2017/09/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にホルンさんが現れました。
■ホルン > 「何か、予約はありましたか?」
騒がしい店内に物怖じせず入ると、すっかり慣れた様子で店主に話しかける。
予約というのはホルンの副業、冒険者の助っ人である。
報酬の一割程度という価格であまり儲からないが、人脈を広げるにはそれなりに役立つ。
助っ人としてのホルンの評判の方もそれなりだ。
「……そうですか。募集は、そのまま出しておいてください」
話しを聞いてみると今日は空振りのようだ。
とりあえず果実酒を一つ注文すると、カップを片手に傭兵くずれを自称する顔見知りの冒険者のところへと席を移す。
「……こんばんは。ご一緒、させてください」
態度こそ控えめだが、返事も待たずに席に着くホルン。
他の同席者も皆熟達の戦士という風情で、そんな中にホルンのような少女が入ると非常に目立つ。
■ホルン > 暫く一緒にお酒を飲みながら、男たちの話しの輪に加わる。
粗暴そうな男たちではあるが少女が一人加わると卑猥な話しはある程度は控えてくれているようだ。
主な話題は最近の噂話や、過去の武勇伝。
既婚者もいるようで時折唐突な惚気も混じる。
皆段々酔いも回ってきたようで、喧騒と混沌は更に増していく。
ホルンも何杯目かのおかわりをしていて、顔が赤い。
しかし顔が赤いのは酔いのせいだけではなく湧き上がる欲望を抑えているせいもある。
ここにいる皆は人間の戦士としてはベテランではあるが、ホルンが本気で戦えば手も足も出ない程度の存在。
そんな男たちの自信と尊厳を打ち砕いて陵辱するのはさぞ愉快だろう。
とはいえ活動拠点の貴重な人脈である。
欲望に任せて襲ってしまうのは悪手だ。
お楽しみはもっと自由に動ける地盤を作ってから、行きずりの相手にでもすればいい。
「あの、お花摘み……」
暴走してしまう前に少し頭を冷やすべく、一旦その場を離れる。
……そして十分程すると、大分落ち着いた様子で席へと戻ってくるのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にツァリエルさんが現れました。
■ツァリエル > そんな冒険者の酒場にまた場違いな小さな人影が入ってくる。
顔をストールで隠し、質素なローブを身にまとった子供と思しきその人影は
混沌とした喧騒に慣れぬ様子でキョロキョロと辺りを見回し
おっかなびっくり店主のいるカウンターへと歩み寄る。
「あのう、冒険者の方に頼みたいことがあるのですが……
どなたか薬術や魔法に詳しい方はいらっしゃらないでしょうか?」
そう言って小さな声で店主に声をかける。
その拍子にはらりとストールがはだけ、中からは白金の髪を持つ
褐色の少年の面差しが覗いた。
明らかにこの酒場には不似合いな様子の子供だった。
■ホルン > 大分堪能したしそろそろ本来の目的、蒸留酒の買い付けを済ませて退出しようかという頃に場違いな来客。
探知系の魔法を使い聞き耳を立てると冒険者を探していると聞こえたが、肉体派が主に集うこの場所に来て薬や魔法を求めるのは一見ミスマッチだ。
だがかなりピンポイントの求人である。
自分の事が噂になってるのかもしれない。
一応素知らぬ顔をして男たちと談笑を続けていると、店主から声がかかる。
「あ、あの、何かご用、でしょうか……?」
呼ばれれば席を立つ。
赤らんだ顔をしているが、お酒が入っている割に大分しっかりとした足取りで少年に声をかける。
■ツァリエル > 店主に呼ばれて現れた少女の姿に少年は目を丸くした。
自分と同い年か、それより年下の少女がこのむくつけき男たちでごった返す店内に居て
冒険者として登録されていることについて驚いたのだ。
特に酒を嗜んで顔を赤らめている割に、しっかりした足取りでこちらに来たことも意外だった様子。
それはともかく、せっかく店主が呼んでくれた冒険者であるので
ツァリエルは用件を切り出そうとしたが、なかなか言葉が出ない。
「あの、ちょっとこちらへ……」
そう言って少女の手をとり、酒場の隅へと移動すると小声で用件を切り出し始めた。
「実は……体の性別が女の人や男と女の中間になってしまうことがあるのですが
