2017/09/26 のログ
■エレミア > そうしてまた今日も、辺りに喧騒をまき散らしながら、夜の街を歩いていく…
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレミアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区「冒険者酒場」」にミケ・ファムトさんが現れました。
■ミケ・ファムト > 「いらっしゃいませー♪」
賑やかな店内に響く少年の声。
お店支給の前掛けをした少年が新しい客を歓迎し、あいている席へと案内をする。
「ご注文が決まりましたら、呼んでくださいねー」
もともと、人好きする少年。
愛嬌を振りまき対応をしながら、相手が駆け付けのビールを注文すれば手元の伝票に書いてカウンターへ。
ビールジョッキを受け取れば溢さないように気をつけつつテーブルへ。
「おまちどおさまー♪ ごゆっくりー。」
ご案内:「王都マグメール 平民地区「冒険者酒場」」にラシェルさんが現れました。
■ラシェル > 一仕事を終えて足を踏み入れた酒場。
店内に開いた席を探して見回せば元気のいい少年に席へ案内されていく。
「そうね、先ずはエール。後はそれが来てから注文するよ」
伝票に火器カウンターへ戻っていく少年を見送ればメニューを手にして、
何を注文するかと少しの間考えて。
定番のものにしようかと考えて見るがふとあるメニューに目が留まり。
それにしようかと思えば先ほどの少年がエールを運んでくる。
「丁度良かった。このおすすめってメニューは何が出てくるの?」
ジョッキを置く少年を捕まえるように声をかけ、メニューを片手に身を乗り出して。
角度によっては覆う部分の少ない鎧に包まれた胸を強調するようになりながらと問いかけて。
■ミケ・ファムト > 「はーい。 少々お待ちをー」
案内する長身の女性、装備の派手さもあるが、
歴戦を潜り抜けたと思しき傷の山。
憧れやらなにやらいろいろと混ざって、複雑な気持ちではあるが、そこは懸命に抑えながらエールを持ち相手の元へ。
「お待ちどおさまです!
おすすめですか? 今日は言ってきた新鮮な肉を使ったワンポンドステーキと、…っぁ…
えっと…店長お薦めのサラダですよー」
一瞬止まったのは相手の豊かで柔らかそうな胸が強調されたのが目に入ってしまい、一瞬本日お薦めのメニューが飛びかけた。
日に焼けた少年の顔は気づけば真っ赤に。
何かをごまかす様に、前掛けのポケットから、伝票と鉛筆を手に視線を手元に。
「ちなみに今日のお任せは、魚のレモンソテーっていうやつみたいですー。」
魚のレモンソテーに関して自身がないのは店で見たことはあるが、食べたことはない為。
■ラシェル > 「ありがとう。今日のお勧めはそうなのね。
……どうかした?」
少年の言葉が一瞬止まった事に何かあったのかとメニューから視線を上げ、
その顔が真っ赤になっている事に何が…と考えて直ぐに理由が判れば笑みを浮かべ。
ごまかすように伝票に視線を移す姿を楽し気に見詰めて。
「そう、ならそのステーキとサラダをもらうわ。
後良ければ一緒に食事でもどう?好きなのをご馳走するわよ?」
どこか揶揄うような口調で少年の手を握るように手を伸ばし、
胸を今度は態と強調するように寄せて見えるようにして見せて。
■ミケ・ファムト > 「はい。 ステーキはとってもおいしそうでしたよー。
あ… えっと。 その…」
何と言ったらいいか。
悩んでいた少年。
楽し気に見詰められているなど今は余裕もなく、
気づけていない。
相手からの注文がある意味での助け舟。
「はい! ありがとうございます。」
手元の伝票に書き加えてから延びてくる手に少年はあっさりと捕まる。
少年はびくっと緊張したように、そして相手の言葉に驚き戸惑う表情を浮かべた。
視線は忙しく相手の顔、掴まれた手、強調される胸へと。
「え…初めてお会いしたのにそんな…」
お客さんにおごってもらったり、チップは快く受け取る様にと言われたことを思い出しながら、
ちらりと、店長の方を見れば小さく頷くだけ…。
「あの…じゃぁ…同じもの…いいですか?」
本当にいいのだろうかと悩む少年、じっと相手の顔を不安そうに見つめてしまう。
戸惑いながらも自分のいた村では食べた事も無いようなステーキ。
不安と楽しみと目まぐるしく表情は変わっていた。
■ラシェル > 「丁度がっつりとしたのが欲しかったの。本当にどうかした?」
どう言ってよいか悩んでいるのだろう、口どもる少年を楽しげに見て。
前に来た時には見なかった顔なのできっと新しい子なのだろうと。
「本当に元気がいいね、気に入っちゃいそう」
少年を逃がさないようにと手を捕まえ、緊張した様子に安心させようと笑みを向け。
戸惑いの表情で視線が忙しなく動くのを見上げる。
「そうだけど私が奢りたいって思ったの。もしかして迷惑?」
チップや店員に奢る光景はよく見るだけにそれをまねした見たのだが、
少年が店長を伺い頷く姿に決まりね、と。
「勿論。キミの好きなのを食べていいよ。
注文が出来たら食べようか」
不安そうに見る少年にもちろんと頷き、
無理を言っているのはこちらなのだか構わないと頷き。
注文を通しておいでと手を放して。
■ミケ・ファムト > 「なっ何でもないです!」
緊張にかちこち。
そんな肩ひじ張りながらも、振り切ろうと努力はしている。
だが、次の相手の言葉は嬉しそうに照れくさそうに笑みを浮かべた。
「ありがとうございます。」
美人にそういってもらえるのはやはりうれしい。
「迷惑なんかではないです!
