2017/10/24 のログ
■ルージェナ > 「なっ、なくなる前に働くよぉ!ルーでもお皿とか洗えるもん」
ポジティブ思考の子供でも、さすがに成人男性に次々と先が暗いことを言われればショックだ。
一瞬口をあんぐり開けて、それからおっ死ぬ発言に噛み付き膨れっ面。
どうやら残りの金額だけのことを指しての発言ではないようだけれど。
「……」
そうして、飼い主の意味を知ると少ししんみり。
彼はそういった意味で仲間と称したわけではないけれど、事実自分の家族はどこかで奴隷として生活しているのだと――思う。
彼らを救い出しに王都に来たは良いが今のところ、生きるので精一杯で手が回っておらず。
そんな状況を思えば一瞬空腹を忘れるくらいだ。
しかし。
「………えっ?ほんと?うん、うん!」
フサフサの耳がぴくぴくと動いて物憂げだった顔を上げる。
蜂蜜色の瞳が輝かんばかりに期待に満ち、何度も頷いた。
手持ちのお金をここで使うべきかと悩んでいた手を再び胸元に突っ込み、お金を大事にしまうと。
「ルー、甘いもの食べたい!」
と、図々しくリクエストまでする始末。
■ライナス > 「そんな事を言ってるから、死ぬ、って言ってんだよ」
簡単な労働くらいなら出来るから、生きていける。ただ金銭的な理由以外の、外的要因による問題を全く考慮していない発言には、完全に呆れた様子で。……だからこうなるのだ、と。内心で小さく、嗤って。
どうやら何かしらの事情があるようだが──そんな事情くらい、抱えていようがいまいが、生きるという事は理不尽なのだ。それを、教えてやるとしようか。
「泣いた烏がもう笑う、ってか。……はいはい、甘いモンな。取り敢えずは、其処のパンで良いのか?」
先程までべったりと張り付いて曇らせていたガラスを示し。顎で尋ねてやって。この後、どういう目に逢わせるにせよ。少なくとも約束してやったとおり、うまいもの、食べたいものくらいはたらふく食わせてやろう。そんな考えに嘘はなく。
「ああ。俺はライナス、お前は? 自分を「ルー」とか言うくらいだし、名前くらい、あるんだろ?」
思い出したように自己紹介をしながら、尋ねてみたり。
■ルージェナ > 「もぉ、死なないってばぁ。ルーね、村ではけっこ、腕相撲とか強かったもん」
腕に覚えがあって、稼げて、それでどうにか生きていける。
少女はそういう世界で生きてきたから。
何だか酷い言われようだが、この腹を満たしてくれる人ならあまり気にならないらしく。
えっへんと、ない胸を張ってから返事より先に足を踏み出す。当然、店内へと向かって。
「うんっ、ルージェナっていうの」
何せ神経はすでにパンに向かっているので、名乗りは最低限の言葉であった。
勝手な歩調でドアを開け、店内に入ってしまうと外で嗅いだより何倍も美味しそうな匂いに頬を綻ばせて。
恩人である彼がついてきてくれているか確認もせず、その姿がどこにあろうと覚えたばかりのその名を呼び。
「ライナス!これ、これ食べたい!
ふわあぁ…!!これ、すっごくいー匂いするうぅ!!」
バターと蜂蜜をたっぷり使ったパンの前で大騒ぎ。
存在感のあるふわふわとした尻尾を揺らしてはしゃぐので
ミレー族と丸分かりの様子にパン屋のスタッフも視線を送ることとなった。
おそらくは、彼の言った“保護者”か“飼い主”の姿もスタッフは探すのだろう。
■ライナス > 「へぇ、そうかそうか。っておい、待てってバカ」
その腕相撲とやらで、どれだけ抵抗してくれるのか楽しみだ……などと、思っている矢先。名乗るが早いか、頷くのが早いか。パン屋の中へと突撃していく様子に慌てて後を追い掛けて入店し。
「あー、はいはい良かったな。ったく……それだけで良いのか?」
「騒がせて悪いな、買うものを買ったらすぐに出るから、許してくれよ」
パンの前で大騒ぎしている様子に苦笑して。迷惑そうな顔をしているスタッフに近付くと、軽く謝罪を告げながら幾ばくかのチップを手渡して、言外に目こぼしを頼み。
「お前、ほんと。よく、今日まで無事だったな」
渋い顔ながらも頷いたスタッフから離れ、トングとトレーを手にしつつルージェナの傍へと近寄ると。呆れた声で言いながら、欲していた菓子パンをトレーに取って。自分は自分でピザトーストや蒸しパンの類を一つ、二つ選んでいたり。
■ルージェナ > 出会ってから何度目になるのか、な呆れた言葉も耳に入らない。
パンを選び、トレーに乗せる相手の傍に寄ると物欲しげに人差し指咥えて、じぃとパン見つめ。
「それ、ライナスの?ルーも食べたい」
すんすんと鼻鳴らし、何だか分からないパンに興味を示す仕草は獣のペットに近い。
他に客はなく、スタッフも少女の奔放な振る舞いを許したとなれば選び放題、パラダイスなのだけれど。
「ルーが知らないパンばっかりなの。どれがおいし?