そういった肉体の変化に効くお薬や魔法を知っている方を探しているのです。
あなたは、そういった物事に詳しい方でしょうか?」
自分の内情を話すのが少し恥ずかしいのかためらうようにそう言って
うつむいて頬を染める。
■ホルン > 何も言われないがやはり驚かれたようだ。
この見た目なので仕方のない事ではあるし、そういう反応も慣れっこなので特に言及がないならそのまま触れずにおこう。
そして何か聞かれたくない依頼なのか、酒場の隅へと連れて行かれ。
「そういった事には、対処はなくもないですが……。もう少し、詳しい情報を……」
性別や肉体を変化させる方法というのは魔法や薬に限らず色々と手段がある。
呪いだったり淫魔の悪戯だったり、過去世からの因果というパターンも見たことがある。
普通に生活している分には縁がないが世界を見てみれば割りとありふれた現象といえるかもしれない。
だからこそ、どういった原因でどう変化するのかを知る事は対処する上で重要になる。
そういった旨を少年に語って聞かせ。
「お部屋が借りれるので……。よかったら、これから体のチェック、してみても……?」
控えめな態度の提案だが、是非そうした方がいいという意志を込めてじっと見つめた。
■ツァリエル > ホルンが心当たりがありそうな様子であることにツァリエルは
ほっと安堵したような表情を見せる。
誰にも相談できず、自分ひとりで悩み解決策を探していたのだが
それが藁にもすがる思いで訪れたこの冒険者の酒場でやっとお目当ての人物に巡り会えた。
それがいかほどに嬉しかったことか。
安堵と歓喜をないまぜにしたような微笑を浮かべるが、
体のチェックをしたいと少女に言われると少し困ったような恥ずかしいようなモジモジとした様子を見せる。
「あ、チェック、ですか……それは構いませんが……
い、今は特に性別が変化していないのでお役に立てるかどうか……」
それ以外にも年下の女の子に体を見せるのと言うのが少々気恥ずかしいらしい。
だが押しに弱いツァリエルは、彼女の目がじっと強い意志を伴ってこちらをみていればつい、
こくりと頷いて部屋に着いていくことを同意する。
一刻も早くこの原因不明の呪い?を解いてしまいたかったのもあった。
■ホルン > 「では……、詳しい経緯も聞きたいですし、お部屋借りてきます……。
先に行ってますから、暫く時間を置いてから来て下さい。
人払いと、防音の結界も張るので、秘密は守りますから……」
男たちに囲まれて丁度ムラムラしていた事もあり、合法的に弄って遊べそうな相手が飛び込んできて正にカモネギ。
素早く手続きを済ませると部屋を借り、先に向かって行く。
一緒に部屋に行かないのは、周りからお互いに無用な詮索はされたくないだろうという配慮である。
酒場の奥にある部屋は、ベッド一つ置いてあるだけの簡素な安部屋。
純粋な休憩に使われる事もあるが、頻度としてはいかがわしい事に使われることの方が多いらしい。
そして部屋に入ると壁やドアに結界を貼り、自分とツァリエル以外は侵入を拒むように、内部の音が漏れないようにと簡単な加工を施し彼の到着を待つ。
■ツァリエル > 「はい、では……また後で。よろしくお願いします」
そう言って丁寧に一礼してホルンを見送る。
彼女に言われた通り、時間を置いてから店主に声をかけ部屋へと通される。
コンコンとノックしてから部屋の中へ入り
その内装を珍しそうにぐるりと見渡してみる。
簡素なベッドが一つ置かれているだけの安部屋に、
自分にはわからないような何かしらの魔術の結界が張られているのだろう。
こちらのプライバシーに配慮してくれている少女の好意にありがたく思いながら
「それで、ええと……なにからすればよいでしょうか?」
所在なさげに部屋の隅へ突っ立ってホルンの次の指示を待つ。
■ホルン > 「では、まずは今の体を調べたいので、裸になってベッドに腰掛けて下さい……」
普段と変わらない調子で裸になるよう指示を出しながら、自分もベッドに腰掛け間近でツァリエルの脱衣を見守る。
興奮している様子は巧みに隠し、あくまでも検査のためだという感じで淡々と。
「それと、どういう条件で体が変わるのかも、分かる範囲で教えて下さい。
可能なら、再現してみますので……。
それと、差し支えなければフルネームも……。呪術の影響だとすると、名前は大事なキーになるので……」
