2017/03/06 のログ
■チェシャ=ベルベット > 「単純なやつは嫌いなんだ……すぐ調子に乗って痛い目見る。
それから仲良くする気なんてないから、勘違いしないで。
世話焼きじゃなくて、一人こんな所で困っても迷惑だからってだけだし」
ふんと鼻を鳴らしてそっぽを向く。照れ隠しにもならない。
結局アドバイスを受けても食べなかった部分を残してきれいに美味しいところだけを頂いた後口元をナプキンで拭う。
流石に仕事をサボってしまっては良くなかったのだろう。
戻っていくティエンファに引き止めてしまった自分の申し訳無さも感じつつ
ただ、それを詫びの言葉には出しもせず。
猫の尾のような髪を見送った後、テーブルに代金を乗せて立ち上がった。
くるりと身を翻すとそれこそ夜の色をした子猫が一匹椅子に座っているばかり。
彼に負けず劣らずの猫の尾を揺らして店から立ち去った。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。