2017/05/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にボブさんが現れました。
ボブ > (王都の修練場で槍と剣の修練を行なった若い木こり。 家がある山は王都から近い所にあるとはいえ、夕暮れ、そして夜に街道に出るには危険というもの。  毎回、安全を考え、王都で一泊してから家へと戻るのを決まりとしていた木こりは平民地区にある酒場へと繰り出せば……酒場の一番奥…更には角の四人掛けのテーブルに陣取り、背中を酒場の壁に向け、酒場中を見渡すような感じで、エールとハムの盛り合わせを楽しんでいて) 

……どうしても習慣が抜けないな……もうあの稼業から抜けて2年だっていうのに見ず知らずの人間に背中を晒す事ができないなんてな…… 

(口を付けていたエールのジョッキをテーブルの上に下ろしながら、今こうしている自分の事を思い返してみて、シニカルな苦笑いを浮かべながらぼやいてみせていて)

ボブ > (徐々に賑やかになってくる酒場の様子を眺めながら、ハムの盛り合わせをお供にエールを飲んでいく若き木こり) 

さて……賑やかになってきたな……こうなってくると酒に酔った酔客が誰彼構わずに声を掛けてくるのがお約束だ…。

そうなる前に宿に撤退するのが得策だな……

(他人によって流された無責任な噂に人生を翻弄された男は極力、他人を係わりあう事を避けるように時分の後ろにそびえ立つ壁に立てかけていた傭兵時代からの相棒たる使い込んだ槍を手に持てば、卓の上に頼んだ酒と肴の代金にほんの少しのチップを上乗せした金額を置けば)

ごちそうさん、お代はここに置いていくよっ!

(そう一声掛けた上で若き木こりは風のように素早く、影のように気づかれないように酒場を後にしていった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にモーリッツさんが現れました。
モーリッツ > 平民地区の大通りに面したある一角。
一人の老人が手荷物を抱え、馬車の行きかう通りを見ていた。

その動きは躊躇が多く、足を踏み出しては通りがかる馬車に気付かず、慌てて踵を返して、と繰り返し。
どこかオロオロとした態度で、どうにか道を渡りたいが渡れない、老人であるが故の運動能力と判断能力の足りなさが伺えた。

暫し、道を渡ろうと試みるも結局は渡る事叶わずに。
ふぅ、と溜息を零し肩を落とす様は哀愁を誘う老人と言った具合。
実際は、このような態度でいればお優しい輩が手を貸してくれると知った上での姑息な思惑があるのだが。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエレクトラさんが現れました。
モーリッツ > その後、親切な輩による手助けがあったのか、否か。
声をかけたのならば間違いなく、この老人の毒牙にかかることになるのだろう―――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からモーリッツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエレクトラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/商店街」にテネブレさんが現れました。
テネブレ > 夕食時を前にして活気づく商店街。
皆が今日の食卓を彩る食材を買いに走ったり、或いは夕食自体を取るためにどの店にも人が多く入っていた。
当然、道にも人が多く歩き―――その人ごみに紛れ、ふよふよ浮かんでいる白いぬいぐるみの姿があった。

特に目的があるようにも見えず、時折人の通らない位置に着地をすると寝そべって。
くぴー、くぴー、と寝息を立てて立てている様を見ることが出来る人間がどれほどいる事か。
気まぐれな猫の如く、また目を覚ますとパタパタ富んだり、てこてこ歩いたりとしていると、はたと何かに気付いたように丸いおててでお腹を擦った。

テネブレ > 此処からは、何か目的地があるのか向かう先に方向性があり。
ふよふよぱたぱたしながら向かったのは、一軒の食事処。
どこかキラキラとそのおめめを輝かせ、店の脇に回るとゴミ箱の前で立ち止まり。

うんしょ、よいしょ、と小さな体で頑張りながらその蓋をかぱっと開いて地面に落とした。
通りから見える位置ではあるものの、精霊であるという特性から気に留められる人は殆どいないだろう。
時に波長がぴったりと合い、見られてしまう事もあるがそれはそれで。

そしてもそん、もそん、とゴミ箱に体を突っ込むように尻だけを出してしばし漁っていたのだが。
ぴたりと揺れていた足の動きを止めると、ぽとん、とゴミ箱の外に着地した。
どうやら美味しそうなものは無かったらしい。

ふにぅ…。

と悲し気な声は喧騒に紛れ。
草でも石でも取り込めばなんでも宜しいのだが、俗世に塗れた精霊は一応グルメらしかった。
それでも行うのは残飯漁りという体たらくなのだが。

テネブレ > 今から何処かに移動してまた食べ物を探すのも面倒くさい。
ゴミ箱の蓋をかぽっと戻すとその上にとすんと座り込み、どこかで毟ってきた草をもしゅもしゅ齧る。

「魔力がいーなー。んー。んー。んんー。」

ぬいぐるみめいた姿かたちから零れる声質は甘く高いもの。
えっちな子ー、えっちな子ー、と短い足をぷらぷらさせながら道行く人々を眺める不思議生物の姿があった。

テネブレ > 暫くして、一人の女性に目を着けると、ふよふよ浮かんで近づいていく。
精一杯、媚びる様にきゅるん☆とつぶらなおめめを向けて取り入ろうと画策し。

お腹が減ったから協力してー、協力してー、と甘え攻勢に出るのであった。
結果がどうなったかのかはきっと、その辺に歩いていた男性たちが知ることになるのだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/商店街」からテネブレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシエルさんが現れました。
シエル > 平民地区にある酒場の一つ。
父親と連れ立って(連れてこられて)来たわけだが、
相も変わらずガヤついた雰囲気がなかなかすごい。

大浴場の方で汗を流して出て来れば、
声の大きいひげ面のマスターから「坊主!さっぱりしたか!」とわしわし頭をなでられる始末。
別にそれが嫌なわけじゃないけれど、控えめな少年からすれば苦笑いの一つも出てしまうというものだ。

父は…?と探して周囲を見回してみるものの、どうも誰かと酒を酌み交わしに行っているらしい。
やれやれとため息一つついて、どうしようかな、と考える。
勧められるままにカウンターの一つに腰掛け、涼し気な果実水を出してもらう。
さすがにお酒というわけにもいかない。

礼を言って飲みながら、周囲を見回す。
顔を赤くした冒険者や、仕事の終わった職員。客引きの娼婦や、ステージの傍にいる楽師。
なかなか賑やかな場所で、当てられそうになるものの、少年はこの雰囲気は嫌いではなかった。
何も無ければ飲み終わったら部屋に引き返そうかな、と考えつつ静かに周囲を眺めている…。