2017/07/18 のログ
■タマモ > 痛い、非常に痛い、それこそ、意識を失うくらいに。
戦場の緊張感の無い状況、そこでの少女はこんなもの。
せっかく伸びる手は避けたのに、見事なオチである。
地面に伏したまま、少女は身動き一つさせない。
意識は何とかあるが、打ち付けた後頭部が痛過ぎるのだ。
…が、それも、少しずつ痛みは和らいでくるもので。
男が何度か声を掛け、屈み込み、少女の体を起こさせようという時に、何とか動けるようになる。
「な、何とか生きておる…が…頭が痛いのじゃ…」
覗き込んでいる相手の顔、よく聞けば、その声も聞き覚えがあった。
まぁ、今のところ、まだそれどころではない感じだ。
「むぅ…何とか生きておるが、あれじゃ…何か美味しいものがあれば、きっと元気になれそうじゃ…うむ」
ぐてーっとしたままにも関わらず、脅かした相手に遠慮ないおねだり。
こう、重病患者のように、ぷるぷると震える手を伸ばしてもみた。
明らかにそこは演技なのは、誰でも分かりそうだ。
■ガリア > あーたりまえだ、ドジめ。 ……ちょいとコブになってるかも知れんけど、死にやしないっての。
(反応が在った、そりゃあ痛いだろう、随分と思い切りぶつけていたのだ
其れでも、其の程度では別段怪我と言うほどでもないだろうと
割合冷たい一言言い放ちつつ、多少為りと動ける様になったらしき狐娘の顔を覗き込めば
暫しの間、其の相変わらず遠慮もへったくれも無い物言いと強請りに、三白眼向けていたけれど
――其の内に、はぁ、と小さく溜息零しては、其の首根っこ掴んだまま
己が肩へと担ぎ上げては、犯人確保、と言った体でゆっくりと立ち上がり。)
飯を強請る前にちったぁ反省しろ御前…、……次、適当な演技したらぶつけたトコ叩くぞコラ。
(もう一度叩かれたら痛かろう、更に追い討ちで痛かろう、だとか
そんな事を言いながら、公園の、元来た道を戻りながら、出て行こうとするんだろう
この娘がひっそり隠れていたのなら、多分本当に騒ぎの元は無さそうだ
今宵は此れで切り上げとばかり、彼女の意志とわず、其の儘大通りの方まで攫って行けば
きっと、仕事終わりの飯のついで、適当な飯屋にでも一緒に連れて行こうとする、か――)
■タマモ > 「むむむ…か弱い少女が酷い目にあっておるのに、何と言う物言いじゃ。
もっとこう、優しく労わったりはせんのか?ん?」
手をぺたりと打った後頭部に触れてみれば、確かに少々手触りがあるかもしれない。
相手の視線を気にした風もない、そんな言葉が続いていた。
その内に、投げ捨てられるかもしれない。
もし本当にそうなったら…まぁ、その時に考えよう。
「お、おぉ…?…な、なんて恐ろしい事を言うのじゃ、お主は…!?
この場所を叩くなんて事をしたら、今度こそ本当に気を失ってしまうぞ?良いのか?それで良いのか!?」
何だかんだ言っている間に、男は少女を担ぎ上げる。
続く言葉に、びくーっ、とまた耳と尻尾をおっ立てた。
担がれたまま、ぺしーんっ、ぺしーんっ、と男の背を叩き、反撃。痛くはないが。
ともあれ、別に暴れたりはしない、大人しく担がれたまま公園は出て行けるだろう。
後、飯屋に連れられたのならば、その頃には頭の痛みも引いている。
遠慮なく、好きなものを注文していく事だろう。
小食であるゆえに、量的には実は大した事はないが。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からガリアさんが去りました。