2017/09/23 のログ
■ホルン > 何とか丸く納まってくれて助かった。
しかしこれは便利ではあるが、涙の安売りはしないように気をつけなければ。
使いすぎては効果も薄くなるし冒険の手伝いをしている以上信用にも響くかもしれない。
涙を拭った後は残った男たちのフォローに苦心したが、その後皆優しく接待してくれたので苦労した甲斐もあったというものだ。
それにしても、人間の国で能力や正体を隠しながら生活するのは大変である。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からホルンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にホルンさんが現れました。
■ホルン > 昨日聞いていた約束の話し合い自体はすんなりと終わった。
話しを持ちかけてきたのはスカウト系の冒険者で、穴場のダンジョンを見つけたから少人数で探索をしたいというもの。
探知と結界があれば大分安全にやれそうだと力説していたが、正直怪しいと思った。
確証はないが態度や口ぶりから何かを隠していそうな雰囲気を感じたし、言う事ももっともすぎて逆に怪しい。
だが色々と疑わしいがその上で受諾する事にした。
多分よからぬ事を企んでいるのだろうが、実際そうだとしても少人数ならこちらとしても対応しやすい。
とりあえず近日中に出立だが今日のところはやる事がなくなってしまった。
連日飲む気分でもないしたまにはあてもなく散歩もいいだろう。
考えてみればこの頃は色々な準備や根回しで動き回っているせいで、のんびりと歩き回る事などしていなかった。
「ちょっと、頑張りすぎだったかも、しれませんね……」
生活の基礎を得るために必要だったとはいえ、少しあくせくしすぎだったと今更ながら気づく。
これではまるで人間みたいだ。
まあ半分は人間ではあるが、寿命は段違いなのだしもっとのんびりしてもよかったのだ。
せっかく予定もないことだしと、今夜は予定を気にせずぶらぶらすると決めて歩きだした。