明日の分も明後日の分もほしいから、…えーと…10コくらいあったら足りるかな?」
両手で指折り数えてみる。
思えば王都に来てから、身なりさえ違えば本当に貧民地区の孤児と何ら変わりない食生活。
そもそもあと数日もすれば実際に彼らのような立場になるのだろうし。
■ライナス > こうして見ていると、本当に犬や猫の子供でも拾った気分になるな、とルージェナの様子を見ながら呆れたように溜息を吐いて。
「お前本当に田舎から出てきたんだな。
こういう場所のパンは、そんなに日持ちしやしないっての。今日食う分だけにしとけ」
パンの種類も知らない、と言うのであれば。恐らくは、本当にミレー族の隠れ里辺りから出てきたのだろう、と出身にも察しを付けつつ。
「人のモン欲しがるって、わかりやすいよなぁ……。
こっちが甘くて、こっちはトマトソースの上にチーズやら具材やらのっけて焼いた奴だよ。……他のも説明してやるから待ってろ、ったく」
他の客が来るまでだな、と思いながら。律儀にわかる範囲で店内の菓子パンの類の説明を、適当ながらもしてあげるとしようか。
そんな光景はそれこそ、“保護者”ないし、“飼い主”とペットそのものに見えて、二人の関係を疑われる事はないだろう。
■ルージェナ > 「ぅえぇっ?ほんとに?宿のぉ…暗くてひんやりしたところ置いといてもだめ?
………でも10コほしいよぅ」
忠告されても保存する気満々の発言を、ぽそり。
今日は相手からほどこしを受けられたけれど、明日明後日こんな幸運が
再び巡ってくるとは限らない。とは、さすがに能天気な少女でも分かっているわけで。
「お野菜好きじゃないの…お野菜入ってないのにするぅ…」
この期に及んでわがまま言うものの、村の料理とは違い、王都の洗練された調理法なら結局食べられそうな食欲はある。
何の縁もゆかりもない自分にパンの説明までしてくれる相手について回り、店内をぐるり。
結局少女は空腹に任せて宣言通り10個ほど選んだけれど、それを全て購入できるかは相手次第。
とにかく買い終える頃には尻尾をふりふりとさせたペットが彼の後ろでちょこりと、懐いた様子でいることだろう。
■ライナス > 「止めとけ。こういうもんは、その日の内に食う為に作られてんだからな」
忠告も聞き入れる様子なく10個選んだ様子に、何度目かわからない呆れた口調で言って。
強請られたもののうち、本当に今日のうちに食べそうなものを幾つか見繕ってトレーに載せた。候補から外れたモノから自分の食事を選んで置いたので、一口、二口も囓らせてやれば満足するだろう。
「よし、わかった。この野菜入りのキッシュは買って食わせてやろう」
我が儘を言う様子を見て、にたりと笑って。ほうれん草のキッシュという、ぱっと見では野菜だらけの、その実気に入りそうな代物を選んで購入してやりつつ。
「しかし。そんだけ腹減らしてるって、どういう暮らししてるんだお前」
聞かなくても想像が付く事ではあったが、何だかんだでそれなりの量のパンを買い込み。紙袋を抱えながら店を出て。ゆっくりとした歩調で、自分の塒へと向かって歩きながら尋ねてみようか。
■ルージェナ > 野菜を嫌いだと言ったのに。少女からしてみれば余計なお世話をしてくれる彼に対し
むくれた顔は見せたかもしれないけれど、他に美味しそうなパンが
多く待っているのだから店を出る頃にはすっかり忘れてご機嫌。
尻尾を大きく振りながらスキップ混じりに彼の横を歩く。
「んーぅ?フツーだよぉ?いろんな宿を回ってぇ、いっちばん安いとこ見つけてぇ、泊まって寝るの。
最初はごはんちゃんと食べてたけど、最近お金少なくなってきちゃったから、たまに」
王都に行くことは決めていたし、すぐに何かしら稼げる仕事が見つかるかと思ってはいたのだけれど。
まだ幼いだけでなくミレー族という立場からそう上手くはいかなかったのだと、道中、幼稚な言葉で説明した。
