2017/04/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にノアさんが現れました。
ノア > 湯浴み後、 長い髪を拭いながら自宅でまったりと過ごしていた。随分身体も温まり、 喉が渇いてキッチンに向かうも..

「 ...............ぇ、」

いつもながら、 生活感も女子力も皆無なキッチン。それでも欠かさず常備していた酒さえも見当たらない、 あるのは綺麗に並ぶ空の酒瓶のみ。

( 我ながら、 これは酷い..... )

室内履きのミュールを突っ掛けたまま気怠そうに、 遅くまで開いている近所の商店を目指した。こんな時間だけれど、 飲み物と果物くらいは買えるだろう。もう冬程に寒くはないものの、 外の空気が まだ乾ききっていない髪を冷やしてゆく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 夜の街をぶらつきながら、誰と何をしようか選べるのが大人の自由だ。
そんなことにも幸せを感じるのが賢い生き方だと、神の教えにもある。

「とはいえ、人は今とは違うなにかを貪欲に求めるのだ。この街のように」

何に祈るでもないが、胸に手を当てて。今夜を、今日の時間をどう潰すか考える。
その目端に見た顔に思わず噴き出した。
そうそう、選択肢が相手からやってくることもある。
上から下までジロジロ眺めてから、声をかけた。

「油断しすぎだぞ、便利屋」

ノア > 温まっていた身体も少し冷え、 前を留めるボタンも腰紐も無い薄手の羽織りでは流石に肌寒かった。からころ とミュールを鳴らし、 小走りに路地を進むと

「 .........っ、 グスタフ..
じゃ、 ぁ..... ご機嫌よう.. はは、 は.. 」

掛けられた声に、 ぴたりと脚を止める。遭遇したのは今、 最も警戒すべき相手で.. しらばっくれ、 真横を通り過ぎてみようと試みる。当然、 首根っこを掴まれ捕らえられるのがオチだろう事など.. わかっていますとも。

グスタフ > 「白蛇……だったか?」

首根っこを掴むまでもなく、言葉一つで捉えられるはずだ。
すれ違う間際に声を掛け、立ち止まるか逡巡しようものなら。
腕や首どころか、直接胸でも捕まえにいくだろう。意表をついて。

「いい名前だな。どこかで聞いたような」

相手の身体を抑え込むまでいきはしないだろうが、愛撫するように。
無遠慮に乳首や股間に手を這わせて指を弾く。自らの要求を伝えるように。

「あの時の礼をまだもらってなかったな」

ノア > あの夜も結局 女を問い詰める事をしなかった貴方が、 ぼそりと蛇の名を口にする。其の声は力任せの制止よりも確実に、 女の歩みを止めさせた。

( やっぱり..... 本当はとっくに気付いてたんじゃない、 鬼畜っ.. )

心の中で子供みたいに悪態吐きながら、 そろりと顔だけ振り返る。捕まえられ、 薄手の部屋着越しに ごつごつと堅い指が這い..

「 だと、 したって.. こんなとこで何考えてんの、 この... 鬼畜騎士っ 」

昔馴染みのよく知る相手なら、 其の思惑もわかるのだろうか。未だ知らない事ばかりの貴方が何を考え、 この先女をどうしていくつもりかなど.. わかる筈もなかった。ただ、 今この状況においての要求だけは明確で。

「 礼なら 夜這いでチャラでしょ.. も、 こんな所..... ゃ、 だっ... 」

グスタフ > 「夜這いは……無理やりじゃなかったろ?」

表に出してはいなくとも、その胸を掴めば鼓動が早いのは知れる。
その心はまさに掌の上なのだから。

「今日は無理やりにでもいただこうかなと。嫌といえる立場かな」

脅しにしては柔らかいが、真綿で首を絞めるような。
耳元で囁きながら、胸を掴んで、股間を撫で上げた。

「場所くらいは、選んでもいいけどな。どこならいい?」