2017/05/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスヴェンさんが現れました。
■スヴェン > 連れを1人伴って平民地区まで来れば適当なカフェに腰を落ち着けた
昼過ぎまで惰眠を貪るつもりでいたけれど、1人のミレー族が『隊舎に悪霊が憑いています!』と朝方から言い出し、
悪霊祓の支度を他のミレーを巻き込んで始めるものだから、取り尽くし間もなく、他の連中は隊舎を追い出されてしまった
自分と同じく行く当てなど無く隊舎の前でぼんやりしていた歳若い部下を連れて適当に時間を潰す事になり、
歳若い部下…紅顔の美少年、と言って差し支えない部下が、成長期の為か食事を次から次へと御代りする様を
自分が腹と自分の財布の心配をしながら眺めている
「よく食うな…そんなに美味いってわけでもなしに…」
太陽色の金髪と青い瞳を持った、未だ少年と青年の中間のような印象の部下に呆れ口調で話しかければ、
食べても食べても腹が減るんですと返事が帰ってきた
眺めているだけで此方の胃の具合がおかしくなりそうな少年は、以前、戦場で彷徨っていた所を拾った少年であり、
決して貴族が連れているような所謂、「お稚児さん」ではなく、れっきとした部下である
武器や魔術の素養があるらしく彼よりずっと年上の先輩傭兵にそれらを学んでいるようだが、
未だに戦場に伴ったことはなく、出ていくのも傭兵になるのも好きにしたら良い、と言い含めてある
■スヴェン > 戦場暮らしの続く部下達のガス抜きになればいいか…
そんな気軽な感じで連れ帰った少年もすっかり隊に馴染み、剣術や魔術を部下から学んでいるようで、
それが思惑通りに部下達のガス抜きにもなっているようであった。人当たりもよく素直であったから部下も可愛がっている…
しかし、まあよく食う
これだけは誤算であった…成長するにつれ、メシを食う量が増え、食い扶持くらいは自分で稼げよ?とも、
いい含めたから隊で雑用なんぞをしたりしながら、もう数年が立つ
可愛かった頃の彼の思い出に浸っていれば、フォークとナイフを静かに手放し、此方に声をかけられ
現実に引き戻された…それだけ食えば、流石に十分だろう、と呆れていたが、彼はニッコリと笑みを浮かべて
『腹一杯になったんで女買いに行ってきます』
と宣言するのだった
呆れた表情のまま立ち上がる彼を見上げ、立ち去ろうとすれば、ハッとして、懐から小遣いを少々彼に渡す
ありがとうございます!と元気よく去っていく後ろ姿を見送れば、通りがかった従業員にお茶のお代わりを要求した
―――大食漢にして好色漢、なんという傭兵の素養だろう
これで大酒飲み、が加わればいよいよ手の付けようがない
傭兵に囲まれて育つとロクな大人にはならない、と一瞬、考えたがそれは自分も同じであったから、
考えるのをすぐに辞めた
従業員が運んできたお茶のお代わりを受取り、弟のような息子のようなあの紅顔の美少年の行く末を
いささか心配しながら熱いお茶に口をつける…未だ日は高く、隊舎では謎の儀式が続いているだろう
■スヴェン > カップに入ったお茶を飲み干せば自分もぼちぼち他所へ行こう、と立ち上がる
隊舎に戻ってもまた、追い出されそうであったから街を散策でもしよう、と従業員を呼び代金を支払う
無論、部下の分もきっちり支払う……彼が去り際に渡した小遣いは少し甘やかしすぎかもしれない
と支払いを済ませて思った
「…ま、後悔して金が戻ってくるでもなく…」
さて、夕暮れまでどう過ごしたものかな
そんなことを考えながら、街の人混みに紛れて消えていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からスヴェンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にオーソンさんが現れました。
■オーソン > 日も落ちた時間帯の平民地区路地裏、ランタンを片手に歩く。
比較的安全と言える平民地区と言え一つ道を逸れれば危険な場所はごまんとある。
とある出会いで収入を得る機会はあったがそれでも仕事は受けねばならないと夜間の見回りの依頼を受けて。
大通りからそれる路地に入れば灯りで照らし、迷い込んだ住人や運悪く襲われている者がいないかと確認をして。
「この辺りは大丈夫そうか。しかし…団員は何をしている」
本来ならば街中を見回るべき騎士団員がいるはず。
しかしそう言う者に遭遇はなくいかに騎士団が腐敗しているのかを分かればため息を吐くしかなく。
これは市民の目から騎士団や貴族を見るにはいい機会だと見回りを続ける。
■オーソン > そのまま見回りを続け、そしてささやかな報酬を受け取れば人目につかないように王城へと戻ってく
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」からオーソンさんが去りました。