「なんかねぇ、ルーみたいな子は貧民地区のが生きやすいんだってぇ。
だからとりあえずそこで過ごせるよに、がんばってみよかなぁって」
足りない頭でも一応先々のことは考えているらしく。
普段皺ができそうにもない眉間にわざとらしく皺を寄せ、がんばってますアピールをしておくのだ。
■ライナス > 野菜を食べさせられるという事でむくれていたのが、すぐさまコロコロと機嫌が良くなる様子に。
全くもって、子供らしい、と微笑ましさを感じるのと同時に。そんな子供らしさを未だ保っている事に、そうではなかった自分の子供時代を重ねれば、じわりと黒い感情も滲んだりしながら。
「はぁん。思ったよりは、考えてたんだな」
それと同時に考えなしだな、と思いながら。見るからに金も身寄りもないミレー族の娘が、そんな目立つ行動をしていたのであれば、目を付けられていてもおかしくはあるまい。案外、自分は鳶が油揚げをさらった形になっているのかもしれない。
「何なら。今夜くらいは、うちに泊めてやるか? 宿代も厳しいんだろ?」
そうすれば明日もパンが食わせてやれるぞ、などと。すっかりと消えている様子の警戒心から、恐らくは受け入れられるだろうと判断して、そんな言葉を投げかけて。
或いは思惑の通りに運べば、今夜は、などとは言わず、家に置く事になるかもしれないが。──それこそ関係は、飼い主とペットとして、だろうが。
■ルージェナ > 「んふふ~♪」
初めて褒められた(?)気がする。
そんな些細なことでにんまりする少女だから、突如宿泊まで提案されると反応は過敏に。
最初こそ潤みがちの目をまん丸くして、背丈の差からかなり上を向かねば視線の合わない相手を見上げ。
「え、え?良いの?タダってこと? やったぁー!泊まる泊まるぅ!
ライナスやさしー。お金持ちなの?どこ住んでるの?」
ぴょんぴょん跳ねて、行き交う通行人にさえ聞こえる大きな声で喜びを表し。
そしてここまでしてくれる相手の素性に少なからず興味を示す。
泊めたって、食べ物を与えたって利益も何もない自分にほどこしを与えるのだから、さぞかし裕福なのだろうと想像しながら。
何となくついてきたこの道だが、この先は相手の家かもしれないと思えば楽しみでもあり、少女の歩調は速まった。
もちろん、成人男性である相手からしてみれば大したことのない速さなのだけれど。
■ライナス > 褒めたとも言い難い内容だったが、それで機嫌を良くする様には呆れを通り越した感心を感じ始めて。
提案へ対しては案の定、裏を疑うどころかテンションを上げた大喜びで受け入れる様子に、少し静かにしろとしかめっ面で答えて。
「金持ち、って訳じゃあないけどな。泡銭も入ったし、お前と違って生きるのに困っちゃいないんだよ。
……今は、な」
それに、タダでと言う訳ではないし、とは口には出さず。この天真爛漫で他人を疑う事を知らない生き物が、此処まで信頼した相手から裏切られたらどんな表情を見せるか、と思えば。それなり以上に、仄暗い欲求は満たされるだろう。
「急ぐのは良いけど、俺んちわかってるのかお前。
ほら、パンだけじゃなくて飲み物くらいは買っていくぞ」
歩調を早めるルージェナに、そう釘を刺して。そこらの露店で、追加の買い物をするのだ、と言ってやって。
因みにライナスの塒は、平民地区と貧民地区の境目辺りにある小さな平屋である。
近隣の治安はお世辞にも良いとは言えないが、人気があろうが、なかろうが。多少騒いだ所で、誰に咎められる事もない所は気に入っている。
■ルージェナ > 叱られても、えへへ、と笑うばかりで懲りた様子はない。
もう今日は食事の心配はしなくて良いし、宿代が浮いたから胸元に隠したお金は1日分増えた気すらしてくる。
「そっかそっかぁ。ルーもライナスくらい大人になれば困らないよになるかな?
