2017/04/25 のログ
アル・テイラー > 「ああああっみないでぇぇ」

裏通りに微かに響く澄んだ声をあげて絶頂しぶるっと肩を震わせれば、シャーーーーッと、激しい水音を立ててマントの中で立ったまま失禁し、石畳に大きな水たまりを作ってしまう。
その姿を幻想の通行人たちに見られる自分を妄想して放尿しながらも何度も達して、潮交じりの尿を思う存分に吐き出す。

「はぅ…また、いっちゃいました…」

泣き声交じりにそう呟くけれど、その涙は羞恥の余りなのか後悔ゆえなのか、それとも極度の快感のためだったのか、それは自分でも解らなくて、ふらふらとその場を後にする。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアル・テイラーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアルスさんが現れました。
アルス > 日も暮れた平民地区の繁華街を人ごみを避けるように歩く。
時間がらか並ぶ酒場や飲食店は大勢の客で繁盛をしておりどの店に入ろうかと混み具合や賑わいを見て歩き。
混み過ぎている店は勿論避けるのだが、時間のわりに空いている店も避けて。

「この店にしておくか…」

そうして何軒か廻れば丁度よさそうな混み具合の店を見つけ軒先を潜る。
店内を眺め空いた席を見つければそこにと腰を下ろしてメニューを手に取り。
そこから数点を選べば給仕を呼び注文し、それが届くのを静かに待つ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゼノビアさんが現れました。
ゼノビア > 執事、生粋の執事、生まれた頃から身体に刻み込まれた礼節と奉仕の精神――それが悪い方向に突き抜ける事もある。
例えば今現在働いている仕事先の酒場、其処で一度接客を任され、身に刻まれたスキルを発揮して接客をしたのだが、結果大いに店主に怒られることとなる。

此処はそんなお店じゃねぇぞ……と。

今宵はそんな仕事先の裏方を終えて、仕事先のライバル店に情報収集をかねた潜入調査に来たのだった。
服装は普段と変わらぬ執事を体現したようなきっちりとしたシャツを燕尾服の組み合わせ、一見して場違いかもしれない服装なのだが、其処は譲れるものではなく……。

ともかく、初めて足を踏み入れる見知らぬ酒場、勘の良いのか偶然か視線に入るのは仮初の主の姿。
どうも何か注文してお待ちのようなので、なるべく足音を立てぬ様に主人の方へと近づくと、その耳元に唇を寄せ……。

「申し訳ございません、相席しても宜しいでしょうか?」
と少し息を主人の耳穴に吹き込む感じであの晩のように至極丁寧に尋ねの言葉を向ける。
主従の礼儀にしては砕けたもの、主人と共に行動しているわけではないので、少しだけ意地悪をしてみたのだ。

アルス > 注文を待つ間に他の客の話に耳を傾けていればどうやら注文したものはこの店での人気のメニューだったらしく。
それを聞けば楽しみだというように頬を緩ませて注文を待つ。
時間が時間だけに客の入れ替わりもそこそこにあり、その中に一瞬違和感があるような服装を見た気がしたら気のせいだろうと。
もう少しすれば来るだろうと待っていると近づく気配は感じるがこんな場所ではそれも当たり前と気にしていなかったのだが耳元に息を吹き込まれるような囁きにびくりと身体を震わせる。

「ゼノか。こんな場所で驚かせてくれるな、心臓に悪い。
相席か…?この混みようだ、かまわんぞ」

最初はだれかと思ったが声で仮の主を務めた少年だとしれば肩の力も抜け。
食事にでも来たのだろうと思えば店内の混みようを見て相席に同意をする。

ゼノビア > 主人にびくりと身体を震わせる姿に内心満足と何処か物足りない物を感じたが、相手に認識され、こちらも主人を認識したのであれば悪戯心も執事と言う仮面で隠す事となる。
故に主人の許しの言葉に何時ぞやのように左手の掌を己の胸元に添えて、人前ゆえに長々とではなく緩やかに頭を垂れ、直ぐに顔を上げると、「それでは……。」と一言断りを入れてから、丁度主人の正面の席へと腰を下ろす。