邪な欲望を秘めながら、仕事は仕事としてきっちりやるつもりだ。
今の段階では難しいのか容易なのかの判別もつかないので引き出せる情報は何でも欲しい。
難易度によって、これからの対応も変わっていく事だろうし。
■ツァリエル > 「は、はい……わかりました……」
緊張した面持ちで指示された通り、服をそっと脱ぎベッドに腰掛ける。
流石に下着は履いたままでいたかったが裸、ということなので
両手で下半身を隠すように覆う。
もうこれだけでツァリエルにはひどく恥ずかしいことだった。
が、これも大事な治療の一環なのだろうとぐっと我慢する。
「えっと……体が変わる条件は……ほとんどよくわからないんです。
ある日、起きたら体が男と女の間ぐらいになっていたり、女の人になっていたり……
でもそういう日の前の晩は大抵、怖い夢を見ます。
よく覚えてないのですが……何か、恐ろしいものに襲われる夢です。
名前は……ええと、ツァラトゥストラ・カルネテル=ルヴァン、です。
でも、長いですからツァリエルとお呼びください」
名前を公表したことで自分が王家の出身であることがにわかにバレてしまったが
かといってここで黙っていたり嘘をついてしまったりしても良い結果にはならないだろう。
自分に答えられる範囲で素直にホルンの問いに答えてゆく。
■ホルン > 「ツァラトゥストラ・カルネテル=ルヴァン、ですね……。分かりました……。
あ、私の事は、ホルンでいいです。ただのホルンです」
名前を聞き出して、そういえばまだちゃんと名乗っていなかった事を思い出す。
そしてカルネテルといえば、あまり政治方面には詳しくないホルンでも覚えている名前である。
思いもよらない大物のようだが、今はそれほど重要な事ではない。
名前は呪いの触媒としての可能性として知っておく必要があっただけの事だし、恥ずかしがる裸体の美少年が目の前にいるという事が最も重要であろう。
「夢が何かのきっかけ……。なるほど、これは重要な手がかりになりそうです……」
しきりに頷きながら、しかし視線と思考は彼の裸体に向いている。
「では今の体が男の物か、性器を確認するので手をどけて下さい……。
機能の方も、正常かどうか試します……」
■ツァリエル > 「ホルン、さんですね。はい、よろしくお願いします」
相手の名前を聞いてさらに緊張したのか、体が知らずに強張る。
自分へと注がれる視線に居心地悪そうに身を捩り肌を赤らめる。
男性としての証を確かめると言われれば一瞬ビックリしたように目を見開いた。
「えっ!! あ、う、……わ、わかりました……
えっと、機能が正常か確かめるっていうのはどういったことを……?」
そういって恐る恐る両手のひらで隠していた性器をそっとホルンへ見せる。
そこには少年らしい可愛らしいサイズの初々しい皮かむりの男根があった。
それでも恥ずかしさは残るのかやや内股気味に足を閉じかけてしまう。
■ホルン > 「手がかりが限られている以上、どんな些細な情報も重要な意味を持ちますから、恥ずかしいかもしれませんが我慢してください」
もっともな理屈を捏ねているが正直現状体を調べたところでそれほど意味はない。
万が一何か手がかりが見つかれば御の字だし、今は治療にかこつけて合法的に美少年の体を弄り回す事を楽しむとしよう。
「機能というのは、勃起と射精です。
このままだと、見づらいですね。……機能の確認は私が手伝いますから、ツァリエルさんは自分で足を広げて、よく見えるようにしてください。肛門も、なるべく見やすいように」
治療や検査のためというのを強調するように、淡々と勃起や射精という単語を口にしていくホルン。
そして恥ずかしがるツァリエルに、M字開脚するように指示。
■ツァリエル > 「う、わ、わかりました……」
恥ずかしいのはホルンも同じだろうと思い、自分こそがしっかりしなければと恥ずかしさを堪えて
指示されたとおりに足を開脚してホルンによく見えやすいように自分の恥ずかしい部分を晒していく。
勃起や射精と言われれば恥ずかしさに耳まで赤く染まり
その機能を調べるのを手伝われると言われると首を激しく振った。
「だ、だめですっ!調べるからって女の子の手にそんな勃起や射精なんて手伝ってもらっては……!
