2017/06/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ 宿屋街」にグラスシエルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ 宿屋街」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿屋街」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 大小様々な宿が軒を連ねる宿屋街の通り。
通りでは冒険者達が情報交換をしてたり、屋台があったり、立ちんぼの娼婦がいたりと、それなりに活気がある。
「こんな時間だってのに元気な奴らだな、まーだ人がいやがる」
そこを歩くのは小柄で痩身な少年だった。深い紺色の軍服を纏った、背に翼を持つ少年。焔色の目は何が気に入らないのか少し吊り上がってる、まあこれは地であるが雰囲気は見た目の年の割に剣呑、と言ったところか
重そうな軍靴が石畳を叩く。今日の宿を探しに来たが随分と活気があることだ。場所によっては夜が明けるまで活気のある場所もあるから恐れ入る。お前らそのエネルギーを他に使えと
「さて、今日の宿はどうすっかな――風呂も入りてぇしなぁ…となると」
多少は大きな宿の方が良いだろう。まあ、とりあえずは先に進む。見かけた屋台で串焼きの鳥を3本ほど買って、齧りながら。
年の割にしっかりしてる、というかスレてる感じだが実際のとこそんなものである。人は見かけによるのだ。人は見かけによらぬとかいうのは少年には当てはまらない様子
立ちんぼの娼婦も、まだ若いからか金にならないと踏んだか声をかけられることはない。OKOK、非常に分かってらっしゃる。その調子で声をかけないで下さいめんどくせえから。
■グラスシエル > 「たまには個室の風呂はいりてぇけど高ぇしな…どうすっか」
金はあるが無駄には使いたくない。まぁ、適当に入るか。と選んだのはやや大きめの新しい宿。ここなら風呂もありそうだ
少年が宿に入っても、街の活気はやまないままで
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿屋街」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にウィルバーさんが現れました。
■ノア > 「 .....あたしが "ダメ" なんて言ったって、 聞かない癖にっ.. 」
いいえ、 貴方の眷属は.. ご主人様が甘やかすせいで、 すくすく我儘に育っております。── まぁ、 そんな事実は口にせず.. 代わりに ぽつりと呟いた。続く勧誘には、 ノリ突っ込みも随分と慣れたもので
「 はいっ.. ! せんせ、 あたしも次のステップへ......... 行く訳ないじゃない。」
塾や家庭教師の勧誘じゃないんだから、 的な反応を。常軌を逸した関係であると、あっさり言ってのける貴方に.. つん と唇尖らせて。
「 別に... そこまで指摘、 されてない し.. 傷は、 多分見られちゃった けど.....
─── っ、てゆーか..... 勢いに任せて、 何て事ぶちまけてんの !? 」
首輪を嵌められ庭の散歩、 鞭打ち、蝋燭攻め、 オマケに木馬.. 極めつけに犬やら狼やらとなった貴方との、 獣姦。
( 飼い殺されるっ.. !! )
聞かされた其の拷問 (?) 調教 (?) の内容は、 何とも卑猥で過激なものばかり。女は完全拒否の構えだけれど、 其の顔は.. ありとあらゆる妄想掻き立てられ、 真っ赤に染めたままだった。
「 .........可愛いワンコなら、 まだしも... えろ犬なんて絶対イヤー 」
■ウィルバー > 「君の保護者は今の所僕でしょ? なんならパパって呼んでくれても構わないよ。 それ位年齢は離れてると思うし。」
仮にパパになっても娘に平然と手を出す鬼畜ではあるが。
「え、行かないの? いつまでも足踏みしてても進歩しないよ?」
