2017/11/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルマさんが現れました。
■アルマ > 平民地区と貧民地区のちょうど堺に存在する古ぼけた建物が立ち並ぶ町並み。金のない冒険者向けのリーズナブルな安宿や酒場が犇めき常に騒ぎが絶えないその場も、深まる夜に落ち着きを見せ始めている。
そんな時間、裏通りに一つ、小さな影が蠢く。
■アルマ > 始めは小さな影であった。
両手の平で包み込めるサイズの黒い球。それは音もなく蠢くと少しずつ膨らみ更に形を変えていく。
ものの十数秒でその球は真っ黒い扉となって裏路地に形を成し、音もなく開いていく。
「あ〜、もう屋台のピークは回ってしまったわね。ちょっと寝過ぎたかしら…」
扉から現れた人影はキョロキョロとあたりを見回しながら気だるそうに小さく呟く。
生あくびをしながらヨロヨロと歩き出した人影の背後にあった真っ黒の扉はいつの間にかげも形もなくなっていて。
■アルマ > 「こんな事だった屋台通りの近くで寝れば良かったわね…どっかにまだやってる良さそうなお店ないかしら」
重い足取りのまま何軒か店先を覗いて見るものの殆どのお店が既に簡単な片付けを始め出来上がった客を座席から引き剥がす作業に追われている様子。
到底その場に踏み入れて新たに酒を注文することは叶わず、そのまま徘徊は続きていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルマさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 平民地区の小さな公園
ベンチに寝転ぶ少年がいる。硬そうな紺色と錆色の混じった軍服を着込んだ天使である。何か、気に食わなそうな顔で天を見つめてから、胸元を睨む
「どけよ、重いんだよ」
少年の胸には、野良猫がどしーんと丸まってる
文句はいうが手は出さないのを知ってるので、ゴロゴロと喉を鳴らしながら丸まったまま動かない
少年は舌打ちしながら、腕を頭の後ろに組んで
■グラスシエル > なんだかんだで追い払わないし、体を横にもしない
野良の方もそれをわかってるので丁度いいベッドである
少年の方もいつしか、すぅ、すぅ、と寝息を立てて
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。