「この混み様ですから、お名前を呼ばせて頂いても喧騒に消えそうですし、肩を叩くのも失礼かなと思いましたので、失礼を承知でお耳に直接お尋ねをさせて頂きました。――アルス様はアレですか、お夜食か何か、それともお酒でも?」
年上であろう主人はそれでもきっと成人しているような年齢に……見えないこともないが、達してはいないかな?と言う推測は立つ。
しかしそれを言葉として尋ねていないし、主人より答を得ていなければ当然主人として成熟した主として認識し言葉もそれを得たんで紡ぎだす。
勿論、成熟した年齢でないと判断し主人の更に上の物がそう頼めば規律厳しく対応するがそれもなく、なのでお酒でも飲みに?と尋ねたのだ。

――自分は一応お酒をたしなむスキルもある、ので主に言葉を向け終えてから、酒場の給仕に手を上げて林檎の果実酒を注文して見せた。

アルス > その悪戯のような声掛けに驚かされはしたが誰かと判れば警戒する必要もなく。
緩やかに頭を垂れる少年に、楽にしていいと小さく少年にだけ聞こえるように囁き向かいの席に座るのを見る。

「この混みようだ。声は確かに聞こえそうにないな。だがそれならば肩を叩く方がよかったな。もし何かを口にしていれば大惨事だったぞ?
私か?私は宿に戻る前に軽く食べておこうと思ってな。ゼノも夜食か?」

少年の言葉に出来ればと告げてから、この店に来た目的を告げ。そして少年もなのだろうと問いかける。
まさか別の店からの偵察などとはその目立つといっていい燕尾服を見てないだろうと考える。
同年代に比べれば大人びて見える少女ではあるが成人にはまだ少し早く、少年の推測は的を得ていて。

少年が注文をするのを眺めれば少しして頼んだ品、エールと店の人気メニューである煮込み、そして果実酒が運ばれて来て、カップを持てば少年に乾杯はどう?というように見つめる。

ゼノビア > 大惨事、それはそれでとても気になるのだが、主従関係でそれを望むものではない、のでもしチャンスがあれば試してみよう、と思うがそれを表情に出す事はない。
がほんの少しだけ執事として口元に浮べる淡い笑みの口角を吊り上げて、それも直ぐに慌てて鎮めて何時もの表情に……。

「軽食であればサンドイッチから野菜スープに好みさえ教えていただければ作りましたのに……とそれは今口にすべき事ではありませんね……。もし、アルス様のお時間さえあれば今度は私が軽食をお作り致しますね?これでも料理のレパートリーは広く蓄えておりますので。あっ私めは……ライバル店の視察ですね……でも視察しなくても後でアルス様に色々聞けば済んでしまいそうですけど……。」

言葉を紡ぐ際は多少大げさではあるが唇を大きく動かして、喧騒の中でも主人にだけは言葉を通じるように丁寧に言葉を紡ぎ、重ねる視線から主人の意図を摘み取ると、運ばれてきた果実酒のカップを人差し指と親指で丁寧に摘んで、軽く主人の方に傾けて、乾杯を受け入れるように……。
でも自ら乾杯とは言い出さない、それもまた主人に合わせての礼儀であると考えているから。

アルス > 今は食事中でなくてよかったと心底安堵の表情を浮かべて、仮にも主人として少年を仮雇用している身としては無様な姿は見せる事はできないと。
その口元に浮かぶ笑みに気が付かずに気を引き締めて。

「それも考えたのだが……私の部屋には調理をする設備がなくてな…。それにこの時間に頼むもの悪いかと思ったのだ。そうか…?ならばその時はゼノに頼むとしよう、それを聞くと食べてみたくなったな。視察か……ならば目立たない服の方が良いぞ。その服は仕事に対する誇りだとは理解はするが少々目立つな」

少年の告げる言葉に驚きを見せて周囲を見てしまい。それが自分にだけ通じていると判ると念のためと注意をする。
少年の告げる料理にそれはいいと考えるのだが宿の部屋には調理場所がないことを思い出せば残念と肩と落として。
見詰めた意味が少年に通じたとわかれば嬉しそうに微笑み小さく乾杯と囁いてカップに軽く自らのカップを触れさせ、そしてエールをゆっくりとした動きで口をつけ煮込みを口に運ぶ。
そのゆっくりとした飲み方で少年にお酒は強くないと感じさせるかもしれずに。

ゼノビア > 乾杯、その言葉を重ね合わせる刹那だけ、その一瞬だけ浮べる笑みは執事の物ではなくゼノビアとしての笑みを浮べて、仮初であるが故に個人の片鱗を僅かに他者に見せてしまう。
勿論それもカップの縁が離れると何事も無かったかのように執事としての表情へと戻るが……。

