2017/09/24 のログ
■ホルン > 何の打算も目的もなく歩き回るというのはやはり中々楽しいものだった。
色々と働かざるをえない今の状況も今更投げ出す訳にはいかないので、好きな時にこうしてのんびりする時間を得るというのは暫くは難しい。
結局、状況が落ち着いて自由に活動出来るようになるまでは忙しくなってしまうのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からホルンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
■ピング > 暑さも幾分か和らいで過ごしやすくなってきた昨今。
日が落ちた後ともなればそれも顕著で、過ごしやすくて大変宜しい。
相変わらず客の入りは少ない―――というか、今は誰も居ないが――店内にて、リラックスした面持ちでカウンターに座して店番中。
そのカウンターの上には、大層目立つ代物が鎮座していた。
女性の下半身を模した玩具――そう、オナホールだ。
女性器のみを模したそれとは一線を画す、腰から下を切り取った様なその様相は実に存在感のある代物。
見方によっては猟奇的かもしれないが、用途を知る者からすれば実に素晴らしいものなのだ。
むっちりとした尻を突き出すようなそのフォルムに、瑞々しさを感じさせる触り心地。
肌触りの良いその尻部分を手のひらでたぷたぷ撫でながら、何をするでもなくぼへーっと店番中。
つまりは何時もの光景だ。
■ピング > 暇な店番の時間は過ぎてゆく。
特に客が来るでもなく、一日を終えたんだとか―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にロブスさんが現れました。
■ロブス > 「はぁ…!?な、なにを言っておるのだ…!
吾輩の見事な魔術により危機を脱したではないか…!!それを、それを…!」
冒険者ギルドの受付にて、何やら騒がしい声が響いていた。
報酬を受け取る為の報告をしている段階での、揉め事。
何も珍しい話ではない―――筈だが。
「襲われそうな所を素晴らしい判断力と速度にて練り上げた魔術により……いや、うん。
それは、その……少ぉし、服は焼けてしまったかもしれんがな?でも防具部分は無事だった訳であるし。
その後の回復だって……何?無理矢理、手籠め…に…?ば、馬鹿な、あれはお互い合意の上で…!」
自信ありげに自身の活躍を語って聞かせていたのだが、反論する相手の言葉に徐々に言葉に力が無くなり。
決め手は、最後の台詞だった。
途端、周囲からの視線が寒々しい物になり、だらだらと額から汗が流れ落ちる。
「ち、畜生…!吾輩の、吾輩の魔術が悪いんじゃない…!!吾輩頑張ったんだ……!」
実に情けない態度と台詞と共に、ばっと身を翻しその場から走り逃げた。
後に残る女性については、周囲に慰められており。
結局、報酬をその女性一人で全て受け取る事でまとまったらしい。
■ロブス > 「おかしい、おかしいぞ…こんな筈では…。
いやしかし、きちんと依頼は達成した……したな、うん。
そうだ、これは不幸なすれ違いだ……ふふ、次に会った時には誤解も解けるだろう。
何せ、吾輩偉大な魔導士であるが故な!誰もが認める事であろう。」
見事に情けない姿を見せたにも拘わらず、ギルドから離れると一人、自己完結して立ち直る。
そうだ、報酬なんぞくれてやれば良い。次がある。次があるのだ。
気を取り直して顔を上げると、視界の遠く先にギルドの姿。
其方へ向かう事はせず、顔を隠していたローブの頭部分を脱ぎ、何とはなしに近場の広場へと足を向けた。
「折角だ、人助けでもしてやろう。
ふふふ、さぁ、吾輩にありがたく頼るが良い、平民よ…!」
自身も平民であるのだが。向上心という名の親切の押し売りを画策中。
見事なフラグの建て方とも言えようその状態で、取りあえず目につく人に声をかける。
「おい、そこな輩よ。何か困っている事は無いか?吾輩に任せておくが良い。
見事、解決してみせようではないか…!」
見事に偉そうで、酷く抽象的な押し売りだった。
■ロブス > そして胡散臭い物を見る目を向けられながらも、相手が困ったことを口にする。
任せておくがいい!と意気揚々とその解決に乗り出すのだが、その結果はお察しあれ。
広場にて、女性の悲鳴が響き渡ったのは、それからもう間もなくの頃だった、とか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロブスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 今日もやはり体が、重い。酒場カウンターに突っ伏しながら、巨躯の男は呻いた。
「ぐ、ぬ。……どうやったら解けンだ、これ。」
端折って言えば、先日の依頼で受けた呪いのせいで理性の崩壊が早い。
ものっそい困るわけじゃないが、いつまでもそうしていたいわけでもないし、身体も重くなる。
ただでさえ理性の緩めな己にとってはやや問題ありだ。一応、解呪の魔法使いにも診てもらったが…。
「なぁにが、時間が経てば治るからほっとけば、だ。くそう。」
ぶつくさとぼやいて、ぐいとジョッキのビールを喉に流し込んで…またごてん、と突っ伏す。
プルプルと震えてる様は、どこか、酒に酔って気持ち悪いようにも見えた。