2017/06/06 のログ
ノア > 「 ちょっ と、 も..... それ可愛いからダメ !! 猫、 好きなんだからっ.. 」

肉球が ふにふにと胸を揉むと、 顔を真っ赤にして抗議する。恥ずかしさは勿論、 ワンコの二の舞になってたまるかという必死さ故の赤面。そして.....

「 生活の為だった けど.. 今は違う。」

盗賊稼業から足を洗うよう勧められ、 ゆるり.. 申し訳なさそうに首を横に振った。

「 生活は出来てる、 充分過ぎる... くらい。結局、 辞められないの。好きなの。イイコトだなんて思ってない、 けど..... こうしていたい。それに.. 」

途切れた言葉の続きは.. そっ と、 口を閉ざした。代わりに、 先程の宣言を思い出して

「 .....生活指導はナシ、 って。さっき言ったでしょ、 せんせ。」

ウィルバー > 「お、奇遇だね。 僕も猫は大好きなんだ。 あ、猫の姿なら交尾してもいい?」
赤い顔を肉球でぷにぷにと押している。 意外とウケが良いようで嬉しい。 やはり吸血鬼最高。

「そうなんだ。 まあ、ノアが危険性とかも承知でそれでも止められないって言うなら仕方ないかな。」
楽しく暮らすのがモットーな以上、それが好きと言われてしまうともう止めようがなかった。

「指導じゃないよ。 好きだから無茶して欲しくなかっただけ。
僕はね、ノアが思っている以上にノアの事が大好きだからさ。
まあ、好きすぎて毎回暴走しているんだけどね。」
暴走している自覚はあるため、最後は語尾が弱くなる。

「さて、そろそろ送るよ。 あ、それか今日は僕の家に来る? でっかい家だよ?」
彼女の顔を肉球で触りながら、帰路へと着くだろう。
どちらの家に送ることになったか。 それは彼女次第で。

ノア > 「 そうなの ? 可愛いよね、 猫♡ .....じゃない、 むにむに禁止っ.. !! 」

肉球の感触を堪能しつつ、 猫好き同士会話を弾ま..... せ、 かけてしまうところだった。危うく、 えろニャンコの餌食になる寸前.. 危ない危ない。指導じゃなくて心配してくれているらしい貴方に、 本当 ? と言いたげな視線を向けながらも..

「 ありがと、 せんせ。」

言及しないでいてくれて、 心配もしてくれて.. と、2つの意味で小さく返した。送ってもらうか、 招かれるか。其の2択には、 んんん と考えて

「 .....身体、 こんなにしたんだから.. 綺麗にしてくれなきゃ困る。それと... ほんのちょっとだけ、 ニャンコと戯れたい.. 」

素直に行くとは答えずに、 身体を清めてもらう事を口実に招かれようと。そして.. 最後には、 肉球の柔らかさに負けてニャンコをお強請り。フードを深く被り、 全身をローブですっぽり覆い隠したなら、 貴方と共に歩き出し 平民地区を後にした。

「 ちょっと だけ、 撫でさせて..♡ けど.....えっちな事はナシ、 絶対っ 」

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からウィルバーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からノアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 今日も元気に働く少女、お金を稼ぐ為?いえいえ、お金に困った事はありません。
…財布を落とした時以外は。
まぁ、甘くて美味しい新商品のフルーツパフェが食べれると聞いてほいほいと呼び出されたのだ。
確かに美味しかった、また機会があったら食べようと思うくらいだ、それは認めよう。
だがしかし…

「しかし、だ…マスターよ、妾はこんな話までは聞いておらんぞ?」

店内の壁に貼られた一枚の紙、それをぺちぺち叩いて店主へとじと目を向ける。
そこには、こう書かれていた。

店員の一人(間違いなく自分の事だ)にギャンブルで勝ったら賞金10000ゴルドor交渉次第で一晩相手をお好きに。
参加費は1000ゴルド、奮ってご参加を!
ただし、負けてもこちらの好きにさせる事で参加費は無料になります。

