2017/10/23 のログ
セイン=ディバン > 「んっ!? ひいいいいいいいいいいいいいっ!?」

根元を握られた。更に、そこから手コキへと移行される。
一気に、快楽が雷撃のように身体を走る。
先端に唇が触れ、音立てて先走りを飲まれた。更に快楽が、熱のように一気に膨れる。
まるでそのイヤらしい音が、そのまま自身のイヤらしさを暴く様で。
一瞬、カリがぶわっ、と膨らむ。危うく、暴発してしまうところだったらしい。幸い不発に終わったが。

「あ、あっ、や、やめ、ああ、あぁあぁ!?」

目を細める相手。同様に少女も目を細めるものの、その意味はまるで違う。
少女の目にはうっすらと涙が浮かぶが。そのまま、蜜を溢れさせ続けていた女性器をかき回されれば。
まるでそれを待ち望んでいたかの様に、その肉壁は、侵入してきた指に強く吸い付く。

「みな、見ないでっ……!」

顔を見られれば、恥ずかしさがこみ上げる。だが、次の瞬間、猛る肉棒を咥えられてしまえば。

「~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッッ!?」

それまで以上の快楽。全身がびくん、と跳ねる。
目の前で腰を揺らす少年。見た目は完全に女の子。
奉仕でありながら、それは少女を犯す行為で。その見た目と行為のギャップに、脳の混乱は最高潮。
絡む舌。熱くぬめるその感触。少女の腰もまた、知らず知らずに跳ねてしまう。
肉棒はびくんっ、びくんっ、と大きく痙攣を繰り返す。もはや射精寸前なのは、咥えている相手にはバレバレだろう。

「か、はっ、や、あぁぁ……。
 出ちゃ、うっ。このまま、じゃ……。
 男の子の、口、にっ。漏らしちゃう……」

頭を左右に振り、嫌がる仕草。だが、体の奥、呪いに蝕まれた精神は命令する。
この少年の口にぶちまけてしまえ。溜め込んだ欲望を。
相手から行為を行っているのだ。構うものか。
そんな精神に引き摺られてか。少女の巨根は、更にもう一段階膨らみ……。

コニー > 「ん、っふ……っふ、ん、ぁっ……ん、んっ……♪」
大きく、大きく跳ね上がる腰。面白いぐらいに敏感な反応に、ますます気をよくしたようで。
閉じればいいものを、抵抗すらできないのか、足を広げたままのセインの中に潜らせた指は、すぐに2本、3本と増えて。
じゅく、じゅく、じゅくっ♡ かき回す音は、部屋の中に大きく響き、ドアの前に誰かが立っていれば、きっと聞こえてしまうほど。

「っふ、っは……っは、我慢しなくたって、いいのに」
面白そうに顔を見上げながら。自分の顔と、巨大な肉棒を比べるように、れ、るぅ、とまた根元から舐めあげて。
再び先端を、かぷぅ、っと咥えこむと、根元を大きく扱きあげていく。
体の中に潜らせた指で押し上げるように刺激しつつ、爆発寸前のものを唇の中、舌でなめ回していく。

「いい、よぉ……らして、っ♡」
咥えたままの口の中で、膨らみきったペニスにささやき、頭なんかよりこっちの慕いようにしちゃえ、とでも言うように。
じゅる、じゅ、ず、ぞぞぞっ♡ 下品な音を立てて、大きくすすり上げる……。

セイン=ディバン > 「んあ、あぁぁっ!! く、ふっ!」

じゅぷっ。2本目。じゅ、びゅっ。3本目。指が体の中を犯す。
溢れた蜜は、更に淫猥な音を奏で続け。部屋の中を反響する。
それが自身の胎内からの音だとわかれば、更に少女は赤面し。

「あぁ、いや、いやぁぁ……」

もはや相手の声は聞こえているのかいないのか。少女はうわ言のように何かを拒絶するのみ。
だが、触れられた男性器。その熱が、否応無しに、これが現実だと実感させる。
再度、舐めあげられる。ぞくり。背筋が震える。
先端を咥えられる。ぶるり。何か、熱がこみ上げる。
根元を激しく扱かれる。どろり。先走りが溢れると同時に、何かが崩れる。
女性器の中から、刺激され。ついに、少女の我慢の糸は切れた。

「あっ、い、くっ、イくっ、いっちゃう……。
 ん、ひいいいいいいいいいいっっっ♪♪」

一際大きく。強く啜られると同時か。少女は腰を大きく跳ね、突き上げ。
そのまま、溜め込んだ欲望を、少年の口内へと一気に溢れさせた。
実に五日分。性欲旺盛……どころか。絶倫と言ってもまだ足りぬ精力の持ち主たる少女。
その少女の五日分の精液ともなれば、凄まじい量。そして濃さであり。
もはや固形の粘着物、と言ってもいいその特濃の精液は。少年の口内へと次々注がれていく。
少女はと言えば、久々の射精の快楽に溺れ、アヘ顔晒して涎まで垂らす始末。
現在の状況もすっかり頭から抜け落ちたか。全身を痙攣させ、夢見心地といったところか。

