2017/08/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にサヨ・カシマさんが現れました。
サヨ・カシマ > 宿屋が連なる通りは今日も旅人で賑わう。
時折客引きが旅人を呼び止める声が響き、愉しげな笑い声も聞こえてくる。
そんな喧噪の中、とある宿の前に置かれたベンチに腰掛け、ぼーっと人通りを眺めている異国装束の娘の姿。
最初は声を掛けてくる客引きもいたものの、小一時間も身動きひとつしなければ扱いはまるで置物のよう。
縁側で日向ぼっこする老婆の如く、娘はのんびりと人通りを眺めていた。

サヨ・カシマ > 何事もないままただ時間だけが過ぎていく。
結局、娘は置物のように日が落ちるまでそこに座っているのだった。
……夜更けになってもそこに座り続けている娘を見て、宿の従業員が目を丸くしたのはそれからさらに数時間後の話。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からサヨ・カシマさんが去りました。