じ、自分で、できます……から……」
慌ててそう言ってしまうが、自分から進んでまるで行為をしたがっているようにも
聞こえてしまい、一層顔を赤らめてしまう。
■ホルン > 「分かりました。じゃあ、いつも自分でしているように、やってみて下さい。
私は観察して、記録をつけておきます……」
自分でやると言われればあっさりと引き下がり、荷物からペンとノートを取り出すと早速性器周りのスケッチをしながらメモを書き込み始める。
「そうだ、射精の頻度とかも、分かる範囲で教えてください。
夢精も、あるならそれも含めて……」
表面上はあくまでも淡々と、しかしツァリエルが恥ずかしがりそうな事を選んで口にしていく。
記録をするのも、実際に役立つかよりもそれにより彼が恥ずかしがる事を狙っての行動だ。
このように内心かなりろくでもない事を考えているが、真剣にツァリエルを見つめて記録をつける風を装っている。
■ツァリエル > 「え、あ、……は、はい……」
あっさりと引き下がってくれたホルンに安堵するものの逆に年下の女の子に見られながら
いつもしているような自慰をするのはなんだか変な気もしたが
これも治療のため必要なことなのだからと自分を納得させた。
そっと自分自身で性器を握り両手でたどたどしく扱き始める。
「ん、ぅ……あ、射精っは……普段あまりしません……っ
月に、一度、くらい……ぁあっ……
夢精は、ぁ……怖い夢を、見た後に、必ずっしてます……!」
自分のあられもない姿をホルンにスケッチされていると知って
ひどく恥ずかしくなりながら、しかし質問には素直に答える。
うつむき気味に頬を火照らせ、自慰をしていると
我慢しているのにも関わらず悩ましげな声が漏れてしまう。
まともな思考なら一体自分は何をしているのだと我に返ることもできたろうが
ツァリエルはすっかり場の空気に飲まれてしまい
恥ずかしがりながらも中断するということがなかった。
■ホルン > 完全に恥ずかしがらせる事が目的だったが、今何か重要そうな情報が聞けた気がする。
念のためそのあたりを詳しく聞いてみよう。
「怖い夢っていうのは、えっと、体が変化するのも、夢精と一緒に起きているんですか?それとも夢精と体の変化は別々で?」
自慰の動きや勃起していく様子を文章で書き込みながら、気になった部分の説明を求める。
どちらにしても、全くの無関係という事はなさそうだが。
「ああそうだ、射精しそうになったら、精液はこれに出して下さい……。
お部屋を汚さないようにと、一応精液の検査もやれる範囲でしてみますので……」
話している間に射精してしまう前に、荷物の中からグラスを取り出すとツァリエルの側に置いた。
■ツァリエル > 「あ、怖い夢……見ると大抵っ、夢精してて……
体が、おかしくなっているのもっ、一緒です……
女の人に、なっちゃってるのにっんぁ、べったりって……せーえき、ついちゃってて……」
出来得る限り、自分で説明できる範囲で喋ってはいるものの
どこまで理解してもらえるかはわからない。
それはそれとして、だんだんと自慰が進むに連れ、射精の欲求がむずむずと性器に溜まってくる。
ホルンに渡されたグラスを手に取り、いつ射精してもいいように自分の性器に
あてがうといよいよ手の動きが早く激しくなっていく。
「はっ、ふぅ……っあう、も、だめっでちゃう……っ!
せーえき、でちゃうっ!おしゃせーしちゃうっ!
あああああああああああっ……!」
がくんと背筋をのけぞらせびくりとツァリエルの体がベッドの上で跳ねた。
グラスの中にとぷとぷと白濁色の液体が吐き出されていく。
ぶるぶるとしばらく射精の余韻に浸るように舌を突き出し、喘いでいたが
やがてぐったりと力を抜くと、震える手で精液の溜まったグラスをホルンに差し出した。
「はひ、っ……はふ、でましたぁ……せーえき、でましたぁ……」
とろりと蕩けた表情でしかし恥ずかしそうに身を捩りすぐにまた性器を隠してしまう。
■ホルン > 「なるほど……。起きてる間に、体が変わる事はないんですか?」
射精の感覚に耐えながら必死で喋るツァリエルとは対称的に、ホルンはメモをとりながらあくまでも淡々としている。
そうこうしている間にいよいよ射精が近いようで、喘ぎながらグラスの中へ白濁液を注ぎ込んでいく。
「お疲れ様でした……。量や、質感は見たところ異常はなさそうです……」
そして匂いをかいだり、スプーンですくったり軽く混ぜてみながら質問を続ける。
「あの、お疲れでしょうが、もう少し詳しく確認したい事があって……。
女性や、中間の体の時はどのぐらい性交をしましたか?」
ねぎらう言葉をかけながらも、まだ熱心に調査を続けようとする。
もちろんなるべくツァリエルを恥ずかしがらせる事も忘れない。
■ツァリエル > 「起きている間……、は魔術の影響とか、そういうのが無い限りは
なることはないです……」