コニー > 「ん、っぷぅ……っふ、ん、んんっ♪」
口の中に噴き出してくるものは、想像以上に濃厚で、喉に絡む量。
青臭いそれで口の中をいっぱいにされると、く、ふぅ、っと喉を鳴らしながらも、ん、く、ん、っくぅ……と、喉を鳴らしていく。
が、ただでさえ飲み込めないほどに絡むものが、後から後から溢れてくると、ついには口には収まり切らず。
ど、ぽっ、と溢れたものが、下着を汚していって。

「っは、ぁ……あは、すごいね、こんなに出すなんて……♪」
目を細めて見下ろしながら、咥えきれずに頬にまでべっとりついたものを拭いながら。
胸にまで垂れ落ちている精液、脱ぐ腕もなく。下着を下ろし、スカートを脱いで……
腰にまとったふわりとしたパニエ、すとん、っと下ろしてしまうと。
細い腰に似つかわしくない、きゅうん、っと反り返って上を向いた男性器。
白い幹にピンクの先端が、ひく、ひく、と興奮に弾んでいるのを、彼女の目の前にさらす。

「ねえ、こんなに溜まってるんじゃ、もっと、したいよね?」
自らも裸になって、彼女に背を向け。無造作に、ベッドに体を投げ出す。
金色の髪を広げながら、いたずらっぽく視線を向けると、
「床でするより、こっちのほうがいいよ。ほら、おいで♪」
片手で自分のものを扱き、興奮で溢れる先走りを塗りつけながら。もう一方の手で手招き。
彼女にその気があれば、この場で立ち上がって部屋から飛び出すこともできるだろうが……。

セイン=ディバン > 「あ゛っ! あ、ひっ♪」

勢い良く噴出する精液。少女自身、自分の性器サイズや、射精量は把握している。
だが、その大量の白濁を、音をたてながら少年が飲み干していく。
その光景。その淫靡にして背徳的な悦びに、少女は、間の抜けた喘ぎ声を上げる。

「あ……あ、はっ……」

射精の余韻に浸りながらも、目の前で少年の行うストリップから目が離せない。
見た目も。衣服も。そしてその脱ぎ方も女の子なのに。
少年の腰には、確かに。男であることを象徴する男性器が存在していた。
少女のモノに比べれば可愛らしいサイズと色彩。
だが、その反り返りには、少女のモノにはない、若々しさがあり。

「……は、い……」

少年の問いかけに、素直に答える少女。実際、まだ体の奥の火は収まっておらず。
射精したはずのペニスですら、硬さと大きさを維持してしまっているほどなのだ。
そのまま、相手に誘われるがまま。

「……っ」

ごくり。少女の喉がなる。ふらふらと。まるで魅了の術にでもかかったかのような足取りで。
でも、少しずつ。ゆったりとしつつも。明確に、少女は少年に近づいていく。
そのままベッドにゆっくりと乗り、少年へと、今度は少女が四つんばいの姿勢で近づき。

「……」

何を言っていいのか判らなかったのだろうか。少女は、ただ黙って、少年へとキスをした。
もはや、この少年の魅力からは逃げられないと悟ったのか。そのまま、身体を少年に覆い被せ、身を委ねるようにする。

コニー > 近づいてくる姿には、嬉しそうに微笑んで。
四つん這いで向かってくる体、髪を撫でて迎え入れてあげる。
何も言えないまま重ねてくる唇に優しく答えると、ちゅ、む、は、む……と、ついばんで。
さらには、舌を伸ばし、口の中に絡んでいた精液、唾液と混ぜて送り返してしまって。
「ん、っ……ほら、わかる? 君の味……♪」
妖しく、青い瞳で見つめながらささやく。
長い舌で相手の舌を捉えて、「く、ちゅ、れ、る、っちゅう……」濡れた音を頭の中にまで響かせるように。

抱きしめた体、ベッドの上で重ねれば、胸元に手を触れて。膨らみをゆっくりとなで回すように刺激していく。
相手の上にまたがるように押し倒した格好になれば、ぴんと反り返った逸物を、相手の大きなものになすりつけるようにすりあわせていって。
「さっきのは……こっちでイっちゃったのかな? それとも、おちんぽも、おまんこもイくときは一緒?」
わざと聞かせるように耳元に熱っぽくささやき。
たっぷり中身の詰まった陰嚢を、ぐっしょり濡れた秘所にぺた、ぺた、っとぶつける……なんて、下品な遊びを楽しんでいた。

セイン=ディバン > あるいは。せめて発情の治まっている時の少女なら、逆にこの少年を手玉に取り、主導権を握れたのかもしれないが。
残念なことに、今はかなり発情が強まっている状態。見事良い様に誘われてしまっている。

「んっ……。……自分のとか、イヤなんだけど。
 んううぅ!?」

自分の出したものを、そのまま返される。流石に若干の抵抗があったのか、口を拭うものの。
そのまま更に舌を絡ませられ、激しく音鳴らされれば、すぐにまた蕩けた表情になってしまい、体から力が抜ける。

小ぶりではあるものの、しっかりと膨らんだ胸を揉まれれば、すぐに体がまた熱を持ち始める。
そのままごろり、とベッドの上で転がされ。いよいよ少年に組み伏せられるような形。

「んふっ……それ、は……。お……。ぉ……。
 オチンポ、で……イきました……。
 その、両方、同時に犯されれば。同時には、イきますけど……。
 どっちか片方を重点的に攻められると、そっちの絶頂感が優先される、っていうか……」