だ、そうだ。
前回の、あの客の集まりようで味を占めたのだろう。
己の運の強さは分かっているのだ、そうそう負けはないと踏んでいるか。
そもそも、後者を選び被害を被るのは店員である自分だし、店には影響が無さそうだ。
勝って支払いがなくとも、雑用をさせるつもりなんだろう。

「まったく…小賢しい事を思い付くのは、まるで…
おっと、いらっしゃいませなのじゃ」

やれやれ、と肩を竦め、溜息。
そして、新たにやって来た客に、営業スマイルを浮かべながら席に案内していくのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にウィルバーさんが現れました。
タマモ > 以前は料理を運ぶだけだった少女も、今では注文を受ける事もするようになっていた。
メニューがそんなに多い訳でも無い、覚えるのは難しくもないのだ。
…それでも、結構苦労をしていたようだが。

「ほれ、5番テーブルの注文はこれじゃ。頼むぞ?」

ぺしん、と注文表をマスターに叩き付ける。
まだ少し根に持っている様子は、ありありと見えるだろう。
そして、出来上がった料理を手に、別の席へと運んでいくのだ。
今のところはそんな調子だ、普通の酒場として動いている。
さすがに、前回のあれを見ている連中が多い、挑戦するにはまだ至らないらしい。

ウィルバー > 「おお、ここか~~~。 身ぐるみはがされることで有名な店は。」
勝負方法は知らないが、賭け事か何かで負けて酷い目にあったとか合わなかったとか、むしろ俺が酷い目に合わせてやった!! とか
悲喜こもごもの噂を聴きつけ、好奇心の塊の僕はいてもたっても居られなかった。

いざとなったら金の力で解決すればいいし、負けても恐らく死にはしないだろう。
等と、甘い目論見で店の扉を叩く。

第一声は既に決まっている。

「たのもーー!」
北方の武闘家と呼ばれる人々が勝負を挑む際に使う掛け声だ。

掛け金も勝負方法もな~~~んにも聴いてないが、僕は幸か不幸か前回のあれを見ていない。

なので、甲斐甲斐しく働く店員を見つけるなり興奮気味に声をかけた。

「なんか、ここですっごい勝負するんだってね。 相手は誰? 掛け金は? 内容は? 負けたらどうなるの?」

タマモ > そんな、平和的?な酒場に、一陣の風が吹く。
店内に響く男の声に、周りの視線が向けられる。
その視線は、また犠牲者か…との哀れみを含むもの、今日は期待出来る奴か?との期待を含むもの、様々だ。

あぁ…なんか、こういうシーンを知っておるな…そう思いながらも、その相手の前へ。

「勝負を望む者じゃな?ほれ、あそこに書いてある、読むが良い。
それでも分からぬ事があれば、妾に聞けば良いじゃろう。
…相手は妾じゃ」

何か妙に意気込んでおる…と、思い見詰めているが、ふと首を傾げた。
匂い、気配、人間ではないのに勘付いたからだ。
まぁ、だから相手をしない、と言う訳でもないのだが。
ちなみに、説明がしっかりと書き込まれていないのは、どうせ客から聞いたり、噂で聞いたりしてくる相手ばかりだろうと、そんな考えで書かれたものだからだ。

ウィルバー > 「そうそう、所謂挑戦者って奴だね。」
店員が首を傾げるのと同様に、僕の金色の眼も輝きを増していた。
あれ、どうみても人間じゃないよね? なんて種類だったかはちょっと思い出せないけど。

「なるほど、これは1000ゴルド払っておいた方が良さそうだね。
しかし、この店も勇気あるなあ。 好きにしていいんだよね? ほんとに?
公序良俗に反する内容でもいいんだよね?」
文言を読むと、即座に1000ゴルドを財布から取り出す。
これでほぼノーリスクでギャンブルに挑めるわけだ。

