2017/02/28 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会マグメール店」にリスさんが現れました。
リス >  魔法ってすごいわと、つくづく感じる。
 ダイラスからの帰りの足、山賊に襲われることを嫌い、船にしたが早い早い。
 風を吹かせてスイスイ進んでいく船を思い出しつつ、少女は店に戻っていた。
 特に問題もなく、最短距離を使い一日で到着した少女は開けていた間の状況を確認していた。
 それさえ終われば、今日は早めに上がるつもりではあったがさて、どうしたものか、と考える。
 終わったあとのことは終わってから考えることにして、何かあったら呼びに来るように店員に伝える。

 そして、1階の事務室でいなかった間の営業の日報や売上、売れ行き、在庫のチェックのために日々付けさせている管理の書類を開くことにする。

リス >  書類には特に大きな面倒事とかそういった表記はないようだ。
 売れ行きに関しても普段売れているものがちゃんと売れている、問題はない。
 在庫も表記と確認してもらったかずに間違いはなく、ちゃんと出来ているようだ。

「まあ、問題はなかったのはいいけど。
 私がいない時の責任者もそろそろ育てるか、もしくは本店から派遣してもらったほうが良さそうね。」

 問題点として思いついたのはこれ。
 今は店長の自分と、奴隷たちという組み合わせである。
 ベテランももらってるし、教育をちゃんとしているから問題はなかったようだが。
 これからも問題はないとは限らない、自分がいれば自分が対応できるけれどいない時はどうしようもなくなる。
 なので、責任者を立てるべきかしらと、軽く唸る。

 さて、仕事は終わり。
 事務室の窓から、店内を眺めることにする。
 いろいろなお客様が出たり入ったり買い物したりしている様子が見える。
 そんな様子を見ながら、このあと九頭龍温泉に行こうかしらとか。
 別のどこかに行こうかしら、と思考を這わせる。

リス > ここでナンパしちゃおうかなぁ。
 休み気分の思考が少女にそんなふうに考えさせる。
 しかし、ここは仕事場だし、自分は店長である。
 流石に、仕事場でナンパは………良くはないだろうとなんとか理性を持ち上げて首を横に振る。
 でもたまにすごく美人なお姉さんとか、可愛い子がいると声かけてどこかに連れ込んで致したくなってしまう。
 性癖だから仕方がないとは思うけど言わないし実行しない。

 そもそも、それで評判落としてどうするんだという商人としての思考が最後の砦である。
 まあ、お仕事の最中にお困りの方に声をかけて、緊張ほぐすジョークのようにお誘いするけど、あくまでスタンス。
 成功したら嬉しいな程度のそんなかんじ。
 ふぅ、と小さく息を吐き出して、とりあえず店内見て回りましょうかと立ち上がり。

 事務室から出ることにする。

リス > 1階は今まで見ていたのでスルーして二階に行く事にする。
 とりあえず、4階まで全部見て帰ろうかしら、という軽い考えで。
 階段を上り、生活品が並んでいるフロア、今は時間が時間だから冒険者が多くポーションとかを買っているようだ。
 とことこと、客に紛れて歩く少女は、店員の様子も眺める。
 どの子も一生懸命に陳列したり勘定したりお掃除したりしている。

 こないだ二人、この店から売れたのでやる気も上がったのだろう。
 そういう意味では、この間のお客様は本当に良かった。
 在庫は悲鳴あげたが、追加もしたし大丈夫……なはず。

 陳列棚を眺め、品物を確認して。
 うん、と小さくうなづく。
 警備の傭兵に軽く労をねぎらいながら、三階への階段へと足を運ぶ。