2017/04/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にゼロさんが現れました。
ゼロ > 先日、マジックアイテムに関して調べて、遺跡に行こうと思いたち。
 まずは冒険者ギルドに行って、遺跡に行くに関して、どんな準備をしたらいいかを聞きに行った。

『そうだな、ロープや食料、杭に、カナヅチ、3mの棒とか槍とか。
 カンテラとか、ああ、金に余裕あるならマジックアイテムも持ってるといいんじゃないか?』

 マジックアイテムは売っているらしい。
 まじか、まじだ。
 少年は先日の思考をちょっと恥ずかしいな、と思いながら商店街へと向かう。
 売っているなら、買えるかも知れないし。買えないなら、ギルドで言われた道具を買って、遺跡に行くべきだ。

 そんなこんなで商店街。
 マジックアイテムを売ってる店は基本的には表通りにはないらしいので裏通りへ。
 あまり裏通りには用がないので、チリは大丈夫だろうか、そんな不安を胸にしながら少年は、石畳を踏みしめ歩く。

ゼロ > ギルドで教えてもらった魔法具店は、それなりに品揃えはいいらしいが、判りづらい所にあるというようだ。
 流石に地図は貰えず場所を大まかに教えてもらい、なれぬ裏通りを進むことに。
 懸念がひとつある。

  ―――懸念とは、衛兵とか呼ばれないだろうか。

 というものである。
 全身鎧の上に、仮面をつけた人物は怪しいことこの上ないのは自覚している。
 全身鎧とかは、騎士とか冒険者でそれなりに多いのだろうけれど、プラス仮面となるとレアリティが跳ね上がる。ついでに怪しさも。
 自分自身は何もしてなくても出会った人が驚いて衛兵呼ぶとか有り得て怖い。
 普通なら呼ぶだろう、逆の立場なら自分も呼ぶ。

 悩んでいても仕方がないので、少年は道を進む
 ぶっちゃけそれしかないし。

ゼロ > 「確かこの辺だったはずなんだけどな。」

 教えてもらった場所、探して少年は歩く。
 もう一本奥だったっけ?それとも、この通りだったけ?
 道順と目印しか教えてもらってない事を思い出した。
 店の名前と、店の入口の形とか、教わってないことを思い出した。

 あ、やらかした。

 仮面の下の顔に冷や汗たらり。
 きょろりきょろりと周囲を見渡すが、一見しただけでは店に見えるような入口はない。
 こう、看板とか吊り下げてくれているととても嬉しいのですがと考えてもそれがあるわけでもない。
 いくつか入口はあるけれど、さて、どれなのだろう。
 そもそも、この中に魔法具店とやらがあるのだろうか,コレガワカラナイ。

 完全にお上りさん。
 まあ、裏初心者だし仕方がない。
 普通に生活していれば、裏通りなんてまず使わない。
 傭兵だとしてもまっとうな事していれば表通りで十分だし。
 そういえば、酒場とかにも殆ど寄らないしなぁ。
 少年は、仮面をつけた顔を上にあげて、軽くため息。

ゼロ > 空に、星が見える。
 月も、綺麗に見える。
 どうしよう、なんか泣きたくなってきた。

 泣いてもどうしようもないし、誰か通りがかりでもいないだろうか。
 道を聞くのは恥ずかしいことではない……はず多分きっとおそらく。
 きょろり、きょろり。
 暗闇の中、夜の街の中で周囲をきょろきょろ見わたす、不審者一名。
 事案にならないことを祈りたい気分でいっぱいです。

 その前の前提としまして。

 Qここはどこでしょう。
 A裏路地です。人通りはあまり多いとは言えません。

 あれ?一寸いろいろ積んでしまってませんか?

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルミエナさんが現れました。
ルミエナ > 月の綺麗な空の下、カツカツと足音を立て人通りの少ない道を歩く。
本来ならば全く関係のない地区の見回りという任務を命じられた為に。

おそらく今頃は仕事の成果を無能な上司にかすめ取られていると思えばため息も出るが職務は職務と気を抜かすに。

表通りから裏路地へとルートを変えてしばし歩けば先に周囲を見回す人影を見つける。
最初は迷子かと思うが距離をつければプレートアーマーに仮面という姿は不審者にしか見えず。

「おい、貴様。そこで何をしている」

どう見ても不審者にしか見えない相手に強い口調でつい声を掛ければ警戒をしながら近づいていく。

ゼロ > 徐にかかる誰何の声。
 一番不安に思っていた状況にでくわしましたー。
 ぶわっと泣きたくなりました、泣くわけにはいきません。
 声のかかった方にゆっくりと体ごと向き直ることにする。

 そこにいるのは、騎士の様子。警戒されている、さもありなん。
 わかる、わかるからこそ……辛い。どう説明したものか。

「すみません、この辺にある店を探して道に迷ってしまったようで。」

 警戒する相手に説明するためにあえてゆっくり言葉を放つ。
 仮面のせいで、少年の声はくぐもるが、これならちゃんと聞こえるだろう。
 迂闊に動いたら更に警戒されそうだし、彼女の対応を待つために、その場で立ったままにする。

ルミエナ > もしよからぬことを考える傭兵か何かであえば危険だとわかっているだけに警戒したまま近づく。
近づけば相手が振り返りこちらを向き、月明かりに見える姿は…不審に見える。

「この辺りに?店を探すなら表通りではないのか?こんな場所の店など…」

相手の言葉に体格である程度検討はつけていたが男と識別し。
店を探してと告げられればこの辺りの店を思い浮かべ…わずかに困った顔をする。

「こ、このあたりの店か。一体の店を探している」

動かない相手を見たままにある程度近づけば足を止め、職務的に何の店を探しているか問いかける。

ゼロ > 「冒険者のギルドで、この辺に店がある、と聞いたんです。」

 警戒を解かない相手、近づいて来る相手を見据えたまま少年は言葉を続ける。
 ひしひしと伝わる警戒、きっとなにかしら変なことを言えば即お縄。
 若しくはその腰にある剣でズバット行きそうだ。
 綺麗な人だけど、その分冷たい印象がある、怜悧な剣のような。
 そして、困った顔をし始める彼女。

「マジックアイテムの店です。
 一寸、仕事で必要そうな物があれば良いなって。」

 この国ではマジックアイテムというのはご禁制の物だったりするのだろうか。
 困った様子の彼女を眺めながらまずい事言ってしまっただろうか。
 彼女を見据えたままに首を傾ぐ。

ルミエナ > 「冒険者ギルドで?なるほどな」

ギルドの勧めで来ているのであれば怪しいものでもないだろう、恐らくは。
そう考えて肩の力を抜き、警戒を解いて相手を眺める。
腰の剣は飾りではあるが万が一襲いかかられても魔法でどうとでもできるという自信もあり。

「マジックアイテムの?確かにそういう店は表通りにはないか。
その仕事いうのはなんだ?それ次第では案内をしてもかまわんぞ」

相手の探しているものを聞けばこんな場所で迷子になるのも納得してしまい。
慣れていなければ店を見つける事も出来ないだろうと…。
答え次第では案内か捕まえるか決めよう、そう考えて。