後ろに仰け反り、我ながらわざとらしいほどに驚いている。
「皆優しいなあ。 僕の受け持ちの生徒が同じことしてたらはっきりと忠告しちゃうけどなあ。
まあ、見られない方が難しいレベルの傷だしね。 それにこんな時期にそんな恰好するだけでわけありって思うよ。」
まるで他人事のように肩を竦めていた。 ツンツンした彼女の顔も見ていて面白い。
「いやいや、僕はまだまだ我慢してるよ? ほんとは人間食べるのも好きなんだよ。 ノアとか血を飲むだけであんなにおいしいんだもん。
肉とか絶対ウマいよね。 でも、賢い僕はノアを殺したくないのでそんなことはしないけど。」
ちゃんと自重できますっと言わんばかりのドヤ顔。 昔、人に言われたことがある。「お前の中には開けてはいけない扉があるようだ。」と。
「まあまあ、モノは試しでさ。 ちょっと一回見てみてよ。」
どうやらかわいいワンコならオッケーみたいだ。 なので、彫像を足元に置いてから一瞬姿が消える。
次の瞬間、ノアの足元を舐める一匹の短足でモフモフ毛皮の子犬の姿が。
「くぅぅ~~~ん。 どう? 可愛い姿してるでしょ?」
■ノア > 「 年齢的な話をするなら、 パパじゃなくて..... "おじーちゃん" て呼んでもいいけど ? 」
いつかと同様、 小生意気に挙げ足を取る女。何とも態とらしい驚き方にも、 腕を組み つんと視線逸らして。そんな表情さえ、 面白がられているとも知らず
「 誰のせいよっ.. 」
再び襟元引き上げて、 す.. と無意識に首筋を撫でた。止まる事なく続く、 貴方の様々な欲求には.. 真っ赤だった顔も、 今度は真逆。真っ青に ──
「 いや..... そんなドヤ顔されても、 全っ然意味ないから !! ほんとに賢いなら、 そんなホラーな願望口にしないでっ.. 」
あぁ、 やっぱり.. 人間じゃない。わかりきっていた事だけれど、 改めて思い知らされ。はぁ、 と..... 長く深い溜め息を吐いた、 次の瞬間
「 ?! 」
目の前の貴方が、 消えた。頭上にクエスチョンマークを浮かべ、 視線さまよわせると..
「 .....っ、 ん.. ゎ、 嘘... 何これ♡ 」
ぺろ と女の足首を舐める、 何とも愛くるしい仔犬の姿。思わず1トーン高めの声が出るも、 其の正体を知っているから..
「 まぁ、 確か に......... 別、 に.. 可愛くない こともない、 けど... 」
抱き上げて、 撫で回したい。そんな衝動を、 女の理性が食い止めた。
■ウィルバー > 「ええ~、それなら介護してもらうよ? …あ、やっぱ止め止め。」
おじいちゃん呼ばわりされるのは全く抵抗ないが、介護生活は躊躇した。
なんとなくだが、自分で自分の面倒見た方がましな結果になりそうだから。
「僕の所為ですけど?」
こっちも対抗して、腕を組んで顔の角度をあげてみた。
「いや、この間本当の自分出していいって言ったじゃない。 だから出したのに~~~!!」
その場で足踏みをする。 自分が異常だという自覚はあるが、それは人に関する知識を持って客観的に考えた上でのこと。
感覚的には、己が異常だと言う自覚はない。 まあ、それが魔族と言う物なのだが。
「ノア~~、抱っこして~~。 僕を抱っこしてよ~~~。」
小さく愛くるしい子犬は、後ろ脚の力だけで立ち上がると、懸命に前足を動かして彼女の脛を肉球で触っていた。
内心、チョロイなと思いつつある狡猾な子犬は、とどめとばかりに丸い頭を足に擦り付ける。
■ノア > 料理の件にしても、 介護の件にしても、 貴方の危機察知能力は大したもので.. またしても、 身の安全を守ったのだった。対抗するように腕を組む仕草には つんと唇尖らせて、 無邪気に溢れ出る貴方の魔族感には顔を真っ青にし.. ころころと其の表情を変えていた女は、 仔犬を前にしたなら
「 卑怯、 反則、 あざといっ..♡ 」
文句を言う声も、 何処か甘く.. 柔らかな毛や肉球の感触に、 とうとう堪らなくなって手を伸ばしてしまった。貴方の目に狂いはなく.. この女、 相当ちょろい。