はーやくおとなになりたいなー♪」
やっぱり懲りていないらしく。
妙な音程で自作の『大人になりたい』歌を夜道に響かせる少女。
自分でも分かっていないどこかに向かおうとしたところを引き止められて、素直に従った。
さすがに感染症になりそうな不衛生な水は困るけれど、井戸水でも良かったために
飲み物まで奢ってもらえそうな気配に遠慮――するわけもなく、露店を覗き。
「ルー、ミルクか果物のジュースが飲みたぁい。村を出てから全然飲んでないもん」
相手のシャツの裾を握り、つんつんと引っ張って催促。
何せお腹が空きすぎているので、早く彼の腕の中にあるパンにありつきたいのである。
■ライナス > 叱った傍から自作の歌を披露する様子に、こりゃあ何を言っても無駄だ、と半分諦めた様子で。
「さぁて、それはどうだろうな。俺だって、ただ育ったから今があるわけじゃあねえんだよ」
言った所でわかるまい、と。うっすらと本音を晒したりなどしながら、流石に道がわからなければ素直に歩調を緩める様に一つ頷いて。
「お前、遠慮って言葉知らないで育っただろ。……んじゃ、これとこれ」
遠慮の欠片もなく、催促とおねだりをしてくるルージェナの行動にもはや慣れてきた。
元より今夜は少し奮発しようとしていたのだ、井戸水よりはもっと良い物が飲みたいから、というのが欲求としてあったのは確かだが、それはそれとして少女の図々しさは、もう立派とすら言って良いものだろう。
露店のおっちゃんにミルクをひとつ、果実水を2つそれぞれ頼むと、こっちだ、とルージェナに先立って歩き、自宅へと誘って行こうか。
■ライナス >
■ルージェナ > 「ん、ぅ? ルーもがんばるよ」
彼の察する通り、今の少女には1人の大人の苦労を理解することは難しく。
けれど相手も頑張ったのだと思った様子で頷く。――能天気に。
「すごくすごくありがとって思ってるよ!王都に来てぇ、こんなことしてくれたのライナスだけだもん」
遠慮はしないけれど。
この機会を逃せば次はいつありつけるのか分からない食事と、飲み物と寝床と。
子供だからというのもあるけれどやはり、食い詰めた王都の生活が大きいこの態度。
―――もちろん、本人の生来の性格というのも否定できず。
ねだったものを2つとも買ってもらうという大盤振る舞いに歩調はさらに軽やかに、浮かれて。
餌付けされたペットは彼について行き、その姿は一軒の平屋へと消えていくのだった。
■ライナス > 「……、はぁ」
脳天気に頷き。想像の通り、こちらの事情を察することもなく──察されても困るのではあるが──脳天気に笑う少女の姿に、小さく溜息を吐いて。
誤魔化すように、くしゃり、頭などを撫でてやっただろう。
「……ハッ、そうかそうか。まぁ、俺じゃなくても。そう遠くないうちに、同じようにしてくれる奴はいただろうけど、な」
少女に取っては信じられないだろう。しかし、ライナスに取っては手に取るように予想できる、少女の「これから」を口にして。
食べ物も、寝床も、安心できる場所も。全てを与えられて──そして、それらを取り上げられた少女が、どんな表情を見せてくれるのか。
想像するだけで暗い感情が満たされていくのを感じながら、餌付けされた動物のように懐いてくる少女を、己の塒へと連れ込むのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルージェナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からライナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にライナスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からライナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にローズマリーさんが現れました。
■ローズマリー > 穏やかな昼下がり、吹き抜ける風は冬を思わせる冷たさを孕んでいたが、
降り注ぐ陽光は優しく、広場の中程へ設えられた噴水の水飛沫を煌めかせている。
然し、辺りに漂う異様な熱気は、長閑な光景には全く不釣り合いなものだった。
広場の一角に設けられた磔台に、今しも、僧衣の男が括りつけられようとしている。
傍らに佇む司教と思しき壮年の男が、朗々たる声で述べたところによれば、
此の男は『悪魔憑き』なのだという。
審問により其の証拠が示され、自白が為され、故に此の男は罰せられるのだ、と。
項垂れた若い男は極限まで痩せ衰えているものの、俯くかんばせは華やかに美しい。
恐らくは何某かの陰謀が張り巡らされた結果であろう事は想像に難くなく、
彼は此の後、密かに何処かへ売り飛ばされ、或いは籠の鳥とされて、
惨めな一生を終えるものと思われた。
―――――ともあれ、口々に断罪を叫ぶ民衆の間に在って、シスターの装いに身を包む己は、
赤紫の瞳に純粋な好奇の色を滲ませ、磔の顛末を眺めていた。
己もまた、『悪魔憑き』と称される身の上。台上の彼の立場に、
いつ、己が引き立てられても可笑しくないのだが。
今日も両親や屋敷の使用人たちの目を欺き、一人歩きを決め込む己に、
其の事に対する危機感は皆無。
寧ろ、あれ程に見目麗しい者ならば、己が奴隷にしてみたい、等と、
不穏な考えを抱いてみたり、なぞ。
■ローズマリー > 不埒な考えを頭の中で玩ぶ娯楽も、そう長く己の心を捕えるものでは無く。
暫くすれば、己の興味はまた別のものに移り行く。
鞭打たれた男の掠れた苦鳴も、革製の鞭が風を切る鋭い音も。
何もかもから興味を失い、己は群衆の間を縫って、そっと広場から抜け出した。
新たな興味の対象は、怪しげな商品ばかりを店先へ並べた露天商。
長い裾を翻し、其方へ歩み寄る己の頭からはもう、先刻の男の顔すら、
