2017/03/09 のログ
リス > 「気楽にしていいわ、アリー
 怖いことはないのよ?
 普通に買い物するようにお話すればいいだけ。
 緊張すると、むしろ失敗しちゃうから。
 それに相手だって、同じ人間なんだし友達と話す感覚でいいともうのよ。
 そのほうが空いても話しやすいしね?」

 別に、誘わなくても相手から来るだろうし、同性愛者専門というだけで、別に何か変わるところではない。
 客層が女の子だけで、食べ物も飲み物も普通、こうしなければならないというルールは、ない。
 むしろ男がいない文気楽でしょ?と笑ってみせる。

「あは、嬉し。
 じゃ、アリー、今日から友達、ね。
 とはいえ、私はお店があるからあまり頻繁に遊べないけど。
 商人してるから、会いたかったらお店に来てね。」

 少女は冗談ぽくウインクしてみせつつ、自分の店をアピール。
 別に、お店関係なくお手紙くれてもいいのよ、と。

「ええ、興味あるなら見てみる?
 流石に見るからには・・・」

 そう言いながら、一度立ち上がり、彼女の隣に腰を下ろしてみせる。
 赤くなっている顔に手を伸ばし、その頬を撫で回しつつ耳元に唇を寄せる。

「女同士で、セックスする勇気が必要よ?
 優しくするつもりだけれど・・・
 私と、肉体関係を結んで妊娠の可能性ある行為に踏み切る自信がある?


 私は、アリーちゃんを抱いて孕ませたいなって思う。

 明確な答えで、頂戴。
 勇気がないならない、でいいの。
 ここに来たから、必ずという場所でもないのだから、断るのも、勇気よ。」

 甘く濡れた声で彼女の耳元に囁きかける。

アリー > 「は、はい…そうですよね」

男女問わずお誘いなんてしないしされた事も無かった
なのでまだ緊張が解けない、男が居なければ気楽と言われれば確かにと頷く
やはり同性だけ周りに居た方が話はしやすい

「はい、友達です♪
お店…商人さんだったんですね、必ず行きます」

貴族のお嬢様だと思っていたので少し驚き
お店に関係なくの部分に何度も頷く
自分ではお店で沢山は買い物できないだろうし

「っ…だい、じょうぶです
赤ちゃんはまだ、困りますけど…」

孕ませると言われれば鼓動が早まる
子供を産んで育てるのがどれくらい大変かは分かっている
けど、隣に座る彼女とも仲良くなりたい

「えと、えと…どうしましょう?」

リスを見上げて瞳が潤む
仲良くはなりたいしそういう行為も興味が有る
けど赤ちゃんは…子供の自分の手で育てられる気がしない

リス > 「そうそう。
 友達や家族と話すような感覚でいいと思うの。」

 まだ緊張がほぐれてないようで、性格的なものもあるし仕方ないかしらと思う。
 そのへんは時間が解決してくれるだろうし、今はこれ以上言うことはしないほうがよさそうだ、と。

「ええ、困ったことあったら相談してね?
 出来る範囲で相談に乗るから。

 って、意外そうな表情してるわね?」

 彼女の誤解を誤解して、どうせ商人には見えませんよーだ、なんてぼやいてみせる。
 そもそも、傷ついたわけでもないので、冗談交じりに笑いながら言ってみせて。

「そう。
 どうするかは、貴女が決めて、私は提示したから、選択するのは貴女。
 大丈夫よ、もし孕んだりしたら。
 責任もって養育費などは、私が持つから。
 そのくらいの甲斐性はあるし。

 私の子供にもなるんだし面倒を見るのは当然よね?」

 少女は言う。
 だから、妊娠するのは別として、したいかどうか。

「道を踏み外したいかどうか、と言うところよ。」

 女同士の肉体関係を結びたいかどうか、と少女は彼女を見つめた。

アリー > 「友達…う、うん頑張るね」

まずは口調から無理やり砕いてみる
何事もチャレンジが大事
リラックスを心がける


「え…ち、違うよ?
リスはその…綺麗で、きっとどこかのお嬢様なのかな…なんて…」

だから最初は相手になんてしてもらえないと思ってたとはにかむ
商人と言われてもそう思えないのでそこは否定しないまま

「え、えっとその……私達、今日会ったばっかりで…」

色々理由を並べるけれど答えは決まっている
そういう事をしたいかどうか?
そう聞かれればおのずと

「…リスと、してみたい……」

消えてしまいそうな小さな声だけれどきちんと肯定する
女性同士のそういう関係
とても興味が有るし魅力的で…だからここまで来たのだから

リス > 「無理しなくてもいいのよ。
 無理してなるのは、友達じゃないのだし友達になるのも、時間がかかるものでしょう?
 貴女のペースでいいのよ、アリー。」

 口調をくだいてくれる、合わせてくれるのは嬉しいが、無理はしないで、と言葉にする。
 歩み寄るスピードは人それぞれ違う、だから貴女のできるレベルでお願いね、と、笑いかける。


「お嬢様・・・?
 ああ、そういうこと。
 お父様がすごい商人で、お金があるから。
 だから、かも知れないわね。
 身分は一般人だから安心して?」

 綺麗という言葉は嬉しいけれど一旦スルー。彼女の誤解を解くために必要な説明を先にしておこう。
 貴族なんて素敵なものじゃありません、と。

「いいわ、アリー。
 両性という時点で、完全な同性愛、とは違うかもだけど。」

 そう、言いながら少女は彼女の唇に、キスを一つ。
 そして、ウエイトレスを呼んで、料金を出して、奥の部屋の鍵を借りる。

「アリー。行きましょう?
 女同士の裏切りの恋を、楽しみましょう?」

 裏切りの意味は、誰かというわけではなく、男と女が愛するという一般的な恋愛観を裏切るという意味で。
 この店の名前の花言葉が、それなのである。

 少女は、彼女の手を引いて、店の奥へと、移動し、渡された鍵を使い、個室へと移動する。

アリー > 「む、無理なんてしてない…よ?」

です、と言いかけたのを飲み込む
確かに少しだけ無理かもしれないけれど悪くない
むしろ楽しい

「凄い商人…へぇー」

凄い商人とはどんな商人なのだろうと考えてみる
大きなお店を持っているのかも?
やっぱりお嬢様なのは間違ってなかった

「う、裏切り?」

キスをされて身体が固まる
裏切りの単語が気になるけれど深く聞く前に奥の部屋へ
これからどうなってしまうのかは…予想がつかない

ご案内:「喫茶店 Nodding anemone」から アリーさんが去りました。
ご案内:「喫茶店 Nodding anemone」からリスさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > 平民地区と、富福地区の境目の大通りにある商店……トゥルネソル商会。
 今日もいつもの様にお仕事をしている少女。

 今のところ、問題は何も起きてはいなさそうだ。
 暇といえば暇なので、帳簿とにらめっこ。
 今、何が売れているか、何を仕入れるか、何を目玉商品にするか。
 これがなかなかに難しい。
 まあ、冒険者たちには回復のポーションは必須で、よく売れるから多めに仕入れていいだろう。
 マジックアイテムの要望も多いが……流石に流通の少ないものは値段が跳ね上がるし安定供給できないものを取り扱うのは厳しい。
 それがなんとかなれば、入れるのはいいのだけれど。
 まあ、専門的なお店に任せたほうがいいと思うのが今のところである。

 帳簿をつけながら、軽くため息。
 大体の仕事も終わってるし、デートの約束でもあればすぐに出かけるのになぁ、とか。
 事務室の窓から、来店するお客さんをなんとなく眺める。