しかも、勝った場合はこの魔力の塊みたいな人を好き勝手していいわけだ。
う~~~ん、凄すぎる。

僕は店員をまじまじと見つめ、舌なめずりをしていた。 うん、とってもおいしそうだ。

「早速勝負しようよ。 何すればいいんだい?」
やるき満々の僕は1000ゴルドを店員に差し出す。
ちなみに、僕は勝負方法を何も聞いていなかった。

タマモ > 「ふむ…では受けよう。
困った事に、そういう事になっておるらしいのぅ?
もっとも…好きにするは良いが、人間としての範囲で、じゃからな?」

安い訳でも無いのに、ぽんと出しおる、そんな事を考えながらも1000ゴルドを受け取る。
そうしながらも、後の言葉は相手にだけ聞こえるような小声で呟くように。
危険性を伴うものまでは、さすがに付き合い切るつもりはない。
…まぁ、別の意味で危険ではあるかもしれないが。

「さて、では勝負じゃ…と、そういえば知らぬようじゃったな?
勝負方法はこれじゃ」

知らぬならば、教えてやろう。そんな感じに。
ポケットから二個のサイコロを取り出し、一個を相手に手渡す。

「簡単な勝負じゃ。大きい目を出せば良い。
勝負は五回、一回負けるたびに一枚何か脱ぐ…となっておる。
五回負けたら素っ裸になるようにじゃ、良い見世物じゃろうて。
………金と条件だけにすれば良いのじゃが、間の楽しみもある方が良いじゃろう?」

と、そこまで説明を終えてから、空いているテーブル席の一つに座る。
お前はそこに、と言った感じに、ちょいちょいと対面となる席を指で示して。

ウィルバー > 「まじかよ。 その辺シビアだなあ。」
店員が後から呟いた声に、僕は心底げんなりした。
僕よりもどうみても強い魂っぽい店員の肉を食べれると期待していたのに。
まあ、血位はもらえるかな? 嗜虐嗜好の変態って言えばギリ人間だし。

「おおー、サイコロか。 あまり触った事ないんだよなあ。」
手渡された一つを手の上で転がして遊んでいる。
うん、全部六だの一だのってことはないようだ。

「おお~、僕も脱ぐのかよ。
脱いでもいいけど、貧層だからなあ。」
おまけにこの間噛みつかれた跡すらある。

まあ、それはそれで面白い。

促されるまま、席について。

タマモ > 「公序良俗に反する内容でも…の時点で、考えようでは十分と思うが?
お主が欲張り過ぎなだけじゃて、のぅ?」

げんなりする相手の様子に、苦笑を浮かべて答える。
感じた事のある感覚の為か、相手が何者であるかは何となく察しているのだ。
じーっと見詰める瞳が、それも駄目だぞ?と言わんばかりに訴えている…ような気がする。

「ほほぅ…そうなのか?
まぁ、存分に…なんて楽しめるものでもないが、好きなだけ見るが良いじゃろう。
もちろん、でなければ不公平と言うもの。
貧相でも何でも、する事に意味がある…そういうものなのじゃ」

ふふんっ、と偉そうに説明をするが…実際には、あんまり意味がなさそうなのは、気にしてはいけない。

「さて…では、始めるとするぞ?
先手は譲ろう、ささ、振ってみるのじゃ」

とん、とテーブルを指で小突き、座った相手を見遣る。

ウィルバー > 「まじか~~~~~。
勝負する前から負けてるじゃん。」
周囲がなんだコイツ? 頭大丈夫か?とでも言いたげな顔をする。
そりゃそうだ。 どう考えても大丈夫じゃない。

しかし、そんなことはどうでもよくなる位に僕は打ちのめされた気分がした。
あの、全てを見通すような鋭い視線に。

「ぐぐぐ、妙に格好いいことを言ってくれるじゃないか。
まあ良い、僕が5勝すればすむ話だ。」
もはややぶれかぶれの域に足を突っ込んでいる。

「よし、僕のターーン!!」
と、街で子供たちが叫んでいそうなセリフを口にし、サイコロを振る。
[1D6→2=2]
ウィルバー > 「うわぁぁぁぁぁ!!
なんてこった~~~~~。」
店中に響く声で叫んだあと、
僕はテーブルに突っ伏し、周囲からは笑い声があがる。

