2017/09/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 小さな人気のない噴水公園、サラサラと流れる程度の噴水と、石畳、そしてベンチがいくつかある程度の、しかし小綺麗な公園だ。
そのベンチの前に立つ一人の少年がいた。硬そうな軍服を身にまとった、線の細い、しかし華奢な印象は与えぬ、独特の体躯をした少年である。

「さて、さてさて…と。ここらか」

少年は小さく呟いた、懐から何か、小瓶を取り出してふわりと空中に振る。中身の白い粉が宙に舞う、すると微かに粉が白く輝き、鱗粉のように太陽光を乱反射させた

「んー…そこそこの反応だな。まあアタリならいいけどよ」

面倒くさそうな態度で頭をバリバリと掻く少年。アタリは多いがひっかからねえなぁと呟く。

グラスシエル > 粉の反応から、同族の気配は残ってる。が、今いない以上は仕方がない
肩をすくめてベンチへ乱暴な仕草で座る。顔立ちは幼さを残した端正、整った顔立ちだが、非常に目つきが悪いし、座り方もガサツである。ついでに言えば髪もバサバサで不揃いに切られた感じで、育ちが良さそうな方ではない。
懐から、干し肉を取り出して、噛みちぎる。その仕草は野良犬辺りが肉を引きちぎるかのよう。ムグムグと味気のない干し肉を噛み締めながら

「っち、そもそもこんな広いトコでガキ一匹見つけろってのが間違ってんだよ死ね、死んで詫びろ」

とは言っても誰かに命令されての行動ではない。ない以上誰も死なないし詫びないのだ、分かってる。分かってるが言ってみたかっただけだ。
干し肉をかじりながら、無駄に時間を潰そう、とベンチでぐだーっとだらしなく脚を伸ばす

グラスシエル > 「あー…死ね死ね死ね死ね皆死ねっと、神も悪魔も死んじまえーっと」

即興で何か歌ってる。背には一対の白い翼。天使である、天使であるのだが――今何か不穏当な発言があったような気がするが、気にしないことにする。実際思ってるんだから仕方がない。というか実際にお目にかかったことのない神様よりも、目の前の干し肉のほうがまだありがたみがあるというものだ

「なあ、てめえもそう思うだろ?」

と、草むらの近くめがけて干し肉を投げると、草むらが揺れた。でてきたのは野良猫である。クンクンと匂いをかいだ後干し肉をかじると、あっという間に踵を返して草むらに消えていった。少年の方は投げた後は無視である。別に懐かれようと思ってやったわけではない。気分だ

グラスシエル > 「あー、世の中滅びねーかな、割とマジで」

五月蝿いぐらいの眩しい日差しに、ちょっとうんざりして空を見る。
よっこいしょ、とベンチから腰を上げると、草むらに、残った干し肉を適当に捨てる。まあ、すぐに其れも野良猫がかっさらって行く。まさにエコロジーである。ポイ捨てバンザイ

軍服のポケットに手を突っ込んだまま、宙に舞う。そして適当な方向へと飛び去っていった

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/道具屋」にトゥーラさんが現れました。
トゥーラ > 昼下がりの平民地区の路地裏、そこにひっそりとある道具屋。
オーナーを除けば知る者だけが知るようなこじんまりとした外見、
扉の奥には狭めの店内に棚が並び日用品から冒険者向けの道具、よく判らない物から薬品まで乱雑に置かれている。

「またの利用を待っているぞ」

普段は閑古鳥のなく店であるが珍しく大口の客が来、色々と売れた事から笑みを浮かべて去っていくのを見送り。
扉が閉まり店内が一人となればカウンター裏から抜け出し減った商品を補充し、綺麗に並べたりと次の来客があるまで整えていく。

トゥーラ > 「…こんなものもあったか?」

棚を綺麗に並べていれば見覚えのない商品を見つけて首を傾げカウンターに置き。
棚に戻れば補充と整理、掃除を続けていく。

そして在庫のある商品の補充が終わり満足いく整理が出来れば満足顔でカウンターに戻り、
再起ほど見つけた商品である何かの液体が入った小瓶を眺める。

トゥーラ > 商品の目録を眺めをしても何の商品か判らず、仕方がないと後で仕舞おうとカウンターの裏に入れ。
客でも来ないかという目で入り口を眺める。

「しかし……暇だな……」

一人でも客が来れば次でも来ないかと考えてしまう。
この際冷やかしでもいいので来ない物かと考えて。

トゥーラ > 「ふぁ………」

客が来ない店番ほど暇なものもなく欠伸をこぼしてしまう。
本来ならなどうにかして眠気を覚ますのだがあいにくそう言ったものは在庫切れで手元にはなく。

気が付けばカウンターで大きな胸を潰し歪ませるようにして身を預け、
眠そうな瞳でぼーっとし始める。

トゥーラ > そのままに眠気に負け店を開けたまま眠りにつき、
起きるのは果たしていつになるか……

ご案内:「王都マグメール 平民地区/道具屋」からトゥーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 夕暮れ時――。
広場にとぼとぼと歩いてくる大きな影。道行く人々はそれを見つければ、驚いてすぐに、ささっと離れていく。
恐怖と忌諱、そんな具合に。

「見せモンじゃ、ねェ。」

大きな影、巨躯の男は、それはそれでグルルと野犬の如き視線を周囲に向ける。
普段よりずっと剣呑でイライラしてて――…べとべとしていた。

「う、…気持ち悪い…ぃ。」

頭の上からだらーって零れてきた緑色のスライム状液体を剥ぎ取りながら呻く。
…全身緑色の、ねばねばスライムまみれ。どうやら生命体とかではなく、そういう物質。
そんなものに全身包まれつつようやく…噴水広場の真ん中までたどり着いた。
とはいえ、さすがにダイブというわけにもいかない。風呂を目指さなかったことを恨みつつ、ぐだりと体から力を抜いて、座り込んだ。