2017/05/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゼノビアさんが現れました。
ゼノビア > 此処二日ほど忙しく、日課であった夜の散歩も出来ないでいたが今夜は久しぶりに客足が鈍く、やっと許可を得て夜の散歩に出ている。
欲を言えば此処平民地区ではなく富裕地区の方に行きたかったのだが其処まで気力が湧かないので、この時間でもそこそこ賑わっている大通りを歩く事にした。

「……露店でフルーツジュースでも買おうかな、飴もいいな……。」
仕事が忙しかった分財布は温かく、普段の凛とした執事の表情ではなく素の年齢相応の緩い表情を浮かべ、幾つも建ち並ぶ露店を覗き込んだり、覗き込まなかったり……。
で、お気に入りの果実を使った菓子と飲み物を販売する店の前を通りかかると足を止め、慣れた感じでメニューを手に取る。
其処には値段と扱っている果物と調理方法が書いてある。
林檎一つにしても絞ってジュース、飴を絡めて林檎飴、果実を擦り下ろして飴と混ぜたキャンディーなど幾つも調理方法等、露店にしては細部まで拘っていた。

さて、今宵はどうしようか?
店主曰く柑橘系の果実と面白い果物が入ったという。
まあ此処の店主の事だろうよほど変なモノは有り得ないので、お任せでジュースと飴玉と砂糖漬けを注文し、スラックスのポケットから銀貨数枚取り出すと、店主に渡し注文した品が完成するまで露店の横のベンチに腰をかけることにした。

ゼノビア > 手作りだけに大分待たされたが、注文したモノが一つの紙袋にまとめられ、店主によって手渡されると、それを大事そうに胸に抱えベンチから腰上げる。

店主には対価は払っているが、重ねて頭を下げて礼をすると早速堪能しようと足早に立ち去って帰路に着くのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からゼノビアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にメンシス・パールさんが現れました。