( まぁ..... このサイズ なら、 何かあっても勝てそーだし.. ちょっと、 だけ...♡ )
伸ばした白い手は仔犬を抱き上げ、 優しく包み込むように胸元へと引き寄せた。
「 も..... ずっとこの姿で居たら ? 」
■ウィルバー > 「うわ~~い、ノア大好き~~~。」
子犬の身体が掴まれる。 僕はそれを甘んじて受け入れる。
胸元へ誘われると、素直に胸元に顔を埋める子犬。 フワフワでツヤツヤの毛触りがするはずだ。
「別にいいよ。 その代わり、この姿でやらせてくれるならね。 ちなみにこの姿で妊娠させても子供は半魔か吸血鬼になるみたいだけどね。」
胸の中に顔を埋めた子犬は、胸の先を探すとチュウチュウとまさしく母乳を求めるように吸い付く。
正体はどす黒い魔族だが、今の姿だけは果てしなくかわいらしい。
■ノア > ( .........んん、 可愛いっ.. )
えっちで意地悪で吸血鬼な貴方とは、 まるで思えない程.. 胸元に顔を埋める仔犬は、 堪らないくらい可愛い。顔を擦り寄せるくらいなら、 いっか.. などと ── そんな甘い考えは2秒後、 壮絶に後悔する羽目に...
「 .....っ、 んっ ! ゃだ.. ちょっ ── 」
愛くるしい容姿に似合わぬ発言と、 布越しに胸の先を探り当てた舌の動きに.. 身体から引き剥がそうと、 抱き寄せていた手は仔犬を掴んで。
「 離れ、 ろっ.. この、 えろワン コっ... 」
■ウィルバー > あ~~ぁ、もう離されちゃったよ。
流石にやりすぎたかと思った子犬は、前足で器用に頭を掻いていた。
愛想力も尽きたので、子犬ながらどこかオッサン臭い顔になっていく。
「ノアもノリが悪いなあ。 人がこんなにサービスしてやったってのに。 あ、ちなみにローバーって触手型のモンスターとかにも成れるよ。
ノアは触手プレイはお好きかな?」
欲望丸出しのワンコは、手で捕まれ、空中でブラブラとぶら下がっていてもノンキに語りかける。
まあ、いざとなっても何ともないから出来るんだけどね。
そして、性欲モンスターとなった子犬が口を開くと、ドロドロの粘液に塗れた人の腕程ある太さの触手が二本伸びてくる。
掴んでいる腕に巻き付き、彼女の身体に巻きつこうと。
■ノア > ( ── 全っ然可愛くない !! )
壮絶に、 大大大大大後悔。小さくて軽くて柔らくて、 ぷらん と後ろ足を垂らした仔犬の正体は.. 紛れもなく "貴方" なのだから。中身まで愛くるしい仔犬な訳もなく、 ついには欲望剥き出しな発言まで飛び出した。流石の女も我に返り、 其の "愛くるしいエロ教師" をぶん投げてしまおうと.. 腕に力を込めた、 其の時
「 ?! .........嫌っ.. 何、 これっ... 」
腕に、 ぬめる2本の触手が伸びてきて.. やがて触手は、 腕から女の身体へと巻き付き始め
「 んっ... ! 気持ち 悪いっ..... ゃだ、 っ.. !! 」
遺跡探索の際など、 遠目に見た事はあっても.. 一度だって触った事も、 触られた事もない。恐怖に声を震わせながらも、 懸命に主へ制止を訴え..
■ウィルバー > あぶね~~~~、一手遅れたらぶん投げられてたわ。
彼女の手の動きが明らかにコッチをどっかに投げ捨てような仕草をしていたので、触手で先に動きを塞いだ。
僕は己の賢さに悦になりながらも、この愚かな助手に盛大なお仕置きをしてやろうと硬く誓ったのであった。
「今日はノアにお仕置きをしてあげよう。 自分が開いた扉の恐ろしさを教えてあげるね。」
首筋を掴まれている子犬の双眸がギラリと光った。
催眠の魔術の合図である。 今かけた魔術は、僕の触手だけをとてつもなく愛おしく思えるように思考を操作する魔法。
ヌルヌルの体液を彼女の腕から肩、胸から足元まで這いずっていく。
そのうちの一本は、首筋を這いまわり、彼女の口の中へ侵入を試みようとする。
■ノア > ( 遅かっ、 た.. ! )
もしも成功していれば、 初めて貴方に勝てた歴史的瞬間だったが..... 一歩遅く、 女の身体は ぎちぎちと、 触手によって拘束され..