いわゆる、兜合わせの形。じわじわとした、経験したことの無い間隔と快楽に、脳は再び溶けていく。
普段なら無視するような質問も、必要以上に詳細に答えてしまい。
女性器に陰嚢が触れるたび、期待に満ちた目で相手を見つめてしまう。
早く犯してほしい。挿入してほしい。あるいは。この少年を、組み伏せ、後ろから獣の様に突き、中に注ぎたい。
あぁもう、どっちでもいいから。早く。早く。早く早く早く早く早く!
その快楽への渇望は、爛々と輝く瞳から容易に読み取れることだろう。

コニー > 「あとでボクのもたくさん飲ませてあげるから、我慢して」
ささやき、楽しそうにそんな言葉を継げて。一回や二回で収めるつもりは、ないに違いない。
熱を増していく体を感じれば、すっかり発情に支配されて力が抜けた体。
抵抗できないというよりは、明らかに「される」ことを求めているような態度に、いかにも楽しそうに。

「そっか……それじゃあ、こっちは寂しいよね」
ささやき。腰の位置をゆぅくりと引くと、先端が濡れた場所に触れて。
ぷっくり膨らんだ男の子の欲望を、敏感な粘膜にはっきりと感じさせて。ぐい、っと足を広げると、
「じゃあ、次は……おまんこで、イかせてあげる♪」
ささやきと同時。ず、ぷ、ぅ……っと、膨らんだ逸物が中に押し込まれていく。
厚く反り返ったものが中を押し広げ、ぐ、ぷ、ぐぷうううっ、と深くまで突き入れられて。

根元までずっぽりと飲み込ませると、中の感触を味わうように、ぐ、ぐ、っと腰を揺らして跳ね上げるように。
「っは、っく、んんっ♡ こっちも……っ、おちんぽ並にスケベで、気持ちいい、よっ……♪」
楽しげに息をついて。がく、がく、っと強引に腰を揺すれば、じゅく、じゅくっ!と、厚く濡れた音を部屋の中に響かせていく。

セイン=ディバン > 「……ん」

囁かれた言葉に、小さく頷き。少女は燃えるように熱持つ身体を、相手に預ける。
ここまで発情してしまうと、もはや自身ではどうしようもない。

「……あ」

耳元への甘い声。そうして、いよいよ少女の体の中への入り口に、先端が触れれば。
期待していることを隠せない声が口から漏れてしまう。
足を大きく広げられれば、まさしく。今から犯される、という事実に。少女のクレパスはひくひくとひくつき。挿入への期待に、少女の顔には歪な笑顔が張り付き。

「あ、あ、あぁぁぁぁ……きた、キたぁ……!
 んぎっ!! あ、ぎぃぃ……す、ご……。
 生チンポ、ごりごり、ってぇぇぇ……♪」

ゆるゆると侵入される感覚。まだ若い、子供と言っていい年齢の少年に、肉体を侵される。
少年のペニスは、少女の経験してきた男性のペニスのなかでは、特別大きいサイズというわけではなかった。
しかし、問題はその反りと勢い。若さ溢れる少年の男根は、少女が今まであまり抉られなかった地点を、ゴリゴリと刺激してきていた。

「んはあああああぁっ!! す、ごっ……!!
 コニーの、チンポ、いいっ……! すごくイイ……ッ♪」

エネルギーに満ちたそのペニス。全長を使うような、腰の跳ねさせ方。
すぐさま、犯される喜びに、蕩けた声が溢れてしまう。
激しく、荒々しい腰の動きに、蜜が溢れ、掻き出され。部屋に卑猥な音楽を奏でてしまう。
久方ぶりの挿入への喜びからか。少女の膣壁は、自身を貫くペニスを、奥へ奥へと誘おうと、きゅうきゅうと締め付けを強くしていく。

コニー > 「ん、っく、っは、ぁ……っふ、ぁ、あっ♪」
ぐ、ぐ、っと腰を押し込めば、キツく反り返ったものはおへその裏側をえぐるように、じゅく、じゅくっ!と、強引に中をかき回し。
広げた足を抱え込めば、全身を揺さぶるように腰を振り、ぱちゅ、ぱちゅ、と溢れた愛液がはじける音。
ぎゅうぎゅうと締め付けられるたび、嬉しそうに深い場所で跳ね上がって奥をこすっていく。

「っは、っふ、んっ、セインも、気持ちいいよ、オマンコ、きゅうきゅうさせて、ボクに吸い付いてきてるぅ……っ♪」
ず、くんっ! 長いストロークで突き上げれば、大きな肉棒がぶるん、と跳ね上がるのも見下ろして目を楽しませ。
ぐちゅ、ぐちゅ、とスープをかき回すような腰つきで腰が大きく揺れ、中をたっぷりとかき混ぜて。
甲高く嬌声を上げるセインの中、自分の形を覚え込ませるように執拗に突き上げていく。

「っは、っふ……っく、ん、んんっ♡ 気持ちいい、気持ちいいっ。ねえ、このまま、いいよねっ♪」
ささやきながら、膨らんだ逸物を奥にまで押し込んで。もちろん、嫌がられたってやめる気はないんだけど。
それでも、相手の言葉を聞きたくて。一番奥に狙いを定めるように、深い場所、ずく、ずくぅ、っと繰り返し突き上げて。