これは不味い、非常に不味い。

タマモ > 「どちらにせよ、勝たねば意味は無い。そうじゃろう?」

大体、こんな程度の事ですべてを捧げるような事をする訳がない。
そもそも、勝てなければそれも出来ないのだ。
困ったものじゃ、と深く息をついた。

「さて…何が出るかのぅ?」

相手は気を取り直し、サイコロを振る。
それが止まるのを見れば…ふむ、と頷いた。

「2か…さてはて、まだ1と言う可能性がある、油断は出来んのぅ?
よ、っと…」

次は自分、指で弄んでいたサイコロを、ぴんっと弾いた。
[1d6→5=5]
タマモ > ころころと転がり…止まった目は、5だ。
それを見れば、相手を見て、にやりと笑う。

「まぁ、順調な出だしのようじゃ…次に期待じゃのぅ?」

ふふんっ、と偉そうに胸をはる少女。
まだ始まったばかりだ、これから取り戻していけば良いが…さてはて。

ウィルバー > 「普通に強いじゃん。 どーなってんのこれ。」
魂まで抜けそうな深いため息を吐いてから、とりあえず靴と靴下を脱ぎ捨てる。
脱ぐついでに相手の胸のサイズを確認するのも忘れない。

しかしあれだな、5回負けるとまじで素っ裸だな。

「まあ、まずは勝たないとな。 まじで貞操の危機だわ。」
ブツブツ言いながら、己のサイコロを転がした。
[1d6→5=5]
ウィルバー > 「よっしきた! これで勝てる!」
いい歳して、ガッツポーズをしている。
ついでに、どうだとばかりにドヤ顔。

まだ6を引かれる可能性もあることをすっかり失念していた。

タマモ > 「うん?勝負は時の運、波が出るか出ないかで勝負は決まろうな?」

軽く考える仕草、相手が靴と靴下を脱ぐのを確かめれば、うむ、と頷いた。
相手の視線は…まぁ、気にしない。

そして、早々に相手は次の目を振る。
転がり、止まり、出たのは先程に自分が出した5だった。

「お、おぉ…いきなり上がってきたのぅ…
さすがに5か6しかないのは、少々辛いじゃろうか…?」

むぅ…と唸りながら、今度は自分の番。
再びサイコロを弾く。
[1d6→3=3]
タマモ > さすがに、続けて高目は出るものではない…分かっていた。
止まった目に、これで相子かと、指で頬を掻く。

「では、お互いに一勝じゃ。
流れがどうなる事やら、じゃのぅ?」

よいせ、と椅子に座ったまま屈み、同じように靴や靴下を脱いでいく。
このまま交互に続くか、崩れるか…楽しみである。
ちなみに、屈んだ時に尻尾の影響でスカートが軽く捲れ下着がちらりと覗くが、本人は気にしていない。

ウィルバー > 「なんだ、ちゃんと穿いてるじゃないか。」
チラっと見えた一瞬、期待していた状況と違ったので思わず本音が漏れる。

「まあ、勝負はこれからだからね。
いくぞー!」
そろそろ勝負そのものにのめり込んでいく。
賽子の魔力は恐ろしい。
[1d6→5=5]
ウィルバー > 「よっしゃ! これは着いてるぞ!」
二回目の5に、酒を飲んでもないのにテンションが高くなっている。

「さあて、次はどっちを脱いでくれるのかな~~~?」
既に店員の脱ぐ場面を期待しているエロ親父。

胸と腰をジロジロと見つめていた。

タマモ > 「………うん?」

相手の言葉の意味は察し切れていない様子、軽く首傾げ。
まぁ、今はこの服装だから穿いているが、実は普段は穿いていない。
それはまだ、今は知る由も無いのだが。

そして、2度目。…再び出たのは5であった。

「むむむ…続けて来られたか…さて、このまま負けるか、逆転するか…」

前回の、逆のパターンの流れか。少々拙いかもしれない?
そんな事を考えながら、こちらも次の目を振ってみた。
[1d6→4=4]
タマモ > ころころと転がり…ぴたりと4で止まる。
うん、惜しい。惜しいけど負けだ。