「 おし... お き、 って..
───── !! 」
双眸が光ると同時、 女の声は ぷつりと途切れて.. 一見すれば何の変化はないものの、 琥珀色の瞳は 貴方と同じ "金色" へと変わっていた。そして何より女から、 触手に対する恐怖心や嫌悪感が全て取り除かれ.. 代わりに与えられたのは
「 .....っ、 ン.. ごしゅ じん... さま、 ぁ.. 」
触手への愛、 だった。感度を跳ね上げられた事も、 痛みを快楽へと変換されるよう操作された事もあったが.. 思考の操作はこの仕置きが、 初めてで
「 ん、 ん... ぬるぬ る、 するっ..... こんな とこ、 で.. こん な、 こと..... ン、 んっ.. 」
金色の瞳は羞恥と悦びに潤み、 触手が滑る度全身は びくびくと震えていた。 熱っぽい吐息を漏らす唇に、 愛おしい触手が伸びれば..
「 ん、 んっ.....♡ ン、 っ.. ん、 くっ... 」
腕程の太さを保ったままならば、 ちゅぅ ちゅぅと何度も口付け、 舌も使って懸命な奉仕を.. やや太さを抑えたならば、 まるで男性器にするように喉奥までいっぱいにくわえ込んだ。
■ウィルバー > ふぅ~~~、危ない危ない。
眷属に手ひどくやられるまえに勝負を決した僕は、最早かわいこぶるのも終了とばかりに、背中から蝙蝠の羽を生やした。
「どうだい、ノア。 僕の触手は。 そうだ、今日こそ僕の言いつけを護らせてあげようね。」
この触手は自身の身体を変質させて作っている物。 なので操作も自由だ。
身体を弄っている触手の先から、小さなナイフ状の牙を伸ばして、ミニのスカートをズタズタに切裂いていく。
当然、小生意気に下着でも穿こうものならそれも木端微塵に切裂いてしまう。
口の周りに伸びた触手は、胸の輪郭をなぞるコースを取りながら、薄い唇を通り喉の奥へと入り込んでいく。
口腔内で舌に絡まりながら、ねばねばの粘液をまき散らしている。
この粘液は、実はノアのよく知る液体と成分が同じである。 つまり、僕の精液だ。
■ノア > 羞恥と悦びで潤む金色の瞳が映したのは ── 大した灯りもない暗い暗い裏通り、 蝙蝠の羽を広げた.. 恐ろしく、 そして何とも美しいシルエット。其のシルエットを、 とろん と見詰めながら... 身体を這う、 ぬめぬめとした感触に身体捩らせて
「 ん、 んっ..... いっぱ ぃ.. さわっ、 て... いた、 だけ て.. うれ しぃ、 です.. 」
どうかな、 と問われば.. 甘く、 蕩けてしまいそうな声で答えた。すると直後... 白いスカートと、 其の下、 生意気にも着用していた黒いレースが切り刻まれ
「 ─── んぁ、 ンっ.. ! 」
すっかり疼いていた下腹部を外気に晒されて、 とろとろに蜜で濡らした秘裂も露になってしまう。更には口内に捩じ込まれた触手が、 貴方の味を撒き散らすと
「 ん、 んっ♡ ん、 っ..... ン、 んんっ..♡ 」
其れこそ、 媚薬でも盛られてしまったかのように.. 苦しくて涙流しながらも、 口内を犯される悦びに声にならない声を漏らした。
■ウィルバー > 魔法の力で素直になった女の身体全てを、一本の触手が精液まみれの身体で這いまわる。
下着を破かせ、用済みとなった牙は消え去り、代わりに精液の量を増幅させる。
足元、尻、蛇の刺青の上を精液で塗りたくり、先っぽを頭の上に載せると、大量の精液を頭上から放つ。
精液でドロドロになった眷属の姿が見たかった。
そして、これは内心卑怯だと思うが、どうしても言わせてみたかった。
「ノア、僕のことはどれくらい好きだい?」
口腔内に入り込んでいた触手を抜き取り、口の自由を確保する。
その間に、頭上から精液を放っていた触手は愛液で濡れている蜜壺の中へと入り込み、子宮口へとなんなくたどり着くと
子宮の奥に向けて濃厚な精液を注ぎ込んでいく。