「ああ、そうで御座いましたね。それでは今度アルス様に招かれた時には手料理を手土産に用意しておきましょうか、無論アルス様の許しがあれば……ですが。それと、私はあくまで執事でございますから、これ以外の服は香水程度しか持ち合わせておりませんので、その辺りは……ご容赦を。」

主人の注意の言葉に真っ向から更なる驚きを与えるような事をさらりと言葉にする。
この服装こそ執事でありゼノビアであると何処か誇らしげな声色で真っ向から答えて見せるのだ。

と、その誇らしげな表情もまた一時の物。
主がエールのカップに唇を添えて飲む仕草を確認してから、己も果実酒の注がれたカップに唇を寄せて小さくカップを傾け、唇を果実の香りで濡らし、そのまま喉にゆるりと果実酒を流し込むと、直ぐにカップを置いて勿体無いが今宵の飲酒は此処までとしよう。
一口で止めた理由は主のエールの飲み方、あまりアルコールが強くないのかな?と推測すると共に酔ってしまえば後が大変だと考えての行動だ。
もし主が酔えば送り届けなければならないのは当たり前であるし、王都であってもあまり治安の悪い場所を通るなら、自衛の手段をとる必要性も出てくるかもしれない、だからあまりアルコールは身体に入れておかないで置こうと。

まあ、最悪はここの2階に部屋を借りて休ませるという手もあるのだが、確かここの2階は……俗に言うご休憩の場だとも耳にした覚えがあるので、あまり取りたくない手段である。

アルス > 乾杯の一瞬だけ少年の笑みが変わったように見えるのだが瞬きをすれば初めて会った時と変わらない笑み。
気のせいかとも思ったがもしかするとあれも少年の一面ではないかと思えば、それが見れてうれしそうにして。

「手料理か…それは助かるな。その時はぜひお願いできるかな?私は料理が苦手でな、どうしてもこういう店か露店で買ってしまうのでそれは助かる。そうか……それでは強くは言えんな。私の戯言と聞き流してくれると嬉しい」

少年の真っ向からの言葉に本当に執事としての誇りとしているのだとはっきりと判り。
だからこそその誇りを身に纏う事に対して告げた事を忘れてほしいと頭を下げて。

エールを口にすれば程よい苦みとアルコールを舌で味わい大きく息を吐く。この一杯は格別なのだが一気に飲めるほど強い訳ではなく舐めるようちびちびと飲むしかできずに。
そして少年が一口で飲むのをやめるのに気が付けばどうした?というよ宇に視線を向けて。

「ゼノ、折角の席だ。今日は私がご馳走しよう。だから飲んでくれると嬉しい。何……私の宿はここから近いのは知っているだろう?それに帰れそうになければこの上も宿という…だから大丈夫だ」

テーブルから身を乗り出すようにして顔を近づけ、少年に小さくささやいて果実酒を飲むことを進め。こっちも美味しいと煮込みの皿も押して進めていく。

ゼノビア > 主人の許しがあれば別と言いたいが主人はこの宿の2階の事は理解しているのだろうか、まだ主従としても知り合いとしても時間の重なりが短いが故にさっぱりとわからない。
ともあれ主人がよしとするのだ言葉に甘えない理由も無く、己の告げた誇りを傷つける事もしない主を信じて、もう少しだけ深くアルコールを頂こうか。

――それ以上に身のを乗り出し、近づき囁く主の唇が美味しそうで、つい、果実酒より甘いそれを頂こうかなと欲を出したが、その考えは主人の煮込みの皿のススメで見事にご破算となる。

エールの香り交じりの小さな囁き
それを紡ぐ唇の揺らめき、美味しくないわけがない……。
と、本当に僅か不満そうな雰囲気を滲ませつつ、今度は確りとカップを傾けて喉に果実酒を流し込み、カップの半分ほどを空にしてから、そっとカップをテーブルに戻すと、両肘をテーブルにのせ、自分の顎の下で手を組んで、ひと息ついてから言葉を返すことにした。

「宿が近いのも判りますし、此処の2階も存じておりますが、主人より酔う執事なんて格好つかないでしょう?それと、ご馳走してくれるなら主人のその美味しい唇が良いです。ですので、ほら、もう一回、こっちに顔を寄せていただけませんか?」