ころりと抜け落ち、忘れ去られていた、とか―――――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からローズマリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > (薄曇りの夜。冒険者ギルドや酒場が軒を連ねる通りの近くの路地で、1人の遊牧民が歩いている。)
「ん……。なんだか気分がいいなあ……。ふふ。
っとと……。でも、……ひっく……。
足元がふらふら、する……?」
(歩幅はふらふら、たまに右足の次に右足を動かしてよろめくように。――つい先程ギルドの依頼が終わり、パーティを組んでいた人たちと戦勝祝をしたのだけれど。「身体があったまるぞ」と言われて酒を勧められ、普段は飲まない身ながらぐいぐいと飲んでしまったのだ。平民区の宿へ向かう近道、細くて人気の少ない小道をゆくも、若干千鳥足気味。ご機嫌で火照った頬の人影が歩いて行く。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にコニーさんが現れました。
■コニー > 今日の帰りはずいぶん遅くなってしまった。
あんまり長く王都にばかりいるわけにも行かない。たまには、別の場所に出かけて、あまり政敵に目をつけられたりしないと。
政敵と言っても、自分のではなく、家系の、だけど……とにかく。
そんな風に諸々のことを考えていると、すっかり夜。早く帰らないと……と、街を歩いているうちに見かけた人影。
どこかエキゾチックな雰囲気を持つ小柄な女の子が、おぼつかない足取りで歩いているのを見ると。心配が1割、興味が9割。
というわけで、タイミングを見計らって……彼女からすれば、不意に行く手に立ち塞がるように、横合いから踏み出して、危うくぶつかりかけた……っていう、芝居。
「きゃ、っ……?」
強引だけど、酔っ払い相手なら細かいことはいくらでもごまかせるだろう。
「あなた、大丈夫?」
まるで相手の方がぶつかってきたんだ、とばかりに。1割のほうを増幅させて、整った形の眉を心配げに寄せながら、顔をのぞき込む。当然、足を止めさせることになるに違いない。
■タピオカ > (王族の高貴な血を持つ、一見少女のような相手の姿。人形のように小柄で整った外見からすれば、どこから眺めても令嬢にしか見えない。うまく動かない下肢で上半身を揺らし歩いていると、そんな彼の青い瞳が眼前に迫って。)
「わっ……あ……、
ご、ごめんなさい……!
慣れないお酒飲んじゃって……。」
(自分のポンチョと相手のブラウスが一瞬だけ触れ合う。薄い彼の肉付きが触れ。彼には、細い肩の感触が伝わる。慌てて踏みとどまり、体勢を立て直す。少年……少女のほうからぶつかってきたとは考えずに頭を下げて。一瞬だけ相手の髪から香った良い匂いにどきりとして。……覗き込んでくる美少女の瞳に、どきまぎと胸の鼓動が跳ねる。)
■コニー > 「お酒って……そんな歳には、見えないけど」
じ、っと、青い瞳で相手の顔を見つめる。
異国風の顔立ちではあるけど、かわいらしく、くっきりした目元が印象的だ。
ふうん、と内心で品定め……しながらも、態度だけは心配そうに。
「とにかく……休んだほうがいいわ。ほら、この近くに、私の宿がありますから」
平民地区にいては浮いてしまうような外見ではあるものの。
宿が近いのは本当だ。いまはたまたま、王族のたくさんいる富裕地区を避けて滞在しているのである。
去る者は追わない主義。彼女がこちらの言葉に耳を貸さないなら、追うつもりはないけど……
返事を聞く前に、その手を握ってしまうのは、さすがに狡いところだった。
■タピオカ > 「あは……。僕はこれでも冒険者なんだ。
パーティで依頼を済ませたお祝いで、……勢いで飲まされて……。」
もそもそ、飲酒についてはそんな言い訳めいたものを重ねる。
しかし、顔が赤いのはアルコールだけが理由ではない。
心配そうな視線を寄せる”彼女”の整った容姿ときらめく金糸の長い髪に見惚れてしまうからで。見つめられると、照れたように視線を下げ。
「うう……。どうもありがとう……。
足が浮いてるみたいで、宿まで歩けるか心配だったんだ……。
……あっ……。」
少年とも少女ともとれる、中性的な透明な響きのある声音。
そんな声音で告げられる相手の提案には、ほっとしたように、恥ずかしそうに頷いて。
触れた、柔らかな手には一瞬驚いたような声を出して。
続けて、嬉しそうな笑みを相手へ向ける。
きゅ、と淡くその手を握り返して。相手の宿についていこうと。
■コニー > 「もう……ムリヤリなんて。次からは、ちゃんと気をつけた方がいいですよ?」
代わりに、その冒険者たちに怒るようなことを言いながら。
思った以上に簡単についてくる少女の様子に、内心笑みを浮かべていた。
ちょうど……今日は、一緒に寝る相手を探していたから。
(この子に決めた)
と、向けられる笑顔を見てすっかり気に入ったようで、歩く足もいくらか速くなりそうだ。
いくつかの区画を歩くうちに、すぐに宿にはたどり着く。
このあたりで特段、上流でもなければ格安でもない、ごく平均的な宿だ。
ところが、宿に入ってから悠然と向かうのは、階段を上がって最上階。いわゆる、スイートルームというやつだ。
「ほら……気をつけてください。階段を、踏み外さないように」
そう言って、後ろから支えながら……丸いお尻に、そっと手を触れて。
あくまで支えてあげてるだけ、といいわけが立つように、大きなベッドのある、一人で使うには広すぎるくらいの部屋へ向かわせていく。
■タピオカ > 「うん……そうするよ。
えへへ。優しいんだね。
僕はタピオカ。……キミは?」
諭してくれる少女に、ふにっと笑みが柔らかくなる。
いい人だな、とシンプルに思えば自分の名前を先に名乗って。彼女の名前を強請ろう。
……相手の外見は明らかに自分よりも格調高い身分であるけれど、田舎者ゆえ地位への意識が低く。誰とでも気軽に付き合う遊牧民の口調は、相手への失礼となってしまうような口調かもしれない。
相手の歩幅についていくと、どこにでもあるよな店構え。
しかし、入っていって驚くのは貴族でないと入れない最上階に向かう相手の様子。
「え……えっと、この上に?