「これはまた…早々に二枚目とは、お主なかなかに強いのやもしれんな?」

はふん、軽く溜息。
どちらを脱ぐのだ?と問われれば、答えるまでもないだろう。
その手を上着に掛ければ、ゆっくりとした動作で脱いでいく。
それを椅子の背凭れに掛けさせ、座り直す。
下着に包まれた、どちらかと問われれば大きい方だろうと、そんな胸を露にさせて。

…恥ずかしがって手で隠したりとか、そうはしないのだが。
まぁ、その分、しっかりと見る事は出来るだろう。

ウィルバー > 「お、いいねえ。 胸のでかい子は好きだよ。
やっぱりないよりあるに越したことないからね。」
周囲の視線が胸に注がれると、僕は後ろの振り返り、拳を掲げた。

「観たか諸君! 僕の強さを!
ばっちり丸裸にするからちゃんと見ておけよ~~。」

さて、サクサク脱がせるぞっと次の賽を振る。
[1d6→5=5]
ウィルバー > 「また!? このサイコロ、どっか狂ってるんじゃないの?」
流石にこうも同じ目が出ると不思議だ。

首を傾げてしまう。

とはいえ、更に涼しい恰好にできそうなので、それは楽しみだ。

視線はついつい、店員さんの胸に寄ってしまう。

タマモ > 「小さいのも、それはそれで楽しめるものじゃが…まぁ、良いじゃろう。
しかし、調子が乗っておるのは確かか…ふむ…」

立て続けに負けるのは珍しい、まぁ、喜びようは分からないでもないか。
ともあれ、これが続けば確実に辛い勝負となるのが…

「まぁ、だからと言って引き下がるものでもない。
しっかりと、最後まで付き合ってみせよう」

相手が出した目は5だ、なかなかに勝負運は強いらしい。
あれだろうか?自分からやらないと、運が来ない?
とりあえず、三度目のサイコロを振るのであった。
[1d6→4=4]
タマモ > 「どうも、一歩届かんようじゃのぅ…」

出目がどうも中央付近のようだ、平均で悪い訳でもないのだが、今の相手はそれで通用はしていない。
負け続けるのは気に入らないが、運は自分ではどうしようもないか。

何を考えたところで、負けである事は覆せない。
椅子から腰を上げれば、今度はスカートに手を掛け、するりと脱いでいった。
それを上着と同じように背凭れに掛け、再び腰を掛ける。

「うーむ…このままでは、本当にお主の宣言通りになってしまうのぅ。
さて、どうやって勝とうものかと考えたところで…意味もなし、か」

周りの活気立った雰囲気とは逆に、難しそうな表情を浮かべる少女。
相手の次なる出目を待つ。

ウィルバー > 「いやいや、確かこういうのをビギナーズラックって言うんだよな。」
ギャンブルなどほとんど齧ったことのない僕の事だ。
ビギナーズラックを引いてもおかしくはない。
決して僕が勝負運が強いとかではないだろう。

「あ~、ばっちり上下穿いてるんだね~~。
店長、次からは下だけでも脱がしておこうよ。」
ついに己の嗜好を公言する。

とはいえ、次に勝てばよいことだ。

僕は神妙な面持ちでサイを投げた。
[1d6→3=3]
ウィルバー > 「でた、ビギナーズラック終了のお知らせ。」
めまいが起きたような気がして、頭を両手で抑えている。

「なんとなく、予想してたんだよなあ。」
やはり、僕はこういうことには不得手らしい。
さてさて、彼女はどうであろうか。

タマモ > 「びぎなーずらっくか…それでは仕方ないのぅ。
………で、納得が出来れば苦労はないのじゃ!」

ばしーんっ、ばしーんっ、とテーブルを叩く少女。
まぁ、言葉に対して反射的にやっただけで、本気ではやってない。
すぐに手を止めれば、改めてサイコロを指で弄る。

「五回には変わらないんじゃ、下を脱ぐって事は…別の何かが増え、下が余計に見れなくなるんじゃないかのぅ?」

脱がしておこう、の言葉に、ひらひら手を振ってそう答える。
下着があるから、三枚目でスカートが脱げるんじゃぞ?と。

終了と言っているが、出ているのは3で一応は平均数値。
また微妙な位置ではあるが、さてこちらは…
[1d6→3=3]
タマモ > ぴたりと止まるは、相手と同じ3の数字。
あれか?妾にこの格好のままで長々居ろと?と言わんばかりだ。