――アルコールに強くないのは同じである。
まだ成熟していない身体にアルコールは非常に良く効くし、多少でも心が揺らげば紡ぎだす言葉の一つもその酔いに任せてとんでもない事を口走ってしまう。

それに気がつくと頬がほんのりと熱く、傍から見れば朱がさしたように……。

アルス > 宿は安心できる決まった宿しか使わないためにこの店の上にある部屋も精々酔った客が泊まる部屋程度にしか考えておらず、もし帰れそうになければ少年共々止まってしまえばいいという考えで。
一人だけ飲むのも寂しくて少年にもお酒を進めればエールを喉へと流し込む。

執事という仕事は固くなければいけないとは判ってはいるのだがこういう場ではもう少しは砕けて欲しいというわがままもあり身を乗り出して。

アルコールが入れば普段の硬さも僅かに柔らかくなり、僅かに頬がわずかに赤く染まったまま少しでも近くと少年の顔を見つめる。
身を乗り出したせいでテーブルに胸を乗せるような恰好のまま少年が飲む姿を見つめ、カップが置かれると身を戻す。

「それなら問題はあるまい…あぁ、そう言う事か。それは確かに様にはならんな…。私のか…?物好きだな……その場合は今夜も一日執事となるのか?」

少年の言葉に一日のお試しと同じ条件なのかと問いかけ、このまま飲んで酔った後の事を頼めるのかと考え。

頬が赤くなった少年へ身を乗り出して顔を近づける。

ゼノビア > 「……勿論今夜も1日分追加で今宵も執事として仕えさせて頂きます。――それ以上に酔ったから此処で知らぬ存ぜぬでお別れと言うのは少し寂しくは有りませんか?」

薄紅に染まる相貌でアノ夜よりも今宵近づく吐息は喉に流したばかり果実酒の香りで甘く熱く、仮初であれ主人に向けて返す言葉にしては品が無くて、でも今宵も酔った後も面倒を見ますと少年としても執事としてもと混ぜこぜで言葉にして……。

寄せるのは吐息零れる唇だけではない、今宵も装着している絹手袋に包まれた両手も共に、ふれ合わせるように、されど包むようにその主人の頬に手を重ね、喧騒も人目もあるなかで躊躇う事無く言葉の締めくくりに果実酒で濡れた唇を押し付けて、ぱく、と主人の唇を己の唇を広げて甘く挟み込もうとさえもして見せる……。

アルス > 「それなら安心だな。心置きなく酒を楽しめる。それは流石にできんな、酔わせた責任蔵は取らねば私が許せん…」

あの夜とは違い吐息に僅かにアルコールの匂いが混ざり、少年の果実酒の甘い香り交じりの吐息と吸い込むほどに顔が近づいて。
執事らしからぬ言葉を口にする少年を見ても不思議とそれを指摘しようとは思わずに。

身を乗り出して顔を近づけていき唇が振れるのかと思えば手袋で包まれた両手で頬を包み込むように重ねられ、酒場という一目も喧騒もある場で唇を押し付けられ瞳を閉じて。
ただ今回はそれだけではなく唇を少年に挟み込まれ、その驚きに薄く瞳を開けて見つめてしまう。

ゼノビア > 本来であれば舌を捻り込んで主人の口内のエールも頂きたいが、此処は他者の眼がある酒場であり、夜も深けてきたとは言ってもまだ喧騒尽きぬ時間である、が故に果実酒で蕩けなかった理性はそれ以上はこの場では許してくれ無そうで、先程よりも一際赤く肌を染めた相貌で、甘く主人の唇を食むその唇で、はむはむ、と唇で唇を甘噛みしてから、そっと唇を深く強く押し付けて見せる。

――薄く開いた主人のゼイスブルーの視線に執事の顔ではない意地悪い年相応の男としての表情を映し、唇は美味しい?と尋ねるような眼差しを向ける。
そして柔らかに両手で包み込んだ主人の頬から肌を舐めるように滑りくだらせ、顎のサイドに触れ、そのまま首筋に手を添えようと意地悪く触れていく……。

「……でも、ほら、あまり油断していると、執事から人食い狼になってしまうけど、覚悟はあります?」

と、わざと唇を重ねたまま、唇を震わせ、言葉と共に甘い果実の香りと熱を交えた時を注ぎ、言葉を器用に紡いで主人に伝える、視線以上に表情以上に意地悪い言葉を笑みと共に。