こんな高い場所に行くの、初めて……!
うん……。――ひゃっ!」
どこか興奮気味に呟きながら、よろよろと足を階段にかけて登っていく。そこへ、不意に自分の尻肉に少女の小さな細い手が触れ。小さく声が浮いてしまった。引き締まった、尻たぶの弾力がぷるりと揺れて、少女のてのひらを伝う。
部屋にたどり着けば、その広さや優美さに口を半開きにし。
「すごい……。立派なお部屋。ベッドも大きいや……!」
■コニー > 「コニー。よろしくね、タピオカ」
この見かけなら、話し方にも距離を取られることが多いけど。この少女はそれほど気にしていないようだ。
それなら、こっちももう少し楽に話そう。口調をいくらか砕けたものにして、一緒に階段を登っていく。
「大丈夫? 足下には、気をつけて、ね?」
相手が声を上げた理由には、気づいていないふり。後ろから支えるように伸ばした手で腰を支えて、ついでに引き締まった感触、ふに、ふに、っと掌全体で確かめるように。
……そうして、たどり着いた部屋は、本来なら数人で使うための広さだろう空間。
大きなベッドに相手を案内すると、そのままポンチョに手をかけ、脱がせていこうとする。
「楽な格好になった方がいいよ」
そう、ささやき。するすると、慣れた手つきで、小麦色の肌をどんどん露出させていこうとする。
完全に、酔った隙につけ込んでいるけど。それを咎めるものもいないのだから、好き放題に振る舞っているのだった。
■タピオカ > 少女の口調が砕けたものになって、再び嬉しそうに。
今度は握った手をきゅぅ、と柔く力をこめて喜びを表現した。
「だいじょうぶ……。ありがと。でもっ、あの……っ、
そのっ……あっ!」
何気ない言葉は、やはり優しいもの。ただ、酔っぱらいの自分を支えているだけだと思えても、下肢には艶めかしい感触が伝わってきて。掌で撫で付けられる尻肉にやや力がこもってしまう。ぴく、ぴく。漏れた、少し熱っぽい吐息。)
「うん……。コニー。
ふう……。少し身体が熱いや。
あっ……あのっ……コニー……?」
囁かれると素直にこくんと頷き。ポンチョが少女の手によって脱ぎ捨てられる。シャツ姿になると、やや赤らんで熱を持つ首元が露わになって。千鳥足の帰路に不安だった気分も幾分か楽になったように相手に笑いかける。――けれど、ラフな姿になっても相手の手つきは止まらない。いつの間にか上半身は裸身となっていて。戸惑った、慌てた声音で少女の名前を呼び。ふるん、と微かに上下する小さな薄桃色の乳頭と、淡い膨らみが相手の視界に入る。抵抗しようにも酔いと突然の出来事で両手を浮かせるのみ。)
■コニー > 「大丈夫、お酒で不安なのはわかるけど、ちゃんとリラックスしないと、もっと悪くなっちゃう」
相手が何に戸惑っているのか、わかっているくせに。
そんなことは置いておいて、なだめるような口調でささやく。
露わになる控えめな膨らみと若々しいつぼみ。見下ろせば、思わず、ちろ、と自分の唇を舐めてしまって。
「ね、落ち着いて……そうだ、お水、飲ませてあげるね」
ますます楽しそうに告げると、ベッドのそばにあった水差しから、コップに中身を注ぎ。
そして、あろうことかその水を、く、っと自分の口に含んでしまった。
「んっ……♪」
混乱している相手が落ち着いたりする前に。頬に手を添えると上向かせて、自分は立ったまま、顔をのぞき込むように。
唇を触れさせると、あ、む……と、口移しで体温で温めた水、飲ませようと。
……さらには、手が相手の体に滑り、背筋から脇腹を通って、そっと胸に触れる。
「タピオカの体、とってもきれい。……とっても、おいしそう」
甘く、高い声色。耳元にささやきながら。二つの膨らみを掌で包み、ゆっくりと撫でるような愛撫。相手の体を、ベッドの上へと優しく押しやる……
■タピオカ > 「そっ……そうだね……コニー。
でもさ、僕、……ちょっと、恥ずかしいな……。」
