2017/01/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクロイツさんが現れました。
■クロイツ > 朝からの仕事をようやく終えてギルドで報告を終えれば日も暮れる時間帯に。
折角手に入った報酬で家にと戻る前に何かお土産でもと考えていたがこの時間では店もほとんどないと残念そうに肩を落とし、気分を変えて散歩をして戻ることに。
ぶらぶらと目的もなく大通りを歩けばたどり着いたのは大通りに面した広場。
「こんな時間でも人は集まるんだね」
なんとなく貧民地区の娼婦通りに似た空気を感じながら何かないかなと考えて足を踏み入れて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアッシェさんが現れました。
■アッシェ > 夕暮れから夜の帳が下りる頃が夜のお勤めの始まりです。
平民地区の屋根の上に ひらり すとんと 何処からともなく降り立った闇夜の仕事人。
纏っている服装も普通のヒトとは違うシノビ装束的な露出度も備わった格好に身を包み、
屋根から屋根へと滑らかに気配も小さく?落として 足音も忍ばせて蠢く。
そっと屋根の上から 眼下に広がる大通りに面した広場の様子を眺め見る。
「……」
赤黒い瞳が じっと徐々に目を細めて夜の広場を眺め見る。
■クロイツ > 偶にはこういう場所を眺めるのも悪くはないと思い広場へと足を踏み入れて眺めて歩き。
貧民地区とは似ているようでまた違う様子を楽し気に眺めて歩き。
時々に揶揄うように声をかけ、逆にかけられて断りを入れて観察するように歩く。
「こっちはこっちでまた違う感じなんだ。これなら来てみるのもいいかもね」
それなりに街に住むようになって長いが初めて知ったと驚きを隠せず。
また気が向けば来てみようと考えて…
「ん……?」
ふと感じる視線に周りの人なのかなと足を止めて周囲を見回して。
■アッシェ > 屋根の上から じっと見つめていたかと思うと すすすっと広場に面している屋根から屋根へと移動する。
まるで闇夜に溶け込む猫かそれより大きい動物の様。決して広場に降りようともしない。
「…。」
周りの人ではなく 正しくは屋根の上。
短期契約者たる《クロイツ》の姿はよく視えている。ある糸が繋がっているので 念話で会話を試みよう。
【ご主人。よく見えておるぇ】
【一人? 夜の散策かぇ?】
夜の散策と称したお仕事中に 契約者の気配を感じて寄ってみたらしい。
念話は…テレパシーの様に彼と話す為の一寸した魔術。契約を結んでいると繋ぐらしく、此度は彼に繋いでみたらしい。
■クロイツ > 周りを見回すがこちらに視線を向けている者も居はするが感じる視線の主ではない。
こんな場所で使うとバレれば面倒になるのだが…まあいいかと感知魔法を使おうとした時に聞こえた、正確には頭に響いたような声にその手を止めて。
【その声はアッシェ?もしかして視線の主ってキミなんだね?】
【そんな所かな。ちょっとした寄り道だよ】
視線の正体が誰かと判れば肩の力を抜いて警戒を解き。
繋がれた念話に最初こそ驚きはしたが直ぐにコツを掴んで繋ぎ返し。
視線の主が判れば居場所は下ではなく上だろうと近くの建物の屋根を眺める。
■アッシェ > 彼が動けばあからさまというか動物的に視線を間接風に見つめていくのは、この黒づくめの影位。
感知魔法では 無理やり人になった龍としてカウントされる筈。
普段から常時ヒトになって過ごしている為、気配そのものは龍なのだ。
念話を飛ばしてしまえば 気づかれるのも―彼が今いる建物へと寄ってきた。
屋根の上に寝そべったようなしゃがみ込んだ状態のまま、
【うちや。アッシェやん。 夜のお勤め服やから 影からこっそりや。かんにんやぁ】
【楽し? なんか えろう栄えておるわぁ ほんに うちはここなん。】
念話になっても 蕩けそうな甘声はそのまま伝わろう。
屋根の上なもんで 黒づくめでも 彼だったら見えるだろうと思って手を振ってみよう。
■クロイツ > 一瞬だけ使った感知魔法で感じた人ではない大きな気配。
それが彼女の気配だと判ればそちらへと視線を向けて。
あそこからなのかと視線を向けていれば近づく気配にこちらからも近寄り。
【夜の?言えない事もあるだろうから聞かないけど大変だね。それは別に構わないよ】
【んー、そこそこかな。初めて来たから珍しいほうが強いね。あ、そこにいたんだ】
聞こえる甘声に頬を緩ませて。
屋根の上に手を振る黒づくめを見つければ笑みを浮かべて手を振り返し。
暗い周囲の中でもはっきりと見える姿を見つめて。
■アッシェ > 此方は屋根の上から 直接声をかけるのではなく念話で会話のやり取りをする。
契約をしている限り 繋がりが生まれて終われば閉じる仕組み。
距離や壁とか普通ありがちな声とは違い 理論上は大陸を隔てていようが通じる筈。
ただ 繋がりと距離はタイムラグを生むため 長距離の念話は推奨出来ない。
大体 念話魔術暗号化という高度な魔術を取り込まないとオープンで筒抜けだ。
【そやそや、かんにん。 あまり呼んでくれへんから 寂しいよって。】
【朝市とかあったりしはるぇ この広場。 うちはここや。そろそろ行くやからな。】
きょろりと眼下を眺めていたが 闇夜をさっと見渡して、ゆっくりと屋根の上で伸びをし
■クロイツ > こういう直接でな念話だけのやり取りなど記憶にある限りでは思い出せず。
相当昔が最後だったんだなと懐かしそうにして。
おそらくは自分が昔に使っていた念話と僅かに理屈が違う物なのだろうと考えて。
一度彼女との念話と魔法での念話の違いを比べてみたいなどとも考えて。
【そういう事なんだから仕方ないよ、気にしないで。俺が呼んだらそれはベッドへのお誘いになっちゃうよ?】
【朝市もやってるんだ。それなら今度きてみないとだね。うん、はっきり見えるよ】
眺める彼女を見上げて一瞬視線が合ったかな?と見て。
屋根の上で伸びをするのを下から楽し気に見上げて。
■アッシェ > 彼は元魔王と聞いている。比べ物にならない位に経験も豊富だろう。
此方は異世界からこの世界に来てしまったらしいので 魔術とか魔法とか諸々の術式が違う筈。
微妙に違う分 話し合いに成ったら どうなるのだろう…。
【淫らなお誘い…! 卑猥なおねだりから …。ハァハァハァ。】
【朝市だけに出てくる屋台が絶品や。 ほな またや。ご主人。】
伸びをしたかと きちんと立ち上がると 別れの念話を送り、
ほな、また、と屋根の上でお辞儀をしたーと同時に残像も残さず去っていった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアッシェさんが去りました。
■クロイツ > もう研究や争いのようなことは昔に止め、今では本当に気紛れに傭兵まがいをする以外は日雇い冒険者の真似事の日々。
それでも興味を持てば今でも魔術や魔法、特に術式が番う事の研究をすることもあり。
きっと話し合う事があれば何日でも聞いてしまう事になりそうで。
【そうそう、おねだりをさせて一晩中可愛がってあげたいね】
【あ、そうなんだ。それをお土産にしたら喜んでくれるかな。うん、またね、アッシェ】
別れの念話を受ければ小さく手を振り。
屋根の上にあった気配が消えれば今日は帰ろうと帰路にとつく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクロイツさんが去りました。