2017/04/26 のログ
アルス > 周囲からの人の目はあるがある意味酒の入ったカップルのじゃれ合いとでも思われたのか対して人目を引くことは無く。
少年に唇を甘噛みされ深く強く唇を押し当てられると無意識に下で少年の唇を一度だけ舐めて。

視線に移る意地悪な年相応の表情、問いかけるような視線に僅かに目じりを落として見せ。
頬から滑り、顎へと。そして首筋へと触れていく手を抑えるように手を添えて。

「おいたはそこまでだ。私は狼狩りも何度か経験はしているぞ?狩られるに食べることはできるのか?」

唇の震えで少年の言葉を感じ取り、甘い香りと熱により深く酔いが回ったように手を握りしめて笑みを浮かべる表情を見つめ。

「少し酔ったな……ゼノ、送ってもらえるか?支払いはゼノに選ばせよう」

そっと顔を、唇を離して薄く笑えば宿へ送ってくれと微笑み、その代金は唇とは別に好きに選んでいいと囁いて。

ゼノビア > 手に手を重ね、絹手袋越しであっても主人の手のぬくもりと静止の言葉を受ければ、名残惜しげに主人の首筋から手を退け……られはしなかった。
主人も酔ったのか、それとも酔いを理由にした戯れかわからない、でも手を握り締められると悪い気などする筈も無い。

触れる悪戯は其処までにし、離れ行く唇と言う果実を追うことも無く、主人の微笑と共に与えられた言葉に今宵一番の笑みをクスりと浮かべ、縦に一度頷くと、握られた手をゆるやかに解いて席より立ち上がり、主人に向けて利き手である右手をそっと差し出して、立ち上がるのを手伝おうと……。

「……勿論喜んで。主人がそそうせぬ様に、御身に火の粉が降りかからぬように、今宵は宿までゼノビアが案内させて頂きます。――支払いついてはアルス様の部屋でゆっくり考えても宜しいでしょうか?」
と、言葉は多少果実酒の所為で発音がゆらゆらとぶれるも、執事としての威厳が……少しは残る言葉と何時もと変わらぬ丁寧に選んだ言葉で返答をした。

アルス > 普段ならば払いのけるなり捻りあげるのだが今は酔いのせいか少し揶揄おうといているのか自分でもわからないままにその手を握り。
唇を離して告げた言葉に少年はどう答えるだろうか。普段では絶対にしないような事を告げてその反応を楽しみに見て。

そうすれば手を梳き席を立つ少年を視線で追いかければ差し出される右手、それを手に取り。

「その言葉、信用するぞ。宿までのエスコートは任せる。あぁ、それでも構わない。それでは行こうか」

手を取り立ち上がれば少年の言葉にそれで構わないと微笑みを見せ。
酔いのせいか言葉がぶれるも執事としての丁重な言葉に頷き。
テーブルに今宵の代金を置けば少年のエスコートの元宿へと戻ることに……

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアルスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からゼノビアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 酒場の二階にあるテーブル席
1階では冒険者がいざこざを起こしたらしく喧嘩がおっぱじまっている
どうも、パーティー内の女を巡った争いらしいが、今では関係者、無関係者を巻き込んでの争いになっており、
グラスや皿が割れる音が絶え間なく聞こえてくる

…一方、2階では手すりに寄っかかり酒の肴に喧嘩の行く末を幾人もが見守り、誰が最後まで立っているか、
等という賭けが始まっていた…ちなみに、自分は部屋の隅でオロオロしている魔術師らしい男に賭けた
テーブルの正面に座る貴族風の男は名前は知らないが顔見知りで、この酒場に来ると良く2人でボードゲームを楽しむ

自分も、彼もこれが酷く弱い
交互に駒を進めていき、互いの王を奪うゲームだがまあ、周りには見せられぬ惨憺たる戦場が盤面に広がっていた
だが、互いの実力は拮抗していたから酒なんかをちびちびとやりながら遊ぶには十分楽しめる
何時だって、最後にはお互いグデングデンになり結果なんてどうだって良いのだけれど

「…自分が仕えるなら逃げ足の早い王に限る、なんせ守る必要が無い」

へらり、と笑みを浮かべながら盤面で王の駒を動かす
一理ある、と正面の男は笑いグラスを傾けると騎兵の駒を動かした
何方が勝っているのかすら定かではないが、互いの性格透けて見えるようでこれが中々面白い

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 白いネコが尻尾をたててご機嫌に屋根の上を歩いていく。
口に咥えてる小魚をどこで食べようかと、人観察に屋根から路上の様子を眺めながら歩いてる。

夜の酒場の多いとこは、いつも賑やかで、喜怒哀楽が激しく外からでもわかるほど、地上では酔っ払いに絡まれかねないから、ネコのまま見下ろしてる。
お酒が入ると人も化けたような姿で飲んでる。
いくつかの並ぶ酒場の向かいの屋根で座り、咥えてた小魚を落とせば、暴れてる人の動きを目で追いかけながら、乾物の小魚をモシャモシャ食べている。

スヴェン > 下の階の騒ぎも落ち着いた頃
正面に座っていた貴族の男が不意に立ち上がれば、今夜はこれで、と告げた
下での騒ぎも落ち着いたし、頃合いだろうと思っていたから、自分も立ち上がり、ご婦人によろしく、と
妻帯者であろう彼に挨拶を返す。勝敗定かでない盤面が気にかかるのか、男は勝敗は預けておくよ、と
階段を降りていった

「さて、下はどうなってかな…」

自分もグラス片手に階下を見下ろせる手すりまで近づけば、成り行きを見守っていたらしい男に
どうなったか尋ねて階下へと視線を向ける。自分が金を賭けた魔術師風の男は、壊れた椅子を抱いてのびていた
案外、影の薄さで生き延びるか、と思ったが、どうもそういうわけにはいかなかったらしい

「残念…おたくはどうだった?儲けた?」

尋ねた男は苦笑を浮かべて肩を竦める
どうやら、最後まで立っていたのは、喧嘩の原因となった女らしい…なるほど、そう来たか
グラスに残った酒を一気に煽れば、俺も帰るか…と階段を降り、荒れ放題の1階の残骸を避けながら店の外へ出る
偶然、屋根の上に「見知った猫」を見つけたから、傍にあった木箱にひょい、と乗り上がれば、
猫がもしゃもしゃと齧っていた小魚の乾物をひょい、と取り上げて

「良いの食ってるな…いただき…」

摘んだ乾物を銜えれば、そのままひょい、と木箱から飛び降り歩き始めた