まるで当然とばかり、自分の衣服を解いく彼女の口調に押されるように頷くけれど。会ったばかりの人に乳房を晒すのはひどく気恥ずかしかった。それも、こんなきれいな女の子の前で。いい匂いのする、美しい少女の前で。だから、少し背中を丸めて身を縮こませるようにして。頬が赤くなるのは、もう酒精のせいではなかった。困ったよな下がり眉で細く告げる。
「ありがと……。っ!?んむぅっ……んっ、んっ!」
アルコールと、何よりこの状況で頭がゆだってしまいそうで。それを冷やしてくれるはずの水。コップを受け取ろうとするけれど、少女がそれを口に含むと驚きに睫毛を大きく弾ませ。顎がすくわれ、少女の小さな整った唇が自分と触れ合った。目を白黒させながら、息を喘がせ。柔い相手の唇の感触に、甘く鼻を鳴らしてしまった。相手の唇には、遊牧民の小さく尖った唇の感触。動揺で喉を引き攣らせ、こく、こくと水を飲んでいく。
「あっ……、あぁっ……、はあっ……、んっ……。
はあ……はあ……、コニー……。」
彼女のしなやかな手つきが背筋から脇腹へ。ひくっと肩を震わせていると、それが胸に到達する。ホイップめいた柔らかさが、ふに……と彼女の指の間でかすかに弾む。酒精に高くなっている体温。目つきがとろんととろけて。ベッドに押し倒されると、うっすらと瞳に水の膜を張って。熱っぽい視線で彼女の名前を呼び、浅く早い呼吸を繰り返す。
■コニー > 「ううん……恥ずかしがること、ないよ。すっごく綺麗」
じ、っと視線を合わせれば、困ったような表情にぞくぞくと背中が震えるようで。
先ほどよりもか細くなった声に、顔を寄せて小さくささやき。安心させる、というよりは、むしろ、怖がらせないで、餌をちらつかせて檻の中に誘い込もうとするような声音。
「小さいけど……柔らかくて、気持ちいいよ、タピオカ」
体重をかけないようにしながらも、相手の体をまたいで、見下ろし。
指の間でつまむように小さな膨らみを楽しみながら、濡れた瞳をじっと見つめて。
「タピオカ……」
甘くささやき。再び……今度は、水を含まない、言い訳の聞かないキス。
小さな唇を、あむ、あむ、と噛みつくように自分の唇で味わって、長い舌を伸ばすと、ちゅぷ、ちゅく……と、かき回すように。
舌が前後して、少女の温かい口内を犯すような動き。
そうして唇を楽しみながら、胸の先の淡い色の尖りに触れると、きゅ、きゅ……っと、指でこすり、硬くしこらせるように刺激を強めていく。
■タピオカ > 「う……うぅ……。そうかな……。
僕の肌は、コニーほど白くないけど……あり……がと……。」
褒められたら……、それが甘い誘いであっても。檻へ誘うものであっても少し嬉しそうに。けれど、顔を寄せられると羞恥で顔色をさらに赤くしながらそう告げ。
「はぁぁ……あぁっ……胸……、僕の胸……っ、
コニーに触られると熱くて……、あっ……ぅ……、きもちいいよう……。」
指でつままれる乳肉はきゅむ、と。小さな膨らみが切なそうに形を変える。少し口が開いて、隙間から白い小さな歯を露出させ。
「コニー……、こにぃ……。」
胸を愛撫されながらの囁き。ふるっとうなじが少し震えのは、背中にぞくりと昂ぶりが走ったから。今度は、甘さの混じる声で彼女の名前を呼んで。舌が咥内をかき回してきて、繰り返し甘く鼻を鳴らした。舌で犯されるたびに果実酒の残る甘い唾液が舌の根から溢れ。目尻が気持ちよさそうにとけていく。口の中で彼女の舌が振れると、思わず自分の舌が喘いで、ぶるぶる震える。
胸の先をこすられてしまうと、「ぁぁ……ぁぁ……」と唇の中でくぐもった小さな声を上げ。思わず内股を寄せてしまった。こすりあげる指の動きに手繰られるように腰がびくつき、薄桃色の突起がくんっ、と硬くよがって。すっかり尖らせてしまうと、コリコリの小さな弾力が彼女の指の腹で踊り出す。
■コニー > 「ん、ちゅ……は、む、んっ……♪」
あむ、あむ、と上下の唇を味わうように食み、自分の唾液の味を覚え込ませるように、とろとろと口の中に流し込んでいって。
震える舌をちゅうっ♪と吸い上げれば、自分の舌で絡め取るようにして。
酒の味や香りがすっかり口の中からなくなってしまうまで、何度も何度もキスを交わしていく。
指での刺激に体を跳ねさせて、小麦色の肌の中で目立つ先端、立ち上がってくるのを感じれば、きゅ、っとつまみ上げて。