■ノア > 愛しくて堪らない主の触手に、 ぬめぬめと汚されてゆく。其れはまるでマーキングのように、 女の身体に貴方を擦り込み..肌を滑る感触にさえ、 ぞく と身体の芯を疼かせていたところに
「 .....ん、 んっ.. ン... んっ、 ん.. 」
口を塞がれたまま、 多量の白濁が頭上より放たれた。其れは女の髪や頬、 身体のあちこちを伝い、 垂れて.. 恍惚の表情浮かべている内に、 口は解放され。主の、 新たな問い掛けには ──
「 .........愛して、 いま す。誰より も、 一番.. 愛 し ──── んぁ、 あっ.. にゃ、 んっ♡ んん、 んっ.. あい し、 て.... い、 ますっ.. ン、 んっ♡ 」
従順な眷属としてあるべき態度で、 主への愛を口にした。途中 秘部へと触手捩じ込まれ、 無理矢理に中を押し広げながら最奥まで貫かれると、 びくんびくん と身体跳ねさせて。熱い白濁を注がれる快楽に甘く鳴きつつも、 懸命に答えた。
■ウィルバー > 「ほう、なら僕のすることならこういうことも我慢できるかな?」
愛を囁く口の周りを蠢いていた触手は、突然女の首に纏わりつくと、絞め殺すかのように巻き付いた。
当然、殺す意図はないが、呼吸がしづらくなるギリギリ位まで閉めてから、解放する。
己が言わせたセリフとはいえ、好きな女に世界で一番愛していると言われると心地よい。
興奮した僕の触手は、子宮内で大量のザーメンを一気に放出する。
腹が膨らみそうなほどに放った後、漸く子宮内から出ていった。
■ノア > ぎち、 ぎち.. と、 女の首は巻き付いた触手によって絞め上げられ
「 ─── ── ─ 」
苦しく て ? 嬉しく て.. ? 大粒の涙が、 ぽろぽろと溢れた。微かな声すら漏らせず、 視界もぼやけてきた ところで.. 締め付けは、 漸く解放されて。
「 .........っ、 ン.. くっ... は、 っ.. 」
鼓動、 呼吸、 意識を..... 荒々しく乱れた吐息と 乾いた咳を繰り返す中で、 少しずつ取り戻していく。其の度 腹筋に力が入り、 子宮が張る程に注がれた白濁を漏らしてしまう。まるで失禁でもしたかのように.. 白い太腿の内側は、 すっかり濡れて
「 あい、 し て.. い ま、 す..... 」
其処までされても尚、 眷属は主への愛を口にしていた。多少枯れても、 甘さを残す声で.. 表情もまた、 幸せそうな笑みを浮かべている。しかし、 たった一つ ───
女の目からは、 未だ大粒の涙が.. 絶え間なく、 溢れ続けていた。
■ウィルバー > 魔族と言うのは、いや、僕と言う生き物はとても気まぐれな生き物である。
さっきまで熱くなっていたかと思うと、次の瞬間冷めていたりする。
…どうやら、やりすぎたようだ。
魔法で愛情と快楽しか生じない状態にさせた筈の眷属の涙に、冷静さが帰ってきてしまう。
子犬の姿だったはずが、いつの間にかいつもの人型に戻っており、彼女の全身を蹂躙していた触手は霧散していた。
代わりに、両腕を伸ばし助手の身体を抱きしめていて。
「ごめんよ、もう無茶はしないようにするね。」
頭を触りながら、力のない声で呟く。
流石の僕でもチクチクと心が痛んだ。
■ノア > 「 ─── ?? どう.. し、 て......... どうし て... ごしゅ じん、 さま.. っ ── 」
女の身体を快楽に染め上げていた触手が消え、 混乱し 言葉は途切れ途切れ。何か、 気に障る事をしてしまったのだろうか と.. 酷く不安そうに、 声を震わせている.. 術はまだ、 解けていない。
「 あいして い、 ます..... あい、 し.. て、 いま.. す、 ごしゅ じん... さ、 ま.. 」
主の腕の中、 すがるように何度も "愛しています" と伝え続ける眷属。貴方の腕の中、 壊れたように何度も同じ言葉を繰り返す女。抱き締められれば大粒の涙が、 貴方のスーツを濡らしてしまうだろう..
