2017/04/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミリさんが現れました。
ミリ > 「はなー、お花は要りませんかー?」
路地裏に響く少女の声
人も少なく当然客も少ない上、売っている花もその辺で取れるようなものばかり
買うという酔狂な客も少なく、小さくため息をつく
豊かな乳房を覆う襤褸切れがため気をつくのに合わせて上下に動く

ミリ > 近くに置かれた小さな箱に腰を下ろしてため息をつけば
「はぁ……売れないな……」
花の入った籠を膝の上に置いて深く考え込む
「どうすれば売れるようになるんだろう……」
困ったように空を見上げ再びため息をつけば、襤褸切れがズレて豊かな乳房が姿を現す
「……まいったなぁ」
手で襤褸切れを直すが、ほほを赤く染めて笑みを浮かべる
「今の誰かにみられてたかな」
期待するような視線を周囲に向ける

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「花売りか? いくらだ」

その姿を見ていた男は近付いて声を掛けた。
大柄の男、少女を覆い隠すほどの体格差で。
彼女がもっている花には目も向けず、その身体を覗いて。
言葉には出さずに身体を見せてみろと示して。

ミリ > 男に声をかけられはっとしたように顔を上げて

「はい、1ゴルドになります」

小さな声で男に答えれば男の視線が花ではなく自身の体に向けられている事に気が付いて

「お花を買っていただいたお客様には……サービスで」

男の視線の意味に気が付き、 立ち上がり躊躇いなく襤褸切れを地面に脱ぎ捨てれば

「どうでしょうか……」

豊かな乳房の先端は既に尖っており、股間からは欲情した事を隠す気が無いように濡れていた

グスタフ > 「これは……いただこうか」

そうして男は女を連れ去る様にして抱いて去った。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティエラさんが現れました。
ティエラ > 今は早朝という言葉には少し遅い時間帯。
 平民地区の露天市場の売り場に一人の女が胡座をかいて座っている。
 全身をローブで包んだエキゾチックな雰囲気の女性で、座っている場所には売り場の区画を示す布が敷かれて、そこに幾つかの薬が置いてある。
 陶器の瓶に入っているそれは、ポーション類のようで、傷薬とか、酔い止めとか、そういうふうに書かれている。
 女の後ろには、木箱がひとつふたつ置いてあり、その中にも、売り物と思しき何かが入っているようだ。

 踊り子は、朝から夕方まで。
 むしろ酒場が開くまでの間にはすることがない。
 することがないから、と何もしないと食ってはいけぬ、せっかく街にいるのだから、と露店を開くことにしている。
 商店街を見るに、物珍しさから買っていく人がいればいいな、という程度の期待である。

ティエラ > 足を止めずに通り過ぎていく人々を眺めるだけの女。
 呼び込みをしない理由は簡単で一般的に必要な物だけではなく、こういうものは縁も関わってくる。
 つまり、真に必要とする人間は足を止めるだろうからという考え。
 それと、商人ではないので、客の心を掴んで買ってもらうという事がうまくできないというのもある。
 値段設定に関しても、ちゃんとした値段かどうかもわからない。
 幾つかの本人的な理由があるから、呼び込むこともなく、春の暖かな日差しの下でのんびりとしている。

 ちらり、と道行く人間を眺めて、今日も売上はないかしらね。
 軽く思考の端で考えてみたり。

ティエラ > 退屈を感じるし、手持ち無沙汰でもある。
 何か作業でも行おうかしらと思えども、行えるようなことはない。
 そもそも、魔術は秘匿して華とも言える、ポーションひとつ作るにしても、10人10色だ。
 作る方法から、魔術を特定されて研究され尽くしてしまったという話も聞く。
 そういう意味で考えるなら、完成品を売るのも危ないとも言えるが。
 そこまで考えてしまうと、生活が侭ならぬ。
 根無し草というものの辛いところでもあるし、そこまで高位の魔術師は、自分でポーションを作るだろう。
 それに、売りに出すポーションは薬草のみで作ったものだ。
 大丈夫だと思いたい。

 思考がてんで散り散りになるのは、暇だから、なのだろう。
 改めて、葡萄の瞳は人の通りを見る。

 やはり果物とかの日常品は売れていて、自分の店には足を向ける人がいない。
 こんなものなのだろうと、思う。

ティエラ > そろそろいい感じに太陽が昇ってくる。
 暖かい日差しと柔らかな風に当てられて眠気が湧いてくる。
 くぁ、と欠伸をこぼして、眠気を払うように一度立ち上がり大きく伸びをする。
 なにか飲み物でも飲もうかしら。
 そんなふうに考えて、女は後ろの木箱に向き直る。
 売り物の他にもいくつか自分のものを入れてある、なかにこっそりと魔法陣で魔術を行使してあり、飲み物は冷たい侭に保存されている。

 コーヒーを取り出して、こぼれないようにしてあった蓋を取り、一口。

 芳醇な香りと冷たさ、そして苦味が眠気をいい感じに吹き飛ばしてくれる。
 ふぅ、と息を吐き出して、木箱に寄りかかって休憩。

ティエラ > 休憩して。
 緩やかな時間を感じていれば、そろそろお昼になりそうだ。
 お腹もすいてきたし、そろそろ酒場も開く頃合か。
 それなら、ここで露店を開いているよりも、酒場で踊ったほうがいいだろう。
 女は、出していた荷物を片付けていく。
 場所を開けて、木箱の中身もバックパックの中に詰めていく
 そして、荷物の整理が終われば、そのままその場を去っていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からティエラさんが去りました。