嬉しいです…。」
相手の言葉に強く否定をしてから、最後は少し恥ずかしくなって。
「はい。 少々お待ちを! すぐ戻りますね。」
手が離れられれば胸には何故か寂しさを感じる。
何だろうか等と自分でもわかっていない感情を胸に抱えながら、一度離れる時には笑みを向けて。
少年は相手に後ろ姿を向けパタパタとカウンターへと。足取りはなぜか軽く見える。
カウンターへと行けば。注文を通して。
直に出来上がってくるステーキ二皿と、サラダ。
相手の前に並べ…自分の分は対面に一度置こうとしてから、相手と距離の近い隣に動かした。
「えっと…隣でもいいですか?」
近い方が離しやすいし…等と自分の中で正当化しつつ隣に立ち相手を見上げ。
そして、そこで相手の名前を聞いていなかったことを思い…
「あ、僕はゾス村からきたミケっていいます!
頂きますの前に…
お姉さんの名前…教えてもらってもいいですか?」
■ラシェル > 「そう?それならいいけど」
本当は理由に察しは付いているのだがそれを口にはせず、
緊張をしている様子が可愛く見えて笑みを浮かべたまま。
「いいの、私の我儘よ。付き合って貰えて私も嬉しいよ。
そんなことを言われたらまた誘いたくなるね」
少年の素直な姿に普段の荒んだ仕事の疲れが癒されて。
迷惑かと問えば強い否定と、恥ずかしそうにする姿はやはり可愛く。
「えぇ、待ってるわよ」
笑みを向けて離れていく少年の後姿を見送り戻ってくるのを待ち。
直ぐに出来たのか二人前の料理を手に戻ってくる少年を迎えて。
前に並べられた料理と近い距離に置かれた少年の分の料理を見て少年がどうしたいのかがわかり。
「勿論構わないよ。その方が話もしやすいね」
見上げる少年に笑顔で頷いてどうぞと軽く手を向けて。
「そういえば名乗っていなかったね。
私はラシェルよ。出身は秘密ね、よろしく、ミケ君
それじゃ食べましょうか」
ゾス村は何度か仕事で行った事がある、
あの村の子なんだと思ってつい見詰めて。
「
■ミケ・ファムト > 少年は、理由をそれ以上突っ込んでこないことに内心ほっと胸をなでおろし。
「ありがとうございます
嬉しいです。」
相手の喜ぶ事は少年にとっても嬉しい事で、
素直に、嬉しそうな笑みを向ける。
「はい♪」
待っているといわれれば嬉しそうに笑みを浮かべてうなずき。
そして、隣に置いた皿。相手が構わないといわれれば嬉しそうに頷き。
「ラシェルお姉さん。」
出身は秘密といわれれば、村の兄ちゃんたちが、
女は秘密で美しくなっていくという言葉をいっていたのを思い出して、どこか納得。
相手の名前を一度読んでから、なんだか気恥ずかしくもあり。
「はい。
ラシェルお姉さん頂きます♪」
自分の家では食べた事も無いようなステーキ。
目を輝かせてナイフとフォークを手に肉を切り分け。
食べようかと思ったときに見詰められていることに気づいて手が止まる。
何やら考え始める少年。
何か思いついたとばかりに…一瞬はっとした。
思いだしたのは、店に務める他のお姉さん達は、相手に食べさせていた光景…。
「えっと あーん?」
これでいいのだろうかと、フォークの先に一口大の肉を切り分け相手の方へと。
やってみるとなんだか意外と恥ずかしい。
相手が食べなければ、おずおずしょんぼりと自分の口元へと運んでいくだろう。
■ラシェル > 「本当に素直な子ね、いつからここで働いてるの?」
嬉しそうな笑みを見せてくれる少年、
こうして笑みを見ているだけで楽しい気分にとなれつい訪ねて。
嬉しそうにして隣に皿を置き頷く姿に弟がいればこうなのかと思ってしまい。
「そう言われると少し恥ずかしいね」
呼んでくれたらなどと考えていればお姉さんと呼ばれて一瞬きょとんとし、
次にはその意味が分かれば頬に少し赤い色が差す。
「お姉さんって呼ばれるのいいわね。
たくさん食べて、ミケ君」
目を輝かせる姿に誘ってよかったと頬を綻ばせてステーキを切る姿を見つめ。
視線に気が付いたのか何かを考え始める少年。
何かを思いだした様子にフォークに切り分けられた肉を刺して向けられた事と少年の言葉。
その意味が分かればらしくもなく照れてしまい。
「あ、ありがとうミケ君。頂くわね」
まさかの事に照れて顔を赤くしてしまいながらフォークから肉を食べて。
「それじゃお返しね?はい、あーんして」
自分もステーキを一口大に切ればフォークに差し、少年に向けて。