そんな…えーと、色っぽいかんじなってりゃ、黙ってるやつはいねー……とおもう」

最後の方はちょっと言いづらそう。
自分だけがそう思っていたらただのスケベだ。
戻ってきたシチューをずずぅっと一口。たしかに美味い。

ソラ > 「私からしたらいい子なんだけどね。
だって見ず知らずがいきなり隣で馴れ馴れしくしてくるなんて事もあるんだし。
それに比べたら気を使ってくれるキミは良い子だって」

甘えさせてもらうという少年にそれでいいと満足そうに頷き。
カップが空になればお代わりと何杯目かのお代わりを注文する。

「私もまだ新人だからそこは先輩じゃなくて同輩かも。
斬った張ったは得意だから頼ってくれて大丈夫だからね。
今回はそうでも次はそうだと限らないから気を付けるようにね」

流石に知り合いが気が付けばいなくなっていたは悲しいものがある。
なので無理無茶はと告げるのだが人の事はあまり言えなかったりもする。

「私の子と心配してくれたんだ。
色っぽい……?あ、もしかしてブレイド君もそんなことしたいと思っちゃったり?」

言い難そうにする少年に酔いのせいもある意地悪く笑って見返し。
素面の時でもそう言う目的で声をかけてくる男は多い。
そう言う相手は話か拳でお帰り願っているのだが少年にはそんな事を口にしてエールを口にする。

ブレイド > 「そこまでガキに見えるかよ…
せめてこう、ジェントルマン!とかよ…いや、ねぇな」

評価してくれることは素直に嬉しい。
少しふざけて見せているのも、嬉しさの現れだろう。

「そっか。んじゃお互いがんばるとしようぜ。
オレも今んところ戦うくらいしかできねーし、フォローくらいはできると思うぜ。
仲間になんなら迷惑はかけねぇよ。次はアンタもいるかも知れねぇから、気をつける」

彼女の言葉を受け止め、頷く。
辛い思いをさせることもできないし。

「んなっ!?う……ぐ…したくねーとはいわねぇけど、別にアンタと話してることに下心とかはねーし、えーと、でも魅力的っつーのか、そういうのはあると思うぜ?」

直接聞かれれば、顔を赤くする。
図星を突かれた。というわけではないが、彼女の胸に意識が向いてしまっていたことは事実。

ソラ > 「どっちかっていうと無理に大人びて見せようとしてるように見えるかも?
ジェントルマンよりは優等生……?」

うまく言葉が出ずにそうは言うが首をかしげて悩んで見せて。
初めて会いいきなりだった事にあれだけ親切にしてくれた事に本当に少年は良い子だと思っていて。

「一人で無理はしないで二人でやればもっと楽に仕事も出来るから、頑張ろうね。
最初はそうでもお互いにやれる事を増やしてフォローし合えば大丈夫だから。
その意気なら大丈夫そう、私も気を付けるからね」

言葉を受け止めてくれた事によかったと安堵して息を吐き。
迷惑を掛けないという気持ちがあればお互いに辛い思いをさせないだろうと。

「男の子はやっぱりそう思っちゃうのね。でも下心なしで話しに来てくれるのは本当に嬉しいからね。
だって下心があり溢れてる人ってすごく多いから…」

顔を赤くしている少年を弄るのが楽しいという様に笑みを浮かべて笑い。
魅力的と言われればついついうれしさのあまりに少年を正面から抱きしめようと手を伸ばす。

ブレイド > 「まー、歳は…大人ってほどじゃねぇけどよ
たぶん、アンタよりも年下だしな」

そもそも自分のほうが背が低いし。
少し照れたように頬をかき。

「そうだな。お互いやれること…まぁ今は戦闘か。
仕事的には討伐やら運搬やらか。手先の器用さや頭がいらなそうなやつ優先で探そうぜ
足りないと思ったもんは、お互い得意そうなことを探して伸ばしていきゃいいさ」

パンの欠片をつかって、スープの器をキレイにして口の中に放り込む。
行儀がいいとは言えないが、美味いのでついやってしまう。

「アンタは話しやすいし、明るいし、裏表なさそうで…普通に仲良くしたいって思うぜ?
まぁ、男っつーか…目立つところは見ちまうし…うおっ!?」

自己フォロー。
確かに下心はないのだが、胸に目が言ってしまったのは少し罪悪感。
だが、その体が近づいてきて抱かれてしまうと、流石に変な声が出る。

ソラ > 「私はどっちが上でも気にしないよ?
それに冒険者に年齢は関係ないから」

背は確かに自分の方が高いがそこは女の子として少し気になったりしていて。
照れたような仕草に可愛いと思ってしまう。

「お互いが無理しないで出来る…害獣の駆除とか運搬からやっていけばいいと思うのよね。
そう言うのなら選り好みしないなら何時でも受けれると思うのよ。
そうそう、それでそれなりに何でもできるようになっていけばいいと思うのよね」

少年の言葉にその通りという笑みを見せて頷いて。
つまみを気が付けば食べてしまっていて追加を頼むかと少し悩み。

「私もブレイド君はなんていうか…親しみが持ちやすくて話してて気が楽なの。
打算もなしで仲良くできる人って凄く貴重訳だし。
隠してるつもりで見るより堂々とした方がまだ私は嫌わないから。
んー…可愛いし良い抱き心地」

隠しているつもりで見るよりもそこは堂々としている方が嫌悪感も抱かないと少年に告げて。
少年を抱きしめれば身長差から恐らく少年の顔を胸に埋めさせるはずで…そのまま抱きしめて。