セイン=ディバン > 「ひいっ!! あ、ふっ! く、う、うぅぅ!」

今まであまり開発されてこなかった部分を、強制的に開発される感覚。
精力に満ち溢れたペニスが、荒々しく胎内を抉り、かき回す感覚。
更に密着するようにされ、腰を振られれば際限なく愛液は溢れ続けてしまう。
何よりも、見た目こそ可憐な少女、な少年に。組み敷かれ、犯されてしまっているこの状況が。少女の被虐心を燃え上がらせていた。

「そ、れはっ……コニーのチンポ、がっ!
 私の、中……奥まで、犯してる、からぁ……。
 んあああああっっ!!」

更にストロークが深くなる。子宮口のすぐ側を、ごつごつとノックされ、更に悲鳴じみた嬌声が上がってしまう。
膣壁を余すことなく、撫でるようにかき回す動き。
若く、張りのあるペニスの動きは。それだけで少女の中のメスを刺激するに余りある魅力があった。

「は、あ、は、ひぃっ!! ……んぐぅ……!!
 い、イイよ、コニー……出して? 貴方のザーメン……。
 私の中に、注いで、種付け、種付けセックスして……!」

このまま。いいよね。それが意味するところは、少女も理解できる。なにせ元は男なのだから。
つまりは、そういうこと。避妊するでもなく。中に射精する、ということ。
さらに膨らみ、みぢっ、と膣を犯すペニスが、奥へと執拗に振動を与えてくる。
少女は、その言葉を受け入れ。相手に縋るように、ぎゅう、と抱きつく。それはまるで赤子が母親にするような、全身での抱擁だった。
相手には伝わるだろうか。少女の子宮が、その精を受け入れるため、降りてきてしまっていることが。

コニー > 「うんっ……素敵だよ、セイン。ボク、セインのおまんこ、大好きになっちゃった……っ♪」
突き上げ、かき回しながらのささやき。精液を懇願する声に、心から嬉しそうに笑みを向けて。
ぎゅっと抱きついてくる体に全身を押しつければ、なめらかな腹で膨らんだペニスをこすりあげながら、ず、く、ず、くっ! と、体ごとスライドさせるように突き上げていく。
子宮口が吸い付くように肉棒を受け入れているのがわかれば、互いに息を合わせるように、同じ場所を繰り返し突き上げて。ここに出すぞ、と、女の深い場所に宣言するみたいに。

「っは、っく、ぁ……あ、あ、ああぁぁああっ♡」
がくんっ! 腰を密着させてさらに押しつけて。反り返った肉棒、一番深いところに押しつけながら。
びゅうううううううっ……と、噴水のような勢いで噴き上がる、若々しい精液。
白濁が深い場所に向け、びしゃ、びしゃ、と遠慮なく吐き出されていって。最後の一滴までしぼらせるように、ぐ、ぐ、っと腰をこわばらせて。
「っは、ふ……すごく素敵、セイン……♪」
組み伏せたままの体、上からのぞき込めば、あ、むっ……と、強引に唇を奪ってしまう。

セイン=ディバン > 「あ、あああぁぁっ!! く、はあっ……!!
 私も……コニーのチンポ、すきぃぃ……」

長いストロークでの、強い突き上げ。体の中を舐められるような、執拗なかき回しに、少女の膣は喜ぶように絡み付いていく。
抱きつけば、少年の腹部が少女のペニスをなぞり、またそれが、絶妙なくすぐったさと快楽を与えてくる。
重点的に子宮口を突かれれば、いつ精液を注がれるか。その期待に鼓動が高鳴り。少女自身も腰を揺らして、肉体で持って射精を要求する。

「ひゃっ……!? あ、あああああああああああああああああっっっっ!!
 ッ♪ ~~ッッ♪♪」

ずぐん。一際強い侵入。反り返った肉の槍が、奥の奥まで貫いてきた感触。
同時に、その若々しい精液が、若さを象徴するような勢いで、子宮の奥を塗りつぶしていく。

「お゛っ♪ お゛ほっ♪
 んひいっ♪ あ゛っ♪」

同時に絶頂した少女。その絶頂を無視するかのように、どくどく、どぷどぷと注がれるオスの精。
その衝撃、熱さが、少女に連続絶頂を強いる。それだけではない。
更にそのまま、ぐぐっ、と腰を押し付けられれば、ごちゅっ、という感触と同時に。少女の子宮口は、少年のペニスによって貫かれ。

「!?!? ~~~~~~~ッッッ♡♡♡
 しきゅっ、こわ、えっ、ひゃうっ♡
 ん、っむっ……♡♡♡ しゅきっ♡ コニー、しゅきっ♡」

子宮内まで肉槍に犯され、更に激しく、絶頂、絶頂、絶頂……。
ぎゅうぎゅう、どころか。ぎちぎちと肉棒に吸い付く膣は、まるで精液を一滴も逃さぬ、と言うようだ。
そのまま唇を奪われれば、甘えるような声を出し、少女からも、少年の唇を貪っていく。

コニー > 「んっ……♪ っふ、っく、ん、んんっ♡」
予想以上の反応。ず、くうう、っとさらに奥に向かって押し込まれる感触。ぷっくり膨らんだ逸物が、広がった奥に押し込まれて。
ぶびゅ、ぶびゅううっ♡ と、下品なほどの勢いで流し込んでいく。
反り返った形はぴったりと奥を塞いで、逆流もさせず。どぷ、どぷっ♡ と、普通なら入り込まないようなところにまでどろどろの精液流し込んでいって。