ぼんやりと射精の余韻に浸っていた思考からだんだんとまた理性を取り戻す。
すると少女の前で自慰や射精をしてしまったことがまざまざと恥ずかしさを呼び起こし
呻くように顔を覆ってしまう。
自分の出した精液をつぶさに観察するホルンにまたしても恥ずかしくなりながら
次の質問には体がびくんと飛び跳ねるようになってしまった。
「い、いえ……あの、
お、女の体や中間のときには、せ、性交していません……
…………自慰はしました……」
もごもごと歯切れ悪く告げる。しかし聞かれても居ないことまで
つい口にしてしまったのは罪悪感からなのか。
真っ赤になってそのままうつむいてしまう。
■ホルン > 「なるほど……。大分、色々分かりました……。
性別が変わっている間に性交したり、妊娠すると変化が固着してしまう事もあるので……。賢明な判断です……」
ツァリエルの告白に頷き、考え込むふりをしながら耳を傾ける。
その間精液を観察し、いじる事も忘れない。
そして更なる質問を投げかける。
「最後にその魔術の影響で体が変わる、というのを、もう少し詳しく知りたいのですが……」
これは色々な面で重要な情報になる。
真面目に治療をするにしても、適当に騙して楽しむにしてもだ。
■ツァリエル > 賢明な判断と言われればほっと安堵するような表情を見せる。
しかしそのホルンの手の中では未だに自分の出した精液が弄ばれていて
正直目のやり場に困ってしまう。
なるべく視線を逸らし、うつむいてグラスの中で揺れる精液から目を離した。
「えっと、その、体が変化するようになったのは魔法をかけられてからなんです。
だから魔術や魔法の気配があると体が反応するというか……
そういうきっかけがあるといつの間にか変わっていたりするんです。
こう、例えば肉体に全然関係ない魔術とかでも……
でも僕自身、魔法や魔術には疎くてわからないことだらけなんです」
出来る限り自分の中で分かる範囲を口にしたつもりだが
これでも何かの役に立つだろうか。
■ホルン > 「分かりました……。多分、それはとても重要な情報になります……。
今すぐ治すのは無理ですけど、対処法ぐらいは近いうちに用意できるかも、しれません」
散々弄んでいた精液の入ったグラスを一旦置くと、ツァリエルに向き直る。
そして彼の体を暫く無言で観察し。
「魔法の気配の影響というのも、追々調べてみないと分かりませんね……。
今日のところは、設備もないので調査はこのぐらいにしておきます」
しかし調査はこのぐらいにと言いながら、ノートを再び構えて。
「とりあえず、経過記録もこれから取っていくかもしれないので、今の男性の体の詳細なスケッチを取っておきたいので、立ち上がって頭の後ろで手を組んで下さい。
足も、閉じずにしっかりと広げて……」
誰にも見せないし研究以外では使わないと念を押しながら、色々な角度からの詳細な裸体スケッチを描いていくホルンであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からホルンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 以前、屋根の上で空を見上げるのがなかなかに心地よかった。
――そういうわけで今日も、大通りに面する家屋の屋根の上。
巨躯がのっかって屋根を踏み抜きやしないかとおっかなびっくりな感もあるけれど、腰を下ろせば、問題もない。
はーっと息を吐いて、空を見上げる。夜の空、星空。
そこに、片手には酒瓶。仕事も終わって、空を見上げながらの酒、わるくない。
いつもより近い位置の星を眺めながら、ぐび、と一口。
「ぷ、――はー………。」
気持ちよさそうに一息、実におっちゃんくさい。空を見上げたかと思えば眼下へ視線を。
家へと急ぎ歩く人たちの姿が見える。こうして通りを眺めているのもなんだか、普段と違って心地よい。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレヴィさんが現れました。
■レヴィ > アルバイトですっかりと遅くなり外も暗くなった時間。
帰路を急ぐ人に混ざるように大通りを歩いて。
「すっかり遅くなったッスね。失敗したッス」
本当はもっと早く上がるつもりが不意な出来事にすっかりと遅くなり。
そのせいで帰路につく足も自然と早くなり。
もし高い位置から見ていれば不自然といっていいような動きで人を避けて歩く姿がはっきりと見えるはずで。
■イグナス > 「おや。」
のんびり酒をやっていたら、視界の端に走る影。
小さくてはしっこい、そんな感じ。人の動きを避けてくそれは、なかなかのモノのように見えた。
ぐいと身体を乗り出して、その動きを眺めて。ほう、と口元にんまり。
少し興味を持ったから、上の方から声をかけた。
「なあ、おい、そこのちっこいの!
