2017/08/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「まったく…やっと戻って来れたと思うたらこれじゃ。
もう少し、身の程を知った方が良いぞ、お主等?
今の妾は少々気が立っておるが…その程度で済んだ事、感謝するが良いじゃろう」
平民地区の路地裏、少し空けた空間で少女は手にした扇子をぱたぱたと扇いでいた。
少し離れた場所に、地面に転がる数人の冒険者風の男女。
その誰もがぐったりとしたまま、顔も上げれずに倒れ伏していた。
乱れた息をついているところを見れば、僅かに意識を持ったまま動けないでいるのが分かるだろう。
九頭龍山脈の一件から、戻った途端に己を狙い襲って来た連中。
なかなか誤解が解けないと言うのも、辛いものである。
…結局は気紛れで悪戯に人間を弄んでいるのだから、当たり前?細かい事は気にしないで貰いたい。
■タマモ > ぱしん、と扇子を閉じ、びしっと倒れた連中へと向ける。
「次に妾にちょっかいを掛けてみよ、もう悪戯だけでは済まんぞ?
その身に本格的な躾を施し、二度と逆らえぬ程に貶めてやるのじゃ。
………覚えておくが良い、一度しか言わぬ」
反応も示せぬ者達に言い放てば、手にした扇子を袖へとしまう。
さて、と改めて周りを見るが…軽く首を傾げた。
「む…向かうべきはどちらじゃろうか…?」
ぽつりと呟く、冒険者達を相手したせいで、帰り道が分からなくなったようだ。
■タマモ > 「やれやれ…一人くらいは、残すべきじゃったかのぅ…?」
ちらりと、地面に転がる冒険者達へと視線を向ける。
まぁ、口の利けぬくらいに弄ってしまったのだ、仕方ない。
どうしたものかと、腕を組んで考える仕草。
結局のところ、このままならば、再び考えなしに適当に歩き出すのだが。
■タマモ > ともあれ、考えているだけでは何も始まらない。
そのままにし、少女はその場を後にするのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にライムウェルさんが現れました。
■ライムウェル > 今日もインスピレーションというか直感というか。
シンプルに言うと手当たり次第、女性に声をかける興行師。
格好は相変わらず胡散臭い。
その風体を整えれば話を聞いて貰える確率も、通報めいた報告もされることは減るのだろうが、そこは小さな拘りだ。
「そこの、そこの貴女…!どうでしょう、お困りの方を助けてみたくはありませんか?
えぇ、えぇ、善行です。善行なのです。感謝されること請け合いでしょう間違いなく。私が、私が保証いたします!
これでも皆さまの笑顔を見続けてきた自負がありますれば、非常にやりがいと達成感のあるお仕事だと自信を持ってお勧め出来る次第でして!」
一度足を止めてしまったならば、こうして営業スマイルならぬアルカイックスマイルを浮かべてのマシンガントーク。
呆気に取られて話を聞いてしまう者も居れば、気味悪そうに逃げる者も居るだろう。
遠巻きにそれを見物する人だってきっと居る。
平民地区の大通り。その喧騒に紛れ、今日も興行師のテンションは何時も通りに振り切れていた。
■ライムウェル > 声をかける。かける。かける。
スカウトは粘る物。駄目ならば次、次なのだ。
袖にされても決して折れることのないメンタルは、しかして周囲にとっては迷惑でしかないだろう。
本日、大通りの至る所で朗々と、長々と。
女性に語り続ける興行師の姿があったのだとか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からライムウェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にトゥーラさんが現れました。
■トゥーラ > 日も暮れた平民地区の広場の近く。
先ほどまで行われていた大道芸を最初は珍しそうに、気が付けばすっかりと見入り、
最後には他の観客に交じりおひねりを投げてしまうほどに熱中して鑑賞をして。
それも終わり人の足が減りつつある場所で先ほどまでのにぎやかだった余韻に浸る様にベンチに腰を掛ける。
「ああ言うものは悪くはないな。人間の娯楽と言うものは侮れんか」
真似ようとすればすぐには出来るだろう、しかしそれを他人がするのを見るのはこんなに楽しく興奮するのか。
人間の街でのルールや行いも日常に困らないほどには覚えた、
しかしあんな娯楽は初体験だっただけにいまだに興奮も冷めやらず。
また機会があれば鑑賞したい、そんな事を考えながら残る人並を眺めている。
■トゥーラ > 「そろそろ帰っておくか」
十分に余韻を満喫すればベンチから立ち上がり背を伸ばす。
このまま帰ってもいいのだが折角の気分がいい日、
家主に最近覚えた料理でも振舞おうと決め、買い物のより道をして帰宅をすることに…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からトゥーラさんが去りました。