2017/06/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿の1階、酒場」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 美味い酒場の方がメシも美味い、そんな事を教えてくれたのは誰だっただろうか。 少年がカウンターに座って、そんな事を思い出そうとする。
平民地区の、ごくありふれた酒場宿の1階。そこそこ美味く、安い。その割には客足が少ないという隠れた穴場的な宿である。少し勿体無いが喧騒を余り好まない少年には丁度いい、と、マスターにエールと肉料理を数点頼む。 本来なら酒も余り好まないが、酒場に来て酒を頼まないというのもアレであるから、一杯目ぐらいは、というやつである
肉料理が運ばれる前にカウンターに銀貨と銅貨を数枚。ちょっと上乗せしておくのがガキでも酒場にいられるコツだ。まあここらはサービスでもある。此処は少年にとってはお気に入りの店だった
■グラスシエル > とりあえず、出されたエールに口を付ける。辛いしアルコール臭い、質とかそういう問題ではなくやはり酒は苦手だ、お子様で結構、こちとりゃ美味い肉があればそれでいい。
出された牛のテールスープのテールに食らいつく。これである、安い肉を調味料でごまかしたジャンキーな味、美味い上等な素材を焼いただけで美味い料理人なら世の中1流コックで溢れてるというものだ。こうやって安い素材を美味く味付けてこそ料理人だろうと少年は思ってたりもする。
ハフハフと熱いスープと一緒に肉を頬張る。少々端ないというかマナーがアレだが、料理はそれ相応の食い方があると言うものだ
■グラスシエル > 「ぷはー、食った食った。ごっそさん、うまかったぜ」
満足そうに犬歯を見せて少年が笑うと、マスターはエールではなくぶどうジュースを持ってくる。まあ、なじみ客程度には顔を覚えられたらしい。
ぶどうジュースを喉を鳴らして飲みながら、食休み。ぽふぽふと腹を叩いて見せる
■グラスシエル > 「さて、と。大体の場所は回ったが、どうするかねえ」
カウンターをコツ、コツと指で弾いて考える。
監査というにはお粗末だが大体の場所は回った、後はもっと遠くを調べるか、もう少し深く掘り下げてみるか、だが。 銀髪を面倒そうにガリガリと掻きながら。
「面倒だが上の指示でも扇いで見るか、まあ中間報告ってやつかね」
呟きながら、カウンターから移動。一番奥のテーブルへと
テーブルに地図を広げて各都市の位置確認をしながら一つ一つ特徴を思い出していく。
■グラスシエル > 「――と、だいたいこんなトコか。後は宿で報告書でも、あー嫌だねえ事務仕事ってのは。」
少年はそう言って立ち上がる。マスターにひらひらと手を振って見せて、酒場を後にした
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿の1階、酒場」からグラスシエルさんが去りました。