2017/01/14 のログ
ご案内:「平民地区の大酒場」にヤヅチさんが現れました。
ヤヅチ > (寒冷なら酒と肌の熱が恋しくなる真夜中。
掌で押し退けて入り口を開いた背丈に合わせた体躯がヌッと現れる。
毛皮の大羽織を肩にかけ、カランとサンダルを鳴らして上半身の肌が露わ。
しかし鳥肌一つ立てずに気性が荒そうな連中と声を交わし、中には

―――パシンッ―――

言葉ではなく差し出された掌へと打ち返すことで挨拶を。)

「今日も盛況じゃないか店主。」

(傷がいくつも走る顔を気持ちよく笑みに変えては、ボトルで度数の高いやつを投げ渡され、ゴルドをその分放った。

賭け事や娼婦らと会話を交える連中の一角らとたわいない話に興じつつも、
肉体に任せた一仕事を終えた酒精のコルクを歯並びのいい白い列

ガリィッ!

と音を立てて栓を吹き捨てれば、音波打ち中身が半分ほど消えた。)

「かー…っ たまんねぇな。この土地の酒は。」

(戦士を飽きさせぬ味 不味い酒では戦も士気があがるまいと手の甲で口元を拭い。)

ヤヅチ > (グビリと酒瓶を傾けつつ、群れから離れるやカウンター席にどっかりと腰を下ろす。
気持ちいい度数と味に喉を焼かせ大きな背を台へと預ける姿。
脚を組みながら野次を飛ばす。

それは殴り合いとはいかずとも腕相撲で賭け事が始まった。
ゴルド・女なんでもいい。切っ掛けが生まれさえすれば酒とゴルドがまたそこにあふれ出す。
活気ある酒場としてにぎわいながら、肌上に熱が湧きたつのを感じる。)

「おらぁ、どうしたぁっ!気張れよ!」

(下手なつまらないもので湿気た空気になることは無くとも、
震える腕の噛みあいが傾き始めるのなら、まだ終わるなと周りもゴルドを出しあい。)

ヤヅチ > (騒ぐ平民 交わって観賞する娼婦。
一喜一憂に腕の噛みあう上がり下がりを見守って決着。

―――■■■ー!!

手の甲が叩きつけられる音と声が同じくいくつも被さり、
増えるもの減るもので溢れながらカラカラと笑って見届けた。)

「いやぁ負けた負けた!大穴狙いだったってのに。」

(ゴルドを回収すること敵わず、掌を額に当てて笑えば、熱冷めずとも燻るまま
ワイワイとする中でカウンターの店主にボトルが空なのを左右へユラリ。

雫の音が聞こえるか否かで干したものを差し出して同じ奴を出されれば、
ゴルドをその分放りながら歯列がコルクを豪快にまた引き抜くことだろう。)

「―――ぷぅー……まったく、景気づけに誰か攫いたいもんだね。最近いい女入ってないのかい?」

(親指を立てつつ、二階を差しながら店主も顎を摩って肩をすくめ。)

ヤヅチ > (わいわいと何人かと話す中で体が火照ってきては、
空のボトルをいくつか出しながらに
顔見知りの肩に手を添えながら立ち上がろうか。バサリと毛皮の羽織を肩にひっさげ、和彫り刺青が髪の間から見え隠れ。

「適当な相手でも見繕ってくるよ」

(ヒラリと手を振って、足取りは軽くよろけもしない。
肌は熱くなれど酔いどれには程遠い、酒の熱と味を楽しむままに、
娼館二階への階段を上がりながら娼婦らと話をし
話を付けた一人と部屋の中へ赴くだろうか。

朝方部屋を出ていく頃には、ゴキゴキと体を慣らしながら
また荒くれ事に身を乗り出すように。

「じゃあね、また来るよ。」

(明け方の顔見知りに手を振るって)

ご案内:「平民地区の大酒場」からヤヅチさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 平民地区の外れ。歓楽街からも少し離れた場所にある酒場
戸を開けばホールには没落した貴族から買い叩いた高級な家具が並び、暖炉では火が燃えている
客層も普通とは少し異なり、冒険者や町人と言った姿はほとんどなく、隠居した貴族や商人、
お忍びの貴族風の身なりの者、と歓楽街にある酒場に比べれば断然落ち着いた雰囲気であった
商売上での噂話や貴族の浮き沈み、上役の悪口に同輩への嫉み…繰り広げられる話もまあ、少し毛色が違う

そんな店の戸を開けば店内の暖かさに肩を揺らし、暖炉の側の椅子に寄っていく
この店で知り合った隠居した貴族やら世話になっている商人を顔を見つければ軽く挨拶と世間話を交わし、
ようやく椅子に座ると酒の注文を済ませる。程なくして運ばれる酒の満たされた盃を受け取り、
くい、と一口飲めば、ほっ、と安堵の吐息を零して、椅子に深く腰掛け直してぼんやりと暖炉で燃える火を眺める