2017/12/02 のログ
■シンシア > ゆっくり…静かな店内と無人の通りを眺めて過ごす時間
少しずつグラスを傾けワインを減らしていく
もう少し、店内で過ごしワインで体を温めてから
家にもどることに
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 昼下がりの午後。冒険者ギルドの扉から入ってきたのは
褐色の肌。鍛え上げられた裸体に獣の革で作られた鎧を着こむ明らかに戦士といった井出立ちの若い男。
中に入れば、そのまま依頼が張られた掲示板を眺めて。
「魔獣討伐系は結構少ないな……」
ふむ、と顎に手をやり考える。
「護衛系も、あんまり多くないし、今は遺跡探索系かな?
つっても一人じゃできないしなぁ」
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にサヨさんが現れました。
■サヨ > 活気のある喧噪に包まれる冒険者ギルド。
そのカウンターの前に一際目立つ異国の装束の娘がいた。
桜色の袖で飾られた両手で一抱えほどの包みを胸に抱き、カウンターに座る初老のギルド員が何やら言い含めているのをじっと聞いている。
「……………。」
聞いているはずだ、ぽーっとした表情でギルド員の頭を眺めているが。
そんな様子に不安を感じるのか、ギルド員は何度も何度も説明を繰り返す。
どうやらダイラスへと荷物を届ける仕事のようだ。
一旦ゾス村で加工してもらう必要がある為、陸路で向かう必要がある。
それなりに距離があるので、二月以内に届けてくれればいい、だから、絶対に船には乗らないで欲しい。
そんなことをこんこんと語り聞かせるギルド員と対照的に娘は頷きひとつせずにぽーっとギルド員の頭を眺め続ける。
不安……そんな表情を浮かべるギルド員は助けを求めるよう周囲を見回した。
■フラスト > 「んん?」
ふと言い争っている声を聴くと、カウンターの前で言い争っている男女。
会話の内容は詳しく聞こえない。というより聞くつもりがない。
男の視線は対照的に女性の乳房へと注がれていた。
「ふむ……THE KIMONOに隠れた胸元……
しかし100戦練磨な俺にはわかる。
あれはおそらくでかい。
たぶん……80後半?とみた」
と口に出して頭の中の思考を漏らせば、行動は早い。
そのまま彼女のもとへとゆっくりと歩いて行って。
「いやいや。そんなか弱い女性に対して声を荒げるなんて何事かねチミぃ。
よくないですよそんなのは」
そして彼女の隣にさりげなく映れば、その視線はいまだに彼女の体を観察する。
「どうだい?お困りごとなら、俺が力を貸すよお嬢さん。
なぁに。困ったときはお互い様だ。
遠慮することはないさ」
と言いつつ、そっと彼女の腰に手を伸ばそうと。
■サヨ > 困り果てたギルド員は近寄ってくる大柄な冒険者の姿を見てほっと安堵の吐息を漏らす。
やっと助けが来た、そんな表情だった。
しかし、救世主が娘の腰を抱いて語りかける姿を見て、がくっと頭を落とす。
ナンパかよ、と。
「…………?」
当の黒髪の娘のほうは腰を抱かれても気にする様子もなく、ぽーっとしたままの表情で男を見上げる。
……大きい……そんな思いとともに頭の中で男の言葉を反芻する。
困っている?誰が?お嬢さん?……自分のことだろか。
でも、自分はまったく困っていない。
荷物を届けるだけの簡単なお仕事だから、街道を歩いていけばいいだけ。
この人は何か勘違いしているのだろうか、とすればその誤解は解いて置かなければならない。
頭の中に回る思考は、つまり、反応の遅れへと繋がる。
男が腰を抱いて娘を見下ろしてから2分ほどが経過してようやく口を開く。
「……別に。困って……ないです。」
そんな二人のやり取りを見てギルド員は頭を抱える。
困っているのはこちらだよ、と。
この娘、腕はいいんだが見た通りでね、報酬は出すから保護者として着いて行ってやってくれないか?
と、初老のギルド員は哀願の視線を筋肉質な男へと向けるのだった。
■フラスト > 「んん?」
特に抵抗もなく腰を抱かせる彼女。まるで流れている時間が違うような違和感。
首をかしげながらも、それでも彼女の腰の細さ。
手に感じる感覚から彼女のグラマラスさを感じ取る。
「いやいや。そうなの?
そうだよねぇ困らないよねぇ。
そうだと思ったんだ
おいおっさん。こんな女性を困らせないとはどういうことだ!」
と言いつつ鼻の下を伸ばし続ける。
そして相手の条件に再び首を傾げ。
「腕がいい?同業者?んん?
再び違和感を感じるも、それでも彼女を逃すには惜しいと本能が告げていて。
「もちろん。そういうことなら正義のフラストさんがお手伝いしようじゃありませんか!
で、お嬢さんお名前は?
あ、もちろん今名乗ったけど俺フラストね?