ブレイド > 「そりゃそーだけどな
でも背伸びに見えるなら、そうみえない程度には育たねぇとな」

頼られたいということではないが
それでも、『大人に見せようとしている子供』でいるわけにはいかないのだ。

「ま、駆け出しは駆け出しらしく…だな。
二人でやるなら、今までよりは楽できるしな」

ソラの言葉を心強く思う。
これからのことを考えると、少し楽しくなってきた。

「ん、く、そ、そりゃよかった…
うわっ!?ぷ…ばかっ!おまえ、こんなのその気がなくても
その気になっちまうだろ……。」

抱かれながら視線をそらしていたが、胸に埋められてしまえば流石に冷静ではいられない。
酒場の店内であるが、男の子の部分は反応を示してしまう。
フードに隠れた耳も、思わずぱたたっと動いてしまう。

ソラ > 「慌て過ぎなんだよ、きっと。
そう言うのは自然と雰囲気に出てくるっていうしね」

無理にそう見せようとするよりも自然とそういう風に出来るようになった方が大人びようとするように見えなくなる。
自然と頼りがいも出てくると少年を安心させようと告げて。

「駆け出しが背伸びをしたら大変な事になっちゃうから。
二人でも確実に出来るって仕事をやっていくのが一番だから」

先を考えれば背伸びをして仕事を進めたくなってしまう。
でもそこは我慢をして一歩ずつ進んでいこうと、その方が楽しいよと。

「冒険者ってどうしても女の子だと、それに異国人だと変な目で見る人が多いからあの時は嬉しかったしね。
え…あ、あはは……そ、そうだよね。ごめんごめんね。
その……したい……?」

普段ならこんなことはしないのだが少年の親しみやすさと知った相手という気のゆるみ、そして酔いと言う事が混じり抱きしめてしまい。
見下ろせばフードが動いている気がするがそれを気にする余裕もなく。
酔いではなく恥ずかしさで顔を赤くして…おずおずと聞いてしまう。

ブレイド > 「仕事的に、舐められてもいられねーとは思うけどな
まぁ、そうなるには腕を磨けってことか」

実際そうなのだろう。
確かに慌て過ぎだし急ぎすぎではある。
ソラの言うことにも納得する。

「一緒にやるならじっくりと、か
ま、焦ってもいいことねぇのはさっき言ったことと一緒だな」

楽しい。
なるほど、楽しそうに笑う女性の表情に微笑んで頷く。

「……あのな、少なくとも印象悪くねー、可愛い女に…その、こんな風にされて
『したくない』なんて、言えると思ってんのか?」

その聞き方はずるい。胸の間からソラを見上げ、やや恨めしげに。
結局、性的魅力に流されてしまってるので少し悔しくもある。

ソラ > 「実力が付けば自然と舐められなくなっていくから。
変に背伸びをするから余計にそう見られるよ」

本当の実力者は目に見えて目立つことはせずに雰囲気で。
祖国の男はまさにそんな感じなだけに少年も数場を踏めばそう見られるようになるはずだと。
それよりも舐められないために急ぎ過ぎて仕損じれな逸れこそだと。

「一人で出来る仕事も二人でやればより早く安全に出来るから。
じっくりでも確実に仕事をこなせるようになればね、
仕事の方からやってくるようになるから」

少年にこういった話をするのが何故か楽しくて。
少年の表情に微笑みが浮かべばよかったと安堵する。

「可愛いなんてあんまり言われないから…その恥ずかしいし…。
これは勢いで……ぁぅぅ………私、上に部屋を取ってるんだけど…」

胸の谷間から恨めし気に見上げられる事にすっかりと酔いも冷めた様に慌て。
少年の視線にすっと視線をそらせて天井、その上の宿を見るようにして。

ブレイド > 「うぐ…背伸びには見えるかもしれねぇけど
ほとんど無意識っつーか、そういう性格なのかもしれねぇ」

舐められるのは嫌なのだが。
仕方ないというところもあるかもしれない。

「おう、まぁこれからよろしくな
アンタからすりゃ別の仲間はいるだろうけどよ
それでも、嬉しいもんだぜ」

素直に喜びを口にする。

「……こういうこと言う男に、素直に部屋の場所教えるんじゃねぇよ…
襲われちまうぞ?」

暗に、これ以上…部屋に踏み込んだらおそらくただでは終わらせないと言ってみる。
ソラがこれで冷静になるなら、それでいいが、そうでないなら…何もしない自信はない。

ソラ > 「無理に強い凄いって見せるより実績でそう見せるほうが大きく見えるから。
正確なのは仕方ないから……ブレイドって何かそう見せたいって理由でも?」

もしかして何か理由があったりするのかと気にしてしまい訪ねて。
しかし無理に聞こうという声色ではなく断られればそれ以上は追及はするつもりもなく。

「こちらこそよろしくお願いするわね。
仲間っていうか……仕事を紹介してくれるが正しいというか…。
そう?それならよかった」

素直に喜びを口にする少年の姿に微笑んで。

「これでも人を見る目はあるつもりだから……誰にでも言ってる訳じゃないからね?
それにこの前に同じ部屋に泊まった時にブレイドは何もしなかったし…」

襲っちまうというが以前は何もなかっただけにそこは信じているという顔で。
そして少年を抱きしめるのをやめれば手を握り引っ張るように酒場に買いの宿部屋へと連れて行こうと…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からソラさんが去りました。
ブレイド > 「理由は…別にねぇっつーか、舐められるのはいやっつーか…」

そんな単純なことなのだが。
なんて応えている間に、手を引かれて連れて行かれている。

「お、おい!?ちょっと!!」

振り払うこともできず、そのまま部屋へ…

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からブレイドさんが去りました。