「っふ、っは……あ、っは、すご、セインのおまんこ、ボクのものになっちゃった、ね」
ねっとり、舌を絡ませるキスの合間にささやいて。ぎゅ、っと抱きしめてあげると、精液をしみこませようとするみたいに、ゆら、ゆら、と腰を揺すって。
見つめながら、耳元に顔を寄せると、
「会ったばっかりなのに、入れちゃいけないところでおちんぽ飲み込んじゃうのも、呪いのせい?」
イジワルなささやき。こんなに楽しいおもちゃ、手放すはずがない。すぐにまた、ぐちゅ、ぐちゅ、っと音を立てて中をかき回し始めて、精液まみれの膣内、ぐぷぐぷと泡立てていく。

セイン=ディバン > 「ん゛ん゛~っ♡ ん゛ん゛ん゛~~~っ♡♡♡」

口内までも、キスで犯されたまま。いまだ射精の勢いは止まらず。
少女の腹部が、ぼこり、と膨らむほどの量が注がれてしまう。
先ほど少女も言ったとおり。これだけの連続絶頂を少女が迎えているのに。少女のペニスは射精をしていなかった。

「ん……はあ、ぁ……。
 ……んふっ。逆かもよ……?
 コニーのチンポが、私のマンコにメロメロなのかも……」

抱きしめられ、ゆっくりと腰を揺らされる中、薄く微笑み、そんな事を言う。
だが、続いての言葉には、ちょっとムッ、としたような。
あるいは、大人としてのたしなめる様なソレなのか、という表情で。

「それは、呪い関係ないし……。
 ……道具屋の主人。ピングってヤツ。アイツの化物チンポで犯されたら、大抵のマンコはこんな感じになるってのよ……。
 ん、ううぅぅ……っ。さ、流石に、若いわね……ぇ。
 まだ、チンポ、バッキバキじゃない……♡」

囁きに反論しつつも、揺さぶられていた腰が、再度犯すような動きになったのに、甘い息漏らしてしまう。
自身を犯すペニスは、いまだ萎えていない。少女は、一度相手の胸元に手を添え。

「はい、スト~ップ。……。今度は、こっちで。ね?」

そのまま、器用にくるり、と自身の身体を、繋がったまま反転させる。
四つんばいになり。少年に向かって両腕を差し出す。
……どうやら、バックで犯してほしい、ということらしい。

「……それとも。コニーくんは、こういうケダモノセックスは、嫌いかな?」

にひひ、と笑う少女。その表情は、年上としての余裕と、からかうような色が浮かんでいる。

コニー > 「あ、は、それはそうかも。ほら、こんなに好き好きって、わかるでしょ?」
相手の言葉に笑顔で応えると、くっちゅ、くっちゅっ♡ と、中を思い切りかき回す音を響かせて。

互いの絶頂がゆっくり収まっていくのを感じながら、たしなめるような言葉には、
「あは。そっかー……ボクのちんぽが入るように、その人がセインのおまんこ、広げててくれたんだね♪」
あくまで自分勝手な物言い。わがままに反り返った逸物も、まだ足りない、とばかりに中をこすっていて。

「わ。……あは、嬉しいな。セインが僕とのえっち、楽しんでくれてるの」
攻められっぱなしだったさっきよりも、むしろ貪欲に求めてくれる今の方が嬉しい、というように。
伸ばされた腕、その手首をぐ、っと後ろからつかむと、ぐい、っと引き寄せて……同時に腰を突き出せば、さっきとは違った角度で強く中をこすりあげ、ず、ぷうううっ! と、押し込んでしまって。

「もちろん……大好き、だ、よっ♪」
答えるが早いか、ぱん、ぱんっ! と、もはや階下にまで聞こえそうなほどに強く腰を打ち付けて。
突き上げるたびに腕を引けば違ったところに当たるように。
反り返った形はさっきとは違った位置をぐちゅぐちゅとかき回し、白濁した混合液、ぷちゅ、ぷちゅう、っと突き上げのたびに溢れてベッドの上に垂れ落ちていく。
「っは、っふ、っく、んんっ、あ、あ、っ♡ っは、ぁ、ほんと、セインのおまんこ、気持ち、いいっ……♡」
自分自身も、声を抑えるようなことはまるでなく。甘い嬌声、後ろからケダモノのように犯しながらも響かせていく。

セイン=ディバン > 「……まったく。まだ若いのに、そんなに女遊び覚えると……んっ♡
 後々苦労するわよ~? は、あ、んうっ……♡」

笑いながら、少女もまた答えるものの。中をかき回されれば、どうしても女としての声が漏れてしまう。

「アイツだけじゃないけど。この身体になってから……。
 『イイ様に使われる』。ってのが多くてね……」

流石に、その経験を思い出して苛立ったか。その表情が硬い物に変わる。
だが、その間も膣内を刺激され続ければ、少女は溜息を吐き。

「そりゃまあ? どうせなら楽しまないと損でしょ。
 てか。そうじゃなきゃ私強姦されてタダ乗りされて丸々損じゃない」

どこかピントずれているような意見を口にする少女。
どうせ同じように犯されるなら、楽しんだほうが得、という考えらしい。
そうして、腕を掴まれ、再度、激しく奥までを犯される。
絶頂感が治まっていたからだろう。やや、締め付けが緩いものになっていたせいで。
その強い挿入によって、愛液と精液の交じり合った液体が、ぶびゅりゅっ! と音を鳴らし、少女の秘裂から溢れ出た。