ンなに急いで、どこいくんだー。」
この男から見れば全部ちっこいが。さてこの言葉で、気づいて振り向いてくれるかどうか。
■レヴィ > 早く帰りたい時ほどついしない方がいいことをしてしまう。
軽い足取りで右へ左へと人を避けて歩き、絡まれると面倒そうな酔っ払いは進路を変えて回避する。
あと少しで帰宅柄の近道になる路地に入れると進めば上から聞こえた声に足を止め。
「それは私の事ッスか?」
周囲を見てもほとんどが急いでいるが、それを避けて更に磯井ぢるとなれば自分ぐらい。
なので自分の事と考え…声の聞こえた上、屋根の方へと視線を向ける。
■イグナス > おう、聞こえたらしい。
だいぶ急いでいるのに足を止めさえるのが、気がとがめないわけではなかったけれど。
好奇心の方が、勝る。にんまりと笑んで。
「うん、そう、お前だよ、お前。何をそんなに急いでンだ?」
彼女の動きを目ざとく見つけたぞとでも言いたげ。よいしょと足を屋根から降ろして――落ちる。
どすん、って軽く地面が揺れた。
何事かと視線を向ける者もいたけれど、おかまいなしに彼女の方へと歩み近づく――なら、その巨大さもわかるだろう。
■レヴィ > 見上げれば笑みを浮かべている男が屋根の上に見えて。
どうやら自分を呼んだ相手なのだとその表情を見ればわかり。
「こんな時間に急ぐ理由は一つッスよ。早く帰りたいからっス」
それ以外何があるのかという様に答えて返し、男が降りて、落ちてくるのを眺め。
着地と同時に地面が揺れることに驚きを見せて。
遠目で見ても大きかったが近づいてくればその大きさがはっきりとわかり見上げ。
「でっかいッスね…」
見上げて何を言おうかと悩み、口から出たのはそんな言葉で
■イグナス > 「そりゃまあそうだ。
…ンなに、急がなくてもよかろにな。」
むしろ暇を持て余している風の男は、彼女がどうして急いでいるかを図るつもりもない。
なんでそんな急ぐんだかって感じで笑って。
そのまま地面に降り立つと、彼女の目の前へ。完全んイ、あっさりと見下ろす格好となって。
「うん、そうだろう。
俺は大抵のやつよか、でけェぞう。」
なんて冗談めいて笑う。彼女の目の前に手のひらをかざせば、やぱpりそのやたらすごい大きさが、目立つ。
■レヴィ > 「早く温かいご飯と家が恋しいって理由じゃダメッスか?」
特に最近はバイト以外の仕事があるわけではないが早く戻れれば程度の急ぎであるので足を止めて。
笑っている男に差しさわりのない感じで理由を告げる。
近寄ってきた男が目の前に来れば完全に上を向かないと視線が合わない身長差で僅かに首が痛く。
「どっちかというとデカすぎッス。顔を見るのも一苦労ッスよ」
少しかがんで欲しいという様に視線を向けていればかざされる手。
その大きさは自分など簡単に捕まえれそうな大きさに思わず関心するように見てしまう。
■イグナス > 「あー、それはわるくない。
……でもまあ案外こうやって、外でぷらぷらしてンのも、乙なもんだぞ?」
冗談めいた声音で笑いで告げて。
じっと見下ろす格好、なんだか子供と大人とか、そんなかんじ。あんまりにも身長差、ありすぎってくらいだ。
そんな状態で、くくく、と彼女の物言いに笑った。
そうか、笑いながら、屈みこみ。
「じゃあ、これならだろうだ。
――ああ、ちったあマシだな。膝痛いけど。」
目の前に手を差し出したまんま。あんまり感心してる様が楽しいので。
ぐいと手を伸ばして、ぐわし、頭を掴んでみようとして、みたり。
■レヴィ > 「ゆっくり休めるのはやっぱり自分の家っすからね。
外を歩くのも悪くないッスが、これからが酔っ払いも増えるッスよ」
男の冗談めいた言葉に冗談と本気を交えて返し。
自分よりも背の高い知り合いは何人かいはするがここまで大きいり試合はいない。
自分の女性で見れば普通なはずだがあまりの背の差にどうしたものかと。
「それで話しやすいッス。そこは少しは我慢するッス
って、何するッスか」
これだけ大きければいろいろと便利だろうなと見ていれば伸ばされる男の手。
慌てて仰け反るようにしてその手を避けて僅かに語尾を強めて。