■ウィルバー > この術を普段あまり使わない理由はたくさんあるが、その中の一つが効き目が良すぎることだ。
相手の心を書き換えすぎてしまう。 現に、いつもの助手とは似ても似つかぬ女になっていた。
僕はなんともやるせない気持ちを覚えつつ、助手にかけた術を解いた。
さて、助手からはどのような反応が帰ってくるだろうか。
とても恐ろしいのだが、扉を開いて踏み込んだのは僕だ。
どんな処罰でも甘んじて受け入れねばならない。
「ノア、僕がわかるかい?」
■ノア > 「 あい、 し て い..... ま..
───── ─── ─ 」
術を解くと其の途端 ── 主の腕の中、 健気に愛を伝え続けていた眷属の身体から.. がくん、 と力が抜けた。
「 ?? .........ん、 っ... 」
そして、 其の数秒後には.. 貴方の腕の中、 意識を取り戻した女が 目を覚ます。瞳は深い琥珀色、 虚ろながら顔付きも..... 本来の、 女の顔。
「 なに... 言っ てる、 の.. ? てゆーか.....
─── 何これ ?! 」
強過ぎた精神操作の影響か.. 僅かばかり記憶は欠落してしまっていた。しかし下半身はあられもない姿、 身体は体液まみれ、 強い快楽を受けた余韻まで残っている。
「 まさ、 か......... 」
女の頭の中、 最後の記憶と言えば..
「 あんな小型犬で、 こんなにするなんて..... ばかっ ! しかも、 こんなとこで..
この、 えろ教師ー !! 」
かぷっ !! ── 牙もない口で、 貴方の二の腕に噛み付いた。勿論.. 普段されている、 お返しをしたつもり。顔は羞恥で真っ赤に染まり、 きゃんきゃんと吠えるけれど.. 何せ格好が格好なだけに、 貴方から離れる訳にもいかず。
■ウィルバー > 「おお、僕がわかるかい?」
曖昧な意識の助手の焦点が合ってくると、両手で抱きしめた状態で顔を覗きこんだ。
「痛い痛い痛い。 無暗に人を噛んだらダメなんだよ?」
どの口が言うのやら。 この口である。
どうやら、助手は記憶の喪失こそあったようだが、特に後遺症となる症状も起きず、元気に人の柔らかい部位に噛みついてきた。
予想外の反撃に今度は僕の眼に涙が浮かぶ。 良かった、助手は無事だし関係がこじれる様なこともなかった。
普段、神に反する立場の僕ですら今ばかりは己の幸運を祈りたいほどの気持ちだ。
とはいえ、こんな事実は誰にも言えるわけがないので僕の胸の中に締まっておくことになるだろう。
「今度はノアも小型犬になってみる? 犬同士でなら楽しいんじゃない?」
噛まれていない方の手を犬の形にして、プニプニの肉球で助手の頬を触ってみる。
■ノア > 「 .....ぅゆ、 ひゃ ぃ.. 」
かぷっ !! と主に噛み付きながら、 更には "うるさい" とまで言える生意気さは.. 紛れもなく、 普段の女の姿を取り戻していた。貴方の白い肌に、 女の歯形が薄く付いただろう頃.. 頬に肉球が触れると、 漸く口を離し
「 嫌よ、 もー 犬なんてキライっ.. 」
つん と唇尖らせながら、 貴方の羽織る黒いジャケットを脱がせた。其れも.. 追い剥ぎのような勢いで。脱がせたジャケットを腰に、 まるでパレオスカート風に巻き付けると..