特技は肉体関係全般。
あ、エッチな意味も含むから。よろしくね?」
と手を差し出しながら、腰をかがめ、彼女の視線と合わせるように覗き込む。
■サヨ > 「…………?」
男の言葉の意味がわからない。
それはギルド員も同じだったようで、お前は何を言っているんだと言った表情を向ける。
しかし、せっかく厄介事を押し付ける相手が出来たのだ、今更細かいことに関わってはいられないと前金の袋を男へと押し付け、後は頼んだよ、と奥へと引っ込んでしまう。
残されたのは筋肉質な男と、腰を抱かれてぽーっとした表情で彼を見上げる娘。
そして、胸に抱えた小荷物。
「…………。」
何かスラングでも混じっていたのだろうか、話の流れについていけないまま、気付けば二人きり。
どうやら一緒に行くことになった……?
ひとりでも大丈夫なのに……でも、別にふたりでも変わらないと言えば変わらない。
だったら、いいかな……。
名前?正義?この人も勇者なのだろうか、あの方以外では初めて会うけれど。
男が言葉を投げかければ投げかけるほど娘の思考時間は長くなり、見た目ぽーっとしている時間が伸びる。
男が口を閉じて3分後、ようやく口を開く。
「……鹿島小夜……サヨ・カシマと申します。お小夜と……お呼び下さい。」
差し出された手には気付かず、着物の前を抑えながら深々と頭を下げる。
「魔物退治は……得意ですので、お任せ下さい。それ以外はちょっと苦手なので……お願いするかもしれません。」
どう見ても戦闘に不向きな性格と服装、ついでに動きの緩慢さを見せながらも口元にほんのりと微笑みを浮かべ自分が出来る役割を告げる。
■フラスト > 「んん?と、得意なの?
そ、その……魔物退治って……あの魔物退治?」
彼女の顔を覗き込みながら、ふと発せられた言葉に首を傾げつつ、なぜか背中に冷や汗をかく。
思った以上にとんでもないことになっているのではないだろうか?
「あ、あーマモノタイジね?マモノタイジ?
あれだよね?確か東方の伝統的なあれだよね?
うんわかるわかる。
オサヨちゃんかぁ。かわいい名前だねぇ。
オサヨちゃん。よろしくね?
とりあえずそこまで遠くもないし、オサヨちゃんが準備できたら出発しようか?
ね?」
深くは考えない。自分の人生哲学にのっとりながら、彼女の腰を抱き寄せつつエスコートするように扉に向かっていく。
しかしギルド員は見ただろう。
どさくさに紛れて、男の手が彼女の尻肉を触っていることに。
■サヨ > 依頼の荷物を受け取りに来たのだから、もう準備は終わっている。
何か少し困ったような男の顔をじっと見上げながら不思議そうに小首を傾げる。
あ、そうか、戦闘は苦手なのかな?じゃあ、守って上げないと。
自分よりもはるかに体格のいい男を見上げつつ、まるで恋人同士のように身体を寄せ合いギルドを出て行く。
それを見送った男たちは一様に思うのだった。
ああ、ヤられるな、もったいねぇ、と。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からサヨさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフラストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 「おっと忘れ物」
慌てて荷物を取った後、かけるように去っていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフラストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にソラさんが現れました。
■ソラ > 日も落ちた時間帯の冒険者ギルド。
客足も少なくなり居るのは仕事を終えた者か翌日からでも大丈夫な仕事を探しに来た者が目立つ。
そんな中で明日からでも大丈夫な仕事でもないかと探しに足を運ぶ。
「流石にこの時間だとないかな…」
係員に尋ねれば掲示板を進められてそちらに足を運び、
実際に確認をすれば土地勘がないと難しいような仕事が多く肩を落とす。
出来れば討伐のような仕事でもあればと考え残っている依頼を一つずつ眺めて。
■ソラ > 「これにしとこうかな」
手に取ったのは翌日の荷物を届けるというもの。
これなら土地勘がなく絵も大丈夫、そう考えて依頼書を取ればカウンターへと向かって
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からソラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > いつもの公園、いつものベンチ
簡素な石畳と、芝生と植え込み、ベンチが幾つか。そんな公園のベンチの一つに少年は寝転がる。もう冬だが、寒さに震えるわけでもなく
胸の上には野良猫がでーん、と丸まってる。いつも通りの公園のいつも通りの関係である。少年は
「どけよ、重いから、ウゼえから」
と言っても、猫は無視する。舌打ちをして、いつも通り夜空を見上げるのだ
■グラスシエル > 野良猫が胸の上で、にゃあ、と鳴く、何か言いたげに少年の方を向いていた。少年が睨むように、野良猫を見る。
はぁ、とため息を付いて
「お前は野良で野生動物っすよね?今は冬なんスよ、寒いのは当然」
少年のつぶやきを無視するように、にゃあ、にゃあ、と鳴く野良猫
少年は心底うざったそうに、舌打ちをして、右腕を上げた
現れるのは外套。魔法で熱を遮断するすぐれもの。
それで、身体をくるむ。野良猫も、満足したようにまた、くるりとまるまる。
「ベッドも布団もとかお前どんだけ贅沢なんだよ・・・」
■グラスシエル > ぬくぬくの外套で野良猫はもう寝てる
少年の方も、宿まで戻るのもめんどい、と外套の中で目を閉じる
ゆっくりと、まどろみにおちていって
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。