「んにゃあ、あぁぁぁ♡」

まさしく、獣の交尾のような姿勢。そのまま、先ほど以上に激しく、早く。少女は中を犯されていく。
一突きごとに、違う地点を刺激され。いまだ胎内に残っていた精液が、ぐぷぐぷと泡立てられていく。
溢れる混合液は、ぼたぼたと、シーツ、内腿を濡らし。挿入、というよりは、叩きつけか。
その腰の動きの激しさからか、アナルまでもべったりと濡らしていた。

「ほ、らっ♡ もっともっと、抉って? 犯して? 突き殺して?
 私のマンコの奥の奥まで、コニーで一杯にして♡♡♡」

少女自身、器用に腰を振り、揺らし。更には、膣に力をこめるようにして、相手にも快楽を与えていく。
再びきつい締め付けが戻ってきた膣は、再度の膣内射精を要求するようで。

「んっ♡ あ、キ、た♡ また、イくっ♡
 ショタっていってもいい、男の子に♡ バックでズボズボされて♡
 アクメっ♡ ケダモノセックスアクメくるっ♡」

コニー > 「どうせ苦労するなら、女の子で苦労するほうが、いい、よっ……」
甘く息をつきながら、ぐ、ちゅ、ぐちゅ、と繰り返し中をかき回して。
相手の性経験には、ふふ、と肩を揺らし、
「でも、おかげで、こんなに気持ちいい体に、なったんだ、ねっ♡」
世間話をするような口調で言いながら。深いところに突き入れた肉棒、ぐっぷ、ぐっぷ、と卑猥そのものの音を立ててかき回していく。

「えー。そんなこと、ないってば。セインさえよければ、もっと一緒に、この部屋、使おう、よっ♡ ただし、ボクがシたくなったら、いつでもヤらせてくれるって条件、で……っ♡」
タダで、じゃなくて。スイートルームでヤリ友になってくれれば広いベッドも使い放題だよ、なんて、あんまりにも緩んだ貞操観念で誘いながら。
それでも、大きく揺れるお尻にますます興奮をあおられ、斜め上に腰を突き出すように、ず、く、ずぷう、っと激しくかき回していく。

「っは、っふ、ぁ、あっく、ん、ぁあああっ♡ あ、っは、すご、気持ちいい、気持ちいいっ♡」
がく、がく、がくがくっ!
夢中になって腰を揺すって、さっき大量に注ぎこんだ白濁、ぼたぼたと垂れ落ち、飛び散らせて。
広い部屋の中、すっかりセックスの匂いをまき散らしていって。

「うん、うん、うんっ♡ ボクのチンポ、いっぱい食べさせて、セインの中、ザーメンのにおいが取れないぐらい、犯してあげるっ♡」
はっ、はっ、はっ、と舌を垂らすような表情で答えながら。きゅうきゅうと締め付けられて、嬉しそうに腰を突き出して……
「っは、ぁ、あああっ♡ あは、いいじゃん、子供チンポにハマっちゃえっ♡ ほら、中、ボクでいっぱいにしてあげるっ♡ っく、ぅ、ぁああああああっ♡」
が、くんっ! 腰を押しつければ、尻肉をつぶしてしまうほどに強く体重をかけて。
根元まで咥えさせたまま、ぶびゅうううううっ!びゅうううっ!と、振動が体内に響くくらいの激しい射精。
ドロドロの濃厚精液、流れ出しちゃった分を補ってあまりある量を、どぷ、どぷぅ、っと注いでいって……。

セイン=ディバン > 「……はぁ、まぁ。若い子にオッサンの忠告なんて。
 届きやしない、か。んっ♡」

執拗に、そしてねちっこく攻められる中。
どうしてなかなか、相手もテクニシャンだなぁ、と。ぼんやり思いつつ。

「望んだわけじゃないけど、ね……♡
 でもまぁ、確かに。キモチイイ、のは事実……んあっ♡」

会話しつつも腰を動かし続ける少年。まったく、と思いつつも。
下腹部からまた生じ始めている、じわじわとした快楽に、少女も流されていく。

「んひっ♡ え~……どうしようかしら、ね♡
 まぁ、こういう肉体関係、ならぬ肉欲関係、なら♡
 後腐れもなさそうだしね~♡」

流石に、まだ若い相手に『妻と娘がいます、妻は魔王、娘は別の魔王との子供です』とかなんとか。
そんなこと言っても信じまい。それに、案外こういう率直な欲求をぶつけてくる相手なら。
そこまで面倒はないのかな~、なんて。流されつつある思考。
そう考えているうちに、更に深く、強く膣を犯され。

「んああぁぁ!! こ、らぁ♡ そんな、勢いだけの、スボスボ♡
 ダメだぞ~……♡ もっと、リズミカルに……♡ ね?」

いよいよ相手も昂ぶってきたか。腰の動きが単調になりつつあったのを指摘し、少女自ら、リズムに変化を加えていく。
とはいえ、少女もまた、限界が近いのは事実であり。

「あ、はっ♡ そうそう♡ その意気その意気♡
 もっともっと、パコパコジュポジュポしてっ♡
 私のマンコの中、ザーメンまみれにしてぇ♡」

スパートかける相手に合わせ、それを煽るように言う少女。
舌を伸ばすその少年の姿が獣なら。犯される自分もまた獣だな、と思いつつ。
激しく、深く、繰り返される胎内への蹂躙。流石に少女も犯され続けていれば、余裕はなくなってしまい。