「 こんな姿にさせといて.. 今更 "生活指導" とか、 ナシだからね。」
今から悪い事をします、 とでも言うように.. 教師相手に宣言した。直後、 店と店との隙間に入り..
「 ............... 」
素早く、 とてもしなやかな身のこなしで、 外壁を登る。出窓の縁や煉瓦の溝なんかを巧みに利用しながら、 あっという間に二階の窓へ.. 開け放たれたままの其処から侵入し、 十数秒後には
「 ただいま、 せんせ。」
中で盗ってきたらしい真っ黒のローブを纏い、 しゅた.. と貴方の側に着地した。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
■ウィルバー > 「うわあ、まじでこれ日頃の報復じゃないか。 ぼくここまで強く噛んでないよ?」
明らかに歯形を付けることを目的と思われる噛みつき具合に、僕は己がしていることを棚にあげて抗議していた。
「じゃあ、猫ならいいかにゃ~~?」
今度は一瞬で犬の手が猫の手に代わる。 大きさは人間の身体サイズなので、トラみたいな手になるだろうか。
「あ、ちょっと、何するの。」
どうみても素人に見えない手つきでジャケットを脱がされてしまう。
口を尖らせるが、流石に裸でうろつかせるわけにもいかないので、奪い返そうとはせずに。
「後で代金払っておくよ。 だから好きなの持って来て頂戴。」
元はと言えば僕が招いたことだ。 なので、何をするかは予想がついたので、店の名前だけ聴くだろう。
「う~~ん、鮮やかな技だね。
他には何か特技あるの? あ、フェラが上手いのは知ってるからそれ以外で。」
華麗に着地を決めた助手を拍手で出迎える。
ついで、普段の助手が気になった僕はセクハラを交えつつ質問することにした。
■ノア > 頬に触れた猫の肉球には.. つい、 可愛いと感じてしまいそうに。再び騙されてたまるかと、 直ぐ様 ふるふると首を振って。
「 店の名前 ? 知らない。」
目立つような音を立てる事もなく、 ローブに身体を覆い隠した姿で戻り。ジャケットは.. 何だか濡れているし、 多分汚してしまったから後日返すとして..
「 それ.. セクハラです、 せんせ。ん..... 特技、 ってゆーか... 」
愛くるしい仔犬の姿で、 まぁ散々やってくれたらしい貴方を思えば.. もう、 いいかな.. と。数秒の沈黙の後、 口を開き。
「 これが、 仕事。副業は前に話した通り、 便利屋。あ..... あと、 助手。で、 本業は盗賊。」
■ウィルバー > 「なら、まあいいか。」
本当なら、目の前の助手に通報されてお縄にされてもおかしくない身の上。 なので、それ以上追及することもできず。
助手自身がどう思っているかはともかく、仮に助手がその気になれば簡単に社会的に殺されてしまうであろう。
ちなみに、汚れたジャケットは返されても困る。
「セクハラってのは相手が嫌がることだろう? ノアの場合、嫌がってないじゃん。」
猫の手で堂々と胸を掴んで揉んでいる。
「便利屋と助手はいいけど、盗賊はもう止めたら? 特技として使うのはいいけど、僕の家で暮らすなら多分お金にも食べる者にも困らないよ?」
よくよく考えれば、僕は彼女の過去をそれほど知らない。 なので、彼女が何故今の仕事をしているかも知らない。
だが、生活の為と言うならそれはもう必要ないだろう。 僕はそのために宮廷魔術師になったのだから。