「おっと、同じじゃな…振り直しじゃ」

困った事に、相手の言うように終了とはなっていないかもしれない。
このまま下がっていけば、勝機は見えるが…まぁ、次の目に期待である。

ウィルバー > 「いや、僕はどうしてもショーツってのが嫌いなんだよね。
だって、入れる時に邪魔じゃん?」
ここが酒場でなければ即効逮捕されているだろう。
勝負に浮かれた僕はそれ位口が甘くなっていた。

「おっしゃ、次こそ脱がせるぞ~~~。」
まだツキは残っているようだ。
僕はサイコロに念を込めてから、振った。
[1d6→2=2]
ウィルバー > 「…こりゃねーよ。」
ふか~~~い息を吐いた後、ジャケットのボタンを外している。
部屋の熱気も確かに熱いが、こりゃどうみても脱ぐことになるのは目に見えている。

タマモ > 「まぁ、嫌いとは言わぬが、邪魔であるとは思うのぅ。
しかし、それが良いとも言う者も居るんじゃから、不思議なものじゃ。
ちと妾には、理解出来ぬが…」

と、相手の言葉に乗る少女も少女である。
外では語り合わないように、注意をした方が良いかもしれない。

そして、次に相手が出した目を見れば…最初の出目と同じ、2だ。
その時も思っていたが、2とは言え油断は出来ない。

「いやいやいや、それはちと早かろう?
さて、ささっと振ってしまおうか」

ジャケットのボタンを外す相手に、手を振って。
気持ちは分からないでもないが、うん、少々気が早いと言えるだろう。
そうしながら、次なる目を振るのだが…
[1d6→4=4]
タマモ > 予想通りと言えば予想通りか、少女の目が上回った。
現状を考えれば、まだ喜ぶところではないのが、あれだが…

「…間違いではなかったようじゃな、もう良いぞ?」

脱ぎ掛けたままでいる相手に、それを伝える。
結局はそうなったが、1の可能性は0でなかったのだから、仕方ない。
何とか追い付きそうか…?そう思いながら、ぐてーっと背凭れに背を預ける。

ウィルバー > 「お、分かる? いやあ、同じ考えの人が居て良かったよ。」
変態じみた会話でも乗ってくれる。
やはり、人でない同士は話が早いのだろうか。
僕は今からジャケットを脱ぐと言うのに上機嫌だった。

「ほら、早くなかっただろ?」
ジャケットを椅子の背にかけると、サイコロを振る。
[1d6→6=6]
ウィルバー > 「これは勝ったな。 あ、出来れば下を先で。」
クールビズ状態になった僕は、ついでに首元のボタンを外している。

そして、これは勝ちだろうと、余裕の表情で彼女の胸を眺めている。

タマモ > 「先を考えれば、無い方が手間も無かろう。
もっとも…所詮は布切れ一枚、あってもそう意味はないじゃろうがな?
それでも、一手間無くなるならばありがたいものじゃ」

うんうんと頷く少女、いや、人かどうかはあんまり関係ない気がしないでもない。
それでも、それで納得したならそれで良いのかもしれないか。

「………そうじゃな」

こう、合ってはいたが、少々納得いってなさそうな感じだ。
ともあれ、ジャケットを脱ぎ、サイコロを振る相手だが…その目は、よりによって6だ。
さすがに、これは厳し過ぎだろう。

「この数字、確率ではあるが、久し振りに見た気がするのぅ…」

出来れば、自分に出て欲しかったが。
それはともあれ、次は自分の番。ぴんっ、とサイコロを弾いた。
[1d6→1=1]