「ん♡ あ♡ ふっ、うっ♡ あ、キて、るっ♡
 チンポ、中で、ぶくっ、って♡
 あ、あ、あ、あっあっあっあっあっ♡
 ん、く、うううううううううううううっっっ♡♡♡」

本当に壊されるんじゃあないか。そう思うほどの激しいピストンが、再度止まる。
その最後の一突き。ばちゅん! と肉のぶつかる音と共に、体重をかけられ。
再度の、大量膣内射精。しかも、一度目以上に深く繋がった上、勢いも初回以上の物。

「んほっ♡ お゛っ♡ しゅごっ♡ しゅごいっ♡
 ショタチンポ♡ しゅごい♡ のっ♡
 ザー汁♡ びゅるびゅるきてりゅっ♡ んお゛ほっ♡♡♡」

体の中、奥の奥までを埋め尽くすペニス。その振動に、子宮どころか、内臓までも揺さぶられる。
もはや小便なのではないか、というほどに。繋がったまま、注がれ続ける精液。
その熱さと勢いに、少女は三度、連続絶頂状態になってしまう。
溢れた分以上の量を注がれた少女の腹部は、ぼごっ、ぼごりっ、と膨らんでいき。

「お゛っ♡ ら、めっ♡ しきゅう♡ はれつ、ひひゃうっ♡♡♡

 ~~~~~~~~~~~ッッッッッ♡♡♡」

いよいよ、少女の身体も限界を迎えたのだろう。少年のペニスから溢れる精を受け止めきれなくなった中、再度ペニスが震えた瞬間。
結合部から、ぷしゃあああああっ!! と、勢い良く白濁が逆流してしまう。
胎内を、液体が一気に溢れる感触に、少女は声無く叫び、アヘ顔を晒したまま、ぐたり、とベッドに横たわってしまった。

コニー > 「っは、っく、っは、ぁあっ♡ っふ、っく、ん、ぁあああっ♡」
がくん、がくん、がく、がくっ!絶頂のさなかも、腰をぴったり押しつけたままがくがくと体を震わせて。
どぷ、どぷ、どぷどぷっ♡ 信じられないほどの量を注ぎ込みながらも、夢中で絶頂し続ける。
腰をしっかり押さえて締め付けを感じながら、ひたすら夢中で、びゅーびゅーと下品なほどの射精、注ぎ込んでいって。
「っふ、っは、ぁ、あああっ♡ っは、すっっご、あは、おまんこ、パンパンになっちゃってる、っ♡」
逆流して噴き出す精液。きっと洗ってもにおいが取れなくて、シーツは使い物にならなくなりそうなくらい。

長い長い射精を終えると、はー、はー、っと甘く息をつきながら、ベッドに倒れた相手を見下ろして。
ぺろっ、と唇を舐めて視線が向くのは、女の絶頂を迎えても萎えない、大きな逸物。
再び相手の上にのしかかれば、
「こっちは、まだ、だよねっ……♡」
にい、っと好色そのものの笑みを向けて。互いにドロドロの下半身、もっと楽しもうよ、と、今までと違った場所をこすりつけて誘っていく……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/とある宿」からコニーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/とある宿」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルージェナさんが現れました。
ルージェナ > くぅ~きゅるるる…。
何とも情けない音が少女の薄い腹から響いた。
村を出て数日。なけなしのお金も底をつく頃である。
王都に来れば生き別れた家族についての手掛かりが得られるかもと思ったのだけれど
まだ収穫はなく、とすればまだまだ誰にも頼れない日々が続くわけで、どうにかお金を稼ぐ必要がある。
世間知らずの少女にもそこまでは理解できるものの、ミレーという立場上
大っぴらに動き回れないし見た目にも幼すぎるし、どうにも困り果てていた。
しかしながらこのミレー族の少女、能天気さだけは人一倍。
そこまで悩むそぶりもなく、今もスンスンと鼻を鳴らしながら裏通りへと足を踏み入れる。
辿り着いたのは小さなパン屋。
焼きたての良い香りに惹かれて店内が見えるガラス窓にべったり張り付き。

「はぁん…いーにおーい。アレどれくらいで買えるのかなぁ。お腹すいたよぅ」

吐息でガラスが曇る距離。
幸いにも店内のスタッフは慌ただしく動いているので少女には気付きもしない。
それに、もしかしたらこんな光景は日常茶飯事なのかもしれない。
きっと少女だけでなく同じ年頃の子供はここを通ればこうするはずだ。…おそらく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にライナスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からライナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にライナスさんが現れました。
ライナス > 「悪くない稼ぎだったなぁ」
などと、内心で呟いて。今回の稼ぎの重さを懐に感じて、小さく笑う。
遺跡漁りの為、臨時でシーフとしての技能者を求めている暢気なパーティがあったので参加してきた帰りの事だ。