指の間でこするように、しゅく、しゅく、っと扱く刺激を送っていく。
「タピオカの肌の色も、すっごく素敵だよ。おいしそう」
ささやき。その言葉を証明するように、あむ、と耳や頬に唇触れさせて、ちゅ、ちゅ、っと吸い付く音を聞かせていく。
キスはさらに下がっていって、首筋から鎖骨、胸の真ん中にまで降りると、尖った先端に、はぷっ♪と吸い付いて。
「ん、ちゅ、む……ねえ、私、タピオカと気持ちよくなりたい」
胸元に吸い付き、舌で転がすように小さなつぼみを撫でながら、微笑んでささやく。
掌はミニスカートの中に伸びて、腿の外側から腰、おへその下をくすぐるように。
裸の上半身と違って下着を着けたまま、足を広げさせようとするように内ももに添えられて。言葉で答えられなくても、その手への反応が、彼女の答えになるだろう。
■タピオカ > 「んんぅっ……はぁ、はっ……、あっ……むぅ……♪」
柔らかい唇が何度も自分の唇を食む。尖った、チェリーの実めいた感触が彼女の唇の中でくちくちと水音を立てた。唾液が流れてくると嬉しそうに瞳を細め。んっく、んっく。喉をひくひくと揺らすようにして飲み干していく。舌が吸われると、それはひどく気持ちよかった。双肩がくっと上にあがって。興奮したよな呼気を漏らし。絡め取られた舌が彼女の舌に抱きつくように迎える。咥内は、酒精に変わり彼女の甘い味でいっぱいに満ちていく。
「ぁ……きゃんっ!
あっ、ひぃっ……、あ!あ!……ぁ……、
胸、あぁ、びくびくしちゃう。
いいよ……コニー……たべて、いいよ……、
あああ!っ、はあんっ!」
囁きにうっとりと双眸が緩み。小さく恥ずかしそうにささやき返していると、耳や頬に預かる口付け。口を半開きにしてしまいながら、はぁはぁと熱を帯びる吐息。扱かれる胸元がかああっと赤らみ。しっとりと濡れてくる。下げられていくキスの心地よさに背筋をくねらせていると、乳首に吸い付くあたたかい唇の感触。高い声が鳴いて、背中が浮き上がる。
「うん……あっ……、はぁぁ、はう……。
僕も……、コニーのこと気持ちよくしてあげたい……。
だから……して……。」
どんな男の子でも、そしてどんな女の子でも。
骨抜きにしてしまうような微笑み。
耳障りの良い中性的な声に、雌の赤い顔でそう答える。
下腹部が撫でられると、ミニスカートの布地の内側で熱が膨らむのが彼女に伝えられ。内ももに添われる手つきに、雌の汗で湿った、よく鍛えられた肉筋が触れる。
そっと微笑み。自らミニスカートの両端を摘まむと、そこに膣穴を覆うだけの、簡素な小さな薄いブルーの紐ショーツ。こんもりと膨らむ恥丘。浮きあがった陰唇の中央に小さな蜜染みが浮いている。
■コニー > 「うん。タピオカのこと、大好物になっちゃいそう、だよ♪」
はむ、はむ、と優しく胸の先をついばみ。
かと思えて、ちゅう、っと強く吸い上げて。
小さな尖りを、女の子の味を堪能しながら、すっかり覆い被さって……彼女が足を広げてくれたら、その間に割り込むようにして。
そうして、めくりあげられるスカート。
幼さが抜けきっていない柔らかそうな、ぷっくりした場所に、それでもすっかり女としての悦びを知っていることがわかる反応。
溢れてきている蜜の甘酸っぱいにおいも感じれば、下着の上から、くし、くし、っと指先でこすりつけ。
割れ目と、小さな芽に熱を持たせるように。もしくは、ショーツにすっかり蜜を吸わせてしまおうとするようになぞり上げていって。
「嬉しいな、タピオカ。すっごくかわいい……ねえ、見て♪」
そうして。相手の前で体を起こせば、長いスカートの留め具を外して……する、っとそれを落としてしまう。
その下からは……毛の生えていない下半身。ただし、細い腰に似つかわしくないぐらいに膨らんで反り返った男根と、ずっしりと中身の詰まってそうな陰嚢。
ピンク色の先端をショーツ越しにタピオカの割れ目に押しつければ、ぐり、ぐり、とこすりつけながら、熱く、硬く、生々しい感触をつたえていく。
「これで……ん、っ、一緒に、気持ちよく、なろう、ね♪」