2017/04/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアイルさんが現れました。
■アイル > 夜になって、人の波も薄くなり始める頃。露出の多い鎧を身にまとった女騎士が一人、広場の隅に立っている。
広場で物盗りが出たと騒ぎになったのは昼過ぎのこと。
それゆえ適当な騎士団から適当な人材を引っ張り出し、此処に立たせているというわけだ。
待てども待てども現れない犯人の影を探すのにも飽きて、眠そうに欠伸を零しながらも見張りは怠らない。
生真面目の損なところといえばそうなのだが…
「盗ってしまったのなら、もう此処に用はないだろうからな……」
必要性があるかといえば、無い。
貧乏籤を引いてしまった――そんな後悔も時既に遅し。サボるわけにも行かずに、もう暫くは立ち続ける。
■アイル > 「……む。…そろそろ、としようか」
気がつけば、だいぶ時間が経っていたようだ。
結果、犯人は現れなかった。そういうことにしておこうと一人頷き、広場の出口へと向かう。
「……次からは、他の奴らにやらせるか」
あまりにも暇すぎる業務。連日自分ではあまりに酷だと。
苦々しげに呟きながらその場を後にした―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアイルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にプルメリアさんが現れました。
■プルメリア > 歌声。
日付も変わろうという頃、とある酒場で歌う女が居た。
薄地の白いドレスに、同じ色の長い髪、顔は薄いヴェールに覆われている。
座った膝に乗せたリュートを爪弾く指は細く、紡ぐ音色と歌声は柔らかく。
歌うのは、遠い南の子守歌。 ゆっくりと酒を楽しむ客はそれに耳を傾けている。