しっかりと罠も隠し扉も見付けて、解除して儲けさせてやったのだ。彼らに伝えていない収穫のひとつやふたつくすねるくらい、可愛いモノだろう。──本当に、たちの悪い相手を捕まえていたら、ひとつやふたつどころか、命までも撮られていたのだから、とはライナスの言い分だ。
ともあれ、結果として手に入ったのは思った以上の臨時収入。これは普段より良い物を食って良い女でも抱こう──などと思いつつ、道を歩いていれば。妙なものが目に入って足を止めた。

「……なんだありゃ」

思わず呟いて。周囲の人々は忙しくてか、無関心からか、全く気にも留めていないようであったが。視線を向けた先にあるのは一軒の小さなパン屋。そこの軒先に、べったりと張り付く子供の姿……というだけであれば、まあ珍しいと言えば珍しいが、全くないものではないが。その子供が、ただの人間の子供ではなくミレーの子供となれば、話は変わってくる。
軽く興味が湧いて来た為、ゆっくりとパン屋の方へと足を向けて。

「おう、どうしたよ? そんなところに張り付いていたって、ガラスからパンは出てこないぜ」

ルージェナがこちらに気付かない程度の距離にまで歩き、距離を詰めた後。からかうような口調で、声を掛けてみようか。

ルージェナ > 焼きたてのパンをサクリと切ると湯気が立つ。
その光景が少し距離のあるここでも確認できて、もう少女としては腹の虫が泣き止まない。
視線はガラスの向こうに釘付け。――だから、声を掛けられたことにも最初は気付かなかった。

「……………」

聞こえた言葉を無意識に頭の中で繰り返すうちに、ようやくそれが自分に掛けられたのだと分かり、パッと振り向く。
パンに対する興味を示すようにふりふりと揺れていた尻尾がピタと止まり、目をぱちくりとさせて。

「………お………おなかすいたぁ…」

どんな言葉を掛けられていたとしてもおそらく、そう返しただろう。
またきゅるるると腹の虫が鳴く。
獣耳も元気を失い、へたりと頭の上で垂れた。

ライナス > 声を掛けたは良いものの、いかんせん反応がない。よもや聞こえなかったか、或いは聴覚に障害でも持っているのか、などと思いかけていた時、勢いよく振り向いた様子に、おっと、と身構えた後。……返ってきた返事に、気を抜かれたような表情を浮かべて。

「お腹空いた……って、何だ。逃げてきた奴隷か何かか、お前」

そう言えば暫く前に、奴隷市の方へとミレー族の“入荷”があったな、等と。裏側の伝手から得た情報を思い返しながら。

「金はどうした。飼い主は?」

完全に人間相手、というよりも犬や猫に対して尋ねるような物言いで。わざわざ猫を被る必要もなかろうと、完全に素の口調で尋ねながらルージェナの身なりを視線で確かめ、奴隷であればある筈の首輪などの有無を確認していて。

ルージェナ > 貧民地区に溢れる孤児のような発言であったが、比較的きちんとした出で立ちをしている。
王都とは別の出身のため田舎臭さは免れないかもしれないけれど。
少なくとも見える範囲では肌に傷は作られておらず、奴隷として凄惨な生活をしてきたようには見えない――はず。
王都でも大した被害を受けていないのは幸運か、少女の目立たぬ行動が良かったのか。
いずれにしてもまだ子供であり、危機意識も薄いことは明白であった。

「お金…は、あとちょっとだから、宿のためにとっとかなくちゃいけないんだもん…」

首筋から服の内側に片手突っ込むと、薄い胸元をまさぐり――少々の硬貨を握って出す。
貧民地区ならあと1週間程度は宿に宿泊できようかという金額は、全財産。
まだ王都での金銭感覚を掴みきれていない少女は、それをたどたどしく数えながら。

「…―――、飼い主、って?」

ミレー族が奴隷として扱われることは知っていても、その持ち主を飼い主と表すことには
繋がらず、疑問に思った言葉を尋ねて―――はふぅと嘆息。
やはり手持ちのお金は頼りなく。

ライナス > 発言の内容こそ、ただの孤児のそれでしかなかったが。少なくとも目に見える範囲では、少なくとも少女の有り様は奴隷のそれではない。……少なくとも、虐げられてきたにしては、“他人”に対して、無防備に過ぎる。

「保って一週間。……その調子なら、2、3日もあればおっ死ぬな」

考えている傍から無防備そのままの様子で、懐をまさぐり。恐らくは手持ちの全額だろう小銭を取り出して数えて見せる様子に、呆れ混じりに告げてやる。この危機感のなさならば、それこそ数日も保たずに誰ぞに美味しく頂かれる事だろう。

「飼い主。ま、保護者みたいなもんか。お前のお仲間みたいに、奴隷になってる奴らの所有主、って事だよ。……ま、お前は野良みたいだけどな」

溜息混じり。ただ疑問を口にしただけだろうそれに律儀に答えてやりながら。ゆっくりと、脳内で状況を整理する。
この少女はどうやら、理由はともかくとして保護者もなく、奴隷としてでもなく、たったひとりでこうして目の前にいるらしい。恐らくは、どう扱ったとしても誰からも咎められる事はないだろう。それを、むざむざと見逃すのは──色々な意味で、勿体ない。
そう、結論づけた後。

「そんなに腹が減ってるなら、何か食わせてやろうか?」

そんな風に、少女へと誘いを掛けてやった。